本の紹介536 情熱・熱意・執念の経営(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
情熱・熱意・執念の経営 すぐやる! 必ずやる! 出来るまでやる!

日本電産の永守社長の10年以上前に出版された本です。

仕事に対する情熱・熱意・執念が本当に伝わってきます。

経営者に限らず、経営者を目指している人は、必ず読んでおくべき一冊です。

おすすめです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

三十年以上の間にたくさんの社員を採用してきました。その中で、つくづく感じることは、人間の能力には大差がないということです。人の総合的な能力の差というのは、天才は例外としても、秀才を含めてせいぜい五倍、普通は二、三倍程度の違いしかありません。しかし、やる気、意欲、意識の差は百倍の開きがあると感じています。つまり、高い能力を持っていても、やる気や意識の低い人を採用するより、多少能力は劣っていたとしても、やる気や意識の高い人を採用するほうが、はるかに戦力になります。」(103頁)

私は、その人のパフォーマンスの出来不出来を決めるのは、能力だけではなく、また、やる気、意欲、意識だけでもないと思っています。

これらの要素を足し算するのではなく、かけ算することにより結果が決まってくるのだと思います。

「能力」+「やる気、意欲、意識」ではなく、「能力」×「やる気、意欲、意識」。

だから、いくら能力が10だとしても、やる気、意欲、意識が1だと10にしかならず、

逆に、能力が2でも、やる気、意欲、意識が10の人は、20になるのだと思うのです。

私を含め、自分には天才的な能力がないと思う人は、やる気、意欲、意識で勝負するのです。

能力がなく、やる気、意欲、意識もないのでは、どうにもなりません。

人の2倍働き、3倍努力する。 脳神経外科医の福島先生の言葉が思い出されます。