Category Archives: 本の紹介

本の紹介1124 自尊心削られながら個性を出せって、どんな罰ゲームだよ?(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間がんばりましょう。

今日は本の紹介です。

著者は、メイクアップアーティストの方です。

著者の日々の吐き出したい思いがまとめられた本です。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

『できる』と信じてくれる人がいるのに『いやいや……』って尻込みしちゃうのって謙遜でも奥ゆかしさでもなく、失礼なんだ」(132頁)

もちろん断るのは自由です。

しかし、断ると、次はありません。

依頼する側は「あ、できると思ったけど、このレベルの仕事はできないんだ。」と思うからです。

「やったことありません」はいいです。

やったことないのにやったことあるというより100倍いいです。

こんなもの嘘ついたって、すぐばれますから。

「できません」は、詰まるところ「やりたくありません」と同義です。

本の紹介1123 無駄な仕事が全部消える 超効率ハック(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。

仕事が遅い人、どれだけ仕事をしても一向に仕事が減らない人は是非読んでみましょう。

効率のいい人が当たり前のようにやっていることがまとめられています。

特に目新しい内容ではありませんが、詰まるところ、やるかやらないかです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

どんなに時短テクニックを駆使しても、その作業自体が必要のない作業だったとしたら意味がありません。しなくてもいいことを効率的に行うことほど、無駄なことはないのです。仕事が早い人とは、作業スピードが速い人ではなく、必要のない作業を見極めて、やめてしまえる人です。」(56頁)

しなくてもいいことだらけの世の中です。

会社のルールなのでしかたなくやっている「作業」があふれかえっています。

働き方改革が始まってかれこれ経ちますが、霞が関に限らず、県庁も市役所もいまだに夜遅くまで電気がついています。

これからますます労働力が減り、その反面、コンプライアンスの名の下に作業量は増える一方です。

時間がいくらあっても足りませんね。

本の紹介1122 TRACTION(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間がんばりましょう。

今日は本の紹介です。

サブタイトルは「ビジネスの手綱を握り直す」(Get a Grip on Your Business)です。

帯には「翻訳を許されなかった『禁断の書』が、遂に完全日本語化」と書かれています。

「禁断の書」は明らかに誇張ですが、経営システムを考えるにはよい本です。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

成長のための成長は間違っている場合が多い。1億ドル規模の企業になることは、世間が言うほどすばらしいことではない。」(252頁)

業種や時代によっても異なるのだと思いますが、私は、拡大=成長だと考えることには否定的です。

自分の仕事が、スケールメリットを発揮しにくいと感じるにもかかわらず、拡大するのは、まさに成長のための成長です。

手段が目的化し、結果、不必要な固定費だけが増えていくのです。

売上ではなく利益を見たときに、どの程度の大きさが適切かということを冷静に考えることがとても重要です。

本の紹介1121 見えないからこそ見えた光(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。

著者は、以前、辛坊さんとともにヨットでの太平洋横断にチャレンジされた方です。

「全盲のヨットマン」である著者の人生観が書かれています。

おすすめです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

見えないからこそ見えてくるものがあるということに気づき、環境が自分を幸せにしてくれるのではなく、どのような環境にあっても自分の心の持ち方で幸せになれるということを知ることができたのです。」(213頁)

すぐに不安を感じてしまう人は、不安の中身が自分でコントロール可能か否かを考えてみましょう。

明日の天気を心配しても仕方ありません。

環境を選択できるのであれば、できるだけ自分にプラスになる環境を選択すべきです。

未成年のときは自分の力で環境を変えることはなかなか難しいですが、大人になれば多くの場合、自分で選択できます。

大人の事情で選択できない状況に身を置いている方もいると思いますが、根本的にはそれもまた自分の選択の結果です。

いずれにせよ選択できないことを悩んでも、解決不可能なので時間の無駄です。

自分でコントロール可能なことだけにフォーカスしましょう。

本の紹介1120 ゴミ人間(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。

西野さんの本です。

サブタイトルは「日本中から笑われた夢がある」です。

お笑い芸人が絵本作家になることをさんざんバッシングされた過去、それでもなおあきらめずにやり続けたことが書かれています。

いかに世間の評価が非論理的で「なんとなく」なされているかがよくわかります。

いつの世も、他人の評価なんて何の役にも立たないのです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

夢を語れば笑われて、行動すれば叩かれてしまうので、もう誰もバカなことを言い出しません。もう誰も見上げることをしません。皆、足元を確認しながら歩くようになりました。互いの行動を監視し合い、少しでも踏み誤ると容赦なく叩く。おかげで世界はすっかり正解で溢れましたが、まもなく僕らは、正解で溢れた世界がこんなにも息苦しいことを知ります。」(75~76頁)

今の日本は「正解」ばかりで窒息しそうですね。

模範解答から少しでもズレようものなら、寄ってたかって袋叩きの刑です。

ホームランを狙って空振り三振をしようものなら、クレームとバッシングの嵐です(笑)

生き苦しいと感じている人も多いと思います。

他人の評価は気にしないに限ります。

全員から好かれることはないのと同様、全員から嫌われることもそうそうありません。

好きなように生きればいいのですよ。

本の紹介1119 60歳からヘタれない生き方(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間お疲れさまでした。

