Category Archives: 本の紹介

本の紹介1055 ぜんぶ、すてれば(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。

タイトルのとおり、余計なことやモノに固執・執着しない生き方を薦めています。

何事も執着・依存すればするほど、自由がなくなり生きにくくなります。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

なぜ家を買うのか。『ここにいつでも戻って暮らすことができる』という安心感を得られるからでしょうか。でも、それは逆に言えば『ここにいつまでも縛られる』ということ。・・・ものを所有することは安定を生まない。むしろ不安が増えるだけ。『いつでも移れる。どこでもすぐに新しい生活を始められる』。人生の選択肢を広げてくれる、そんな軽やかさを持ちたいと僕は思います。」(46~47頁)

まさに「所有は安定を生まない」のです。

むしろ不安になるし、不安定になります。

典型例がマイホームですが、極力、モノを所有しないことが、身軽に、かつ、臨機応変に生きていく方法です。

変化の激しい今のような時代には、高度経済成長期とは異なる価値観・人生観を持つほうが生きやすいです。

本の紹介1054 1兆ドルコーチ(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間がんばりましょう。

今日は本の紹介です。

サブタイトルは、「シリコンバレーのレジェンド ビル・キャンベルの成功の教え」です。

人材管理とチームコーチングに関する本です。

管理職の方は一度読んでみると参考になると思います。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

大多数の人にとっては、報酬イコール金額だ。だがそれがすべてではない。報酬は経済的価値だけでなく、感情的価値の問題でもある。報酬は会社が承認、敬意、地位を示すための手段であり人々を会社の目標に強く結びつける効果がある。」(108頁)

プロ野球選手等が契約更改の際、かなり高額の年俸にもかかわらず納得がいかない表情を浮かべることがありますが、まさにこれです。

一般の人からすれば、「いやいや2億でしょ。それで納得いかないってどんだけお金欲しいんだよ」という解釈をしがちですが、そうではないのです。

お金の問題であっても、お金の問題ではないのです。

適正に評価されないことに納得がいかないのです。

このことがわからないとどこまでいってもお金の問題と捉えてしまうのです。

本の紹介1053 サイゼリヤ おいしいから売れるのではない 売れているのがおいしい料理だ(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。

著者は、サイゼリヤの創業者の方です。

10年程前に書かれた内容ですが、今読んでも非常に参考になります。

飲食業界に限らず、あらゆるビジネスにおいて示唆に富む内容です。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

つまり、異常事態のときには、平時にはできないことができて、平時には考えつかないことをひらめくかもしれないということだ。物事を真剣に考えるということはとても大変で疲れる作業だ。だからこそ、平時にはなかなかできない。その意味で、異常事態は新しい力やアイデアを生むきっかけになる。」(93頁)

業界によってはまさに今が異常事態です。

運命に翻弄されてただ立ち尽くすだけではなく、いかにこの異常事態を切り抜け、さらなるステップアップにつなげるか。

どうしよう、どうしようと嘆いていても状況は一向に好転しません。

そんな暇があるのなら、大量の情報収集を続けるのです。

あとはトライアンドエラーです。

座して死を待つなんて死んでもしません。

本の紹介1052 あなたの年収アップ力と人間力を引き出す99の話(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。

10年程前の本ですが、読み返してみました。

著者は、トルコ出身で外資系転職のコンサルをされている方です。

グローバルに働く上で必要なことが書かれています。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

私も以前は、一生懸命やればすべての道は開くと思っていました。日本でまだ就職したばかりのとき、二人の先輩エグゼクティブと食事をしたことがあります。二人とも世界で知名度の高い大手外資系企業で働いていました。そのとき聞いたことに驚きました。ある年齢やポジションを超えると仕事はほとんど『ショービジネス』になるというのです。もちろん、実行力、管理力等のスキルがなければ、ショービジネスも長続きしないでしょうが。」(22頁)

いかに自分の力をアピールするかという視点は、自分の価値を高めるのと同じくらい大切なことです。

奥ゆかしさを美徳とする考え方を否定するつもりはありませんが、見つけてもらうまでに時間がかかります。

よりスピーディーに階段を上っていきたいのであれば、奥ゆかしさよりも大胆さが求められます。

本の紹介1051 競争の科学(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間お疲れさまでした。

今日は本の紹介です。

一番最初のページには「喧嘩に勝つのは、身体の大きな犬ではなく、闘争心の大きな犬である-ドワイト・D・アイゼンハワー」と書かれています。

喧嘩も仕事も同じです。

「なにくそ!」という闘争心がないとダメですわ。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

必要なのは、意欲に溢れる人だ。情熱のない人は、候補者として支援できない。求めているのは、朝起きて、”今日は、レンガの壁に頭から突っ込むのに最適な日だ。”と言い、翌朝も同じことを言える人間だ。」(128頁)

まあ、レンガの壁に頭から突っ込む必要はありませんが、闘争心とか意欲・情熱がある人を応援したくなるのはよくわかります。

情熱を注げないようなことに時間を浪費することはできるだけしたくありません。

不合理なこと、理不尽なことにストレスを感じながら、ただ時が過ぎるのをひたすら我慢するような生活は死んでもしたくありません。

自分の人生は自分で選択していいのですよ。

四六時中、自分が情熱を注げることだけに時間を使いましょう。

本の紹介1050 「自分で稼ぐ力」を身につける本(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。

タイトルのとおり、副業や起業をする上での注意点や必要なマインドが書かれています。

一通り知っておくべきことが書かれているので、特にこれから独立する人は一読しておくといいと思います。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

