Category Archives: 本の紹介

本の紹介586 人に必要とされる会社をつくる(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間お疲れ様でした。

今日は本の紹介です。
人に必要とされる会社をつくる

著者は、三重県の万協製薬株式会社の社長です。

阪神・淡路大震災の絶望を乗り越えて学んだ『本当に強い経営』」と書かれています。

逆境を乗り越えた方は、本当に強いです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

人生の経験の大半は人との交わりの積み重ねである。そして、人生の質は、素晴らしい、尊敬できると思える人と、どれだけ出会えるかで決まると言っても過言ではない。だから、こういう人たちに数多く出会えるような生き方をすべきだ。それは感性を研ぎ澄ましてアンテナの感度を良くすることであり、また、そういう人たちと会うにふさわしい人間か、常に自分自身を謙虚に見つめるということでもある。中国の古典に『弟子に準備ができたとき、師は自然に現れる』という言葉もあるように、素晴らしい人との出逢いというのは、自分がその人に会うのにふさわしい人間になったときに生まれるのだ。」(214頁)

素晴らしい人との出逢いというのは、自分がその人に会うのにふさわしい人間になったときに生まれるのだ」という言葉、素晴らしい言葉ですね。

出逢いを追うのではなく、自分が出逢いにふさわしい人間になるように準備をするという発想です。

出逢いがないことを嘆くのではなく、それはまだ自分の準備が整っていないと考える。

準備が整えば、あちらからお声がかかるということです。

焦らず、こつこつ準備をする。

人とのつながりを広げるための王道です。

本の紹介585 ブランド人になれ!(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
トム・ピーターズのサラリーマン大逆襲作戦〈1〉ブランド人になれ! (トム・ピーターズのサラリーマン大逆襲作戦 (1))

「エクセレント・カンパニー」で有名なトム・ピーターズさんの本です。

自分というブランドを売るという意識を持つことの大切さを説いています。

自分は何を売ってお金を得ているのかを考えさせられます。

向上心の高い人にはおすすめです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

生活の糧を得るというのは、自分を売ることだ。頭ではわかっていたが、骨身に沁みてそれがわかったのは、安定した収入を断たれ、職を求めては不採用通知をもらう苦しみを味わってからだった。自分を未完成の商品のように考え、自分の一番の強みが何であるかを考え、それを市場で売ることは、人間としてまっとうなことだ。つまるところ、問題は、自分が望むものを手にするために、やらなければならないことをやる意思があるかどうかだけである。」(241頁)

タイトルにもなっている「ブランド人」という言葉は、つまるところ、「自分を売る」という意識を持つことなのだと思います。

自分を売ることで生活の糧(給料・報酬)を得ているという感覚を持てるかどうか。

給料が低いと嘆くのではなく、高額の給料を得るために、自分という商品の価値を高める努力をするのです。

単に所定の就業時間中、与えられた仕事をこなすだけの人と仕事を通じていかに自分の価値を高めるかを考えている人とでは、1年後の結果は雲泥の差でしょう。

本の紹介584 人生で起こることすべて良きこと(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間がんばりましょう。

今日は、本の紹介です。
人生で起こること すべて良きこと

サブタイトルには「逆境を超える『こころの技法』」と書かれています。

逆境もすべて何らかの気付きを与えてくれるものだと解釈するわけですね。

逆境の受け入れ方を学ぶことができるとてもいい本です。

おすすめです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

起こった出来事の『意味』を考える。その習慣を身につけることです。
日々の仕事や人生において起こる出来事の、『意味』を考えるという習慣を身につけていくと、特に、苦労や困難、失敗や敗北、挫折や喪失といった『逆境』と思える出来事に遭遇したときには、その『意味』を深く考えることができます。
逆に言えば、日頃から、出来事の『意味』を考えるという習慣を持たないと、いざ、大きな逆境が与えられたとき、ただ心が混乱するだけで、冷静に『解釈力』を発揮して、その出来事の『意味』を考えることができません。」(61頁)

前段は、よく言われることですね。

ポイントは、「逆に言えば」から始まる後段の部分です。

日頃から訓練をしておかないと、いざというときにいきなりやれと言われてもできるわけがありません。

自分の目の前で起こる出来事、出会い、現象はすべて最初からそうなることが決まっていて、それは自分になんらかの「気付き」を与えるために起こるのだとして、それに気付けるか、自分にプラスになる意味を解釈できるかが大切なのだと思っています。

日々の習慣により人生の解釈が変わり、その結果、幸福度が上がると考えています。

幸せは探すものではなく、感じるものです。

本の紹介583 自分の時間(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
自分の時間 (単行本)

