Category Archives: 本の紹介

本の紹介99 見えない空気を売る方法(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

さて、今日は本の紹介です。
見えない空気を売る方法
見えない空気を売る方法

株式会社アルカサバ社長の貞方さんの本です。

20代でフェラーリを手に入れ、30歳で豪邸を建て、40歳でホテルオーナーになるのを夢見て、福岡から単身上京したそうです。

結果を出しているので、いいと思います(笑)

こういうことを正直に書いてしまう貞方さん、嫌いではありません。

さて、この本で「いいね!」と思っているのはこちら。

私たちが提供するサービスを受けた結果、お客様が取る選択は2つに1つしかありません。
また来るか、もう来ないか。それを決定する理由は、お客様の意識されない小さな快感・不快感の積み重ねかもしれないのです。だから私はいつも社員に繰り返し伝えます。大切なのは、お客様に気づかれないサービスだと。何となく心地がいいという空間は、気づかれないサービスの積み重ねから生まれます。理由はわからないけど嫌だという感覚は、小さな不快が積み重なった結果です。
」(132頁)

この感覚、よくわかります。

自分が客として、どこかのお店に行くと、大きな不快はないが、小さな不快がたくさんあると、もう行きたくなります。

難しいのが、お店側の立場で、常に顧客の目線でサービスをチェックすることです。

言うのは簡単ですが、実際には、日常のサービスのレベルに慣れてしまっており、「小さな不快」を見逃してしまいがちです。

スタッフ全員が、「自分が顧客だったら・・・」という姿勢を持ち続け、「小さな不快」を感じ取ることが大切なんだと思います。

結局は、スタッフ全員が、会社の一員として、サービスの質を向上していく気持ちがあるかにかかっているのではないでしょうか。

経営者は、スタッフ全員にそのような気持ちをもってもらうためにはどうしたらよいかを考えるべきです。

私の事務所も、法律事務所として、最高のサービスを提供できるように、努力を続けています。

本の紹介98 ニーチェの言葉(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

さて、今日は本の紹介です。
超訳 ニーチェの言葉
超訳 ニーチェの言葉

2年程前の本ですね。

もう一度、読み返してみました。

こういう感じの本、多いですよね。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

『ああ、もう道はない』と思えば、打開への道があったとしても、急に見えなくなるものだ。
『危ないっ』と思えば、安全な場所はなくなる。
『これで終わりか』と思い込んだら、終わりの入口に足を差し入れることになる。
『どうしよう』と思えば、たちまちにしてベストな対処方法が見つからなくなる。
いずれにしても、おじけづいたら負ける、破滅する。
相手が強すぎるから、事態が今までになく困難だから、状況があまりにも悪すぎるから、逆転できる条件がそろわないから負けるのではない。
心が恐れを抱き、おじけづいたときに、自分から自然と破滅や敗北の道を選ぶようになってしまうのだ。
」(62頁)

確かに、あまりにも状況が悪いと、「もうだめだ」と諦めてしまいたくなるときがあります。

諦める方が楽ですよね。

もう考えなくてもいいんですから。

他にいい方法がなさそうな状況で、それでもなお、「なにかいい方法はないか」と考えることは、出口が見えないトンネルを走っているようなものです。

だから、走るのをやめる理由を必死に探すようになるわけです。

でも、このようなことを繰り返していても、全く自分の成長につながりません。

苦しい状況から脱出するには、徹底的に、その問題と向き合うことしかないと思っています。

逃げれば逃げるほど、状況は悪化します。

このことが経験的にわかっている人は、問題から逃げずに、出口の見えないトンネルを走り続けることができるのだと思います。

本の紹介97 菜根譚(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 

さて、今日は本の紹介です。
中国古典の知恵に学ぶ 菜根譚
中国古典の知恵に学ぶ 菜根譚

この本も、前回同様、5年程前の本です。

前回の本と同じようなタッチで書かれています。

とても読みやすいです。

この本は、今から400年程前に、中国の学者によって書かれたもので、日本には、江戸時代末期に伝わったそうです。

ちなみに、この本の題名「菜根譚」とは、「人よく菜根を咬みえば、すなわち百事なすべし」(堅い菜根をかみしめるように、苦しい境遇に耐えることができれば、人は多くのことを成し遂げることができる)という言葉に由来しているそうです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

