Category Archives: 本の紹介

本の紹介737 「あなた」という商品を高く売る方法(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
「あなた」という商品を高く売る方法―キャリア戦略をマーケティングから考える (NHK出版新書 524)

ブランディングに関する本です。

自分を労働力と捉えるのではなく「商品」と捉えるところから始まります。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

現在はさらに変化が激しく、賞味期限はあっという間に切れる。持続的競争優位性が成り立たない時代だ。いまあるのは、一時的競争優位性だけ。だからセブンのように、好調なときでも常に新たな強みを獲得し続けて、一時的競争優位性を連続して獲得することが求められている。
そんな時代に、自らが変わろうとせずに現状維持を目標とした時点で、待っているのはゆるやかな衰退だ。自分の価値を高めるためには、変わり続けるしかない。」(158頁)

このことはかなり前から言われていることなので、驚くような話ではありません。

現状維持で生き残れるほど今の世の中はやさしくありません。

自分の価値を高めるためにどれだけの準備を日々しているか。もうそれだけの話です。

やっている人はやっているのです。

気づいたときにはもはや逆転不可能な状態にまで差がついてしまっています。

日々のほんの小さな習慣の差が5年後、10年後、大きな差として表れます。

残酷ですが、真実です。

本の紹介736 年収1億円は「逆」からやってくる(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間がんばりましょう。

今日は本の紹介です。
年収1億円は「逆」からやってくる

タイトルだけでは何のことだかわかりませんね。

内容は王道を行くものです。

いずれにしても多くの人は本を読んでも実際には何もやらないので年収1億円にはならないわけです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

イチロー選手が、ヒットを打ったにもかかわらずファーストベースで首をかしげていたり、アウトになっているのに笑っている時がありますよね。でもその笑っているのを見た時、何かを掴んだのだと思いました。『分かった!今ので!!』と。でも、目先のアウトやセーフしか見ていない人は、心が摩耗するんですよね」(61頁)

成功だけでなく失敗からも気付きを得られるか。

目先の結果に一喜一憂するのではなく、いかなる結果からも学び続ける姿勢が大切です。

仕事において、失敗して落ち込む暇があったら、失敗の原因を考え、メモとして残すのです。

人間は良くも悪くも忘れる動物です。

1週間もすれば落ち込んでいたことも忘れてしまいます。

そして、また次も同じような失敗を繰り返す。

これではいつまでたっても成功しません。

何事も準備こそが命なのです。

本の紹介735 競争しない競争戦略(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
競争しない競争戦略 ―消耗戦から脱する3つの選択

サブタイトルは「消耗戦から脱する3つの選択」です。

紹介されている3つの戦略は「ニッチ戦略」「不協和戦略」「協調戦略」です。

さまざまな事例が挙げられており、とてもわかりやすいです。

この本については、特にどこかの一節がよいというわけではありませんが、自社の競争戦略を考えるにあたり、とても参考になるため紹介しました。

特に若い経営者のみなさんにはおすすめです。

「なるほど。こういう戦い方があるんだ。」と考えるヒントをいくつも与えてくれます。

こういう本を読んだときは特に読みっぱなしにしないことが大切です。

99%の人は本を読んで目からうろこを落として終わりです。

動かなければ状況は1ミリも変わりません。

本を読んでヒントを得て、形を変えてやってみる。

この習慣さえ身につけることができれば人生は大きく動き出します。

本の紹介734 組織の毒薬(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 

今日は本の紹介です。
組織の毒薬 サイバーエージェント副社長の社員にあてたコラム (NewsPicks Book)

サイバーエージェント副社長が社員に宛てたコラムをまとめた本です。

派手さはありませんが、著者が日頃考えていることが誇張なく表現されており、素晴らしいです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

一人前の定義は、ある一定の水準で仕事ができる、ということです。なにをある一定の水準にするべきか?それは『心構え』と仕事の『仕方(スキル)』です。そして、最初に必要なのは『心構え』だと考えています。
仕事の仕方や自分の得意なパターンは徐々にでも学んでいけますが、もし土台となる心構えができていなければ、スキルの吸収はとても時間がかかります。」(71頁)

