Category Archives: 本の紹介

本の紹介1176 シンプルに考える#2(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間お疲れさまでした。

今日は本の紹介です。

著者は元LINE代表取締役の方です。

今から6年前に出版された本ですが、読み返してみました。

帯には「本当に大切な1%に100%集中する」と書かれています。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

成功を捨て続けることが、その人の成長につながると僕は考えています。新しいことに挑戦すれば、当然、失敗のリスクは高まります。だからこそ、過去の成功にしがみついてしまう。『守り』に入ってしまうのです。そして、同じことをやり続けることに執着し始める。しかし、その間にも、新しい技術は次々と生み出され、ユーザーのニーズも変化し続けます。気づいたときには、時代に取り残されてしまうのです。」(92頁)

過去の成功を捨てることは本当に難しいです。

成功した方法を続けていたほうが安心ですから。

しかし、この発想では新しいモノは生まれません。

過去の延長線からはみ出すこともなく、ただ同じやり方を続けているだけですから。

これこそが「無難」のはじまりなのです。

死ぬまでチャレンジを続けるべきだと思いますし、そうでなければつまらないです。

本の紹介1175 世界のエリートが教えるちょっとした仕事の心がけ#2(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。

今から6年前に出版された本ですが、再度、読み直してみました。

タイトルのとおり、ほんのちょっとした工夫で仕事の成果が変わることはよくあることです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

コントロールできるということは、つまり、リスクが低いということです。ですから、トップエリートの考え方としても、『依存しないこと』はきわめて大切な要素です。依存するトップエリートなどいないと断言してもいいでしょう。依存はリスクであるということに気づくこと。その前提として、自分はいま会社に依存しているんだという現実に気づくこと。まずはそれが重要でしょう。」(53~54頁)

これは私がしきりに言っていることですが、あらゆることから「依存度を下げる」ということが精神的・経済的不安定さを払拭する鍵となります。

出来る限り依存しないで生きていくことを意識することが大切です。

離婚事件における専業主婦の方の例を出すまでもなく、依存度が高いことはリスクとなります。

依存度を下げるとはすなわち、自分に力を付けるということです。

それがなくなっても生きていけるという力を身に付ける努力を日々することが、依存度を下げる唯一の方法です。

本の紹介1174 なぜ弁護士はウラを即座に見抜けるのか?(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間がんばりましょう。

今日は本の紹介です。

10年以上前の本ですが、読み返してみました。

著者の長年にわたる弁護士としての経験に裏付けられたウラを見抜く方法が書かれています。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

事件の解決は、机上の法律解釈でできるものではないのである。すべての法律的なアドバイスは、具体的な紛争の処理を、実務として考慮できていなくては役に立たない。必要なのは交渉力であり、人間力である。」(187頁)

司法試験であれば、交渉力も人間力も必要ありませんが、実際の紛争解決には、法律や判例の知識だけでは足りません。

示談交渉1つ取ってみても、法律を振りかざして解決できるのなら、はっきり言って、誰だってできます。

知識自体は、ネット見ればだいたいのことは書いてありますので。

解決の糸口を見つけたり、複数の選択肢のうちいかなる選択をするかが腕の見せ所なのだと思います。

本の紹介1173 ウォーレン・バフェット成功の名語録#2(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。

タイトルのとおり、バフェットさんの発言をまとめた本です。

この本は今から9年前に紹介をした本ですが、再度、読み返してみました。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

さほど価値のないことや、やる必要のないことばかりに手を出しても時間の浪費だ。上手にやったところで意味はない。本当に大切なこと、意味のあることは何かをしっかりと見きわめた上で決定を下す。決定の質を高めるためには小さなこと、つまらないことは切り捨てる勇気が必要である。」(163頁)

器用貧乏とはよく言ったものです。

あれもこれも安請け合いをしていたら、時間がいくらあっても足りません。

限られた時間の中で一定の成果を挙げるためには、その前提として、手を出さないことを決めておくことがとても重要です。

結局すべてが中途半端になってしまうのです。

本の紹介1172 30代の「飛躍力」#2(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。

以前紹介した本を再度、紹介することとします(「#2」は2回目の登場を意味します。)。

この本は、今から8年前に紹介をした本です。

改めて読み返すと以前とは異なる着眼点があり、おもしろいですね。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

決断すべき時が来ていても、決断から逃げて知らん顔をする人がいる。だが、決断の結果に不安を感じて決断を避けてしまえば、事態は悪化の坂道を転げ落ちるだけだ。決断することにこそ価値があると考えれば、結果の成否を過度に心配しなくなる。」(143頁)

日々、決断の連続ですから、実際のところ、決断から逃げることなどできません。

決断をしないという決断をしているだけですから。

すべては日々の小さな小さな決断の結果なのです。

毎朝、早起きして運動するのも、勉強するのもすべて自らの決断です。

やるも決断。やらぬも決断。

5年後、10年後、その差は残酷なほど明確に表れます。

本の紹介1171 勝負できる思考と体を作るビジネスの本質(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間お疲れさまでした。

