Category Archives: 本の紹介

本の紹介290 売る力 心をつかむ仕事術(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間、お疲れ様でした。

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←先日、他士業の先生方と一緒に両替町の「武市」に行ってきました。

写真は「さよりの天麩羅」です。

あっさりとした白身です。お寿司で食べてもおいしいですし、このように天麩羅にしてもおいしいですね。

このお店は、料理がおいしいことに加えて、大将の対応がすばらしいです。

業界は違いますが、本当に勉強になります。 何度も行きたくなるお店です!

今日は、午前中は、新規相談が1件、債権回収の裁判が1件入っています。

午後は、新規相談が2件、裁判等の打合せが2件入っています。

今日も一日がんばります!!

さて、今日は本の紹介です。
 売る力 心をつかむ仕事術 (文春新書 939)

著者は、言わずと知れたセブン&アイ・ホールディングスの鈴木会長です。

商売で大切にすべきことは何なのかがとてもわかりやすく書かれています。

顧客は経済合理性では動かないということがよくわかります。

業界に関係なく、おすすめですよ。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

経験的に『いい』と思われることはみんながやるから、結局、競合になってしまい、ますます厳しい状況になる。みんなが『いい』と思うことなどやる必要はなくて、むしろ、『そんなのだめだろう』と思うようなことに意味がある。みんなが賛成することはたいてい失敗し、反対されることはなぜか成功する。それはわたしの経験に限ったことではないようで、これまでお会いした方々も同様の経験をお持ちのようでした。」(88頁)

「みんなが賛成することはたいてい失敗し、反対されることはなぜか成功する」

何かを始めようとしているみなさん、是非、この言葉を胸に刻んでおきましょう。

最後まで信念を貫くことができた人こそが成功者になれるのだと思います。

周りに反対されたくらいでやめてしまうような弱い信念(そういうのはそもそも信念とは呼びませんが)では、何をやってもうまくいきません。

ちょっとつまづいただけで「もうだめだ」と思ってしまうのでしょう。

野村監督曰く、「『もうだめだ』ではなく『まだだめだ』と思え」。

王監督曰く、「努力は必ず報われる。もし報われない努力があるのなら、それはまだ努力とは呼べない」。

そういうことです。

本の紹介289 エメラルド・オーシャンな働き方(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

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←先日、事務所の近くにある「雪有圭」に行ってきました。

写真は、表面を炙ったカマスで明太子と大葉を巻いたものです。

創意工夫の賜物です。 探究心に脱帽です。

おいしゅうございました。

今日は午前中は、新規相談が1件入っています。

午後は、藤枝の銀行で不動産売買の決済に立会い、その後、静岡の裁判所で裁判が2件入っています。

夜は、顧問先会社の経営者と打合せです。

今日も一日がんばります!!

さて、今日は本の紹介です。

 エメラルド・オーシャンな働き方

レッド・オーシャン(競争の激しい既存市場)、ブルーオーシャン(競争のない未開拓市場)とも異なる「エメラルド・オーシャン」という新しい概念について紹介をしている本です。

要するに「競争のない既存市場」ということだそうです。

「レッド・オーシャン」「ブルー・オーシャン」という言葉は、ちょっと前に流行った言葉ですが、最近では、会話の中でこれらの言葉を用いるのは、少し恥ずかしいです。

「倍返し」とか「お・も・て・な・し」とか「おもてなっしー」(声高めで)とか「今でしょ」って言うくらい気恥ずかしいです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

ビジネスを行うにあたり、多くの人は得をしたい、儲けたいという思いばかり強くなってしまい、損をする覚悟ができていない場合がほとんど(口では強がりを言っていても)なのです。誰だって得をしたい、儲けたい。一方で、痛い目にはあいたくない、損したくないと、身構えているわけです。しかし、身構えれば身構えるほど損することを多くの人は理解していません。なぜならば、損を恐れるということは、そこそこのレベルのもので手を打とうとすることを意味するからです。・・・二流、三流のもので周りを固めて、厳しい競争の中『稼げる』『成功できる』と思っていること自体NGです。そこそこのもので体裁を整えようとするから結果が出ない。結果が出ないから、また次のそこそこを探して失敗する・・・。」(179頁)

