Category Archives: 本の紹介

本の紹介905 人生でいちばん大切な三つのことば(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間がんばりましょう。

今日は本の紹介です。
人生でいちばん大切な三つのことば

ときどきお坊さんの本を読むと心が落ち着きます。

慌ただしい生活を送っていると忘れてしまいがちな大切なことを教えてくれています。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

仏教は声高に『世のため、ひとのため』とは言いません。ある日師匠が『世のためひとのためと言っている者にかぎって、じぶんのためにやっている人間がおる。だから『人』の『為』と書いて『偽り』というんだ』とおっしゃっていました。」(65頁)

人の為と書いて偽り。なるほど。使わせていただきます。

あと、ビジネスをしているのに、「お金じゃない」という人は信用しません。

いかなるビジネスも利益を上げるために仕事をしているのです。

利益が出なければ従業員に給料を払うこともできませんし、早晩、つぶれてしまいます。

聞こえの良い綺麗事に逃げないことがとても大切だと思っています。

本の紹介904 労働2.0(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
労働2.0 やりたいことして、食べていく

オリラジの中田さんの本です。

キングコング西野さんもそうですが、もはやお笑いの枠を完全に飛び越えていますね。

仕事の仕方、発想の仕方など、とても勉強になります。

おすすめです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

もし、成功者に嫉妬などしていたら、そういうチャンスを根こそぎ失います。ライバルだと思う存在、勝てないと思う相手がいたら、良いところを見て吸収するのが得策です。」(187頁)

現在、仕事がうまくいっていない人は総じて、先ほど述べた『成功例を見習えない』という共通点をひそかに抱えている、と私は思っています。」(192頁)

嫉妬なんてしていないで、うまくいっている人の良いところをどんどん参考にすればいいのです。

うまくいくには必ず理由があるのです。

素直に柔軟に良いものは良いと評価できることはとても大切なことです。

成功例はいくつもあるわけですから、そんなに難しいことではありません。

あとはやるかやらないか。ただそれだけの話。

本の紹介903 中小企業の「ストックビジネス」参入バイブル(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
中小企業の「ストックビジネス」参入バイブル

いかにしてサブスクリプションビジネスを生み出すか。

さまざまな成功事例を紹介し、注意点等を解説してくれています。

同感の点もあれば、「うーん、そうかなー?」と思う点もありました。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

このように、連続増収増益の上位企業は、すべてストック性の高いビジネスを展開している企業でした。さらにストックビジネスからの安定収入を他のストックビジネスや新たな店舗に再投資することで多角化(多店舗化)成長している企業が多数含まれていました。この「ストックビジネスの多角化(多店舗化)」こそ、長期にわたり安定成長できる要因なのです。」(55~56頁)

特に目新しいことは書かれていませんが、結局のところ、日頃の単発の仕事をいかにしてストックビジネスにするかを考えることが大切です。

異業種のストックビジネスの手法を知ることで、形を変えて自分の業界に導入してみるというのがいいと思います。

業界の常識に囚われないことで自由な発想で考えてみることがとっても大切です。

本の紹介902 仕事の速い人が絶対やらない時間の使い方(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間お疲れ様でした。

今日は本の紹介です。
仕事の速い人が絶対やらない時間の使い方

帯には「『仕事をしたつもり』をなくせば残業ゼロでも圧倒的な成果を生み出せる!」と書かれています。

働き方改革で労働時間を減らさなければいけない以上、もはやこれまでのように無駄な仕事をしている余裕はありません。

もっとも、一般の給与所得者の場合、働き方の裁量が狭いため、無駄だと思っていても、会社の方針に従わざるを得ないのが実情です。

つまりは、組織のトップの労働に対する考え方が変わらない限り、働き方改革は実現しないのです。

「働き方」改革は、実際は、「働かせ方」改革なのです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

会議そのものは、直接的に売上を生むものではありません。それどころか、会議に出席する人たちのコスト(人件費)がかかっています。それを考えると、意味なく会議を長時間ダラダラと続けることは、時間とコストという貴重な資源を二重にムダにすることになります。仕事の速い人は、会議にかかっているコストに見合う、リターンが得られるかどうかをつねに意識しています。」(129頁)

本当に必要な会議ってどれくらいあるんでしょうね(笑)

とにかく会議が多いのと、時間が長い。

「これ、わざわざみんなで集まって話す内容ですかね・・・」「メールでよくないっすか」「資料読めばわかるんでわざわざ読み上げなくてもよくないっすか」的な会議が多すぎませんか?

