Category Archives: 本の紹介

本の紹介447 商品よりも『あと味』を先に売りなさい(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間お疲れ様でした。

今日は本の紹介です。
商品よりも「あと味」を先に売りなさい  リピート率7割の“心づかい"の接客

著者は、高級婦人服ブランド店に勤務してきた方です。

顧客に対する本物の心遣い、気配りとはどのようなものかが書かれています。

業種を問わず、大変勉強になります。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

『話し上手は、聞き上手』という言葉があるように、『いかにお客様に数多く話していただけるかが、売れるスタッフになるか、ならないかの分かれ目』だと、私が最も尊敬している店長が語ってくれました。」(133頁)

『優秀な販売スタッフ』は、素早い回答ではなく、相談したお客様本人がすでに決めている答えに対して、ひと押しする言葉だけ求められていることを知っています。」(137頁)

一方的に説明をしまくる店員よりも、話を聞いてくれる店員から買いたいと思います。

説得してくる店員よりも、納得させてくれる店員から買いたいと思います。

トップセールスマンになるためには、話し上手である必要はありません。

トップセールスマンは、みな「質問上手」なのです。

相手が、話をしやすい質問ができるのです。

会話のボール占有率が高い方は、是非、質問上手になりましょう。

そうすれば、おのずと聞き上手になれますので。

本の紹介446 死ぬ気で働くリーダーにだけ人はついてくる(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
死ぬ気で働くリーダーにだけ人はついてくる

以前にも何冊か紹介してきました著者の本です。

リーダーはかくあるべし、という著者の考えが書かれています。

非常にいい本です。おすすめです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

チームは生き物だ。成長し続けなければ、待っているのは『死』である。成長し続けること、それ以外に生き残る道は残されていない。核分裂を繰り返し、チームのDNAは進化していくのである。目標を『前年の1割増し』にし、結果90%の達成をして、『まずまずだな』と内心ほっとしているような、そんな愚かな現状維持計画など、もってのほかだ。規模の大きな組織になると、『保有契約を守り抜こう』などというスローガンで経営している会社があるが、それではまったく将来の展望が見えてこない。未来のないチームに優秀な人材など集まるはずもなく、むしろ離れていくだけだ。『安定志向』は麻薬だ。常習性がある。その麻薬を打ち続けると、やがてチームは崩壊していく。」(32頁)

そうですね。

「安定志向」は麻薬です。

一度、安定志向という麻薬を使うと、何か新しいことにチャレンジすること、変化することを避けるようになります。

もっともらしい理由を見つけることによって。

「今のままでいいじゃないか。生活できているんだし。」

「失敗したらどうするんだ。誰が責任をとるんだ。」 みたいな・・・

しょうーもな、と思ってしまうわけですよ、こういう発想。

安定志向、現状維持に全く価値を見出せません。

チーム全体が変化や挑戦を是とし、向上していく気持ちを持つことこそが、継続的に発展するための必要条件だと思います。

本の紹介445 ハイパフォーマー 彼らの法則(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間がんばりましょう。

今日は本の紹介です。
ハイパフォーマー 彼らの法則 (日経プレミアシリーズ)

著者は、人事・組織コンサルタントの方です。

「何をやってもうまくいかない」という人と「やることなすことすべてがうまくいく」人の違いはどこにあるのかを調査し、「好循環の起点」とは何なのかについて説明しています。

帯に「彼らにとって、仕事はゲームだ。」と書かれているとおり、ハイパフォーマーの多くは、仕事を一種のゲームのように捉え、攻略法を考え、実践しているのです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

発明家がアイデアをあきらめそうになる時は、数えきれないほどやってくる。15台目の試作機ができた時には、3人目の子供が生まれていた。2627台目の試作機ができたころ、妻と私はまさしくカツカツの生活だった。3727台目の試作機ができたころ、妻は生活費の足しにするため美術教室を開いていた。つらい時期だったが、ひとつひとつの失敗によって、問題の解決に近づくことができた・・・誰もが、最初から成功するわけではない。失敗を罰するより、そこから学ぼう。私は常に失敗している。私はそれ以外の道を知らないのだ」(121頁)

これは、サイクロン式掃除機のダイソン社創業者のジェームズ・ダイソンさんのことばです。

成功するために必要なのは、もしかすると「あきらめの悪さ」なのかもしれません。

周りが、「もうやめたら」と言っても、ひとり成功を信じて、やり続ける。

心が折れそうになったときには、このダイソンのサイクロン式掃除機が完成するまでの道のりを思い浮かべることにしましょう。

これに比べたら、10回、20回、失敗しても、そんなものはあきらめる理由にはなりません。

本の紹介444 博報堂スタイル(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
博報堂スタイル

著者は、元博報堂製作部長の方です。

少し前の本ですが、本棚から引っ張り出してきて、もう一度読んでみました。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