著者は、イギリスの方です。

サブタイトルは「1日24時間でどう生きるか」です。

皆に平等に与えられている1日24時間をどう使うべきかについて説かれています。

まずは自分に与えられている時間が無限ではないことを意識することが大切です。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

実際のところ、あなたが『やりたい』と思っていたことが何であれ、楽なやり方、王道などといったものは存在しない。聖地への道は非常に険しいのだ。そして、何よりも悪いことは、結局そこへは決してたどり着けないことだ。24時間という与えられた時間の中で、充実した快適な1日を過ごせるように生活を調整する際に心得ておくべき最も重要なことは、そうすることがいかに至難のわざであるか、そのためにいかに多くの犠牲を払い、倦まずたゆまず努力しつづけなければならないかを、冷静に悟ることである。このことは、声を大にして強調しておきたい。」(47~48頁)

だからこそあれもこれも手を広げても、結局、すべてが中途半端に終わってしまうわけです。

思いついたことをすべて実行に移していたら、いくら時間があっても足りません。

やるのはとても簡単です。

やらないという決断のほうがむしろ難しいわけで。

時間が有限であるという事実を十分に理解したうえで、何を優先すべきかを考える必要があります。

自分は何を目指しているのか、5年後、10年後、どうなりたいのか。

そのために必要なことにできるだけ時間を注ぐべきではないでしょうか。

本の紹介582 大富豪が実践しているお金の哲学(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間がんばりましょう。

今日は本の紹介です。
大富豪が実践しているお金の哲学

よくある感じの本ですが、考え方はとても参考になります。

一般の人、小金持ち、大金持ちという3つの分けて、あるべき考え方を伝えています。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

せっかく社会人になって自分でお金を稼げるようになったのに、遊びに使わず自分の成長のためにお金を使えと言われても普通の人には酷です。でも同世代で自己投資にお金を惜しまない人もいるのです。その違いは、目線が『今』か『将来』かの差です。」(108~109頁)

みなさんは、5年後、10年後のために何か準備をしていますか?

1日のうち、朝30分だけ、5年後、10年後のための準備にあてるということを習慣化している人はいますか?

毎朝わずか30分です。

6時に起きているのを5時30分にするだけです。

1年後、どれだけの差になっているか。

日々の小さな積み重ねを続けられるかどうか、本当にそれだけの差なのです。

本の紹介581 99%の絶望の中に「1%のチャンス」は実る(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
99%の絶望の中に「1%のチャンス」は実る

著者は、宮城県山元町生まれで、日本、インドで6つの法人のトップを務める経営者の方です。

私より1つ年上のようです。

復興のため、「日本一のイチゴ」を作ることに挑んだ話が書かれています。

多くの人が「どうせ無理」と思ったことでしょう。

結果、どうなったかについては是非、本を読んでみて下さい。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

やっかみを受けるくらいのことをやらないと、閉鎖的な社会に対して、新しい変化をもたらすことはできないのも事実だ。経営者としては、ある程度の覚悟を持ち、批判を受けやすい状況に身を置かねばならない。やっかみが起きてきたら、『これは、なにか新しいことが起きるシグナルだ!』と考えた方がいいのだ。やっかみが起こらないようなことは、毒にも薬にもならない。大事なことはポジションを取ること。極を取ることだ。自らを敢えて批判にさらす。それによって自分の考えを研ぎ澄ませ、人間力を鍛えるのだ。」(178頁)

注目されるために、あえてみんなと逆のことをやってみる。

埋もれていては注目されることはないからです。

この判断をするときに必要なのは、勇気と行動力。

批判されたくない、やっかみを言われたくないという気持ちを捨てる勇気を持たないと新しいことにチャレンジすることはできません。

著者が言うように、うわさされる、やっかみを受けるくらいのことをやらないと、そもそも新しい変化をもたらすことなどできないわけです。

本の紹介580 成功は一日で捨て去れ(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
成功は一日で捨て去れ (新潮文庫)

ユニクロの柳井社長の本です。

タイトルからもわかるとおり、経営に対する厳しい姿勢を学ぶことができます。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

ぼくは常日頃から会社というのは、何も努力せず、何の施策も打たず、危機感を持たずに放っておいたらつぶれる、と考えている。常に危機感を持って会社経営することが正常なのである。『正常な危機感』とでも言おうか。会社経営をしたことのない人は、危機感がなく順風満帆なことが正常だと勘違いしている。危機感を持ちながら経営しない限り、会社は継続しないし、『いつも危機』と考えて経営しないと維持や継続さえもできない。」(45頁)

