Category Archives: 本の紹介

本の紹介1244 自分のための人生#2(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間がんばりましょう。

今日は本の紹介です。

今から7年前に紹介した本ですが、再度読み直してみました。

帯には、「『充実人生』・・・は他者から与えられるものではない。自分が今、何を選び、何をするかですべてが決まる。」と書かれています。

まさに人生は選択の総体です。

自分がこれまで日々どういう選択をし、これからどういう選択をするかで人生は決まります。

とてもいい本です。

おすすめです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

私たちは一生涯、確実性を奨励する声を聞いて過ごす。まず家庭で始まり、教育者によっていっそう強化される。子どもはよけいな実験は避けるようにと教わり、未知のことにも近づかないようにとすすめられる。迷いは禁物です。正しい答えを出しなさい。自分と同類の人とつき合いなさい。このような恐るべき安全のすすめにいまだに執着しているとしたら、今こそ断ち切って自由になるときだ。」(172頁)

親の子に対する教育が与える影響は計り知れません。

安定志向の親は、子に安定の大切さを教え、挑戦志向の親は、子に挑戦の大切さを教えます。 

できるだけ失敗しないことを重視するのか、失敗しても諦めずにチャレンジすることを重視するのか。

このようにして幼少期に形成された価値観が大人になっても変わらずに影響し続けているように思います。

本の紹介1243 クオリティ・カンパニー#2(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。

8年前に紹介した本ですが、再度読み返してみました。

タイトルからもわかるとおり、会社はかくあるべしということが書かれています。

理念的なことが書かれていますので、共感できるかどうかは読み手によると思います。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

願望は人それぞれ異なるが、真のリーダーは、自分中心、相手不在ではなく、どうしたら縁ある人を幸せにできるかを考え、それに対して本気で取り組むことで、相手の矢印(ベクトル)が変わり、協力関係を醸成していく。賢い計算高さより、人間的なハートがあれば与えて与えられる関係性を築くことができる。」(51頁)

崇高な理念はさておき、会社を潰さないことがまずは重要です。

ミッションだとかバリューだとかどれだけ並べたところで、会社が倒産してしまえば、元も子もありません。

10年先の大きな目標もいいですが、目の前の仕事をしっかりとやるという極めてシンプルな約束を守ることで十分な気がします。

本の紹介1242 あなたがもし残酷な100人の村の村人だと知ったら#2(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間がんばりましょう。

今日は本の紹介です。

今から7年前に紹介した本ですが、再度読み返してみました。

帯には「教えていますか?この国で生き延びる知恵と方法を。13歳から知っておきたい日本とお金の衝撃の真実!」と書かれています。

少し古い本ですが、現在の日本の状況がよくわかる本です。

大人が読んでもとても参考になります。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

大事なのは、そこに『所有』志向がかけらもなかったことだ。このことはこれから生きていく方向として、たいへん重要だと私は思う。これからの時代は、所有志向の人は負けていくしかない。何も持つな、借金するな、身軽を身上に、できれば魅力のなくなったサラリーマンなんてすっぱりと辞めて得意分野で起業し、自分資本を活かし、人間関係資本を縦横無尽に使い、お金資本を得ていくこと、それが一番いいと私は考えている。これが、時代の変化から見えてくる、これからの生き方である。」(149頁)

このブログでもときどき触れるトピックです。

結論、その人の好きにすればいいのですよ(笑) 

所有して幸せを感じるのであれば所有すればいいのです。

私は、所有することで幸福度が上がるどころか、かえって不幸になるので、できる限りモノを所有しないようにしているにすぎません。

畢竟、所有することによってコストやリスクが増えるのが面倒なのです。

正しい、間違っているという問題ではなく、価値観の問題です。

本の紹介1241 人生の大則#2(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。

今から8年前に紹介した本ですが、再度読み直してみました。

非常に薄い本ですが、中身はとても濃いです。

おすすめです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

心ここに在らざれば、視れども見えず、聴けども聞こえず、食えどもその味を知らず」(20頁)

古典の名著「大学」にある言葉です。

同じものを見ても、聞いても、感じ方、捉え方は人それぞれです。

その差が結果に出ているだけの話です。

当たり前といえば当たり前の話です。

毎日、ただ漫然と過ごしている人と成長・向上を願い努力している人で同じわけがありません。

厳しいようですが、疑う余地のない真実です。

本の紹介1240 3つの真実#2(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。

今から7年前に紹介した本ですが、再度読み直してみました。

引き寄せの法則を学ぶためにはとても分かりやすい本です。

おすすめです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

真に賢い人間は、『自分にとってなにが一番大切なのか』を知り、『その一番大切なものを大切にするためにはどうすればよいのか』を考える。一番大切なものを一番大切にするためには、目標や計画を修正しなければならんこともある。それも勇気が必要じゃがな。」(154頁)

人によって大切なものは異なります。

みなさんは、自分が生きていく上で大切にしているものを大切にできていますか?

忖度や同調圧力、世間体のせいで、本当はやりたくないことを我慢してやっていませんか?

