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【さいたま地判平成27年4月16日】39歳男子の9級16号外貌醜状につき顧客折衝に消極的等として67歳まで35%の労働能力喪失認定

1 逸失利益について

原告の後遺障害である外貌醜状は、口唇部に残存している5㎝以上の線状痕であり、人目に付く程度のものであること、原告の現在の職業が自動車運転手(貨物の搬出、搬入、運送)であるところ、原告の後遺障害である外貌醜状によって、初対面に近い顧客との折衝に消極的になっていること、社内の評判が落ちて将来の昇進や転職に影響したりする可能性が否定できないことが認められる。

そして、男性においても外貌醜状をもって後遺障害とする制度が確立された以上、職業のいかんを問わず、外貌醜状があるときは、原則として当該後遺障害等級に相応する労働の魚力の喪失があるというのが相当であり、原告について当該後遺障害等級の定める労働能力の喪失を否定するような特段の事情があるとまでいえないから、併合9級相当の労働能力の喪失があるものというのが相当である

・・・してみると、基礎収入を年額355万7202円とし、労働能力喪失率を後遺障害等級併合第9級の35%とし、労働能力喪失期間を症状固定時の41歳から67歳までの27年としたライプニッツ係数14.6430を適用し、原告の逸失利益を1823万0838円とするのが相当である。

2 後遺障害慰謝料について

原告の後遺障害等級は併合第9級であるほか、原告において外貌醜状による前記認定の日常生活における相当程度の支障を考慮するときは、これらを基礎として算定される原告の後遺障害慰謝料690万円であるというのが相当である。


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