Category Archives: 本の紹介

本の紹介427 原則中心(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
原則中心 会社には原則があった!

ジェームス・スキナーさんの本です。

以前、著者の本として、「100%」と「成功の9ステップ」を紹介しました。

著者の本は、どれもとても勉強になります。

今回の本もおすすめです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

大俳優のウィル・スミスは自分の成功を次のように説明している。
『偉大さというのは、特別な人だけが味わうものではない。誰でもなれるものだ。”これを信じている、そのために死んでもいい” そう思うことは偉大さの秘訣。私は大した才能を持っていない。私の成功というのは、馬鹿げているとしか言いようがない努力の結晶なのだ。ほかの人が寝ているとき、私は仕事している。ほかの人が食事しているとき、私は仕事している。安易な回り道はあろうはずもない』」(28頁)

さすが、ウィル・スミスさんです。

自分の仕事に命をかけている人には勝てません。

成功や目的の達成に対して貪欲になれる度合いが他の人とは異なりますね。

周りから「そこまでやらなくてもいいんじゃない」といわれるくらいの準備を毎日淡々とこなせるのです。

1日だけなら真似できますが、これを毎日やるのはちょっとできない、というレベルを継続してキープできるかどうか。

誰でもできることを誰にもできない程やる。

私は、これが最も正しい成功への道だと思っています。

本の紹介426 情熱経営(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間がんばりましょう。

今日は本の紹介です。
情熱経営

著者は、湘南美容外科クリニックの代表の方です。

現在、国内42クリニック、海外1クリニックを展開しているそうです。

「伝説のクリニックをつくる」という目標を掲げており、その目標に突き進んでいるのがよくわかります。

また、経営に対する覚悟が読み取れます。 おすすめです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

『ここまで達成したからもういいや』という気持ちは、気をゆるませて、緊張感を失い、ミスや失敗を招きます。床にゴミが落ちていたら、もっときれいに掃除しようと反省し、術後に痛みを訴えてきたお客さまがいたら、もっとしっかり術後の痛みについて説明しようと反省する・・・・・・こういった、反省の積み重ねが、より良いサービス、技術の向上につながっていくのです。常に『どうすればもっと良くなるのか?』という疑問を抱きながら、スタッフみんなでその答えを探していく作業を怠ってはいけません。現状に満足せず、より良い方向に努力を積み重ねることが大切です。」(158頁)

トップだけでなく、組織全体が、「どうすればもっと良くなるのか?」ということを考えられる会社って、本当に強いですよね。

多くの経営者が、現状維持を目標にしないのは、現状維持を目標にしているようでは、現状維持すらおぼつかないことを知っているからです。

どうすればもっと良くなるのかを考えること自体はそんなに難しいことではありません。

それは夢や目標を考えるのと同じことです。

考えること自体は誰でもできるのです。

実行し続けることは誰もができることではありません。

人が休んでいるとき、人が遊んでいるときに、どれだけ自分との約束を守れるか。

それこそが、今以上に向上する唯一の方法なのだと確信しています。

本の紹介425 接客は利休に学べ(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
接客は利休に学べ

物語形式です。

利休の教えを接客に活かそう、という本です。

接客にとどまらず、経営に必要な要素についても触れられており、勉強になります。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

社長、【教えざる民を以て戦う、これを棄つと謂う】という言葉はご存じですか。これは【教育ができていない民を戦わせるのは、民を棄てているのと同じだ】という意味です・・・才覚のある人物を見極め育てなくては、企業経営や店舗運営は上手くいきません。それはアルバイト従業員にしても同じで、彼らの才能を【伸ばし活用する】ことこそ企業の生命線でもあるのです」(88~89頁)

社員教育の重要性については多くを語る必要はないと思います。

教育もせずに、早々に「使えない」というレッテルを貼り、解雇したり、退職勧奨をしてしまう経営者もいると思います。

このような会社では、「使える」社員を「育てる」のではなく「採用する」という選択しかできません。

育てるというのは、本当に根気のいることです。

育てる方も育てられる方も。

お互いに本気になって向上しよう、向上させようと思ってはじめて効果が出るのです。

あまりにも早く見切りをつけてしまっては、育つものも育たなくなってしまいます。

本の紹介424 人生はワンチャンス!(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
人生はワンチャンス!   ―「仕事」も「遊び」も楽しくなる65の方法

著者は、「夢をかなえるゾウ」、「夢をかなえるゾウ2」の方です。

売り方がとても上手いですね。

モノをどうやって売ったらいいかを熟知している感じがします。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

独創力とは、思慮深い模倣以外の何ものでもない。」(ヴォルテール・フランスの作家)

人間は、他人の経験を利用するという特殊能力を持った動物である。」(R・Gコリングウッド・イギリスの歴史学者)