質素で無欲な人は、派手で欲の強い人から疎まれるものであり、慎み深く厳しい人は、勝手気ままでだらしのない人からは嫌われるものである。
嫌がられるからといって、人の上に立つ人間は自分の信念を曲げてはいけないが、その信念を無理に人に押しつけてもいけないのである。
」(105頁)

「人の上に立つ人間は・・・その信念を無理に人に押しつけてもいけない」という部分がいいですね。

意識しないと、他人に、自分の信念を押しつけがちですよね。

人それぞれ信念が違いわけですから、「人の上に立つ人間」は、気をつけなければいけません。

また、そもそも信念などというものは、人から強要されて持つものではありません。

部下や従業員にも、自分と同じ信念を持ってほしいと願う方もいると思います。

でも、強要しても仕方がありませんよね。

もし、上司が部下や従業員に、信念を共有してほしいと思うのであれば、それは、言葉ではなく、態度で示すべきだと思います。

共感できる信念であれば、自然と共有されていくのではないでしょうか。

むしろ、信念が異なる部下を認める寛容さが必要なのだと思います。

本の紹介96 賢人の知恵(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

さて、今日は本の紹介です。
バルタザール・グラシアンの 賢人の知恵
バルタザール・グラシアンの 賢人の知恵

5年ほど前の本ですが、読み返してみました。

あの頃は、どんな気持ちでこの本を読んでいたんだろうな~などと、どうでもいいことを考えてしまいます。

いっぱい線が引いてあります(笑)

この本の著者は、17世紀のスペインで活躍した方だそうです。

今読んでも何の違和感もないのがすごいです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

すべてを手にするのは不幸なことだ。思いこがれるものがないと精神は活力を失い、すべて達成してしまえば、どれもが灰と化してがっかりする。
精神を生き生きと保つには、情熱と好奇心が必要なのだ。満足しすぎることは不運だ。望むことが何もないと、今度はあらゆることが心配の種になるからだ。欲望がなくなったとき、心配が始まるのだ。
」(217頁)

まあ、そうなんでしょうね。

すべてを手にすることは、ずっとないのかもしれませんが、目標を達成した後は、今のようなバイタリティーはなくなると思います。

そう考えると、目標を達成しようと、がんばっているときが一番楽しいのかもしれません。

今はまだ欲望がたくさんありますので、心配はあまりありません。

やるべきことがたくさんあるため、余計なことを心配している時間がありません。

10年後、20年後にこのブログを読んだとき、「あの頃は、よくがんばっていたな~」と振り返ることができるように、今は、めいっぱいの活力と情熱で、仕事をしていきますよ。

本の紹介95 Think Simple(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます もう一週間、終わりですね。

とはいえ、土、日も法律相談がいっぱい入っています がんばります!

写真 12-06-20 12 12 03←先日、事務所の近くの「銀杏亭」で久しぶりにお昼ごはんを食べました

肉野菜定食。 味付けがうますぎます!! おすすめです。 

今日は、午後から、損保会社主催のセミナーでお話をしてきます。

テーマは、「弁護士の見解!~労災問題に対する対策の現状~」です。

過労死、過労自殺、メンタルヘルス等について会社としてどのようにして対策を講じていくべきかをわかりやすく説明したいと思います。

今日も一日がんばります!!

