Category Archives: 本の紹介

本の紹介773 群れない。(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
群れない。 ケンブリッジで学んだ成功をつかむ世界共通の方法

サブタイトルは「ケンブリッジで学んだ成功をつかむ世界共通の方法」です。

個人的には、「日々努力することを継続すること」、「人が休んでいるとき、遊んでいるときに努力すること」が成功をつかむ世界共通の方法だと思っています。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

人間が生きるとは、ひたすら死に向かって生きていることに他ならない。死を意識すると、人生が有限という事実に、目を向けざるを得なくなる。その意味でも成功者は、群れているヒマなどないってことを理解している。キミもやたらと群れることで時間の垂れ流しをしてはいけない。一時間は誰にとっても同じ一時間だが、どう使うかで、その価値は大きく変わってくるからだ。」(159~160頁)

会合や同業者の集まりで群れていて、いいことなんてほとんどありません。

ただなんとなく定例会だから出ているにすぎないのですから。

時間が無限に続くのであればともかく、限りある貴重な時間を無駄なことに使いたくないのです。

モッタイナイ。

自分が大切だと思うことのために大切な時間を使いたいのです。

だからできる限り、会議や集まりには出席しないと決めています。

本の紹介772 「自分」を仕事にする生き方(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間がんばりましょう。

今日は本の紹介です。
「自分」を仕事にする生き方

まさにユーチューバーの方などは「自分」を仕事にする生き方を実践されていますね。

昔では考えられなかったような仕事が生まれているのがよくわかります。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

運命を常に味方につけるためには、フットワークを軽くすることが何よりです。そしてフットワークを軽くするためには優先順位をはっきりさせることと、荷物を軽くすることが大事だと思います。優先順位が曖昧だと、決断に迷いが出て、うだうだしているうちに運命的な瞬間を逃がしてしまう。荷物が多かったり重かったりすると物理的に移動が面倒になるので、これまたチャンスを逃がしてしまいます。」(129~130頁)

荷物を軽くするというのは、常々、私もよく言うことです。

あまり「モノ」を持ちすぎないという発想が、あらゆる意味でフットワークを軽くするのです。

例えば、生活拠点を移そうとするときに、持ち家と賃貸ではどちらのほうが気軽に移動できるか。

モノは少なければ少ないほうがいいです。

それは組織も同じことです。

大きくなればなるほど動きが鈍くなる。

決断が遅くなる。

身軽が一番です。

本の紹介771 プロ棋士の思考術(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
プロ棋士の思考術 (PHP新書)

10年程前の本ですが、読み返してみました。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

碁は感情の戦い、感情の交換でもあるのだと、つくづく思う。世の中の動きや、運のよしあしなども、感情の動きから起きている気がする。人間は感情の動物なのだ。心で戦っている。だから心の向きをちょっと変えるだけで、弱い人間が強くなることもある。技術的には互角でも、たとえばタイトル戦のような大一番に強い人、弱い人が分かれるのは、そのためだ。」(137~138頁)

これは碁に限ったことではありませんね。

仕事全般にあてはまるのではないでしょうか。

感情のコントロールができる人とできない人とでは、同じ出来事、事象についての受け止め方が180度異なります。

これも結局は考え方の習慣の話ですね。

決して性格の問題ではないと確信しています。

本の紹介770 最強の人生指南書(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
最強の人生指南書(祥伝社新書205)

齋藤先生の少し前の本です。

サブタイトルのとおり、末松の儒学者である佐藤一斎の「言志四録」を解説してくれている本です。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

今時の人は、口ぐせのように忙しいという。しかし、そのしているところを見ると、実際に必要なことをしているのは十の中の一、二に過ぎず、つまらない仕事が、十の中の八、九である。そして、このつまらない仕事を必要な仕事と思っているのであるから、これでは忙しいのももっともなことだ。本当に何かをしようとする志のある者は、こんなあなに入り込んではいけない。」(48~49頁)

今自分がやっている仕事に、無駄なプロセスが含まれていないかを厳密に見ることが求められます。

時間がかかりすぎていないか。

もっと効率よくできないか。

こういうことを考えることなく、ただ漫然と言われた通りにやるという習慣が身についている人はそこからなかなか抜け出せません。

差はどんどん広がるばかりです。

時間は有限であることを意識すると人生は変わります。

本の紹介769 スピード決断トレーニング(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間お疲れ様でした。

今日は本の紹介です。
人より10倍仕事がはかどる! スピード決断トレーニング (PHP文庫)

どうすれば今以上に決断するスピードを上げられるか。

優柔不断で決断力のない人は是非お読みください。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

悩んでも変化しないことは考えない
あなたの会社において、どちらを選択しても結果がたいして変わらないことを議論して、時間を浪費していないでしょうか。意思決定の選択肢がある場合、どうコストや収益が変わるのかを見極めることが先決です。どちらも結果に大差がないのであれば、案ずるより生むが易しです。」(72~73頁)

同感。

とにかくどうでもいい会議や議論が多すぎだと感じるのは私だけではないはずです。

時間がもったいない。

どっちだっていいことに時間をかけて悩まないというくせをつけることで、どれだけの時間が節約できるでしょう。

中にはじっくり考えたほうがいいこともあるでしょうが、そんなことはほんのわずかです。

日々の決断の99%は「どっちだっていい」「どうでもいい」ことの決断ばかりです。

どうでもいいことにこだわらない生き方、おすすめです。

本の紹介768 仕事の報酬とは何か(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
仕事の報酬とは何か 人間成長をめざして (PHP文庫)

