Category Archives: 本の紹介

本の紹介576 戦略は歴史から学べ(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
戦略は歴史から学べ―――3000年が教える勝者の絶対ルール

歴史上の偉人の発想をベースに、現在起こっている問題を見たときに、どのように対応するのがよいかが書かれています。

示唆に富む内容であり、とても参考になります。

おすすめです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

機会活用戦略を知る者は、ある情報やトレンドから事態の『行き着く先』を予測して勝利を待ち構えることができる場所を独占します。・・・今の情報による流れはどこに行き着くのか。最終的にどんな展開と結末になるのか。事態を傍観するだけでは、勝利は目の前を素通りしてしまいます。機会を上手くつかむためには、カエサルのように、流れに先回りして勝利を待ち構えることが不可欠なのです。」(53頁)

ある情報を触れたときに、「へー」と思って終わる人と、「ということは・・・」と先を考える人がいます。

「ということは・・・」と考える人の中にも、考えて終わる人と、実際に動く人がいます。

どのグループが成功する可能性が高いか。

当然、実際に動く人たちは、リスクを負ってやるわけです。

その分、うまくいったときのリターンは大きいわけです。

多くの人が気がつく前に、成功する人たちは先回りして、時代が追いつくのを待ち構えているのです。

世の中にはそういう人たちがいるのです。

本の紹介575 好きなことだけして生きていけ(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間がんばりましょう。

今日は本の紹介です。
好きなことだけして生きていけ

「好きなことだけして生きていけたらどれだけ幸せか・・・」と思う方がほとんどではないでしょうか。

タイトルからするとそんな感想を持ってしまいがちですが、本の内容はいたって真面目です。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

3時間かけて終わらせている人よりも30分で終わらせる人のほうが楽しそうに、しかも質の高い仕事をしている。傍からみたらどんなに単純作業にみえても、桁違いのスピードを目指した瞬間、知的作業になる。30分で終わらせる名人には、3時間かけて終わらせるその他大勢には一生かかってもみえないものがみえている。・・・仕事を好きになりたければ、仕事のスピードをアップさせることだ。周囲から浮いてしまうくらいのスピードに達した時、あなたの人生は一変する。」(106~107頁)

仕事をスピードを上げることは、決して雑になることを意味していません。

仕事が早い人は、一定の型を持っています。

どこから手をつければよいのか、どのような手順で進めていけば効率がいいのか、というのを経験からわかっているのです。

それともう1つ。

いかに早く仕事をするか、という意識を持ち、仕事が早い人の真似をすることですね。

よくこのブログにも書いていますが、独りよがりな仕事のしかたでは、一向にスピードは上がりません。

いわゆる「すごい人」の真似をするのですよ。

「すごい人」と一緒に食事をしながら、どういうところに気をつけているのかを聞きまくるのです。

また、実際に、その人が仕事をしている姿を見て、学ぶのです。

こういう日頃の準備ができれば、必ず状況を変わります。

是非、試してみて下さい。

本の紹介574 自分ブランドの教科書(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
自分ブランドの教科書

約10年前の本です。

自分というブランドをどのようにして築いていくか、という視点を与えてくれます。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

自分ブランドを進化させるべく、自分の武器にマイナーチェンジを加えていくとなると、必然的に、仕事の中身やあなたの立場にも何らかの変化が生じていくことだろう。・・・自分の仕事はいずれ手放していくもの。それが基本なのだと心得よう。・・・いまの仕事を手放したくないと感じるとき、そこに、いつの間にか『守り』に入ってしまっている自分の姿がないだろうか?守りに入らずにあくまでも攻める。」(128頁)

次のステージに行きたいと考える人は、今やっている仕事にしがみついていてはいけない、ということでしょうか。

長いこと同じ仕事をしていると、だんだん慣れてきて、それほどの苦労なくある程度の成果を出すことができる状態になります。

でも、それでは成長はありません。

そこから一段上に行こうと思えば、あえて慣れてきた仕事を捨てる勇気と覚悟が必要なのかもしれませんね。

今の時点では、とても想像できませんが・・・。

本の紹介573 20代のうちに会っておくべき35人のひと(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
20代のうちに会っておくべき35人のひと (だいわ文庫)

帯には大きく「人生を変える出逢いを見逃すな!」と書かれています。

まさにそのとおりですね。

出逢いはあってもそれが「人生を変える」ものであると思えるかどうかが鍵ですね。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

