Daily Archives: 2014年1月30日

本の紹介287 逆襲弁護士 河合弘之(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

__

←先日、小鹿にある「篤」に行ってきました。

写真は、松葉カニの身とミソを混ぜたものです。

そもそもこのカニ自体の甘みが尋常ではありません。 さすが、こだわりまくっています。

めちゃうまでした!!

今日は、午前中は、労働事件の裁判が1件入ってます。

午後は、労働事件に関する民事調停が1件、新規相談が2件入っています。

今日も一日がんばります!!

さて、今日は本の紹介です。

 

逆襲弁護士 河合弘之

さくら共同法律事務所の河合先生に関する本です。

河合先生というと、原発訴訟を思い浮かべてしまいますが、いろんな有名な事件に関わっているんですね。

勉強になりました。おすすめの本です。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

弁護士は、自分を見失ってはいけない。怒るとしても、怒ったふりでなければならない。本当に怒りの心情がわいてしまえば、度を失い、我を忘れ、適切な弁護ができなくなる。河合は、つねにそう考えている。そのため、いつも冷静だ。極端にいえば、相手が仕掛けてきたならば、相手の弁護士を憎む思いよりも、むしろ、感謝する気持ちでいっぱいである。
〈ありがとう。おもしろい事件を起こしてくれて、ありがとう。そのおかげで、ぼくには、やり甲斐のあるいい事件がやってくる。ついでに報酬も入ってくる。本当に、ありがとう〉」(257頁)

弁護士にもいろいろなタイプがあり、感情剥き出しの人もいれば、いつも冷静な人もいます。

好戦的な人もいれば、平和な解決を望む人もいます。

正しい、間違っているではありません。

自分がこうあるべきだと思う弁護士になればいいのだと思います。

また、難事件を扱うことに、後ろ向きな弁護士と意欲的な弁護士にも別れるように思います。

問題なのは、このような弁護士のタイプが、顧客(相談者、依頼者)からわかりにくいということです。

取り扱っている分野は概ねホームページ等でわかりますが、その弁護士のタイプまではわかりませんよね。

普段から弁護士と接する機会が多い場合にはともかくとして、そうでない場合には、自分が納得できる弁護士にあたるまで、いろんな弁護士に相談してみるしかないのでしょうかね。

食べログで評判がいいラーメン屋さんに食べに行っても、ぶっちゃけ、そんなにおいしいとは思わないこともあります。 結局、好みは人それぞれということです。