結構、痛いところを突いてきますね(笑)

「損してもいい」と思えるかどうか。 そう思える習慣ができているかは、確かに重要なポイントなのだと思います。

何か新しいことをやるときに、「損しないか」ということばかり考える癖がついている人は、なかなか一歩が踏み出せないのではないでしょうか。

損するかどうかなんてやってみないとわからないですし、そもそも判断基準が得するか、損するかという二択では、仕事をしていても、おもしろくもなんともありません。

やはりこれも習慣の問題なのです。心の。

本の紹介288 ヒットの法則が変わった(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 2月に入りましたね。今週も一週間がんばっていきましょう!!__

←週末の朝は、いつも海までのジョギングから始まります。 往復2時間ジョギングをすると、かなり汗をかきます。

2時間、「無」になって走ると、かなりリフレッシュできます。

継続は力なり。

今日は、午前中は、破産事件の打合せが入っています。

午後は、遺産分割調停です。

夜は、富士へ移動し、子ども未来大学です。

子どもたちに弁護士の仕事についてレクチャーしてきます。

今日も一日がんばります!!

さて、今日は本の紹介です。
 ヒットの法則が変わった いいモノを作っても、なぜ売れない? (PHPビジネス新書)

いいモノを作っても、なぜ売れない?」というサブタイトルからもわかるとおり、マーケティングの本ですね。

どうやったら、売れるのか、ということをいろんな例を出しながら解説してくれています。

模倣の重要性が熱く語られています。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

模倣は決して簡単な作業ではない。成功したものを『成功したもの』と定義づけるためには、それなりの目利きも必要であり、また何が成功要素なのかを抽出することは同産業の業界人から見ても容易なことではない。だからこそ『成功要素を正しく模倣する』という、『創造的な作業』を生み出した模倣者たちは、自分たちのオリジナリティをスパイスのように軽くふりかけるだけで成功の果実を甘受することができる。」(111頁)

『イノベーターが獲得できるイノベーションの現在価値は2.2%』であり、実に市場の98%は模倣者や追随者によって生み出されている」(111頁)

模倣の重要性については、いろんな本に書かれていることです。

成功者の成功要素を正しく模倣することがポイントになるわけですが、それには一定の技量が求められるという話です。

これって、見方を変えると、人のいいところを見つけるということになりませんか。

普段から、人のあら探しばかりしている人と、人のいいところを見つけようとしている人では、模倣力も変わってくる気がします。

成功者を見て、素直に「僕もこの人のようになりたい」と思えるか、ということです。

いいものをいいものとして真正面から評価できる人でありたいです。

成功者への嫉妬で溢れかえっている中で、純粋に「あの人はすごい」と言える素直さが大切なのだと思っています。

また、別の角度ですが、仮に一定の成功を収めたとしても、そこで立ち止まっていると、すぐに模倣者に追い抜かれてしまいます。

常に改良を重ねていくという意識、すなわち、向上心を持ち続けることが大切なのです。

本の紹介287 逆襲弁護士 河合弘之(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

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←先日、小鹿にある「篤」に行ってきました。

写真は、松葉カニの身とミソを混ぜたものです。

そもそもこのカニ自体の甘みが尋常ではありません。 さすが、こだわりまくっています。

めちゃうまでした!!

今日は、午前中は、労働事件の裁判が1件入ってます。

午後は、労働事件に関する民事調停が1件、新規相談が2件入っています。

今日も一日がんばります!!

さて、今日は本の紹介です。

 

逆襲弁護士 河合弘之

さくら共同法律事務所の河合先生に関する本です。

河合先生というと、原発訴訟を思い浮かべてしまいますが、いろんな有名な事件に関わっているんですね。

勉強になりました。おすすめの本です。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

弁護士は、自分を見失ってはいけない。怒るとしても、怒ったふりでなければならない。本当に怒りの心情がわいてしまえば、度を失い、我を忘れ、適切な弁護ができなくなる。河合は、つねにそう考えている。そのため、いつも冷静だ。極端にいえば、相手が仕掛けてきたならば、相手の弁護士を憎む思いよりも、むしろ、感謝する気持ちでいっぱいである。
〈ありがとう。おもしろい事件を起こしてくれて、ありがとう。そのおかげで、ぼくには、やり甲斐のあるいい事件がやってくる。ついでに報酬も入ってくる。本当に、ありがとう〉」(257頁)