その通りだと思います。

スキルは、経験年数と場数に比例して徐々に向上していくものです。

これに対して、心構え、マインド、スピリットは経験年数と場数に比例する性質のものではありません。

むしろ慣れや飽きから経験年数と反比例している人を見かけることもあります。

どれだけ高度なスキルがあっても、マインドやファイティングスピリットが備わっていない人はいざという時にとても弱い。

自己犠牲を厭わず仕事に没頭し続けられる人は強い。

見ていて本当にそう思います。

本の紹介733 なめらかなお金がめぐる社会。あるいは、なぜあなたは小さな経済圏で生きるべきなのか、ということ。(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間お疲れ様でした。

今日は本の紹介です。
なめらかなお金がめぐる社会。 あるいは、なぜあなたは小さな経済圏で生きるべきなのか、ということ。

家入一真さんの本です。

タイトルだけ見てもあまり意味がわからないですね。

帯に書かれている「『お金がすべて』の社会のその先に。」という発想が本全体に流れています。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

大企業信奉もその象徴で、『いい大学を出て大企業に就職できれば人生は安泰だ』というのが日本人にとって長らくの常識だったけど、シャープが台湾の企業に買収され、東芝が上場廃止に追い詰められている現実をみれば、そういった常識が音を立てて崩れているのがよくわかる。
逆に小さいほうが小回りがきくし、失敗しても失うものは小さいのですぐに立ち直れるし、違うと思った別の方向に歩き出すこともできる。社会が不確実ないまだからこそ、小さいことのメリットが評価されだしたのだ。」(38頁)

このように考えている人は、以前よりかなり増えているのではないでしょうか。

車も会社も小さいほうが小回りがきくのです。

大きいことは、メリットばかりでないことは、大きい会社に勤めている人ならわかるはずです。

不確実で変化の激しい社会においては、あまり荷物をたくさん持たないほうが動きやすくて便利です。

変化に柔軟に対応できる身軽さがこれからますます求められるような気がします。

本の紹介732 自分を超え続ける(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
自分を超え続ける―――熱意と行動力があれば、叶わない夢はない

著者は、19歳という日本人最年少で世界七大陸最高峰を制覇した方です。

サブタイトルは「熱意と行動力があれば、叶わない夢はない」です。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

一番大切なのは、『自分が1位になれないのは、そこまでの努力ができていないからかもしれない』と、自分の能力ではなく努力について考えること。」(201頁)

そのとおりだと思います。

まず、環境のせいにしないこと。

環境のせいにする人は仮に環境が変わったとしても結果なんて出せません。

次に、能力、性格、才能のせいにしないこと。

生まれつき備わっているかどうかといういかんともしがたいことを言い出しているようでは結果なんて出せません。

結果が出ないのは、いつでも自分の努力不足なのだと考えるほかありません。

そこからしか前に進めないから。

本の紹介731 YOU ARE A BADASS(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間がんばりましょう。

今日は本の紹介です。
YOU ARE A BADASS もっと「自分のため」に生きていい!: すると、才能、自信、お金……必要なものが必要なときにやってくる (単行本)

とても前向きな本です。

読むと元気が出ます。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

◎伝説的バスケットボール・プレーヤーのマイケル・ジョーダンは、技術不足だといわれて、高校のバスケットボールチームを首になっている
◎高校を中退したスティブン・スピルバーグは、映像制作学校に三回も不合格になった
◎ベートーベンの音楽の先生は、彼には才能がない、とくに作曲に関しては救いようがないという評価をした。さらにベートーベンは聴力を失った(ホント大変なことだと思う)
ただ唯一の失敗は”あきらめること”。ほかの失敗は、ただの”情報収集”だ。」(188頁)

これらの方は途中であきらめなかったのです。

あきらめないことそれ自体が才能なのかもしれませんね。

2、3度うまくいかなかっただけで投げ出しているようでは結果なんて出るわけがないのです。

結果が出るまでしつこくやり続ける。

これこそが結果を出す秘訣なのです。

本の紹介730 レバレッジ・マネジメント(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
レバレッジ・マネジメント―少ない労力で大きな成果をあげる経営戦略』

