Category Archives: 本の紹介

本の紹介1081 ワークマンは商品を変えずに売り方を変えただけでなぜ2倍売れたのか(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間お疲れさまでした。

今日は本の紹介です。

タイトルのとおり、ワークマンについてとても詳しく書かれています。

どのようなことを考えて経営しているのかがとってもわかりやすく書かれています。

業界を問わずおすすめです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

新型コロナウイルスは、老舗企業をも容赦なくのみ込んだ。しかし、経営が立ち行なかった企業には共通点があるという。立ち位置が定まっていないのだ。『日本の経営は、Me Too(ミートゥー)なんですよ。同質経営、同質競争が多すぎる。特にアパレルはみんな一緒。同じ価格帯で、同じようなデザインで、同じようなターゲットでと、同じところに固まりすぎている。経済成長してパイが広がっていればまだいいが、今度のコロナウイルスが狭まる可能性もある。同業者と同じことをやっていては勝てない』。」(275~276頁)

みんなと同じことをやってみんなと違う成果を期待する。

これを「わがまま」と言います。

景気が良いときは、みんなと同じことをやっていても生きていくことはできましたが、

アフターコロナの日本においては、もはや通用しない考え方です。

「どれも似たり寄ったり」では選ばれないのです。

いかに顧客にとって有益な差別化を図れるか。

ここにかかっています。

本の紹介1080 コロナ後に生き残る会社 食える仕事 稼げる働き方(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。

世界的な「コロナ大恐慌」による社会・経済の大きな変革について書かれています。

とてもわかりやすく書かれており、腑に落ちる内容がとても多いです。

ここ最近で読んだ「アフターコロナ」関係の本では一番参考になりました。

おすすめです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

自己成長を会社にばかり依存するという態度は、これからは正しいとは言えない。ましてや、会社が提供する教育プログラムだけに参加しても、『プロ』になどなれない。『プロ』になることを望むのであれば、自分自身を磨くことにお金と時間をかけて、自己鍛錬を行うべきである。」(192頁)

いつもこのブログで書いていることと同趣旨ですね。

自分自身を磨くことにお金と時間をかける、すなわち、常に自分の商品価値を高める努力をするということです。

人が休んでいるときに努力をするのです。

簡単な話です。

やり続けるのが難しいだけです。

だからこそ継続することは価値があるのです。

本の紹介1079 資本主義ハック(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間がんばりましょう。

今日は本の紹介です。

資本主義社会のルールのなかでいかに無駄なく資本を増やしていくかのヒントが書かれています。

小手先の細かいテクニックというよりは生き方・考え方が書かれています。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

資本は時間と非常に深く関わっており、いかに時間を支配するかによって人の間に二次関数的な差をもたらしていく。時間を支配したことで、資本を手に入れ、その資本を活用することでさらに多くの時間を支配するという循環になっていく。これは資本が資本を呼び込む資本主義経済の構造そのものだ。」(98頁)

「いかに時間を支配するか」

時間を何のために使うのかが、どの程度の資本を手に入れられるかと密接に関連しているわけです。

そして、時間の使い方は習慣と関連しますので、継続していくことによりどんどん差が開いていきます。

小学生、中学生のときにはそれほど大きな差がなかったものが、30歳、40歳と年を重ねていく毎に、それまでの時間の使い方=習慣が結果として如実に現れてきます。

残酷ですが、真実です。

本の紹介1078 selfish(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。

サブタイトルは、「真の『自分本位』を知れば、人生のあらゆる成功が手に入る」です。

もうタイトル通りの内容ですが、よくこのブログでも書いているように、自分の人生なのですから自分の好きなように生きればいいのですよ。

みんな、いろんなことを我慢しすぎです(笑)

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

自分の『ライフスタイル』は身の丈に合っているだろうか。それを維持していくために、どれくらいの時間とお金が必要だろう。・・・『贅沢なライフスタイル』自体が目的になってしまったら、本当に求めているはずの人生を見失ってしまう。見栄はそぎ落として、シンプルにしよう。そうすれば、過剰な『ライフスタイル』を維持するために多くのものを犠牲にせずに済む。・・・自分の人生を複雑にするような負荷や人間関係も手放していこう。抱えるものが軽くなれば、より高みへと上ることができる。」(96~97頁)

私が普段、このブログに書いていることと同趣旨かと思います。

見栄とか世間体とか、もう本当クソの役にも立ちませんので、そんなしょうもないものはさっさと捨てましょう。

全員から好かれようとすればするほど、幸せ度が下がります。

依存せず、固執せず、生きたいように生きればいいのですよ。

本の紹介1077 市場を変えろ(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間お疲れさまでした。

今日は本の紹介です。

サブタイトルは、「既存産業で奇跡を起こす経営戦略」です。

LMI(Legacy Market Innovation)を主たるテーマとして、いかに時代とマーケットの変化に対応するかについて書かれています。

ハンコ業界に限らず、どの業界でも例外なく起こり得ることです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

言い方を変えると、壁が崩れる前にLMIの準備を終わらせておく必要があるということだ。自分の事業の耐性を見るのは、壁が高いことを確認して安心するためではない。『壁があるうちに準備しなければいけない』と自覚するために行うことなのだ。」(89頁)

