Category Archives: 本の紹介

本の紹介935 売らない売り方(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。

タイトルから推測できるとおり、ブランディングに関する本です。

ほんの少し工夫するだけで売り上げが2倍、3倍になるなんてことはよくある話です。

業種を問わず参考になる本です。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

小さな会社やお店が『独自化のポイント』を見つけるには、メインで提供する商品やサービスが、オンリーワンであることが一番てっとり早くなります。そのために有効な手段が『見せ方・魅せ方』を変えるということです。『見せ方・魅せ方』とは、言い換えると『見た目』『意味づけ』『提供方法』『演出』などのことです。同じ商品であっても、これらが変わると、お客さんに与える印象や期待感は大きく変わりストーリーが生まれます。」(191頁)

すべてのビジネスは、ショービジネスですので、「見せ方・魅せ方」抜きには成り立ちません。

この本にも書かれているとおり、「見た目」「意味づけ」「提供方法」「演出」など、あらゆる要素でいかに見せるか(魅せるか)を考えるべきです。

ブランディングは、何冊か本を読んで考え方の基本を理解した後は、とにかく場数と応用力です。

0から何かを生み出さずとも十分効果のあるブランディングはできます。

他人に任せるのではなく、自分で試行錯誤を繰り返すことが大切です。

本の紹介934 10年後の仕事図鑑(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間お疲れさまでした。

今日は本の紹介です。

堀江さんと落合陽一さんの共著です。

これから先、社会がどのように変わっていくのか、それに伴い、私たちの「仕事」はどう変わっていくのかが書かれています。

これだけ社会が激変している以上、今までの仕事がそのまま変わらないなんてことはあるわけがありません。

どう生きるかを今から考えて準備・行動することがとても大切です。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

神戸にある寿司屋『寿志 城助』の卵焼きがめちゃくちゃ美味しいのだが、レシピはパティシエのスイーツ作りにルーツがあるそうだ。様々な料理を『研究』した上で、たどり着いた作り方なのだという。こうした事例をみれば、むしろ修行期間を長く積めば積むほど型にはまり、『それしか作れない』事態が起こるのではないか。」(67~68頁)

ここでも大切なのは、「業界の常識」とか「暗黙のルール」みたいなものにとらわれないことです。

そこから抜け出せなくなってしまうからです。

「〇〇はこうあるべきだ」という型を無視することで、これまでになかった新しいサービスが生まれます。

それによって業界の人からは嫌われるかもしれません。

でも、そんなこと別にいいじゃない。

それによって顧客が喜んでくれるなら。

人生は短いのです。

最初から最後まで誰からも批判をされないように一切枠からはみ出さない仕事をして、何が楽しいのでしょう・・・。

そんな生活、息が詰まりそうで僕にはできません。

本の紹介933 小さな会社の社長の戦い方(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。

資金力もマンパワーもない会社がどうやって戦えばいいのかが書かれています。

多額のコストをかけずにいかに収益を上げるかを考えるヒントになります。

おすすめです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

成功しない人はとにかく『手段』に固執します。自分が考えた方法へのこだわりが強く、それ以外は受け付けない、やりたくないというタイプです。『お客さんはほしいけど、駅前でチラシなんて配るのは自分の流儀に反する』『よい方法だとは思うけれど、私はこの方法でしかやらない』こういう手段にこだわる人はまず成功しません。伸びる人はみな、手段に対して非常に素直です。『なるほど、じゃその方法を試してみよう』といった感じで、手段への柔軟さが際立っています。」(194頁)

そうかもしれませんね。

こうあるべきだ、みたいな理想が強いと手段に固執しがちですが、結果が出るなら手段なんてなんだっていいのです。

うまくいきそうな方法を試してみて、だめならやめればいいのです。

前例がないだの業界の常識だの言っている人の忠告を聞かないところからはじめるのが一番手っ取り早いのではないでしょうか。

前例がないからこそやるのです。

業界の常識に反するからこそやるのです。

本の紹介932 「ホットケーキの神さまたち」に学ぶビジネスで成功する10のヒント(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間がんばりましょう。

今日は本の紹介です。

この本読んで、ホットケーキが食べたくならない人っているのかなーっていう本です。

同じ「ホットケーキ」でもこれほどまでに広がりを持たせることができるんだなーって思います。

勉強になります。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

・・・だから、ビジネスで成功するには、差別化にこだわりつづけなければなりません。『美味しい』にしても『美しい』にしても、『そこそこ美味しい』『そこそこ美しい』では、やがてお客さまは、ほかに逃げてしまいます。・・・『めちゃめちゃ美味しい』『めちゃめちゃ美しい』『めちゃめちゃ安い』・・・『めちゃめちゃ』こそが、真の差別化のキーワードなのです。」(177頁)

差別化を図るときに気を付けないといけないのは、差別化が手段ではなく目的化してしまうことです。

顧客が求めていない奇を衒ったサービスで差別化を図ったところで意味はありません。

単なる自己満足です。

かゆいところに手が届く今までになかった「何か」で差別化を図るのが本筋だと思います。

本の紹介931 ウチら棺桶まで永遠のランウェイ(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。

kemioさんの本です。

帯には、「人生は環境じゃなくて、全部やり方次第だって私が証明する」と書かれています。

考え方が素晴らしいですね。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

自分のスケッチブックには自分で描いて 人のスケッチブックには落書きしないで。」(60~61頁)