無駄な会議をやめるだけで労働時間は大幅に削減できます。

従業員も足りない、時間も足りない。

そんな状態で無駄な会議だけはやり続けるって・・・もはやドMの世界です。

本の紹介901 10年後、後悔しないための自分の道の選び方(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
10年後、後悔しないための自分の道の選び方

若いうちに5年後、10年後を見据えて「自分の価値を高める」という意識を持てるかどうかがその人の人生の後半戦を決めてしまうと言っても過言ではありません。

一発逆転を狙わず、コツコツ価値を高めていきましょう。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

仕事や仕事以外で学びを加速できるコーチを雇う手もあります。熟練したコーチと手を組むことで、自らのキャリア戦略を策定し、仕事の状況を相談し、仕事での学びを最大化することができます。」(119頁)

スポーツでは当たり前に行われていることですよね。

いつも近くの友人と時間を過ごすのではなく、定期的に異文化・異次元の人と時間をともにさせてもらう。

ありきたりな言い方で言うと、「コンフォートゾーン」から意識的に抜けることで、考え方・生き方が徐々に変わっていきます。

居心地の悪さを感じるところにあえて飛び込むのです。

多くの人がやりたがらない。 だからこそやる価値があるのです。

本の紹介900 仕事の速い人が絶対やらない段取りの仕方(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間がんばりましょう。

今日は本の紹介です。
仕事の速い人が絶対やらない段取りの仕方

帯には「『当たり前』を少し変えればクオリティの高い仕事を短時間でこなせるようになる!」と書かれています。

意識せずに「当たり前」にやっている無駄をいかに取り除くが鍵です。

周りの人が指摘してあげないとなかなか気づきませんけどね。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

ビジネスで優先すべきは、『合理性』です。とりあえずの資料作成をいったんやめ、簡単なことなら、会議や打ち合わせの場で口頭で説明するようにしてみてください。・・・いずれにせよ、かけた労力に見合わないことは、やらないことです。」(125頁)

資料に限りませんが、「やり過ぎ」は禁物です。

自己満の世界ですから。

趣味で作る分には誰も何も言いませんが、ただでさえ忙しい中で「やり過ぎ」な資料をつくることは、仕事の優先順位、重要度を正確に把握できない人と評価されるのがオチです。

TPOに合わせて必要かつ相当な資料をつくる。

資料が必要なさそうな場合にまで保険のために資料を作らない。

本日から残業時間の上限規制が始まります。

やることが山ほどある中でそんな無駄なことをやっている時間はありません。

文字通り、働き方を改革しなければいけません。

本の紹介899 「300億円赤字」だったマックを六本木のバーの店長がV字回復させた秘密(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
「300億円赤字」だったマックを六本木バーの店長がV字回復させた秘密

著者は、元日本マクドナルドマーケティング本部長の方です。

マクドナルドの再建物語が「ほぼ実話」として書かれています。

マーケティングの考え方がとてもおもしろく、参考になります。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

僕は、2017年10月に出した『ベーコンポテトパイ』が印象深いな。『ヘーホンホヘホハイ』に名前を変えただけなのに、前年の2.5倍も売れたからね」「ただ、打ち合わせのときはネーミングを変えるっていう話はひと言も出ていなかったし、いくらなんでもふざけすぎだろうって、これが採用されるとは思ってなかったみたいです。レシートに印字される名前も『ヘーホンホヘホハイ』に変更して、それがSNSでずいぶんアップされてましたよね」184~185頁)

