Category Archives: 本の紹介

本の紹介566 君の眠れる才能を呼び覚ます50の習慣(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
君の眠れる才能を呼び覚ます50の習慣 (角川フォレスタ)

毎度おなじみ千田さんの本です。

もう何冊目かわかりませんが、どの本でも新しい気付きを最低1つはいただいております。

今回は、才能を呼び覚ます習慣、というテーマですが、つまるところ、日頃の生活における姿勢や考え方のお話です。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

自分の才能をせっかく発掘したのに、才能磨きでお金をケチる人がいる。私にはこれが信じられない。人生で才能磨きほどのローリスク・ハイリターンは存在しないからだ。・・・年収の2割を自分磨きに投資していると、1年後にはステージが変わることに気づかされるはずだ。」(79~80頁)

みなさんは、ご自身の「才能磨き」に投資していますか?

日々、レベルアップしたいという向上心を持っている人にとっては、「才能磨き」に投資することはそれほど難しい話ではありません。

問題なのは、お金ではなく時間ではないでしょうか。

才能磨きをしたいけど、日々の仕事に追われて、それどころではないという方も多いのではないでしょうか。

時間ができたら・・・と言っているうちは、一生やることはありません。

やるなら、普段より朝1時間早起きするか、夜1時間寝るのを遅くするしかないでしょう。

私は、「最近、忙しいなあ」と感じたら、脳神経外科の福島孝徳先生のことを思い出すことにしています。

「福島先生に比べたら、まだまだ余裕だな」と。

大変なときは、自分のメンターを思い浮かべるといいかもしれませんね。

本の紹介565 私の名前は高城 剛。住所不定、職業不明。(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間がんばりましょう。

今日は本の紹介です。
私の名前は、高城剛。住所不定、職業不明

ハイパーメディアクリエイター高城剛さんがさまざな質問に答えている本です。

自分とは全く違う人生を歩んでいる著者がどのように物事を考えているのか大変興味がありました。

読んでみると、やっぱり思っていたように、物事の見方が全然違う人なのだとわかります。

周りにはいないタイプの方です。 とても魅力的な方だと思いました。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

僕は、誰でもひとつだけ世界一になれる可能性を持っていると信じている。それを、自分で知っているか、知らないのか、が大きな違いだ。僕もあなたも世界に一人しかいないし、僕もあなたも世界一になれる『なにか』を必ず持っている。だが、それを探し出す内面への旅は、とてもハードだ。しかし、いまこそ、そのときだと思う。他者との関係で、自分を作ってはならない。自分の可能性を、どんなに大変でも追求しなければいけない。なぜなら、すべての必要なことは、必ず自分の中にあるからだ。」(204~205頁)

「他者との関係で、自分を作ってはならない」という言葉は、胸に刻みたいと思います。

差別化を図るときに、他者との関係でそれを始めるのではなく、まずは、自分が得意な「なにか」を探し出すことから始める。

その後で、その能力、可能性を活かせるフィールドを見つける、または作り出す。

順番を逆にしてしまうと無理が生じるし、やっていて楽しくないわけです。

社会のことを知るよりも自分のことを知るほうが、よほど大変ではありますが。

本の紹介564 人を動かす人になれ!(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
「人を動かす人」になれ!―すぐやる、必ずやる、出来るまでやる

日本電産永守社長の本です。

20年程前に出版された本ですが、経営に対する厳しさは今も昔も変わりません。

経営者のみなさん、経営者を目指すみなさんは必読の一冊です。

おすすめです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

わが社も例外ではないが、どこの会社にも『給料が安い』と不満をいう社員がいる。だが、自分の手取りの給料の五倍の利益(売上ではない)をあげている社員以外、こんなことをいう資格はないのである。・・・会社は給料の約二倍の人件費を負担している。具体的には、健康保険や厚生年金などの法定福利費、所得税や住民税、退職金のほか、毎月の交通費、いろんな補助も行っている。つまり、賞与は別にしても、給料の五倍ぐらい働いても、収支はトントンだということだ。だから、給料の五倍以上の利益をあげている社員なら『給料が安い』という資格はあるが、それ以外であれば給料泥棒だ。」(160~161頁)

このご時世、ここまで正直に意見を言える経営者はあまりいないと思います。

会社を経営したことがある人なら、みな、容易に理解できることですが、給与所得者の立場でこのことを理解するのは、実際のところ、容易ではありません。

給与を支払う側になってはじめてわかることも少なくありません。

自分が受け取る給料の何倍、会社が負担しているのか、目に見えない負担まで考えられる従業員はそれほど多くありません。

経営者は従業員のことに思いを馳せ、従業員は経営者のことに思いを馳せる、そんな職場でありたいですね。

本の紹介563 出世の教科書(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
出世の教科書

会社で「出世する人」と「窓際の人」を比較する形式で書かれています。

組織に属していない人でも、参考になる記載が多々あります。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

出世する人は、相手の話に『。』が出てくるまで話さない。
窓際の人は、相手の話に『、』が出てきたら話し始める。」(142頁)

出世する人は、いかに相手の話を膨らませるかを考える。
窓際の人は、いかに自分の話を膨らませるかを考える。」(148頁)

いかがですか。

みなさんの周りにも、こういう「窓際の人」いませんか?

