本の紹介741 合理的なのに愚かな戦略(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
合理的なのに愚かな戦略

タイトルを見るとわかるとおり、理屈や論理からするとうまくいくはずなのに、現実はそううまくはいかないよ、という内容が書かれています。

例えば、第1章のタイトルは「『顧客志向』と『売上』との相関関係は低い」です(笑)

読んでいてとてもおもしろい本です。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

選択には必ず犠牲をともなう。人生での選択でも、とらなかった選択によってもたらされたかもしれないチャンスを逃がすという大きな犠牲をともなう。だが、人間はそれを後悔していては幸せにはなれない。犠牲を含めていまの人生を肯定的に考えなければ幸せは得られない。だが、実際には、犠牲が怖くて選択することさえやめてしまう人が多い。あるいは、選ばなかった選択肢のほうがよかったかもしれないと後悔して残りの人生を過ごす。」(235頁)

そんなこと言ってたら何にもできないよ、という話です(笑)

日々、決断の連続です。

即断即決でどんどん決断していかないと時間がいくらあっても足りません。

ここで大切なのは、「どうでもいいことに時間をかけない」という意識を持つことです。

「んなもん、どっちでもいいわ」ということは1秒でどちらかに決める。

だって、どっちでもいいんだから。

さらに言えば、日常生活の中で決断するものの99%は「んなもん、どっちでもいいわ」という選択です。

どうでもいいことにこだわらず、どんどん決める。

これこそが限りある時間を有効に使うコツです。