一世風靡した本田直之さんの「レバレッジ」シリーズです。

久しぶりに読み直してみました。

今読んでもとてもいい本だと思います。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

『忙しくて、ジムや病院なんか行く暇はない』という経営者は、危ない綱渡りをしているのと同じことだ。しかも、綱渡りをするあたなは大勢の社員を道連れにしている。ベンチャー企業というのは、経営者が倒れると立ち行かなくなるケースが多いので、特に配慮しなくてはならない。メンタルもフィジカルも、鍛えられるものである以上、自分次第でなんとでもなる。」(71頁)

特にここまでの使命感をもって運動しているわけではありませんが、私も週3、4回、ボクシングジムで1時間半程度汗を流しています。

忙しさを理由にすることは簡単ですが、それを言い出したら何もできません。

加えて、年齢を理由にすることも簡単ですが、ださいのでしません。

むしろ、年齢に逆行して、今が一番体力、筋力があるのではないかと思います。

スーツの上からでも、胸板、上腕等を見れば、この人は日頃から鍛えているか、自己管理をしているか、とわかるものです。

ローマと胸板は一日にしてならず。

日頃の習慣がものを言います。

本の紹介729 これからの世界をつくる仲間たちへ(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間がんばりましょう。

今日は本の紹介です。
これからの世界をつくる仲間たちへ

テレビでもよく見かける「現代の魔法使い」の本です。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

時間を切り売りする仕事を選ぶと、人生は『お金を稼ぐ時間』と『休む時間』に分かれます。すると、いわゆる『ワーク・ライフ・バランス』を考えざるを得ません。・・・でも、それは万人に当てはまる考え方ではありません。ワーク・ライフ・バランスが問題になるのは、『好きなこと』『やりたいこと』を仕事にしていないからです。解決したい問題がある人間、僕だったら研究ですが、そういう人は、できることなら1日24時間、1年365日をそれに費やしたい。・・・ワーク・ライフ・バランスなんて考えたこともないし、その概念自体が僕には必要ありません。」(164頁)

労働基準法上の「労働者」の方はそうもいかないので、残業時間をできるだけ減らすことが求められています。

著者もそうですし、私もそうですが、法律上何時間働いても誰にも文句を言われない職業の場合、ワーク・ライフ・バランスなんて考えたこともないし、考える必要すら感じません。

仕事をしたいときに、したいだけしたいのです。

働く時間を制限されるほうがよほどストレスがたまります(笑)

自分の仕事を愛し、とことんそれにのめり込む。

こんな幸せなことはありません。

本の紹介728 成功は「気にしない人」だけが手に入れる(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
成功は「気にしない人」だけが手に入れる

著者は、歌舞伎町のホストクラブの代表の方です。

タイトル通り、他人からどう思われるか気にし過ぎるな、ということです。

確かにそうですね。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

これは私の持論だが、何か目指すべきものがあるのであれば、人づき合いは悪いくらいでちょうどいいと思っている。そんな時は、必要以上に周りの目を気にしている場合ではないのだ。
・・・もしキミが、周囲の人といて、『自分は一体何をやっているのだろう・・・』と疑問を持つようなことがあるのなら、ほんの一瞬でもいい、立ちどまって考える時間をつくってみてほしい。」(126~127頁)

私で言うところのゴルフがこれにあたります(笑)

職業柄、ゴルフに誘われることがとても多いですが、よほどの必要性を感じない限り、すべて断っております。

断りまくった結果、最近ではほとんど誘われることもなくなりました(笑)

「とりあえずみんなやっているから」というわけのわからない理由で時間を無駄にしたくないのです。

ゴルフが好きならいいですが、そうでないのに「お付き合いだから」という理由だけでどれだけの時間を無駄するのでしょうか。

人生は思っているほど長くありません。

1時間半程度、ボクシングジムで汗を流すくらいが、私にはちょうどいいです。

同じ理由から、とりあえずなんとなく参加するような会合や各種交流会も、ここ数年参加しておりません。

いい年こいて、そんなことに時間を使うのがもったいなのです。