全く味を変えずに、商品名を「ベーコンポテトパイ」から「ヘーホンホヘホハイ」に変えただけです。

こういう発想、とても勉強になりますよね。

もっとベーコンの量を増やしてみようとか、パイの生地を変えてみようとか、普通ならそういうところから入ってしまいそうなところです。

同じ商品でも売り方を変えるだけで結果がこんなにも違うという良い例です。

あとは自分の業界にどうあてはめるかだけですね。

そう考えるとまだまだできることは山のようにあります。

本の紹介898 反応しない練習(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」

著者は、僧侶の方です。

悩みの大半は、何かに「反応」してしまうところから生まれます。

「反応しない」ようにするためには、どのようにすればよいかが書かれています。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

人は三つの執着によって苦しむ。①求めるものを得たいという執着(だがかなわない)。②手にしたものがいつまでも続くようにという執着(やがて必ず失われる)。③苦痛となっている物事をなくしたいという執着である(だが思い通りにはなくならない)。では、これらの苦しみが止むとは、どういう状態なのだろうか。それは、苦しい現実そのものではなく、苦しみの原因である”執着”が完全に止んだ状態なのだ。」(56頁)

何かに執着するということをできるだけしないようにしています。

執着とは依存だと思っているからです。

人は何かに依存すると弱くなります。

それがないと生きていけない、それが生きるための頼みの綱・・・

100%依存しないで生きていくことはできませんが、極力、依存度を増やさないように心がけています。

そのためには、自分に力をつけることです。

自分の商品価値を高めることこそが最も大切なのだと確信しています。

本の紹介897 心理マーケティング100の法則(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間お疲れ様でした。

今日は本の紹介です。
心理マーケティング100の法則

よく目にする心理マーケティングの手法がまとめられています。

もっとも、この手の手法をあからさまにやるのは野暮というものです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

モデリングとは目標とする人や理想の人を真似することです。形からでよいのです。自分の目標となる人や理想の人を頭の中に思い浮かべ、その人の話し方、身振り、手振り、しぐさ、表情などを真似するのです。その人ならこんなときどうするかを考えて、そのとおりに真似するのです。」(173頁)

モデリングなんて言葉を使うまでもなく、日頃からやっていることですね。

うまくいっている人のやり方、話し方、考え方を徹底的に真似する。

結果が出るまで自己流を封印する。

それともう一つ。

身振り手振りだけを真似しても、それだけでは結果が出ないということはよくあることです。

原因は、努力不足・練習不足・準備不足です。

みんなが休んでいるときに流す汗の量が足りないのです。

みんなと同じようにのんびりしながら、みんなとは違う結果を求めるのはわがままというものです。

本の紹介896 毎日が小さな修行(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
毎日が小さな修行

帯には「三十代で千三百年に二人目の千日回峰行を満行した大阿闍梨が語る」と紹介されています。

だからこそとても説得力があります。

おすすめです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

私たちの修行時代は見て習う、見習いでした。そのときは意味がわからなくても納得できなくても、指摘を受けたら『すいません』と反省して、師匠や先輩のやっている通りに見て、自分でやってみるうちに、だんだんとできるようになりました。これが、見習いの極意です。そのときはわからなくてもいい。手探り状態でもいい。ただ人を恨まず、憎まず、常に素直に自己を省みる反省の心と、どんなささいなことからも学ぼうとする学びの心があれば、いつか必ず真理が掴めます。これがお坊さんになって二十五年経った、今の私の学びです。」(78頁)

手取り足取りが求められる時代になっていますが、修行の基本は「見て習う」です。

仕事でもスポーツでも、うまい人の真似をすることから始めます。

真似をしても出てしまうのが個性です。

個性は結果であって、目的ではありません。

素直さと柔軟さを持って修行をしていけば、いつか必ず結果は出ます。