私が最も大切にしているのは、間違いなく「自由」です。

自由とはすなわち、常に「選択肢がある」「選択できる」という状態です。

自分の人生なので「我がまま」に生きたい、ただそれだけです。

今年に入って、もう1か月が終わってしまいました。気づいたら今年も終わっているのでしょう。

自由に生きようが、我慢して生きようが、いずれにせよ人生はあっという間に終わってしまいます。

本の紹介1239 60分間・企業ダントツ化プロジェクト#2(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間お疲れさまでした。

今日は本の紹介です。

今から7年前に紹介した本ですが、再度読み直してみました。

多くの具体例を交えて、実践的なマーケティングの手法が説かれています。

とてもわかりやすいです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

現在においては、どの企業も、自社が事業ライフサイクルのなかで、どの季節にいるのかを把握しなければ、経営の舵取りはまず不可能となってしまった。なぜなら、経済が成熟してくると、事業ライフサイクルがどんどん短期化してくる。現状、参入最適時期がほんの数ヶ月しかない事業も多くなっている。するとその数ヶ月間で全力投球し、後は次の波に備えなければならないのである。」(82頁)

著者は、イソップ童話のアリとキリギリスの話を例として出しています。

これは決して会社に限ったことではありません。

人間もまったく同じことが言えます。

何の備えもなく冬を迎えて困った、困ったと嘆いても、それは仕方のないことです。

春、夏、秋と準備する時間はいくらでもあったはずです。

みなさんは、アリ派ですか? それともキリギリス派?

ライフサイクルを考えて日々、準備をすることがとても大切なのです。

本の紹介1238 コトラーのマーケティング4.0#2(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。

今から5年前に紹介した本ですが、再度読み直してみました。

帯には「loT、AI、ビッグデータでマーケティングは激変する!マーケターがめざすべき最終ゴールは何か。」と書かれています。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

成功する企業やブランドは、ワオの瞬間を偶然に任せたりはしない。ワオを意図的に作り出し、顧客を認知から推奨へ建設的に導いていく。顧客とのインタラクションを、喜びから経験へ、さらにエンゲージメントへと、創造的に高めていく。あなたのブランドは、そのひとつだといえるだろうか?」(254頁)

これもまた会社に限った話ではありません。

個々人についても全く同じことがあてはまります。

自分の価値=ブランドなわけですから、人生を通じてブランド力を高めることは最も大きな目標の1つなのかもしれません。

給与や報酬は、自分の価値との等価交換ですから、前者を上げたければ、後者を上げるほかありません。

顧客から認知され、選ばれるために、何が必要なのかを考え、行動に移すことでしか現状を変えることはできません。

本の紹介1237 コトラーのマーケティング思考法#2(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間がんばりましょう。

今日は本の紹介です。

今から10年前に紹介した本ですが、再度、読み直してみました。

抽象論に終始せず、具体例を挙げながら説明がされており、とてもわかりやすいです。

自分の業界に応用するとどうなるのかを考えながら読むと勉強になります。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

・・・いずれの場合も、でき上がったフレーズは非論理的なものであり、一見するとばかげた表現にも思える。このナンセンスさの原因は、ギャップが生じているためである。何であれギャップが生じているようであれば、ラテラル・マーケティングの途上にあると考えてよい。」(127頁)

これだけ読んでもなんのことかわからないかもしれませんね。

新しいサービスや商品を生み出すときにいつも邪魔になるのは「常識」です。

「そんなことはあり得ない」と勝手に想像力にブレーキをかけてしまうと新しいものを創造することはできません。

社会常識、業界の常識から何か新しいものが生まれることはありません。

常に想像力に制限をかけず、一見ばかげたことを大切にすることがとても大切なのです。

本の紹介1236 コトラーのマーケティング3.0#2(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。

今から10年前に紹介した本ですが、再度読み直してみました。

モノを売り込む「製品中心」の「1.0」、顧客満足をめざす「消費者志向」の「2.0」を経て、「3.0」にバージョンアップさせたマーケティング理論が書かれています。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

ドナルド・カルネは『感情と理性の本質的な違いは、感情は行動を導き、理性は結論を導くことだ』と述べている。あるブランドを購入し、ロイヤルティを持ち続けるという決定は、感情に大きく左右されるのである。」(244頁)

人は何かを選択するときに、いちいち合理的な理由など考えていません。

「なんかいい」「なんか好き」という感情こそが重要なのです。

理由はいつでもその選択の合理性、正当性を肯定するための後付けです。

どれだけ優秀な人でもかわいげのない人は選ばれません。

それほど優秀でなくても愛嬌のある努力家であれば周りが助けてくれます。

世の中はそんなものです。

本の紹介1235 コトラーのマーケティング・コンセプト#2(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。

10年前に紹介した本ですが、再度読み直してみました。

10年前に何度となく読んだ本の1つです。

マーカーを引いている部分を読むととても懐かしいですね。

マーケティングの意義を知るには最適です。

おすすめです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

競合他社に対して独自の優位性を持たない企業は、存在する理由がない」(213頁)

自社の戦略が競合他社と同じものだとしたら、戦略を持っていないことになる。他社とは異なるが、簡単に模倣できる戦略は、弱い戦略である。他社にない独自性を持ち、容易に模倣できない戦略こそが、強固で持続可能な戦略なのである。」(213頁)

みなさんは、自身が提供しているサービスについて、競合他社(他者)と比べて何が優れているのか説明できますか?

これは決して社外における競合との関係の話だけではありません。

社内においても役員や上司に自己の差別化要素をアピールしなければ、勝ち残ることはできません。

選ばれるには理由があり、選ばれないことにもまた理由があります。

うまくいかないのは決して不景気のせいではなく、顧客に選ばれないことが理由です。

差別化するための努力を惜しまないことです。

人が休んでいるときにどれだけ差別化の準備をし続けられるか。

ただそれだけのことです。