師匠選びは、フィーリングでいいのだ。フィーリングの合わない師匠に無理に合わせる必要はない。自分に正直になってフィーリングで師匠選びをするからこそ、つらい人生を楽しく転換していけるのだ。”なんとなく”嫌いな人の話は聞くフリだけして、聞き流してしまえばいい。その代わり、”なんとなく”好きな人の声には全身全霊で耳を傾けよう。”なんとなく”好きな人の中には、どんなに叱られても素直に耳を傾けられる人がいるだろう。その人の話を命がけで聞くのだ。」(53頁)

いい師匠に巡り会えた人は本当に幸せです。

師匠と思うかどうかは自分次第なので、わざわざ「弟子にしてください」なんて言わずに勝手に師匠と思えばいいのです。

師匠の教えに従い、生き方、仕事のしかたを実践していくわけです。

もうだんだん師匠と弟子みたいな時代ではなくなってきているのかもしれませんが、自らの模範となる師匠を見つけるというのはいいものですよ。

特に若いうちは、判断が甘いことが多いので、そんなときこそ師匠に従うというのは有効です。

本の紹介572 稼ぐ言葉の法則(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間お疲れ様でした。

今日は本の紹介です。
稼ぐ言葉の法則――「新・PASONAの法則」と売れる公式41

神田さんのお得意分野の本です。

ビジネスにおける「稼ぐ言葉」の使い方を伝授してくれています。

発する言葉が少し違うだけで、まったく結果が変わってくることをさまざまな具体例を踏まえて説明してくれています。

勉強になります。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

ブランドとは、ロゴマークという目に見えるものによって築かれるのではなく、顧客との日々の接触という目に見えないものによって輝いていく。だから、事業を営むうえで大切なことは、顧客や取引先がどんなコミュニケーションに価値を感じ、どんな活動に信頼を寄せてくれるのかをしっかりと頭に思い描いておくことである。【貧す人】は、まずロゴマークをデザインしてしまうが、【稼ぐ人】は、会社への信頼を育てるプロセスを、まずデザインする。」(173頁)

顧客や取引先の皆様が、どのような点を重視して取引相手を選んでいるのかを理解することはとても大切なことです。

それがわからないと、結果に無関係ないことに力を注ぐことになるからです。

多額の費用を費やし、自社のロゴマークをつくることが、顧客の獲得につながるものでしょうか。

「あ、ここの会社、ロゴがかっこいいから取引したいな」と思うものでしょうか。

そういう方が皆無とまではいいませんが、私はあまりイメージできません。

繁盛している会社は、顧客がどのような点を評価した結果、繁盛しているのかを考えることはとてもいい勉強になります。

そこには必ず理由があるからです。

それを1つ1つ吸収して取り入れてみるのです。

また、この視点は、経営者だけが持っていてダメですよね。

むしろ従業員それぞれがこのような考えを持ち、実際、自分がお客さんとして接したサービス(接客のしかた、電話対応のしかた、言葉遣い、顔の表情など)のうち、どのような点を無意識に評価しているのかを意識することが大切です。

「この人の電話の対応のしかた、素敵だな」と思ったら、それを真似してみるのです。

このような努力や工夫の積み重ねこそが顧客からの信頼につながるのだと信じています。

本の紹介571 常識を破る勇気が道をひらく(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
常識を破る勇気が道をひらく

毎度おなじみ千田さんの本です。

みんながみんな、常識を破る勇気を持ちあわせていないわけですが、

マインドを学ぶにはとてもいい本です。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

成功したことのない人には永遠にわからない事実がある。それはもうすぐ成功する人というのは、自分が成功することをほぼ確信しているということだ。成功が確信できると、努力しないではいられない。・・・「あ、きたきた」と誰に教わるわけでもなく、直感でわかるのだ。」(173~174頁)

「成功が確信できると、努力しないではいられない」という考え方はその通りなのでしょうね。

そうすると、成功を確信することが重要になってくるわけですが、どうすれば成功を確信することができるのでしょうか。

日々、努力を続けることが最も確実な方法なのでしょう。

一周してしまいました。

日々、努力を続けるためにはどうすればよいのでしょうか。

詰まるところ、その人の勤勉さ、愚直さ、粘り強さみたいなところで勝負が決まってしまうような気もします。

また、継続すること、習慣化することの重要さを理解しているかどうかも大きいでしょうね。

あまり人の評価を気にせず、日々、努力を続けていれば、自然と成功に近づいていくものではないでしょうか。 よくわかりませんが。

本の紹介570 10年後に生き残る最強の勉強術(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間がんばりましょう。