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さて、今日は本の紹介です。
Think Simple―アップルを生みだす熱狂的哲学
Think Simple―アップルを生みだす熱狂的哲学

スティーブ・ジョブズと長年仕事をしてきた著者が、「シンプル」の効力について述べている本です。

最初から最後までアップルのことが書かれています。

ジョブズに関する本をいくつか読みましたが、読めば読むほど、ジョブズと一緒に働いていた人は、大変だっただろうなと思います(笑)

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

シンプルであることは、複雑であることよりもむずかしい。物事をシンプルにするためには、懸命に努力して思考を明瞭にしなければならないからだ。だが、それだけの価値はある。なぜなら、ひとたびそこに到達できれば、山をも動かせるからだ。-スティーブ・ジョブズ」(307頁)

確かに、複雑なものよりシンプルなものの方が美しいですよね。

サービス内容や機能について、凝ろうと思えば、いくらでも凝ることができます。

凝れば凝るほど、どんどん複雑になっていくわけです。

でも、それって、たいていの場合、自己満足のような気がします。

その複雑さ、顧客は本当に求めているんでしょうか。

凝ること自体は決して悪いことではありません。

大切なのは、凝った結果、複雑になった状態をいかにシンプルな形に持っていけるかだと思います。

顧客が商品を見たときに、「なんだかめんどくさそうだな。」「結局、なんのことだかわからんよ」と思ってしまうようでは、本末転倒ですよね。

「シンプルは、いいことだ」という意識を持って、最後の詰めを行うことが大切です。

何も考えていないシンプルさと、凝りまくった後でシャープにした結果のシンプルさは、やはり見る人が見れば、その違いに気づいてくれると信じています。

本の紹介94 超凡思考(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

さて、今日は本の紹介です。

超凡思考
超凡思考

3年程前の本ですが、もう一度、読み直してみました。

非常に読みやすく、内容的にもとてもいい本だと思います。

著者は、岩瀬大輔さんと伊藤真先生です。

岩瀬さんは、ライフネット生命保険の副社長です。

伊藤先生は、弁護士で司法試験等の資格試験の「伊藤塾」塾長でもあります。

岩瀬さんも司法試験には合格されているのですが、法曹業界には入らず、コンサルタント会社等で活動されていた方です。

さて、この本で、「いいね!」と思ったのはこちら。

どんなに狭いニッチな分野であっても、そこを極めれば、必ず道は拓けるものだと実感しました。・・・何かを選ぶとき、人はわかりやすい花形の人気分野を求めがちですが、地味でも、専門性の高い、狭い分野で秀でたほうが目立てます。すぐに専門家になれなくても、与えられた仕事で『誰にも負けない』切り口を意識的に作ることです。どんな職業でも役割でも、まずは目の前の仕事においてこだわる。はじめはニッチで小さくても徐々に大きく広がるものだから。」(45~46頁)

これは、特にチャレンジャーの方が持つべき発想です。

まずは、狭い分野でその道を極める。

その分野では、誰にも負けないところまで掘り下げるわけです。

いろいろと他の分野に目がいってしまいがちですが、そこはじっと我慢です。

とにかく1つの分野に力を集中させることが重要ですね。

もう一つの視点としては、普通の仕事を他の人とは違う切り口、角度から取り組むということです。

常に人と違う視点を意識することが大切だと思います。

「もっといい方法はないか」「もっと新しいサービスは提供できないか」ということを考え、形にする。

こんな楽しいことはありません。

裁量が広く与えられ、自分の判断でチャレンジできる人生って、エキサイティングですよね。

どんどんリスクをとって、これからもチャレンジしていきたいです。

本の紹介93 一流の人たちがやっているシンプルな習慣(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

さて、今日は本の紹介です。
一流の人たちがやっているシンプルな習慣
一流の人たちがやっているシンプルな習慣

帯には、こう書かれています。

本書を読む前に、わかってもらいたいことがある。それは、超一流の人たちが毎日やっていることは、特別なことではないということ。誰でもできるということ。

多くの本で書かれていることですが、特別なことをやる必要はないわけです。

誰にでもできることを誰にもできないくらいやれば、成功します。

もう、本当にそれだけだと思います。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

・・・勝者・敗者を決める大きな要素は、スタートの思い切りである。出だしに躊躇した人は、まずいい成績を残せない。・・・ビジネスでも同様で、躊躇ない出だしは非常に重要である。多くの情報を集めたうえで自分を信じて決断をしたなら、それ以上心配することは意味がないのだ。『負けたらどうしよう』『失敗したらどうしよう』こういう無意味な思考回路は捨て去ることだ。」(194~195頁)