今日は本の紹介です。

著者は、相国寺、金閣寺、銀閣寺の住職です。

ときどきこのような本を読むと初心に帰ることができます。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

禅では、ものごとにとらわれ、それに執着してしまうことを何よりも嫌います。それが心の自由を奪うからです。」(41頁)

全く同感。

執着は依存につながり、依存は弱さとなります。

何事にも執着せず、「別になんだっていい」という感覚で生きると、気が楽です。

5年も10年も前のことをいまだに根に持っているとか、絶対に許さないなどという感情は、自分を苦しめるだけで、何の得にもなりません。

職業柄、いろんなことに執着・固執している人を見ますが、そこから抜け出せれば、もっと生き易いだろうに、とよく思います。

本の紹介1118 頑張らなくても意外と死なないからざっくり生きてこ(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。

著者は、歌舞伎町のゲイバー店員の方です。

帯には「結局、本気で空気読めないヤツがいちばん幸せに生きられるのよね。あー、腹立つ💛」と書かれています(笑)

はい、そのとおりです。

この世の中、いろいろ生き辛いと感じている方は読んでみましょう。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

ハッキリ言うわ。チームで仕事をするとき、人間に興味がないやつは一切成長しない。『この人は今これをやっているから、自分はこっちをやっておこう』みたいに流れをつかみながら仕事するのって、人に興味がないとできないから。」(134頁)

みなさん、お気づきのとおり、こういうのは、もともとできる人と、いくら指導・教育されてもできない人に分かれます。

「持って生まれたもの」とまでは言いませんが、現状を把握した上で臨機応変に対応できる人は、最初から何の指導もなく、いとも簡単にできます。

状況を鳥瞰する力、次の展開を想像する力がどこから生まれるのかわかりませんが、「できる人」の特徴であることは間違いありません。

本の紹介1117 パーソナル・トランスフォーメーション(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間がんばりましょう。

今日は、本の紹介です。

本田直之さんの本です。

サブタイトルは「コロナでライフスタイルと働き方を変革する」です。

もうあの頃には戻れないということを強く意識し、何をどうすればよいのか、著者の見解が述べられています。

非常に共感できる内容です。

いつもそうですが、あとはやるか、やらないか。ただそれだけです。

おすすめです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

アフターコロナでマストになるのは(以前から言い続けていましたが)、複数の収入源だと私は思っています。自分の選択肢を増やしておくことです。副業でなく複業です。また、クリエイティブな人間にしかできない仕事を増やしていく。・・・考え方をリセットすることです。そうでないと危ない。会社にぶら下がっている、組織に属しているから安心だと思った瞬間に、使い捨てられる可能性が出てくる。」(121頁)

このご時世、どこかの組織に属しているから生涯安泰だなんて思っている人がいるのでしょうか?

違いは、準備をしているかどうか、ただそれだけです。

絶対に沈没しない船などありません。

船の大きさは関係ないことはタイタニック号が証明してくれています。

いつどうなるか全く先が読めない時代だからこそ、人が休んでいるときに、コツコツ準備をするのです。

本の紹介1116 「人生100年」老年格差(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。

サブタイトルは「超高齢社会の生き抜き方」です。

帯には「健康度、脳機能、若々しさ、お金・・・怖いほど格差が広がる時代がやってくる。」と書かれています。

今後ますます格差が広がっていく中でいかに生きていくべきかが書かれています。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

老化において、いちばんやっかいなのは、意欲が衰えていくことです。意欲がなくなってくると、何に対してもやる気が湧かず、人にも会いたくないし、家にこもりがちになってきます。・・・つまり、意欲を保つことが、老化を遅らせる大前提になります。意欲レベルの高い人ほど、元気で頭もシャキッとしています。」(39~40頁)

個人的には、意欲と筋力の低下が老化の定義と考えています。

年齢は単なる数字ですから、何の意味もありません。

概して、年齢を重ねるごとにさまざまなことが億劫になっていくものです。

それゆえにますます老化していくというスパイラルに陥ります。

意欲格差がそのまま経済や健康等の格差につながっているように思います。

本の紹介1115 人生最後の日にガッツポーズして死ねるたったひとつの生き方(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。

吉田松陰、高杉晋作、野村望東尼、ジョン万次郎、坂本龍馬

5人の生き方を通じて、いかに生きるべきかを説いています。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

多くの人は、過去は変えられないと嘆き、過去の出来事(トラウマ)にとらわれています。でも、過去は変えることができるのです。過去をジャンプ台にして、最高の未来を生み出したときに、その過去を受け入れることができるからです。龍馬はそれをした。過去は未来が決めるのです。」(239頁)

過去の起きた「事実」それ自体は、タイムマシンが発明されない限り変えようがありません。

しかし、その事実に対する「解釈」は変えることができます。

「あ、あの出来事があったから今の自分がいるんだ」

これは未来が過去の事実の「解釈」に影響を与えている表れです。

今できることを精一杯やることにより未来が作られ、その作られた未来によって過去に対する解釈が変わるのです。