この時代、絶対に安泰な業界なんてものは存在しません。

いつdisruptiveなサービスが誕生するかなんてわかるわけがないのです。

目先の仕事だけで完結するのではなく、視野を広げ、どのような変化が起こりそうなのかを知ることがとても大切です。

そうでないと何の準備もできません。

人が休んでいる時間にどのような準備をするかで5年後、10年後、大きな差となるのです。

本の紹介1076 黄金の60代(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。

1955年生まれの郷ひろみさん、今年で65歳(!!)です。

そんな郷さんが「成功は60代から」「死ぬまで発展途上」と言い放ちます。

いかに自分を律しているのかがよくわかります。

おすすめです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

物事が起こるのはどうしてだろう・・・。なにかが起こるには、その前に何をしたかによる、のではないだろうか。・・・なにかが上手くいくのも、日々練習してきたからこそ。だからこそ目先のことだけを考えるのではなく、それよりずっと先にあるもの、単調なことでもしっかりと怠らず続けることが賢明なのではと思う。」(150頁)

私たちは、この世に存在する普遍の原理である「原因と結果の法則」から逃れることはできません。

結果を出すために日々どのような努力を続けているのか。

結果を出している人は例外なく日々、努力を続けています。

何を継続するかによって人生が決まります。

やり続けるか、途中で投げ出すか。

ただそれだけの差です。

本の紹介1075 すごい!お金持ちチェンジ(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。今週も一週間がんばりましょう。

今日は本の紹介です。

まあ、よくある感じの本です。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

『誰の話を聞くか』というのも大事です。うまくいかない人は、みんなの意見を聞いて、それで結局、自分の意見や気持ちを抑えたり、潰したりしてしまいます。・・・それらを全部鵜呑みにしていたら、どんどん自分の軸がブレてしまい、最後は倒れてしまうのです。そういう意味では、メンター選びはとっても大事です。」(170頁)

全くそのとおり。

たくさんの人の意見を手あたり次第に聞くなどということをしてはいけません。

時間の無駄です。

聞かれる側も迷惑なので。

メンターたる1人に意見を聞く。

聞いたところで、自分の意に反する意見の場合には受け入れないのなら、最初から他人に意見など聞かないことです。

単に共感してほしいだけ。背中を押してほしいだけ。

聞かれる側の時間を奪っているということを想像しましょう。

本の紹介1074 心の中がグチャグチャで捨てられないあなたへ(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。

タイトルだけを見ると、メンタル系の本のように思えますが、内容はどちらかというと「ミニマリストへのススメ」的な本です。

いらないガラクタを捨てると何事もうまくいきますよーって本です。

物欲のない私にとっては、特にこれといってあれですけど。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

あなたは何も持たずに生まれ、何も持たずに死んでいきます。しかし、生きている間はモノにしがみついて暮らします。そうすることによって楽しみを感じ、勝ち誇り、注目を浴び、人間として向上すると期待しているのです。しかし、モノにしがみつくのは不安の表れです。いくらそんなことをしても永続的な喜びは得られません。」(37頁)

全くモノに執着のない私のような人間からすると、モノに対して喜びも悲しみもありません。

もっといい車、もっといい時計、もっといい服・・・

車はアクアだし、時計は着けていないし、服はユニクロでいいし。

まあ、そんな感じです。

本の紹介1073 日本経済 予言の書(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。

系統としてはよく見かけるものですが、内容は非常にわかりやすいです。

今後、起こるであろう出来事をわかりやすくまとめられており、参考になります。

大切なのは、この本を読んでいかなる準備をするかです。

読んだだけでは人生は1ミリも変わりません。

おすすめです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

日本で最大級の雇用を確保してきた自動車産業で構造崩壊が起き、同様に小売業で多くの職場が倒産の危機に瀕していく。さらにITとAIは正社員の仕事を奪い、年金制度の崩壊にともなって高齢者になっても働き続けなければ生活が成り立たない。その先にあるのは『まじめに働くことで報われる社会の崩壊』です。同時に気候変動による災害、新型の疫病の蔓延など、ふいにそれまでの安定した生活が終わることを多くの国民が経験をしていく時代でもあります。『安定した未来の崩壊』も同時に起きるのです。」(261頁)

人生も社会も、これまで以上に激しい変化に晒されることになるのはほぼ間違いありません。

このブログでは幾度となく書いていることですが、私たちの親世代、つまり昭和時代の常識は、残念ながら令和時代にはあてはまらないと思った方が無難ですし現実的です。

35年間、安定的に給料がもらえて、ボーナスもしっかり出るなんて保証はもはやどこにもありません。

1年後のことだって予想できないのに・・・35年間の安定なんてもはやファンタジーです。

モノを所有するとそれを失うまいと、所有するまで抱くことのなかった不安を抱えることになります。

私は、簡単に手放すことのできないモノを持つことは、変化の激しい時代において大きなリスクであると思っています。

本の紹介1072 知らないと後悔する定年後の働き方(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間お疲れさまでした。

今日は本の紹介です。

この本を定年後に読んでも完全に手遅れです(笑)

その前にどのような準備をしたらよいかという話です。

とてもわかりやすく書かれており、参考になります。

おすすめです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

誰しも『自分は大丈夫』とどうしても思いがちですが、現役時代に世間水準の年収を得ていた人でも、病気や事故、あるいは熟年離婚による財産分与、子どもの引きこもりなどの理由により、簡単に下流老人化する姿が本書ではリアルに描かれています。迫りくる年金改革に対応し(支給開始年齢の後ろ倒し化&支給水準の低下)、また、自分が下流老人とならないためにも、これからは国や会社に寄りかかるだけではなく、年齢にかかわらず働きつづけるシナリオを、各自持っておくことが必要不可欠といえるでしょう。」(24頁)

私は、早晩、「老後」という概念は消滅すると思っています。

トランプさんや麻生太郎さんのように元気なうちはずっとばりばり仕事をするというのが理想です。

定年も年金制度や労働力不足との関係でどんどん引き上げられますから、親の世代の「老後」とは状況が大きく異なります。

このような時代においては、元気でいること、自分の価値を高める努力を続けること、生き甲斐に思える仕事をすることが今まで以上に大切なのではないかと思います。