今日は本の紹介です。
10年後に生き残る最強の勉強術

450以上の資格を持つ著書が、今後おすすめの資格・検定とその勉強法を説いています。

450以上の資格を取るには、やはり試験合格の技術が必要です。

すばらしいと思います。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

自分自身が直接そのスキルを活かす仕事をするわけではなくても、その道の専門家や業者とやりとりするときに役立つ」(185頁)

これは、「勉強しても実務では使わない知識のほうが多くないですか?」という質問に対する著者の回答の1つです。

これこそが教養というものではないでしょうか。

自分の業界とは違う人とどれだけ話ができるか。

さまざまなことに興味を持ち、勉強することは、仕事をしていく上でとても大切なことだと思います。

また、本を読むだけでなく、積極的に業界外の人たちと会うこともとても大切です。

どのようなことに関心を持っているのか、自分の業界を外の人たちはどのように見ているのか、といったことがわかりますので。

特に若手の皆さんは、同じ業界の人たちとばかり集まらず、どんどん外に出て行きましょう。

本の紹介569 人と比べないで生きていけ(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
人と比べないで生きていけ

あいかわらず千田さんの本を片っ端から読んでいます。

今回のタイトルで本一冊書くのはとても真似できません。

どんなタイトルでも1冊分書くことができる著者は本当にすごいと思いました。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

美しい女優さんやイケメン俳優の名前を検索エンジンに打ち込むと、ずらっと検索予測が表示される。そこに並ぶ言葉を見れば、底辺層の嫉妬心が渦巻いているのがよくわかる。他人に興味津々のうちは、成功者には程遠いと考えて間違いない。成功者というのは、他人ではなく、自分自身に興味津々なのだから。」(39頁)

他人のうわさ話をしているうちは成功しない、ということはよく千田さんがいろんな本で書いていることです。

他人の失敗を喜び、再起不能になるまで徹底的に叩く、という寛容のかけらもない嫌な世の中だからこそ、あえてそういうことには近づかない。

居酒屋で周りと一緒になって、他人の批判で盛り上がらない。

悪口や批判で盛り上がっているところには負のオーラが漂っているから、できるだけ距離を置く。

そういう習慣を身につけると、人生がいい方向に変わるのではないでしょうか。

本の紹介568  自分を動かす名言(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
佐藤優 選 ― 自分を動かす名言

佐藤優さんの本です。

さまざまな名言が収められています。

たった1つでも自分を動かす名言に出会えれば、それだけで十分です。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

われわれは自らが繰り返して行うことの産物である。したがって優秀とは行為ではなく習慣である。」(アリストテレス)(144頁)

事実というものは存在しない。存在するのは解釈だけである。」(ニーチェ)(156頁)

習慣と解釈に関する言葉です。

いずれの言葉を目新しいものではありませんが、重要だと思うので選びました。

人生を変えたければ、日々の習慣を変えることです。

事実や出来事自体に意味はありません。事実は事実、出来事は出来事です。

その事実や出来事に意味を与える自分がいるだけです。

起こった事実や出来事を変えることはできませんが、その事実や出来事に対する解釈を変えることはいくらでもできます。

事実や出来事それ自体にプラスもマイナスもありません。

事実や出来事にプラス・マイナスの解釈をする自分がいるだけです。

解釈を変えれば人生が変わるというのは真実だと思います。

本の紹介567 ジョコビッチの生まれ変わる食事(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間お疲れ様でした。

今日は本の紹介です。
ジョコビッチの生まれ変わる食事

グルテンフリーをはじめとするジョコビッチの食事に対する考え方が書かれています。

トップアスリートが商品である自分の身体にどれほど気を遣っているのかがよくわかります。

とても勉強になります。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

私はだいたい一日16時間起きていて、おそらくうち14時間は(A)テニス、(B)テニスのためのトレーニング、または(C)食事というふうに時間を使っているので、テニスに秀でていることができる。・・・世界最強のアスリートと戦ってナンバーワンになるには、それだけの努力が必要ということだ。常日頃から頑固なまでの心理的そして肉体的なたゆまぬ準備が、一日14時間、週に7日続くのだ。さあ、あなたの準備は万端か?」((175~176頁)

これが世界トップアスリートの考えであり、日常生活なのですね。

これだけのストイックさをそのまま真似することは難しいですが、スピリットに共感し、自分の日常生活を少しずつ変えることはできると思います。

どんな世界にも上には上がいます。

自分があこがれる人、尊敬する人を具体的にイメージすることは、成長の手助けになると確信しています。

少しでもあの人に近づきたいという強い思いが壁を乗り越える手助けをしてくれると信じています。