弁護士にもいろいろなタイプがあり、感情剥き出しの人もいれば、いつも冷静な人もいます。

好戦的な人もいれば、平和な解決を望む人もいます。

正しい、間違っているではありません。

自分がこうあるべきだと思う弁護士になればいいのだと思います。

また、難事件を扱うことに、後ろ向きな弁護士と意欲的な弁護士にも別れるように思います。

問題なのは、このような弁護士のタイプが、顧客(相談者、依頼者)からわかりにくいということです。

取り扱っている分野は概ねホームページ等でわかりますが、その弁護士のタイプまではわかりませんよね。

普段から弁護士と接する機会が多い場合にはともかくとして、そうでない場合には、自分が納得できる弁護士にあたるまで、いろんな弁護士に相談してみるしかないのでしょうかね。

食べログで評判がいいラーメン屋さんに食べに行っても、ぶっちゃけ、そんなにおいしいとは思わないこともあります。 結局、好みは人それぞれということです。

本の紹介286 ジェフ・べゾスはこうして世界の消費を一変させた(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日も一日がんばります!!

さて、今日は本の紹介です。

 ジェフ・ベゾスはこうして世界の消費を一変させた (PHPビジネス新書)

アマゾンのトップの言葉をまとめた本です。

アマゾンのすごさはここで書くまでもありませんね。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

利益は出ていません。出そうと思えば出せますけどね。利益を出すのは簡単です。同時に愚かなことでもあります。我々は今、利益になったはずのものを事業の未来に再投資しているのです。アマゾン・ドット・コムで今利益を出すというのは、文字どおり最悪の経営判断だと言えます。」(215頁)

普通の人が言ったら、単なる負け惜しみです(笑)

短期的な利益よりも長期的な利益を重視していることがよくわかります。

こういう発想を持っていると、ちょっと利益が出ただけで、プライベートでじゃんじゃんお金を使ってしまうということもないのでしょうね。

うまくいっているうちに、次の手を打つ。

うまくいっているこの状態がずっと続くわけではない。

こういうことを冷静に考えられる人が経営者に向いているのでしょうね。

本の紹介285 ルールを変える思考法(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間お疲れ様でした。土、日も終日、打合せが入っています。がんばります!!
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←先日、「キャトル プレジール」に行ってきました。

写真は、「いろいろお豆のトマトカレー」です。

めちゃうまです。 すばらしい!

今日は、午前中は、裁判員裁判の公判前手続と債権回収の裁判が1件入っています。

午後は、島田の裁判所で離婚調停が1件、夕方から顧問先会社でのセミナーが入っています。

セミナーのテーマは、「第3回 契約書作成に必要なリーガルマインド習得講座」です。

夜は、顧問先会社の新年会に出席します。

今日も一日がんばります!!

さて、今日は本の紹介です。

 ルールを変える思考法 (角川EPUB選書)

著者は、「ニコニコ動画」で有名な株式会社ドワンゴの代表取締役会長です。

YouTubeに勝つためにどのようなことを考えているのかが書かれており、参考になります。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

とにかく、簡単に理解できるものであればライバルが増えすぎるし、あまりにも先に行きすぎてしまうと、ついてくる人がいなくなる。そんなギリギリの境界線上に立つためには、『偶然』や『運』も求められてくるはずですが、それら偶然や運までを含めて、個人の『才能』と考えるべきなのでしょう。逆にいえば、才能は、運にも左右されるものなのです。」(87頁)

著者は、「勘違いと先見の明は紙一重である」と言っています。

わかりやすすぎてもダメですし、とんがりすぎてもダメですよね。 

なんでもそうですが、このバランスをとることが大切なのだと思います。

ビジネスも人間関係も、すべては「バランス力」だと思っています。

また、著者は、「才能は、運にも左右されるもの」と言っています。 同感です。

もっとも、失敗したときに、運のせいにするのは論外ですが。

成功したときには、「運がよかった」。 失敗したときには「力が足りなかった」と思うべきです。

本の紹介284 選ばれる理由(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。
__←先日、税理士や社労士の先生方と両替町の「武市」に行ってきました。

写真は、「えび芋のカニあんかけ煮」です。

このお店は、魚もおいしいのに加えて、和食がとてもおいしいです。 

こういう料理を食べると、落ち着きます。

おすすめですよ。

今日は、午前中は、新規相談が2件、交通事故の裁判が1件入っています。

午後は、新規相談が1件、外部の法律相談が1件と弁護団会議が1件入っています。

今日も一日がんばります!!

