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【京都地判平成27年4月22日】29歳男子の左膝打撲傷等は6ヶ月半で症状固定としネットオークション事業の休業損害を1ヶ月分認定

1 症状固定日について

当初の診断は、左膝打撲傷につき安静加療1週間であり、消炎鎮痛効果のあるロキソニンテープの処方を受け、平成24年6月30日まで1ヶ月に約1回の頻度で受診していたものの、同年2月17日以降はロキソニンテープの処方もなくなっており、この間に左膝の可動域制限に関する訴えや検査等がされた形跡はない。

そして、平成24年7月2日以降の治療は、それ以前のものと質的にも量的にも異なっており、この間の治療により左膝の可動域の拡大が見受けられるものの、本件事故直後の可動域は明らかでなく、可動域制限が本件事故によるものかは判然としない。

かえって、MRI検査の結果、器質的損傷は認められず、炎症を示す関節液の軽度増量が認められたことからすれば、可動域制限は炎症によるものと窺われるところ、本件事故からの時間的経過に照らし、外傷による炎症の継続とは考えがたく、他原因が疑われる。

以上によれば、本件事故による左膝打撲傷は、平成24年6月30日には症状固定に至っていたものというべきである。

2 休業損害について

原告は、ネットオークションによる中古品、不要品等の売買に関する事業を行っていたこと、本件事故による左膝打撲により、在庫管理等に支障を来したことが窺える。

本件全証拠によっても、上記事業による収入は明らかでないものの、本件事故による受傷内容及び治療経過等に鑑み、平成23年賃金センサス男性高校卒29歳の年収額を基礎とし、1ヶ月の限度で休業損害と認めるのが相当である。


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