人はみな、自分の話をするのが大好きです。

自分の話を聞いて欲しくてたまらないのです。

それに対して、人の話を聞くというのは、忍耐と技術を要するので、誰もができることではありません。

私たち弁護士という仕事は、「いかに上手に話すか」よりも「いかに上手に聞くか」のほうがよほど大切です。

「この弁護士に依頼したい」と思う主な理由は、きっと「この弁護士、話がうまい」ではなく、「この弁護士、話させるのがうまい」なのだから。

本の紹介562 たった2分で、自分を超える本。(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間お疲れ様でした。

今日は本の紹介です。
たった2分で、自分を超える本。: 心の「格差」を逆転する64のビジョン

この本のサブタイトルは「心の『格差』を逆転する64のビジョン」です。

格差は存在する。だから超えていくのだ。」とも書かれています。

とても前向きな本です。僕は好きです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

格差に対して不満を言っている人は、野口英世やヘレン・ケラーの伝記を読んだことがないのだろうか。以上の名前を挙げた人々が、どのようにして格差を超えたのかについても、本やインターネットですべて知ることができる世の中になった。これだけの環境が整備されていながら、格差という言葉を安易に使ってはいけないと私は思う。縄文時代も戦国時代も現代も、人間にはいつも二通りしか存在しなかった。文句ばかり言って一歩も動かない人間と、文句を言われながら動いた人間だ。」(27頁)

「人間にはいつも二通りしか存在しなかった。文句ばかり言って一歩も動かない人間と、文句を言われながら動いた人間だ」

この文章、私はすごく好きです。

そして、自分は後者でありたいと思います。

結局、文句や愚痴を言っていても、状況は何一つ変わらないことを自分が一番わかっているはずです。

自分で動かない限り、今の状況を変えることはできないのです。

本の紹介561 何を捨て何を残すかで人生は決まる(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
何を捨て何を残すかで人生は決まる (青春新書インテリジェンス)

レバレッジシリーズでお馴染みの本田直之さんの本です。

久しぶりに著者の本を読みましたが、スタンスがぶれていません。さすがです。

人や物や金や常識に対する執着からいかに脱するか。

そのような生活を受け入れる勇気と覚悟を持てるかが鍵になると思います。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

会社の外でも通用する人に共通しているのは、練習量の多さと練習への取り組み方を知っている点です。加えて、練習を積んでいる人は『量が質に変わる瞬間』を経験しているので、ますますトレーニングという自己投資に多くの時間を使うようになります。例えば、イチローが『今日も練習しなきゃいけない。嫌だな』とぼやいている姿は想像がつきません。彼らプロのスポーツ選手は、もっとうまくなりたいという思いがあるから自らの意志で動きます。・・・『やらされている』と『やりたい』の間にはとてつもなく大きな差があります。」(150~151頁)

同じ時間、同じ仕事をしても、「やらされている」人と「やりたい」人とでは、成長速度は、雲泥の差です。

「強くなりたい」「うまくなりたい」と心から願う人と嫌々やる人で成果が同じはずがありません。

日々の積み重ねにより、1年後、3年後、5年後と、その差は開く一方です。

自分が10年後、どうなっていたいのかを明確にイメージすることが大切ではないでしょうか。

「1日も早く一人前になりたい」「ナンバーワンになりたい」と願い日々努力する者が、「少しでも楽をしたい」「少しでも休みを多くとりたい」と願う者が負けるはずがないと確信しています。

本の紹介560 お金と人を引き寄せる50の法則(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間がんばりましょう。

今日は本の紹介です。
お金と人を引き寄せる50の法則

どういう姿勢で仕事に臨めば上に上がっていけるのか。

仕事のマナーや社会における暗黙のルールを教えてくれます。

上に上がっていく人は、こういうことを自然とやっているのです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

同行訪問というのは、チャンスを与えられたということだ。せっかくのチャンスを生かすも殺すもすべてはあなた次第である。命がけでチャンスを生かすためには、気力体力ともに準備を万全にして本番に臨むべきだ。それがプロというものだ。最低でも同行している上司より部下のほうが真剣に傾聴していなければお話にならない。真剣に傾聴した部下は、次のチャンスを必ず与えてもらえる。」(86~87頁)

