おはようございます。 今週も1週間お疲れさまでした。
今日は、本の紹介です。
今から10年前に紹介した本ですが、再度、読み返してみました。
帯には、「シンプルは、パワフル!」と書かれています。
まさにタイトルのとおり、足し算ではなく、不要なものを削ぎ落していくことを推奨しています。
あとは、それをやる「勇気」があるか、だけですね。
さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。
「企業体の中にあって、何をやめるべきかが、非常に大切なことである。新しいよい分野に展開する秘訣は、必ず捨てなければならない分野のものを捨てることであろう。資力に限界があり、スペースに限度があり、特に能力のある人に限度があることを知らなければならない(ソニー創業者 井深大)」(63頁)
やるべきことを決めるよりも、やらないことを決めるほうが勇気が必要です。
限られたリソースで何かを成し遂げようとするならば、あれもこれも手を広げている余裕はありません。
今後ますます人手が足りなくなってきます。
今ですら、もう余計なことに人を割ける余裕は全くない状態ですから。
これまでのような過剰とも思えるサービスの提供は、早晩、考え直すときがくるものと思います。
無駄を削ぎ、やるべきことを絞り、本質に専念する、ということです。