私のスタイルは、リトル・リチャード、ジャッキー・ウィルソン、ジェームス・ブラウン、それに教会音楽を組み合わせたものだ。」(エルヴィス・プレスリー・米国のロック歌手)(以上49番)

このブログでは、これまでにも「成功者の模倣」の重要性について、ときどき触れてきました。

モノマネを恥ずかしいと思うのではなく、モノマネこそが王道なのだと、近道なのだと考えるべきです。

成功している会社の社長とお食事をする機会をいただいたときには、ただ単にご一緒させていただくのではもったいないです。

話し方や考え方を盗み、自分の仕事に活かす。

成功しているにはそれなりの理由が必ずあります。

私が逆の立場であれば、そのくらいの貪欲さを持った若者と食事をしたいと思います。

本の紹介423 勝手に売れていく人の秘密(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間お疲れ様でした。

今日は本の紹介です。
勝手に売れていく人の秘密

マーケティングと営業に関する本です。

マーケティングは、ジェイ・エイブラハム氏、営業は、ブライアン・トレーシー氏の教えに基づいています。

終始、具体的で実践的なアドバイスが並んでいます。

おすすめです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

『どういう自分』として振る舞うか、どのくらいの潜在能力を使うかを決めているのは、他でもない自分自身です。もしも『どんなに頑張っても成果が上がらない』という悩みに直面しているなら、『自分は仕事で成功する』という自己概念が持てていないことが大きな原因のひとつでしょう。『自分は売れない営業マンだ』という勝手な思い込みが、本来なら持っているはずの豊かな潜在能力の発揮にブレーキをかけているのです。」(275頁)

「アファメーション」の重要性を説いています。

これは、多くの成功者が習慣的にやっていることです。

こんなことやっても、うまくいきっこないと思うのではなく、とにかくまずはやってみることが大切です。

「これをやって、何かデメリットがありますか?」という話です。

自信のなさそうな表情、話し方、しぐさをしているセールスマンからモノを買う人、いますか?

そんな方から「お任せください」なんて言われて、お任せできますか?

「根拠のない自信」という言葉がありますが、私は、「根拠のない自信」をあまり信じていません。

根拠の有無は、自分が一番よくわかっています。

それは、人が見ていないところで行う日々の努力です。

日頃怠惰な生活を送っている人が、「俺ならきっとできる」という根拠のない自信を持ったところでどれほどの意味があるのでしょうか。

自信には根拠が必要であるというのが私の考えです。

本の紹介422 センスは知識からはじまる(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
センスは知識からはじまる

著者は、グッドデザインカンパニーの代表の方です。

最近では「くまモン」が代表作のようです。

タイトルにあるとおり、「センスがいいね」というときの「センス」はどこからくるのか、ということについて書かれています。

ちなみに本書で定義づけている「センスのよさ」とは「数値化できない事象のよし悪しを判断し最適化する能力」を指しています。

うまいこと言いますね。さすが、センスがいいです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

斬新なものを生み出した場合、たとえ成功するとしても、それには相当な時間がかかることを理解し、長期的な視野を持つことが必要です。『私はセンスがいいから、ひらめきが降りて来てたちまち大ヒット』という、魔法のような話はどこにもないのです。
人は急激には変化を遂げないという例を挙げれば、枚挙にいとまがありません。わかりやすいところでいうと、携帯電話をスマートフォンに変えるだけでも数年を要しており、いまだ携帯電話を使っている人もたくさんいます。」(50頁)

大きな変化が浸透するには時間がかかるということを認識するだけで、かなり違うのではないでしょうか。

結果を出すには、忍耐・我慢が必要です。

半年やそこらで結果が出ないからといって、やめてしまうのではいけないのです。

本の紹介421 頭がいい人、悪い人の仕事術(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間がんばりましょう。

今日は本の紹介です。
頭がいい人、悪い人の仕事術

10年以上前の本ですが、再度、読んでみました。

著者は、有名なブライアン・トレーシーさんです。

仕事を効率よくするためのヒントや小技が事細かく書かれています。

社会人1年生に限らず、効率よく仕事をするのが苦手な方におすすめの本です。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

人づきあいの目的はなんだろう?その答えを単純にいえば、その人とつきあわないよりも、つきあったほうが自分が幸せになれるからだ。明らかに多くの人々がこの点を見すごしている。どんな行動も、自分の人生を改善する目的を果たさなければならない。その行動や決断をしたほうがより幸せになれるのでなければならない。したがって、人間関係にまつわる決断は、人生でもっとも重要な決断ともいえる。正しい人間関係を選べば、そうでなかった場合に比べて、ずっと幸せになれるからだ。そして、まちがった人間関係を選択してしまったら、自分の希望や夢を打ち砕くことにもなりかねない。」(146頁)