今日は本の紹介です。

帯に「今こそ、『王道』を学べ!」と書かれているとおり、全く奇を衒わないビジネスの本質が書かれています。

言葉の使い方、気配りの本質、心と体の鍛え方、リーダーとしての立ち居振る舞い、組織内での作法、自らを高める方法・・・あらゆることが書かれています。

おすすめです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

性格・人柄がよくて、勉強も人一倍する。そういう人は誰でも応援したくなるし、引き上げたい気になる。頭がよくて自己過信する人よりも、Sさんのような人がビジネスで成功するんだろうね。・・・人の気持ちは『気配』に出る。気配を察するのが『目配り』」だ。相手の表情、視線、しぐさや所作を注意深く見て、相手の気持ちに応じて動くのが『心配り』である。こうした『配慮』の行き届いた人は、相手の印象に残り、周囲からも高く評価される。当然、チャンスにも恵まれるのである。」(189頁)

応援したくなる人柄というのは、もうそれだけで成功する決定的要素といえます。

ここに書かれていることができている人は、自然と周りが引き上げてくれるのです。

うまくいく人はうまくいく理由があり、その逆もまたしかり。

すべてには理由があります。

いかにえこひいきされるかがとても重要なのです。

本の紹介1170 髙橋洋一式「デジタル仕事術」(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。

頭のいい人がどのような日常生活を送っているのかがよくわかる本です。

加えて、物事をどのように考えているのかがとてもよくわかる本です。

おすすめです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

ユーチューブは、間に入る人が必要なくなることを実感させてくれます。わかりやすく言えば、『中抜き』をして食べている人は、もういらなくなるということです。広告代理店や芸能事務所など『中抜き』をしていた人たちは、儲からなくなっていくはずです。マスコミもやっていけなくなります。・・・デジタル時代は、誰もが直接情報を発信できますので、中間にいるマスコミの存在価値はなくなっていきます。」(18~19頁)

同感です。

「中抜き」をする業務は今後は厳しくなると思います。

あらゆるものがダイレクトにつながる時代ですから、わざわざ仲介してもらう必要がないのです。

直接情報を発信・受信できる時代におけるビジネスは、これまでの伝統や常識からは決して思いつかないものばかりです。

本の紹介1169 やりきる力(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間がんばりましょう。

今日は本の紹介です。

堀江さんの本です。

帯には「失敗を恐れるな!」と書かれています。

途中で投げ出さずに最後までやりきることの大切さが書かれています。

結果が出る前に投げ出さなければ、たいていうまくいきます。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

意識的に『自分は変わりたい』と思って、行動する必要はない。ただ無心に、やりたいことをやり、好きなように動いて、情報のシャワーを浴び、頭のいい人たちと触れ合おう。いつの間にか、それまで見られなかったような豊かな景色が、視界の中に勝手に飛び込んでくるようになる。」(101頁)

まあ、そんなかんじです。

生きている間、やりたいことをひたすらやればいいという感じです。

依存せず、執着せず、理不尽から距離をおき、好きなように生きています。

本の紹介1168 自分を最大限「運用」する方法(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。

タイトルのとおり、自分に投資をし、価値を高めることを勧める本です。

日々どのような選択をし、何に時間を使うのかは、その人の価値形成に直結していることがよくわかります。

おすすめです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

時間は投資の要素の中でも、どんな人でも同じように、絶対に取り戻すことができない有限なものです。しかし、時間を有効活用できないという悩みは、多くの人に共通しているのではないでしょうか。時間を無駄に使ってしまう最大の原因は、時間が限られたものであるという実感がないということだと思います。」(202頁)

まさにそのとおりです。

限りあるものであるからこそ大切にするのです。

人生が無限に続くかのような幻想を抱いているうちは、決して時間を大切しようなどとは思いません。

何の予定も入っていない休日より、いくつもの予定が入っている日のほうが、限られた時間の中で集中して物事に取り組むことができます。

したがって、勉強も運動も、多忙であることは決してマイナスではありません。

「時間があったらやるのに」などという言い訳は幻想にすぎません。

本の紹介1167 大丈夫じゃないのに大丈夫なふりをした(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。

帯には「肩の力を抜けば幸せな毎日がやってくる」と書かれています。

多くの人が我慢して無理して大丈夫なふりをして生きているように見えます。

いろんなものを背負っているため、「やっぱやーめた」とも言えず、体も心もくたくたに見えるのは私だけでしょうか。

リュックの中の荷物を軽くできれば、そんなにかんばらなくても生きていけます。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

なりたい姿になるために本当に必要なことを見極め、ありったけの力を注ぐことが大切だ。もっとも重要な本質がわからないなら、それを考えることから始めなければならない。すべてをうまくやる必要はない。何もかもうまくできればそれに越したことはないが、まずは本質を取りちがえないことだ。もっとも重要なことに超集中しなければならない。」(128頁)

いろんなことに手を広げてみたくなるのはよくわかります。

しかし、手を広げれば広げるほど、瑣末な問題の処理が増え、本当に重要なことに集中することができなくなってきます。

何をやるかも大切ですが、何をやらないかを決めることもとても大切です。

あれもこれもと手を出すには人生はあまりにも短いです。