いろんな人が、表現を変えて、同じことを言っていますね。

これを読んですぐに思い浮かんだのは、マクドナルド社長の原田さんの言葉です。

決定したらすぐ実行しろではなく、決定しなくてもいいからすぐ実行だ!

いい言葉ですよね。

だいたいお話をしていると、決断力・実行力がある人かどうかはわかります。

そういう人の特徴は、リスクを積極的にとれるということです。

「負けたらどうしよう」、「失敗したらどうしよう」という後ろ向きな発言をする人は、好きではありません。

そんなことを悩んでいる暇があったら、少しでも勝てるように、成功するように、準備をするべきです。

準備こそ命です!

考えても仕方がないことに悩んでいる時間があるなら、準備をしましょう。

本の紹介92 1000人の経営者から教わった一流の人の考え方(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます
写真 12-06-08 19 43 39先日、七間町の「こはく」に夜ごはんを食べに行きました

←駿河軍鶏のたたき。引き締まりまくりで、とってもおいしかったです。

「こはく」、レベル高いですね。

今日は、午後は、外部の法律相談があり、夜は、清水の会社で社内セミナーを行います。

100名以上参加されるということで、今からわくわくしています。

今日のセミナーのテーマは、

身近に潜む労務リスク~職場で知っておきたい最新労務知識~

です。

今日も一日がんばります!!

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さて、今日は本の紹介です。
1000人の経営者から教わった 一流の人の考え方
1000人の経営者から教わった 一流の人の考え方

著者がこれまでに会ってきた数々の経営者から学んだことや気づいたことがまとめられています。

勝間さんに対しては辛口なところがおもしろいです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

・・・ビジネスも同じである。とくに最近は技術も変化が激しいので、風向きもしょっちゅう変わる。時流に乗って一躍時の人となり、ビジネス誌に出まくっていた人が、翌年には忽然と消えてしまったというケースは珍しくない。一方、ずっと第一人者でいるというのは、その間に状況や環境が変わってもそれを乗り越えてきた、あるいは変化に適応してきたということだ。これはかなり力がないとできることではない。・・・いくら驚異的な潜在能力の持ち主であっても、環境が整わないとその力をアウトプットできないというのでは、いかにも脆弱だ。これでは本当に実力があるとはいえない。」(50頁)

確かに。

そもそもの前提として、何十年も風向きや環境が変わらないほうがおかしいです。

最初から、「いつの日か、今までの常識が通用しなくなる日がくる」と思っていれば、慌てふためくこともないと思います。

今、当然の前提としていることが当然の前提にならなくなったとき、その事実をありのまま受け入れて、柔軟に対応できる人が本当に実力のある人なんでしょうね。

そのときそのときの環境をうまく活かして、よりよいサービスを提供する。

結局、それしかないんじゃないかな。

どんな変化も味方につけられるように、日々、意識して準備をしています。

若手弁護士のみなさん、お互い、最高のサービスを提供できるよう、がんばりましょう!!

