Category Archives: 本の紹介

本の紹介696 世界基準の働き方(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
世界基準の働き方 海外勤務を拒み続けた私が超巨大グローバル企業の幹部になれた理由

ネスレ日本株式会社の社長が書かれた本です。

競争に勝ち続けるために必要な考え方が書かれています。

現状を変えたいと考えているは読んでみて下さい。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

私はいつも社員たちにこう言っている。
『いったん慣れた仕事は、すべてルーティンだと考えてほしい』
・・・ルーティンを続けるのは、ラクだし心地よい。深く考えなくてもできてしまうから、努力や工夫をしなくていい。目の前の仕事はある程度こなせるから、自分でも成果を出している気になる。だが、それに満足した瞬間、あなたの成長は止まるのだ。『仕事に慣れてよかった』などと安心してはいけない。」(221頁)

ドキッとする内容ですね。

同じような仕事を数年やっていれば、嫌でも慣れてきます。

気付いた時には、新しいことにチャレンジすることもなくなり、すべてのことがルーティンとして回しているだけ。

こんな生活、楽でしょうけど、何にも楽しくありません。

いろんなことができるようになってきたからこそ、すぐにはできそうにないことを挑戦したくなるのです。

向上心のある経営者がある日、突然、トライアスロンを始めるのも同じ理由なのではないかと思っています。

そして、僕がボクシングを続ける理由もまた同じです。

本の紹介695 無意識はいつも正しい(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
無意識はいつも正しい

なんだか楽しそうなタイトルだったので読んでみました。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

・・・これら全ての動作が、ほとんど意識せず、毎日同じ手順で動いているはずです。段取りを組んでやっているように見えて、自分の習慣パターンで動いています。
こんな風に、1日のほとんどがあらゆる習慣で固められているので、自分の意識で動いているようで、『無意識に動かされている』と言っても過言ではありません。」(79頁)

だからこそ良い習慣を身につけるべきだし、悪い習慣を断つべきなのでしょう。

1日のうちで意識してやっていることなんてほんの一握りです。

行動の大半は、無意識に判断してやっていることです。

無意識を支配するのが習慣だとすれば、やはり身につけるべきは正しい習慣なのでしょう。

最初は意識しなければ習慣をつくることはできませんが、続けていくうちに、いつの間にか習慣になっています。

結果、「無意識」のレベルに到達すれば、あとは簡単です。

本の紹介694 多動力(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
多動力 (NewsPicks Book)

堀江さんらしい本です。

このタイトルで本を書くに相応しい方だと思います。

無駄を嫌い、いかに効率よく合理的に仕事をするかを考えるのにとても役に立ちます。

おすすめです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

ヒマな人ほど返信が遅く、忙しい人ほど返信が速い。
仕事がどんどん溜まっていく人は、仕事量が多いわけではない。渋滞が起きるのは当たり前だと思いこみ、渋滞をなくす『一工夫』をしていないのだ。」(154~155頁)

仕事ができる・できない、仕事が速い・遅いというのは、一定程度、能力の問題であることは否定しようがありません。

しかし、「ある程度」は意識と技術で挽回することができるというのもまた事実です。

自分は仕事が遅いな、と感じる人は、近くにいる仕事が速い人がどのような工夫をしているのかをじっくり観察してみてください。

きっと自分とは時間の流れる速さが違うことに気付くはずです。

歩くスピード、話すスピード、決断するスピード・・・いずれをとってもスピードが違うはずです。

1日24時間という与えられた時間は皆平等とよく言いますが、その時間の密度は皆平等ではありません。

普段のんびりしている人が仕事のときだけ秒速で動けるはずがありません。

すべては習慣の問題です。

本の紹介693 人生の99%は思い込み(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間お疲れ様でした。

今日は本の紹介です。
人生の99%は思い込み―――支配された人生から脱却するための心理学

人生や出来事それ自体には意味はないということを知るにはいい本です。

幸福度は「思い込み」(認知・解釈)によって決まるのだということが確認できます。

すでに理解している人にとっては再確認のための本です。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

幸せな人生を歩むときに大切なのが、何度も繰り返してきた『認知』である。人生は事実によって決まるわけではない。戦争の最中であっても幸福な人生を歩む人もいれば、これだけ恵まれた時代であっても不幸な人生を歩む人もいる。・・・人生は『認知』によって決まる。あなたが何を信じ、何を思い込むかによって、人生は決まるのである。人生とは『何が起きるか』ではなく、『どう捉えるか』にかかっている。」(283~284頁)