今のモノ余り社会は、個人の好き嫌いが100%通る社会でもあります。高品質だけでは価値はない。人間の生き方、暮らし方の提案を含めて、付加価値が必要です。・・・まさにブランドです。点の解決ではムリです。企業の理念、商品、価格、店舗、サービス、生産環境、販売体制、コミュニケーション、トップの志、社員の行動、接客、広告などなど、企業全体の仕組みで考えていかなければいけません。」(79頁)

まさにその通りだと思います。

ブランドとは総合力です。

あらゆる要素が絡み合い、全体として1つのブランドを作り上げています。

ブランドが顧客に与える印象から逸脱した要素が1つでも存在すると、顧客は不安を感じます。

あらゆる要素に対して、自社のブランドが矛盾なく行き届いているか、常に気を配る必要があります。

本の紹介443 アメリカ本国を驚愕させたプルデンシャル生命の「売る力」(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は、本の紹介です。
アメリカ本国を驚愕させたプルデンシャル生命の「売る力」

プルデンシャル生命のトップセールスマン30人が、それぞれが営業において重要だと考えることを紹介してくれています。

みなさん、本当にさまざまな工夫や気配りをされているのがよくわかります。

トップになるのは、偶然ではなく、理由がしっかりありますね。

サブタイトルは、「プロフェッショナルセールスマン2」となっています。

これは、同社の伝説的なセールスマンについて書かれた「プロフェッショナルセールスマン」の続編と位置付けているからです。

今回の本も、本当に参考になります。 おすすめです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

誰もが、始めからうまくなどいってはいなくて、
誰もが、なんども泥水を飲み、
誰もが、もがきながら自分なりのやり方を探し、
誰もが、他人ではなく自分に打ち勝ち、
誰もが、お客さまや仲間たちとの縁を宝物のように大事にし、
誰もが、トップクラスの結果を残してもなお満足せず、
誰もが、問題意識を持ち続け、なおも前へと進もうとしている。」(280頁)

いい言葉ですね。

頂上に向かって走り続けている人は、皆、この文章を読むと、心に響くものがあると思います。

できるだけ平穏に、できるだけ今のままの状態がずっと続けばいい・・・などという気持ちとは真逆を行く価値観です。

今のままの状態でいることに不安を覚え、平穏で何の変化もない日常に不安を覚える人種が確かに存在するのです。

上がったり下がったりしながら、少しずつ山を登っていく。

そういう生き方しかできない人種がいるのです。

本の紹介442 松岡修造の人生を強く生きる83の言葉(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間お疲れ様でした。

今日は本の紹介です。
松岡修造の人生を強く生きる83の言葉

ただいま絶好調の松岡さんの本です。

周りに元気を与える人は、いつでも、誰からも求められますね。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

ベストを尽くすというのは最高の言葉ですが、心のあり方次第では使い方に工夫が必要です。僕が勝ちにいくとまで言い切った相手は実力的に強い相手でした。ベストを尽くすけど、多分、負けるだろうなという弱い気持ちがあったから、『勝ちにいく』という言葉を付け加えて自分を鼓舞しました。人は最高の言葉を使いながら、実は逃げていることがあります。それはいいことではありません。・・・もし、言い訳しようと考えているようなら、『ベストを尽くす』の後に『必ず契約を取る』『完璧な企画書にする』といった具体的な言葉を付けた方が強い気持ちになれます。」(33頁)

確かに使う言葉が抽象的だと、逃げ道を残すことになるのかもしれませんね。

「がんばります」「ベストを尽くします」「できる限りのことはします」など・・・

これに対して、「必ず契約を取る」「90点を取る」「○○試験に合格する」など具体的な言葉を発言することで、より目標が明確になりますし、逃げ道がありません。

あえて言い切ることが大切です。

言い切ることによって、自分を追い込むのです。

しんどいけれど、極限状態での集中力を知っている人ならば、追い込むことの大切さはわかると思います。

平和ぼけした現代社会だからこそ、自分で自分を追い込むのです。

日々、ぎりぎりまでBボタンを押し続けることでしか次のステージには進めないから。

本の紹介441 トップセールスには、なぜ「いいお客さま」が集まってくるのか?(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
トップセールスには、なぜ「いいお客さま」が集まってくるのか?