さて、今日は本の紹介です。

 選ばれる理由:どうしても売上と利益が増えてしまう心理マーケティング

久しぶりのマーケティング本です。

サブタイトルに「どうしても売上と利益が増えてしまう心理マーケティング」と書かれているとおり、顧客の心理を理解した上で、効果的なマーケティングを考えるというものです。

こういうことに興味がある人にとっては、とてもおもしろい本だと思います。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

『人は経済合理性に基づき、最も安いものしか選ばない生き物』ではないのです。だからこそ、ぜひこのように考えてみて下さい。 
お客様はあなたの会社の商品やサービスを買いたい。だから、それを買う理由を用意して差し上げる。
これこそが、『ウリ』をお伝えすることなのです。・・・私たち人間は、『絶対的な基準で決定することはほとんどない』と言えます。商品やサービスの絶対的な価値を計る尺度など、生まれながらに備わっていないのです。あくまで何かと相対的に比較して、価値を判断するのが人間です。だからこそ、あなたの会社の商品やサービスを買っていただきたいのであれば、『比較する本能』を知り、それを利用して『選ばれる理由』『買われる理由』を用意していきましょう。」(48~49頁)

勉強になります。

人間は、絶対的な基準で決定することはほとんどないと。

確かに、言われてみるとそうですよね。

飲食店の評価でも、確かに、相対的な評価なしに、純粋に「おいしい」と思うことももちろんあります。

でも、同じ種類の料理を食べたときには、「あ、あの店よりおいしい」、「あのお店のほうがおいしい」と相対的な評価をしています。

顧客が、他との比較により、買う・買わないを判断するのであれば、その判断をしやすくお手伝いをすればよいことになりますね。

そう考えると、いろいろと工夫することが頭に浮かんできます。

あとは、実行にうつして、試行錯誤を繰り返すのです。

本の紹介283 「成功の型」を知る 起業の技術(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間がんばっていきましょう!!

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←毎週末は、海までの早朝ジョグからはじまります。

風がなく、本当に気持ちがいいです。

2時間程度、何も考えずにジョギングをすると、本当にリフレッシュできます。 おすすめですよ。

今日は、午前中は、顧問先会社の社長との打合せ、債権者集会が1件入っています。

午後は、島田の裁判所で医療事件の民事調停が1件、顧問先の社労士の先生との打合せが1件入っています。

今日も一日がんばります!!

さて、今日は本の紹介です。

  「成功の型」を知る 起業の技術

帯には、以下のように書かれています。

どのような分野でも『成功の型』のようなものがあります。天才と言われる人でさえ、そういった基本を土台にして活躍しているのです。しかし、ほとんどの起業家は、その『型』を知りません。だから、失敗するのは当然です。

「型」という言葉、いいですね。

あらゆることには「型」があるので、まずはそれをしっかり学ぶところから始めることが大切です。

極めて実践的な内容となっています。 参考書としてはとても良い本です。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

ブランドには『徹底力』が大切です。ブランド会社になるための『最初で最後の手段』は『誰でもできることを、誰もやらないくらいやる』ことです。誰でもできるけど、多くの人がやらないことは『自分が生きる分野を決めて集中し、そこで、誰でもできることを誰もやらないくらいやる』ことです。小さなことを積み重ねていきましょう。ブランドは『微差の集積』で築かれていくのです。」(140頁)

とても参考になります。

大切なことをこれだけコンパクトにまとめて伝えられる著者がすごいです。

「自分が生きる分野を決めて集中し、そこで、誰でもできることを誰もやらないくらいやる」

おそらく、成功している人は、みんなこの視点を持って、実際に実行しているのではないでしょうか。

よく「他との差別化」ということを言いますが、決して、突拍子もないことをやる必要はなく、自分の得意分野で、だれにもできないくらいの努力をすることこそが、結果として、「他との差別化」になるのではないでしょうか。