自分の人生なのだから、好きなのように生きればいいのです。

他人がとやかく言う必要などないですし、それを聞く必要はもっとありません。

他人が言う「しなければならない」「すべきである」にとらわれることなく、自分の頭で考えて決めればいいのです。

自分のスケッチブックなのだから、自分で絵を描けばいいのです。

本の紹介930 あなたの経験を仕事に変える技術(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。

著者がいかにしてプロのセミナー講師となったかについて惜しみなく書かれています。

セミナー講師になりたい人は是非読んでみましょう。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

テクノロジーの発達によって、今後も職業は無限に増え続けます。インターネットの発達によって、仕事の在り方は変わっていきます。可能性は無限大です。テクノロジーとインターネットを使いこなすことで、プライベートが充実するだけではなく、職業を増やすこともできるようになります。」(52~53頁)

職業だけでなく、仕事のやり方も大きく変わることは間違いありません。

毎日さまざまな情報に触れ、行動に移していく。

何の変わり映えもしないルーティンワークに染まることなく、変化を受け入れられる姿勢を持ち続けることです。

「●●はこうあるべきである」みたいな「べき論」を取っ払うことから始めることをおすすめします。

本の紹介929 実験思考(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間お疲れさまでした。

今日は本の紹介です。

株式会社バンクの光本社長の本です。

「世の中、すべては実験」とあるのように、考えたことを実験するといういわゆる「アウトプット力」が尋常ではない方です。

うまくいかなかったとしても、失敗とは微塵も思っていないのでしょう。

多く人が考えることでも、多くの人はそれを実行には移しません。まさにそこの差です。

おすすめです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

ぼくは今後、どんどん『思考停止』の時代になっていくと考えています。よって、『どれだけ思考停止させたまま、サービスを提供できるか』というのはすごく意識しています。・・・誰かが『あっちだ!』と言えば、何も考えずに動くというようなサービスが流行るはずです。脳を使わなくても生きていける時代がやってきます。」(175頁)

完全に皮肉的な内容ですが、真実です。

今でさえ、もはやほとんど思考せずに、多くのことを行っています。

ほんの少しでも考えさせるサービスは敬遠されます。

シンプルでわかりやすくて悩まないサービスしか求められなくなると思います。

ほんの少しの面倒くささも排除することが求められています。

本の紹介928 人生を変えるアウトプット術(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。

久しぶりに千田さんの本です。

サブタイトルは、「インプットを結果に直結させる72の方法」です。

私もよくセミナーで言うことですが、インプットは仕入れなので、アウトプットしなければ時間やお金が無駄になってしまいます。

アウトプットしてこそインプットが生きるのです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

私は本を読む際にはビビッ!ときた箇所すべてに付箋を貼っている。そして付箋を貼った部分をすべて実際に試している。成功しようと失敗しようとお構いなしに、試した部分から順に付箋を外していく。・・・これまで私が読んできた本の数を考えると想像を絶するほどの量を行動に移してきたことになる。その結果、今、ここにいる。」(31頁)

どれだけ本を読んで、どれだけセミナーを受けても、行動に移さなければ、本を読んだ時間、セミナーを受けた時間は無駄になります。

仕入れたら、ちゃんと売り上げにする。

このサイクルが確立していると、仕入れに要した時間が無駄になりません。

本を読むことは手段であって、目的ではありません。

あくまでもプロセスの一部にすぎないということを強く意識することが大切だと思います。

本の紹介927 人生を変える筋トレ(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。今週も一週間がんばりましょう。

今日は本の紹介です。

NHK「みんなで筋肉体操」でおなじみの谷本道哉さんの本です。

大袈裟ではなく、筋トレをすると人生が変わります。

これほど経済的、健康的、時間的にコスパの良いスポーツを私は知りません。

書かれている内容自体はいたってシンプルかつ基本的なことですので、これから筋トレをはじめようと考えている人が読む本です。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

自分のお腹を見てみてください。おへその横、脇腹あたりの肉を指でつまんでみてください。それが今の“本当のあなた”です。本気を出す以前に、痩せるため、健康のためのぬるい運動すらできていない現実がそこにあるのです。過去の栄光にすがったところで、内臓脂肪の1gも減りません。筋肉だって1gも増えません。向き合うべきは過去の自分ではなく、“今の自分”です。」(43頁)

手厳しいですが、真実です。

しかもこのことは誰もが理解していることです。

わかってはいるけど、始められない。続けられない。

そうこうしているうちに、人生は終わってしまいます。

年を重ねるごとに運動をする時間は減っていきます。

忙しいのはみんな一緒です。

あとはやるかやらないか。ただそれだけ。

本の紹介926 弱者でも勝てるモノの売り方(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。

いかにお金をかけずに売上げを上げるかという視点でやさしく書かれています。

これから商売を始める方等は何かのヒントになると思います。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

成熟した社会ではコモディティ商品はどの企業でも、機能の良し悪しに大きな違いはありません。結果、消費者に商品ごとの違いを打ち出しにくい状況が生まれます。ここからコトラーは、最初はオンリーワンだった商品・サービスが、競合他社も同様の商品・サービスを打ち出し一般化してしまう状況を『コモディティ化』と呼びました。」(115頁)

今更感はありますが(笑)

でも、この現実を受け止めつつ、ビジネスを展開していかなければ途中で失速することは目に見えています。

機能の良し悪しに大差がないとなると、どこで差がでるか?

ここが経営者の腕の見せ所なのです。

ここで、さらに機能面に重点を置いた経営をしてしまうのがよくあるパターンですが、これ以上機能を進化させてもたいていの場合、売る側の自己満足であり、顧客は求めていないわけです。

機能面ではなく何を重視すべきか。

この答えを形にすることが経営の楽しさなのではないでしょうか。