専門家への依頼というのは、その業務にかかる時間を買っているというアウトソーシング的な意味合いがあります。また、専門領域で自分自身のミスを防止するという点も重要です。専門家に頼まずに自力で作業していることを自慢する人がたまにいます。違和感を覚えます。代表者の時間は効果を最大化することに使うべきでしょう。」(199頁)

「お金がもったいない」と感じるのか

「時間がもったいない」と感じるのか

この考え方の傾向がその人の生き方、働き方を大きく左右します。

別にどっちでもその人の好きにすればいいのですが、私は完全に後者です。

自分の専門領域でないことは、できるだけ、他の人にやってもらいたいです。

そんなことまで自分でやっていたら、いくら時間があっても足りません。

限りある時間を無駄にしたくないのです。

本の紹介1049 フルライフ(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間がんばりましょう。

今日は本の紹介です。

著者は、予防医学研究者の方です。

決して読みやすく、わかりやすい本ではありません(笑)

がんばって読んでいくとなんとなくわかります。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

気軽に転職していろいろな経験を積むことが大事だと言いましたが、そうするには前提があります。いくつかの職を転々としながらも、どこか自分の得意な領域を見つけて、ハードワークを行い、圧倒的な成果を残すことです。」(142頁)

毎晩のように、今いる会社や上司の愚痴を言う生活を送っているくらいなら、どんどん転職したほうがいいでしょう。

一生、1つの仕事をし続ける義務なんてありませんので。

複業時代ですので、やりたいことを全部やればいいのです。

転職したければする。したくなければしない。

自分の人生なのですから、我慢などせず、生きたいように生きればいいのです。

本の紹介1048 ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時代(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。

まさにタイトル通りの内容です。

オリジナリティを出すためにどのようなことが必要かがよくわかります。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

オリジナリティは不変の性質ではない。自由に選択できるものだ。リンカーンは生まれつき強気な性格だったのではない。対立をものともしない剛胆な性質がDNAに組み込まれていたわけではなく、意識的に論争を受けて立つ意志を身につけたのだ。」(52頁)

既存の能力だけを使うのではなく、みずから率先して新たな能力を開発し、自分だけの仕事を形成することができたのだ。・・・『自分の限界は、自分で設定していたにすぎない』ということに気がついたのだ。」(54頁)

オリジナリティは、意識的に努力した結果を指すのであり、生まれつき備わっている性質ではありません。

つまり、オリジナリティは自分でコントロール可能なものなのです。

どのようなオリジナリティでも自分で自由に選択できるということを理解し、日々その準備をする。

やっている人は当然のようにやっています。

自分の限界なんて設定しているようでは話にならないのですよ。

本の紹介1047 サードドア 精神的資産のふやし方(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。

サードドアとは、「成功への抜け道」を指しています。

一読しても、著者が言いたいことがすぐにわかる本ではありません(笑)

根気強く読んでいく本です。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

小さな決断によって、誰もが人生を大きく変えることができる。みんなが並んでいるからと何となく行列に加わり、ファーストドア(正面入り口)の前で待つのも自由だ。行列から飛び出して裏道を走り、サードドアをこじ開けるのも自由だ。誰もが、その選択肢を持っている。これまでの旅で学んだ教訓が1つあるとすれば、どのドアだって開けられるということだ。」(435頁)

みんなが並んでいるから自分も並ぶという発想では、群れから抜け出すことはできません。

みんなが右に行くなら、自分は左に行ってみるのです。

日々の小さな決断がやがて習慣となり、その総体が人生となります。

何事にも縛られず、自由に生きたいと思うであれば、自分に力をつけることです。

その準備を毎日コツコツやり続けるしかありません。

本の紹介1046 アナロジー思考(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間お疲れさまでした。

今日は本の紹介です。

サブタイトルは、「『構造』と『関係性』を見抜く」です。

たとえ話が上手いとかあだ名をつけるの上手いというのは、一種のアナロジー思考ですね。

著者が言うところの「抽象化思考力」が高いことを指します。

異なる2つの概念の類似点を即座に見つけ出せるというのは、頭の良さを測る1つの基準になると思います。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

アナロジー思考力の強い人はありとあらゆることを関連付けて考え、すべての事象を学びの対象にすると同時にすべての事象をアウトプットの対象にする。それに対して、アナロジー思考に弱い人は、『これはこれ、あれはあれ』とすべての事象を別々に考えるためにまったく応用が利かない。アウトプットもすべて一から考えるために効率が非常に悪いばかりでなく、新しい発想へと膨らんでいくこともない。」(2頁)

これができる人は、もはや無意識レベルで習慣的に「connecting the dots」をしています。

「これって、あれと考え方同じだよね」という感じです。

だからこそ、他業種から多くの学びを得ることができるのです。

一見すると全く自分の仕事と関係がないように思えても、切り口を変えると関連性を見出せるのです。