別の言葉を借りるならば、

起こる出来事それ自体には意味はない。あるのはその出来事をどうとらえるかという解釈だけである。」ということです。

人生とは『何が起きるか』ではなく、『どう捉えるか』にかかっている。

いい言葉ですね。

置かれた環境・状況それ自体に不平を言ったところで、状況は何一つ変わりません。

その状況をどう捉えるか、ただそれだけの話です。

これは性格が楽観的か否かという問題ではなく、解釈の「技術」だと思っています。

だからやろうと思えば誰でもできることです。

人生の幸福度は捉え方、解釈の仕方で決まるとすれば、これほど簡単なことはありません。

本の紹介692 ダントツになりたいなら、「たったひとつの確実な技術」を教えよう(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
ダントツになりたいなら、「たったひとつの

著者は、ノルウェー有数のメンタル・コーチの方だそうです。

表紙には「感情を変えれば、結果が変わる」と書かれています。

人生は考え方(解釈)ひとつで幸せにも不幸にもなるということがよくわかります。

とてもいい本です。 おすすめです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

この本は、ぜひ二回読んでほしい。多くの人は、本を二回読むことはしない。・・・一読してなるほどと思い、本を閉じてしまう。そこで終わってしまうか、考えや行動を本気で変えるかは、あなた次第である。他の人と同じことをしていたら、ダントツにはなれない。大部分の人は、本を一回しか読まず、最良のことを学ぶ機会を逃してしまう。あなたが例外になりたいのなら、最後までこの本を読んだ後、今後はノートとペンを片手に、もう一度読んでみてほしい。」(224~225頁)

と言っても、99%の人は2回読むことはしないですし、行動に移すことをしません(笑)

たぶん今も昔も未来永劫この定説は変わらないと思います。

本もセミナーもそうですが、ほとんどの方が一時、「わかった」状態になり、1週間もすればすっかり忘れてしまう。

うまくいっている人は、それだけでは人生は変わらないことをよく知っているので、行動に移すのです。

そこまでして初めて本を読んだり、セミナーを受けた意味があることをよく知っているのです。

行動に移さなければ、いや、正確には、行動に移し続けなければ、人生は変わりません。

そのことは自分が一番よくわかっているはずです。

本の紹介691 ドラッカー思考法大全(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間がんばりましょう。

今日は本の紹介です。
ドラッカー思考法大全 (中経の文庫)

タイトル通り、ドラッカーの著書を1つの本にまとめたものです。

まとめたものに著者がわかりやすく解説してくれているため、とても読みやすいです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

市場やお客様があなたの会社に求めているのは、『お客様が必要としていることで、かつ他社より上手にできること、あなたの会社にしかできないこと』です。逆に考えれば、『どのような商品分野ならば、お客様に必要とされ、かつ競争にも勝てるか』という視点から、対象市場を絞り込んでいきます。」(104頁)

このことは、例えば、「選択と集中」であったり、「ナンバー1になれるまで市場を細分化する」などという言葉で補足説明することができます。

みなさん、自分にしかできないことってありますか?

他の人よりもはるかに優れた何かを持っていますか?

このように問われて瞬時に「あります」と答えられる人はほとんどいないのではないでしょうか。

昨日今日の努力で簡単に「オンリー1」になれたら、世の中、オンリー1だらけです。

私のような凡人がオンリー1を目指すのであれば、毎日毎日来る日も来る日も飽きずにこれと決めたことをこつこつこつこつやり続けるしかないと思っています。

途中で投げ出さずに愚直にやり続けることしか勝つ方法を私は知りません。

本の紹介690 マネー・コネクション(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
マネー・コネクション あなたのビジネスを加速させる「戦略」の見つけ方

先日もジェイ・エイブラハムさんの本を紹介しましたが、今回もとてもいい本です。

具体例を示し、何をすべき、何をすべきでないかをわかりやすく説明してくれています。

何度も読み返すに価値のある本です。

おすすめです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

覚えておいてください。クライアントの相談を受けるとき、画一的なアプローチは存在しません。どのクライアントにも同じアドバイスをすることはできないのです。それぞれのクライアントのリズムに合わせて、ドラムを叩いてください。」(126頁)