10年くらい前の本ですが、もう1度読んでみました。

タイトルからしていいですね。

おすすめです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

『職業人としての能力を磨く』ということや、『プロフェッショナルとして力をつける』ということに、『近道』は、ない。いかなるスキルも、センスも、テクニックも、ノウハウも、仕事の現場での厳しい修練を通じて忍耐力を持って、粘り強く学んでいかないかぎり、決して、身につくことは、ない。・・・一流のプロフェッショナルは、するべき努力を、愚直なほどに、している。彼らは、決して、『近道』や『広き門』など信じていない。そして、そうしたものを期待する心こそが最大の落とし穴であることを、知っている。」(38~41頁)

成功する人の普遍的な考え方だと思います。

いつもこのブログで書いていることですが、みんなが休んでいるとき、遊んでいるときにどれだけ汗をかけるか。

また、それを継続することができるか。

人と同じこと、同じ努力をして、人と違う成果を出すなんてことはもうあきらめたほうがいい。

やるかやらないか。

やり続けるか、途中で投げ出すか。

ただそれだけの話です。

本の紹介767 世界のエリート投資家は何を考えているのか(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間がんばりましょう。

今日は本の紹介です。
世界のエリート投資家は何を考えているのか: 「黄金のポートフォリオ」のつくり方 (単行本)

前回に続き、アンソニー・ロビンズさんの本です。

投資に関する考え方を学ぶにはとてもいい本です。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

正しい戦略が目の前にあっても、実行に移せない唯一の理由は、『人にはできても、自分にはできない』という制限的な信条を信じ込んでいるからだ。『自分にはできない、何事もうまくいかない』というネガティブな信条を持っていては、力を奪われ、人生にはさらに悪循環が続いていく。・・・自分を制限するストーリーから、『できない多数派ではなく、できる少数派に私は属する』という、力をくれるストーリーに書き換えるのだ。」(197~198頁)

これとともに、もう1つ。

周囲の人の「やめたほうがいいんじゃない」というありがたい忠告はすべて無視することです。

いつの世も、新しい無謀なことをやろうとするとき、周囲は否定的なものです。

加えて、周囲の人にやめたほうがいいと言われてやめるくらいなら、本当にやめたほうがいいでしょう(笑)

そんな程度の覚悟では何をやったってうまくいくわけがありませんから。

誰になんと言われようと、自分がやると決めたらやればいいだけの話です。

自分の人生なんだから。

本の紹介766 世界のエリート投資家は何を見て動くのか(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
世界のエリート投資家は何を見て動くのか: 自分のお金を確実に守り、増やすために (単行本)

アンソニー・ロビンズさんの本です。

いつもの本とは少し毛色が違う内容です。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

『繰り返しは全ての学習の母だ。行動は全ての力の源だ』という事実を忘れないでほしい。・・・『知識ではなく、行動こそが力だ』という真実を肝に銘じて、毎日少しずつでも前進し続ければ、いつか必ず『経済的自由』が手に入る。」(305頁)

という「知識」をいくら知っていても、「行動」しなければ何の意味もありません。

すべては習慣の問題です。

行動しなければ何も変わらないことは誰もがわかっていることですが、それでもなお行動できるとできない人に分かれるのはなぜか。

習慣の有無、ただそれだけです。

習慣の作り方を知っていて、それを実践している人は、もうそれだけでほとんど「経済的自由」を手に入れるプラチナカードを持っているようなものです。

目標を達成できるか否か、成功するか否かはすべて習慣の有無、ただそれだけの話です。

本の紹介765 世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?~経営における「アート」と「サイエンス」~ (光文社新書)

論理的・理性的な情報処理スキルの限界から、直感と感性の時代になってきているというお話です。

全てのビジネスはファッションビジネス化する」と言っています。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

・・・このような側面から考えてみると、私たちはもはやアップルという会社をIT企業と捉えるよりも、ファッションの会社だと考えた方がいいのかもしれません。なぜなら、アップルが提供している最も大きな価値は『アップル製品を使っている私』という自己実現欲求の充足であり、さらには『アップルを使っているあの人は、そのような人だ』という記号だからです。」(104頁)

同じようなことが腕時計や車にも言えますね。

もはやファッションと言っていいですよね。

単に時間を知るだけなら携帯電話を見ればいいわけです。

単に移動するための道具でよければどんな車でもいいわけです。

この流れ、一見すると、例えば、私たち弁護士業界には全く無縁のように見えますが、私はそうは思いません。

ここでは詳しく書きませんが、私は「全てのビジネスはファッションビジネス化する」という著者の考え方は、弁護士業界にもあてはまると考えています。

本の紹介764 日本一の大投資家から教わった人生でもっとも大切なこと(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間お疲れ様でした。

今日は本の紹介です。
日本一の大投資家から教わった人生でもっとも大切なこと

「日本一の大投資家」とは竹田製菓の竹田和平会長のことのようです。

著者が和平会長から受けた教えを本にまとめたものです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

成功したければ動機が必要だがね。動機があるやつは成功するまで気がもつけど、動機がおらん奴は成功するまで気がもたんねぇ。」(162頁)

と言われて動機を持てるほど簡単ではありませんよね。

人に言われて動機が生まれるというよりは、もともと何らかの動機を持っている人こそが強いのでしょう。

同じことをやっていても、他人にやらされている人と自ら率先してやっている人の差がはっきり出るのはそのためだと思います。

そういう意味で、やる前から動機の有無、強弱により、既に勝負は決まっているのかもしれませんね。