あまりタイトルには縛られず、純粋にトップセールスマンがどのような工夫をしているのかが書かれています。

業界を問わず、今すぐ役立つ考え方や営業法が書かれており、勉強になります。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

自社商品の性能や技術に詳しくても、その商品の相対的な価値がわからなければ、お客さまに振り向いてもらうことは難しいと思います。商品に関する情報提供をするときは、オーダーメイドでお客さまに合わせる必要があるのです。営業マンが『商品説明を極めたら売れる』という考えを持っているとしたら、それは、まぎれもなく幻想です。商品説明よりも、『違い』と『選び方』を極めたアプローチをしたほうが、間違いなく売れると断言できます。」(112頁)

人は、無意識に、相対評価をして、その物やサービスの価値を判断します。

絶対評価などなかなかできるものではありません。

だから、自社商品の良いところだけで説明しても、それだけでは顧客は本当に購入してもいいのか、後で後悔しないのかが判断できないのです。

そのため、他の商品やサービスとの違いをわかりやすく伝える必要があるわけです。

その一歩手前には、他の商品やサービスとの違いが存在していなければなりません。

本当はそんなに違わないのに、大きく違うように説明しても無理がきますので、注意しましょう。

本の紹介440 人に好かれたら、仕事は9割うまくいく(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間がんばりましょう。

今日は本の紹介です。
人に好かれたら、仕事は9割うまくいく―できる男・伸びる男・ツイてる男の7か条 (ドリームスキル・クラブ)

少し前の本ですが、もう1度読み直して見ました。

この本が言いたいのは、人に媚びろ、ということではありません。

一言で言えば、「相手のことを思いやる」「相手の立場になって考える」ということだと理解しました。

とても良い本です。 おすすめです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

人間関係において、相手を安心させるということはとても重要なことです。・・・そこで『どうしたら相手に安心感を与えることができるか』を、常に考えながら行動することが、人に好感を持って迎えられるための秘訣です。」(49頁)

どうすれば、顧客や上司に安心感を与えることができるかを考えるとやるべきことがわかってきます。

報連相をしっかり行う。

不注意なミスをなくす。

時間を守る。

1つ1つは基本的で当たり前のことかもしれませんが、このようなことを日々の仕事の中で着実に行うことこそが、安心感につながるのです。

以前、ブログにも書きましたが、オーバーヘッドキックなんかできなくてもいいのです。

そんなこと求めていませんから。

派手さはなくても、正確なパスやトラップが確実にできるプレーヤーこそ、監督に安心感を与えるのです。

口うるさく指示されなくなってきたら、それは上司が安心してあなたに仕事を任せている証拠です。

「うるさい上司だな~」と思ったら、まずは安心感を与えることです。

本の紹介439 チャンスの神様と出会う方法(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
チャンスの神様と出会う方法 (何かを成し遂げたい人に贈る30のヒント)

著者は、ベクトルグループの代表の方です。

HPを見ますと、いろいろとご活躍されているようです。

すばらしいですね。

本の内容としては、多くの同種の本と同一路線を行くものです。

キュレーション系です。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

チャンスに出会うために、とても大事なこと。これは、最も大事なことの1つ。そして、この本で最も伝えたかったことの1つでもある。いったい何か? それは、『チャンスが流れてくるのを、先に行って待っている』ということだ。」(101頁)

何よりも大事なのは、『チャンスと出会える、流れの先はどこか?』を考えること。そして、そこまでイメージを飛ばし、必要な準備をしておくことなのだ。」(104頁)

書かれている内容自体は、抽象的で、これだけを理解してもなんのことにもなりません。

チャンスが流れてくるのを先に行って待っている、とは具体的にどのようなことなのかを考えることが大切です。

まずは流れをつかみ、先回りするために必要な準備をする。

いざチャンスが流れてきたときに、あわてて準備をしても遅いのです。

ちゃんと準備をしていた人のもとにチャンスが訪れるように、この世の中はなっていると強く信じましょう。

本の紹介438 君なら勝者になれる(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
君なら勝者になれる

原著は、全世界で276万部を超える大ベストセラーとなった「You Can Win」です。

監訳者は、サチン・チョードリーさんです。 「インド人大富豪 成功の錬金術」の著者です。

成功するために必要とされる思考と態度、習慣の重要性が説かれています。

多くの本に書かれているような王道を行く内容です。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

成功における重要なものは、知識や能力、結果や数字は15%しかなく、成功の85%は態度
つまり、あなたが持っている能力がどれほど高く、豊富な知識があろうとも、それらは成功において、ほとんど大した問題ではないということだ。それよりも、あなたがどういう姿勢で日々過ごしているか、どんな思考で行動しているか、自分自身、パートナーや周りの人がどうすれば勝てるだろうか、と考えている思考と態度が、成功のほとんどを占めているのだ。」(12頁)

「成功の85%は態度」

良い言葉ですね。

どのような態度、姿勢で日々を過ごしているか、どのような思考で行動しているかが最も重要なのだと。

そのとおりですね。

日々の積み重ねというのはそれほどまでに大きな結果をもたらします。 良くも悪くも。

人生を変えたければ、日々の態度、姿勢、思考を変える。

とにかく最初は、成功者の態度、姿勢、思考を徹底的に真似してみることです。

多くの人が途中で投げ出してしまうところを、じっと我慢し、習慣化するのを待つのです。