経営に対する厳しさを知ることができます。

会社に規模にかかわらず、経営者は常に危機感を持って経営に取り組まなければならないと。

会社の調子がよくないときに危機感を持つのは当たり前のことですが、大切なのは、会社が絶好調のときにも危機感を持てるかどうかです。

むしろ調子がいいときこそ、気を引き締めて経営することを意識する必要があります。

油断や慢心から一気に状況が変わってしまうわけですから、経営者は常に危機感を持つことが求められますね。

本の紹介579 1日に10冊の本を読み3日で1冊の本を書くボクのインプット&アウトプット法(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間お疲れ様でした。

今日は本の紹介です。
1日に10冊の本を読み3日で1冊の本を書く ボクのインプット&アウトプット法

久しぶりに千田さんの本です。

インプット・アウトプットといっても、知識に関することだけではなく、人脈、仕事、お金、人生といったあらゆることに関するインプットとアウトプットについて書かれています。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

せっかく多くの人に出逢っても、人脈が長続きしない人が多い。長続きしない理由は簡単だ。あなたが退屈だからだ。この世で何が辛いかといって、一緒にいて退屈な相手と無駄な時間を過ごす以上に辛いことはない。」(65頁)

個人的にはこの「人脈」という言葉の響きが好きではないですが、ともかく人のつながりの根底には、「この人と一緒にいたい」という「好き」とか「楽しい」というプラスの感情が存在します。

単に打算的な考えのもとで人のつながりを保つのは、やはり無理があります。

さまざまな会に参加しても人のつながりがなかなか広がらない人がいる反面、一切会合には出席しなくても広範囲にわたる人のつながりを持っている人も存在します。

どこまでいっても最終的にはその人の人間力なのでしょうね。

本の紹介578 最強の時間(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
ブライアン・トレーシーが教える 最強の時間

ブライアン・トレーシーさんの本です。

一昨日、「最強の営業」という本を紹介しましたが、今回はタイムマネジメントに関する本です。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

人は習慣で行動する生き物だ。・・・効率の悪い人は、誤って悪い習慣を身につけてしまった人たちだ。そのせいで、彼らは悪い行動習慣に生活を支配されている。会社に着くと、時間の無駄でしかない何の価値もないことにとりかかる習慣が身についてしまっている人は多い。オフィスに入ったとたん、同僚を見つけておしゃべりする、新聞を読む、メールをチェックする、コーヒーを淹れる、といったことを行う。そういう人はたいてい、そのままダラダラと1日を過ごす。・・・残念ながら今日では、会社で働く人のほとんどに、組織や自身のキャリアアップにとって無意味なことに多くの時間を無駄にする習慣が身についている。あなたはそうなってはいけない。」(79頁)

オフタイムの時間の過ごし方については、個々の習慣が強く反映されますね。

もっとも、みんながみんな、成功したい、天下をとりたいと願っているわけではないので、オフに何をしようとそれは完全に自由です。

与えられている時間はすべて自分のスキルアップに使いたいと願う人ばかりではないからね。

反面、成功することを決意している人にとって、休日な平日の早朝等の時間をいかに使うかは重大な関心事です。

時間の流れの早さを嫌という程見せつけられ、その中で時間は無限でないことを学ぶのでしょう。

日々の10分を無駄に過ごすか、力をつけるための準備にあてるのか。

その習慣をつくれるかどうかで結果は大きく変わってきます。

本の紹介577 最強の営業(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間がんばりましょう。

今日は、本の紹介です。
ブライアン・トレーシーが教える 最強の営業

有名なブライアン・トレーシーさんの本です。

営業担当でなくても、とても参考になります。

仕事に対する向き合い方等、テクニックという言葉では片付けられない内容です。

おすすめです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

一流のセールスマンになると決意しよう。どんな代償も犠牲も厭うことなく、可能な時間をすべて費やし、上位10~20%に入るほど稼げるようになるまで努力するのだ。上位10%に一度も入れないのは、一度も入ると決意していないからだ。そういう人たちは、大金を稼ぎたいと思ったり、夢に見たり、そうなりたいと願ったりはするが、どんな犠牲を払ってでもトップセールスマンになってやると決意したことは一度もない。」(217頁)

成功しないのは、成功すると決意していないからだ。

願うだけでなく、決意する。

願うことは誰でもできますが、決意することは誰にでもできることではありません。

「どんな代償も犠牲も厭うことなく、可能な時間をすべて費やし」努力を続けることは、誰もができることではないです。

多くの人は、土日はゆっくり休みたい。夏休みは1日でも多いほうがいい。でも成功したいと願うのです。

願うのは自由ですが、それで成功できるのなら、それこそみんな成功できてしまいます。

周りが休んでいるときにどれだけ汗を流すことができるか。

今も昔も将来も、この原理原則は変わることはないと信じています。