本の紹介282 君に友だちはいらない(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

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←先日、お気に入りのピザ屋さん「かまど家ピュアカリ」に行ってきました。

写真は、「タコバジル」です。

夜にしか食べられないメニューです。

レモンを少し搾って食べるのがポイントです。

いつもおいしゅうございます。

今日は、午前中は、事務所で書類作成です。

午後は、債権回収の裁判が1件、新規相談が1件入っています。

今日も一日がんばります!!

さて、今日は本の紹介です。

 君に友だちはいらない

著者は、京大客員准教授の方です。

以前、このブログで紹介をしました「武器としての決断思考」、「武器としての交渉思考」の著者です。

今回は、タイトルがキャッチーですね。 著者の意図は、読めばすぐにわかります。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

社交に過度な時間と労力を注ぐことは、時間の無駄となるどころか、ときにはマイナスにもなる。強力な磁石が、鋼鉄もくず鉄も区別せずに引き寄せてしまうように、人脈の多さを自慢する人は、つきあって有意義な人だけでなく、自分の足を引っ張ったり、迷惑をもたらす人や、さらには反社会的な勢力とまでもつながってしまうことがあるのだ。・・・仲間の数を増やすのではなく、少数の仲間の質を追求することが、肝要となるのだ。」(117~118頁)

多くの薄いつながりよりも、少ない深いつながりを大切にするという発想です。

量より質ともいえるのかもしれません。

どれだけ多くの名刺を持っていても、そんなものは人脈でもなんでもありません。

ビックリマンのシールを集めているようなものです(古い?)。

広く深く付き合うことができたら、それが一番いいのかもしれませんが、時間が限られているため、実際にはそうもいかないわけです。

お互いインスパイアされる仲間とだけお付き合いをしていけたら、最高ですね。

本の紹介281 憚りながら(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間がんばっていきましょう!!
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←休日の早朝は、海までジョギングすることから1日が始まります。 

継続は力なり。 やると言ったからには絶対やりきります。

今日は、午前中は、離婚調停が1件、労働事件の裁判が1件入っています。

午後は、富士の裁判所で、労働事件が2件、会社関係の裁判が1件、不動産関係の裁判が1件入っています。

夜は、そのまま沼津へ移動し、「こども未来大学」で1時間授業を行います。

子どもたちに弁護士の仕事についてお話をしてきます。 

今日も一日がんばります!!

さて、今日は本の紹介です。

 憚りながら (宝島社文庫)

元後藤組組長の本です。

これまでの生き様がまとめられています。完全に裏社会です。

著者が「BOX 袴田事件 命とは」を私費を投じて制作したことも紹介されています。

右も左もなく、表も裏もなく、あらゆることから学ぶことが大切だと思っています。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

人間生きてりゃ、絶対に腰を引いちゃいかん瞬間が何回かあるんだ。ヤクザの世界じゃしょっちゅうだが、サラリーマンでもあるだろ?絶対に腰を引いちゃいかん時というのが。会社を背負った商談とか、交渉事とか。そういう時に相手と正面から対峙して、『それじゃあ、お互い分かった』と引き分けるのならいいが、腰を引いてしまったら、『スミマセン』と言ってしまったら終わりだ。そういう時は絶対にバックしちゃいかん。」(73~74頁)

僕は、このようなとき、「大和魂」という言葉を思い浮かべます。

交渉でも裁判でも、「絶対に腰を引いちゃいかん瞬間」があります。

この引いてはいけないと思う度合いは、守るべきものの重さに比例するのだと思います。

自分が大切にしているものを守る気持ちが強ければ強いほど、絶対に腰を引いてはいけないのでしょう。

「ま、いいか」とあきらめてしまう癖がついてしまうと、いつの間にか、困難な状況でふんばりがきかなくなってしまうのです。

すべては、習慣。 人間は、習慣によって形づくられています。

日々、小さな習慣を積み重ねることでしか、大きな成果を生むことはできないと確信しています。