非常に露骨な文章ですが、真実です。

反対側から見ると、どうしたら人間関係の輪が広げられるかという問いに対する答えが見えてきます。

答えは、周りの人に「この人とつきあったほうが自分が幸せになれる」と思ってもらうことです。

露骨ですが、真実です。

本の紹介420 ゲーム・チェンジャーの競争戦略(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
ゲーム・チェンジャーの競争戦略 ―ルール、相手、土俵を変える

著者は、早稲田大学ビジネススクールの教授などです。

タイトルの「ゲーム・チェンジャー」は、ゲームのルールや土俵を変えることにより、業界を大きく変えるプレーヤーのことを指しています。

これより、いわゆる「業界」という概念が吹っ飛んでしまいます。

同業種とか異業種という概念がそもそも成り立たなくなってくるわけです。

多くの事例に基づく説明は、とてもおもしろく、参考になります。 おすすめです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

私の経験からいうと、ほとんどの場合、答えはすでに皆さんが持っている、あるいは、皆さんがいまやっていることのなかにあります。前著でも紹介した言葉を、ここで再び、ご紹介しましょう。フランスの文学者、マルセル・プルーストの言葉です。『本当の発見の旅とは、新しい土地を探すことではなく、新しい目でみることだ』」(202頁)

「本当の発見の旅とは、新しい土地を探すことではなく、新しい目でみることだ」

いい言葉ですね。

この比喩を、自分の仕事に置き換えて考えると、とても楽しいですよね。

新しい土地なんて探さなくても、今いる場所を違った角度から見直してみる。

これこそが、ゲームのルールや土俵を変える、一番手っ取り早い方法なのでしょうね。

業界で「当たり前」「常識」となっている事柄を、新しい目で見てみることです。

言うは易し。

どっぷり業界に浸かってしまうと、これがなかなかできなくなるのです。

だからこそ、いろんな業界の方と接することが大切なのです。

同業者とばかり一緒にいると、業界の当たり前、常識から抜け出せなくなってしまいますので。

本の紹介419 レッド・オーシャンで儲ける7つの法則(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
レッド・オーシャンで儲ける7つの法則 (マイナビ新書)

レッド・オーシャンとかブルー・オーシャンという言葉、最近では、ちょっと恥ずかしくて使いませんね。

物が売れない時代に物を売る方法を、いくつかの例を通して説明してくれています。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

実務に疎い素人の人の『閃き』がイノベーションにつながるほど、実際のビジネスが甘いものではないことは、多くの人が実感しているのではないでしょうか。現状で思考が固定化してしまうことはイノベーションの大敵ですが、無知もまたイノベーションの大敵です。当たり前のことを当たり前にこなす能力が、イノベーションの必要条件ということです。
iPS細胞の山中教授は、発見に至るまでの過程を『暗闇でバットを振り続ける』ことにたとえていましたが、地道な努力を積み重ねることが、イノベーションにたどり着く、遠いようで実は近い道です。」(189頁)

素人の閃きがイノベーションにつながるほど、ビジネスは甘くないというフレーズは、心に突き刺さりますね。

社会を変えるようなイノベーションは、もっと地道で気の遠くなるような努力によって生み出されているはずです。

周囲の人には見えない地道な努力をひたすらこつこつ続けられるということは、結果を出すことのできる人の共通点ですね。

日々のほんの少しの差が積み重なり、1年後、10年後、巻き返しのできないような大きな差になるのだと信じています。

本の紹介418 広告やメディアで人を動かそうとするのは、もうあきらめなさい。(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間お疲れ様でした。

今日は本の紹介です。
広告やメディアで人を動かそうとするのは、もうあきらめなさい。

タイトルだけで買ってしまいますね(笑)

タイトルのとおり、広告やメディアでばんばん宣伝しても売れるとは限りません。

では、どうすれば人は動くのか?ということについて書かれています。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

広告やメディアでは人が動かない中で、何が人を動かすのか? それは結局のところ、確実にうまくいくかわからない状況でも、論理を超えて『これでいこう!』と踏み切る現場の『勇気』や『機転』ではないか、と私は思っている。それはいわば、誤発注を挽回しようとPOPをつくりツイートで拡散させた生協の店員のような勇気と機転だ。リスクをとり、恥をかき、失敗する『覚悟』のない人間、人間のココロへの『洞察』のない人間が、どれだけ手法やテクノロジーに通じてみたところで、人を動かし、財布を開けさせ、社会を変えるムーブメントを作り出せるはずなどないのだ。」(247頁)

論理を超える勇気や覚悟が、今置かれている状況を変えるのでしょうね。

実際、理屈で考えてしまうと、やる前から「この点がネックになる」とか「ここが問題だ」とか、できない理由探しが始まってしまいます。

これでは何も始められません。

最初は、突拍子もないように見える計画も、少し動かしてみると、違った景色が見えてくるものです。

「どうせ無理」と「ノーサンキュー」からは何も生まれませんので。