会社に入りたてのみなさん、是非、このことを覚えておきましょう。

せっかく一緒について行く機会が与えられたにもかかわらず、ただ横で座っている傍観しているだけでは、お話になりません。

もはや次の機会はないと思いましょう。

上司や先輩の話す内容、話し方、口調、声のトーン、顔の表情、クロージングの仕方など、ありとあらゆることを自分のものにする場だと心得ることです。

終わった後も、上司や先輩に対して、「ありがとうございました」「勉強になりました」だけではなく、自分の疑問をぶつけるのです。

上司や先輩は、後輩の本気度を見ているのです。

認めた後輩を上司や先輩は本気で育てようとしてくれます。

まずは自分が本気にならないと状況は変わりません。

本の紹介559 松下幸之助 パワーワード(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
松下幸之助 パワーワード  ― 強いリーダーをつくる114の金言

著者自身の経験を踏まえ、松下幸之助さんの言葉を仕事にどう活かしていけばいいのかを説明しています。

タイトルのとおり、言葉の持つパワーを感じることができる本です。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

幸之助さんが、部下の方とお茶を飲みながら雑談されていたときのこと。部下の方から余暇の過ごし方について聞かれ、幸之助さんは、『心を許して余暇を楽しむような人は、経営者にはなれんわなぁ』と言われたそうです。・・・『そんな楽なものではない。社員を何万人と抱えて経営に携わるのは、その人たちの命を預かるということや。それを考えれば経営者は四六時中経営のことを頭から離さない、そういう心持ちでやっていかんとダメなんや。織田信長は酒を飲んでいても隣国のこと、敵国のことを片時も頭から離さなかった。大将というのはそういうもんや。たとえ遊んでいるときでも、これは経営に役立つんじゃないか、仕事に活用できるんじゃないかと考える。そういう人でないと経営者にはなれんわな』」(175~176頁)

社員が何万人といなくても、経営者はかくあるべきだと思います。

経営者は従業員の命を預かるという発想を持たなければなりません。

私は、会社の誰よりもよく働くのが経営者であるべきだと思っています。

一番楽をして、一番多くの給料をもらっている経営者に誰がついていくのでしょうか。

私が従業員なら、誰よりも仕事が好きで、誰よりも仕事に情熱を注ぐ人の下で働きたいと思います。

本の紹介558 人生で大切なことは、すべて「書店」で買える。(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
人生で大切なことは、すべて「書店」で買える。

本を読むことの大切さが説かれています。

いろんな方が言っているとおり、本ほど費用対効果の良い買い物はありません。

1000円ちょっとで人生が変わることだってあるわけですからね。

もっとも、この本を買って読む人は、すでに、人生で大切なことはすべて書店で買えることを知っている人です(笑)

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

人の話を聴いて『つまらない』と言う人がいます。本を読んで『つまらない』という人がいます。その人は知性がない人です。知性のある人は、100人中99人が『つまらない』とそっぽを向いてしまうものを、『これは面白い!』と飛び込んでいくことができます。当たり前でありきたりのことに対して、当たり前に解釈しないことが知性のある人の特徴です。」(106頁)

以前にも同じようなことを書きましたが、多くの人が「つまらない」とか「当たり前」と感じることに対して、「おもしろい」「すごい」と感じられるかが勝負だったりします。

本もセミナーも一緒ですね。

目の前にある仕事もそうですね。

仕事それ自体に「面白い」「つまらない」「大変」という意味付けはありません。

仕事に意味を与えているのは、自分自身です。

仕事を「つまらない」と感じて、何か得があるでしょうか。

だからこそ、解釈のしかたを変えなければ、何度「転職」しても「天職」に巡り会うことはありません。

人生はすべて解釈でできているといっても過言ではありません。

解釈一つで同じ人生が幸せにも不幸になります。

本の紹介557 20代のうちに知っておきたいお金のルール38(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間お疲れ様でした。

今日は本の紹介です。
20代のうちに知っておきたい お金のルール38

タイトルでは、「お金のルール」となっていますが、内容的には、お金というよりは仕事や生き方全般のルールについて書かれています。

簡潔にポイントが書かれているので、とても読みやすいですね。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

お金持ちは人の才能には明確な格差がある事実を認めている。成功には次の2つの決断が必要だ。1つ目は自分の何を活かして勝負するかを決断すること。2つ目は自分の何を諦めて時間を生み出すかを決断すること。何を活かすかを決断するために、何を諦めるかを見極める。諦めるためには、食わず嫌いをせずに必ず一度はチャレンジしてみる姿勢を持っている。」(142頁)

これから仕事で勝負をしようと考えている若手のみなさん、是非、ここに書かれていることを頭に入れておきましょう。

実際、自分でやってみなければ、勝てる分野なんてわかるわけないのですから。

それは決して遠回りではないのです。

自分が得意と思っている分野よりも、もっと勝てる分野に出会う可能性があることを、やる前から捨ててしまうのはもったいないわけです。

まずは慌てず、与えられた仕事は何でもやってみる!

そこで力をつけるのです。

これを5年も続ければ、自ずと勝てる分野が見つかりますよ。