本の紹介91 マクドナルドの経済学(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。

マクドナルドの経済学
マクドナルドの経済学

マックの社長原田さんとテレビでおなじみ東大教授の伊藤さんの対談形式の本です。

これまでも何冊か原田さんの本を紹介してきましたが、この本もとても勉強になります。

「他分野の顧客を取り込むこと」「他業種を競争相手として考えるビジネス戦略」の重要性が説かれています。

業界は違っても、参考になる部分は非常に多いです。

この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

伊藤 いま日本で業績不振に陥った企業をよく見ていると、原田会長のいう『らしさ』を失ったところが多いのかもしれません。では、企業の『らしさ』を保つためには、どうすればよいのでしょうか。

原田 それには『お客様の声に迎合しすぎないこと』という覚悟をもつことも大事でしょう。たとえば、マクドナルドのメニューに関するアンケートを取りますと、『オーガニックで、ヘルシーなメニューをそろえてほしい』という声が寄せられます。ところが、いざそうしたものを提供しても、あまり売れていない。

伊藤 なるほど(笑)

原田 ・・・『マクドナルドらしさ』を追求するのであれば、メニューについてはやはり『アメリカらしさ』を貫かなければなりません。・・・いたずらに日本のお客様の消費傾向に迎合する商品を小手先でつくっても、受け入れていただけません。」(49~50頁)

非常に参考になりますね。

その会社「らしさ」を失ったサービスを提供しても、決して、うまくはいかないというわけです。

顧客の声に迎合しすぎることにより、あれやこれやと何でも取り入れると、最終的に、その会社「らしさ」がどんどんなくなってしまうんですね。

まずは、自分の会社や事務所がどのような「らしさ」を持っているのかがわかっていないといけません。

次に、その「らしさ」、つまり、ブランディングを貫くことが必要です。

この商品、この分野といえば、この会社、この事務所と言っていただけるためには、根っこの理念がぶれないことが大切です。

常にこのことを頭に入れておかなければ、いろんなことをやりたくなってしまうんですよね。

私の事務所でも、たくさんの新しいアイデアがありますが、事務所らしさがないものについては、手を出しません。

これから5年間は、ますます「らしさ」を追求していく予定です。

本の紹介90 一流の人に学ぶ自分の磨き方(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 

さて、今日は本の紹介です。
一流の人に学ぶ自分の磨き方

一流の人に学ぶ自分の磨き方

典型的な自己啓発本ですね(笑)

一流の人と二流の人の差は紙一重だとし、考え方のちょっとした違いが、大きな差として表れるようです。

小さなものが寄せ集まると最後には決定的な違いとなってあらわれるようです。

実際そうですよね。

オーソドックスな内容で、変な変化球もなく、すーっと入ってくる本です。

いい本だと思います。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

二流の人は失敗を苦痛とみなし、プライドを守るために失敗を避けるべきだと考える。だからできるとわかっていることしかしようとしない。
一流の人はプライドを守ることに興味がない。彼らに興味があるのは、学習し、成長し、変身することだ。
一流の人は失敗を成功の条件とみなし、失敗を教師として教訓を学ぼうとする。
・・・一流の人は失敗を軌道修正の好機とみなす。それは快適とは限らないが、ビジョンの実現に必要な知恵を得るために不可欠だと考える。
二流の人は失敗しないことに集中して多くの時間を空費する。
一流の人は失敗を生かして成功に結びつけることを考える。
」(148~149頁)

一流か二流かはさておき、失敗についてどのように考えるかによって、人生や仕事での幸福感がかなり変わってくると思います。

これは完全に考え方の問題であって、性格の問題ではありません。

つまり、誰でも考え方を変えれば、今よりも幸福感を感じることができると思っています。

「失敗を成功の条件とみなし、失敗を教師として教訓を学ぼうとする」姿勢が身につけば、そう簡単には心が折れなくなります。

新しいことに挑戦し続ける以上、死ぬまで失敗がついてまわります。

失敗するのがいやなら、ずっと同じことをしていればいいのです。

でも、そんなのつまらないですよね。 生きている心地がしません。

失敗したときにこそ、もう一つ上のステージに上がれるチャンスととらえることは誰にでもできることです。

幸い、僕は、このような考え方ができるようになったので、失敗を単なる失敗として終わらせることはありません。

どんどん挑戦して、失敗をしながら、すすんでいくしかないのです。

それが人生なんだと思います。