そりゃそうだ、という内容ですよね。

論理的な人と感情的な人とで、同じ説明をしていいはずがありません。

ボクシングでジャブを打ちながら相手の間合いを見るのと同じように、冒頭の会話から相談者の考え方や特徴を把握し、それに応じた説明をしなければなりません。

どんな場合でも同じような説明のしかたでいいわけがありません。

これ、弁護士に限りませんよね。

あらゆる仕事で同じことが言えることです。

基本的なことですが、とっても大切なことだと思います。

本の紹介689 調理場という戦場(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
調理場という戦場―「コート・ドール」斉須政雄の仕事論 (幻冬舎文庫)

著者は、フレンチレストラン「コート・ドール」オーナーシェフの方です。

タイトルからしてわかるとおり、料理の作り方の本ではありません。

帯には「仕事論、リーダー論、人生論・すべての旨味がこの本にある!」と書かれています。

まさにそのとおりです。

おすすめです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

・・・自分の習慣を変えずに流れるままに過ごしていたら、きっと10年後も人をうらやんでいるに違いない。モテる人がうらやましいし、仕事のできる人がうらやましい。生き方を変えなければ、異性のことも仕事のこともどっちつかずで、満たされないままの10年後を迎えるに違いない。だったら、ぼくは仕事以外のものは捨てよう。ぼくには資質がないのだから、やりすぎぐらいが当たり前のはずだ。『やりすぎを自分の常識にしなけりゃ、人と同じ水準は保てまい』というぼくの仕事への基本方針は、この時からはじまったように思います。」(36~37頁)

最高ですね。

強く共感します。

今の世の中で重視されている「ワークライフバランス」からすると、このような考え方はなかなか受け入れらないのかもしれませんね。

労働時間もどんどん減らしていきましょう、という流れですからね。

「やりすぎを自分の常識にしなけりゃ、人と同じ水準は保てまい」は謙遜だと思いますが、このくらいの気持ちで仕事に取り組まなければ結果なんて出るわけがありません。

ワークライフアンバランスで仕事してまーす(^O^)

本の紹介688 マレーシア大富豪の教え(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間お疲れ様でした。

今日は本の紹介です。
マレーシア大富豪の教え

決して小手先のテクニックを扱ったハウツー本ではありません。

仕事や人生についての基本的な考え方について書かれています。

おすすめです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

私は、人生においては『根性』が非常に大切だと考えています。人間誰にでも、逆境や苦境は何度も訪れます。そのときに腐らずに、しっかり生き抜いていく。どんなにひどい目にあっても我慢して、誰よりも努力を続ける。この姿勢を持ち続けられる人でなければ、ビジネスにおいても人生においても、何事かを成し遂げることはできないでしょう。・・・元経団連会長の土光敏夫さんの『人間の能力に大きな差があるわけではない。差があるとすれば、根性の差である』という言葉は、若い頃から私の座右の銘でした。」(245頁)

誰よりも努力を続けることは、誰にでもできることではありません。

1日だけならできるでしょうが、それを毎日毎日「続ける」ことは多くの人が苦手とするところです。

これは生まれ持った「能力」の問題ではありません。

必要なのは「根性」とほんの少しの「技術」です。

続けることができれば、必ず結果は出ると確信しています。

やるかやらないか。 続けるか途中でやめるか。

ただそれだけです。

本の紹介687 人生を変える80対20の法則(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
新版 人生を変える80対20の法則

みなさんご存じの「パレートの法則」についてさまざまな角度から書かれています。

この法則それ自体は特に難しいものではありませんが、応用可能性は多岐にわたるため、新しい切り口を知るには良い本です。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

生産性が低い分野から生産性が高い分野に資源を移していくのが、起業家の仕事であり、自由市場の本来の役割である。しかし、起業家も市場もその役割を十分果たしているとは言えない。複雑な企業や官僚組織は言わずもがなだ。どこを見渡しても無駄が多い。しかも呆れるほど多い。資源の80%は、価値の20%しか生み出していない。したがって、真の起業家のまえには、つねに裁定機会がある。そして裁定機会は、通常思われているより、はるかに多い。」(192頁)

私の知る限りでも、公務員、保守的かつ大きな会社は、傍から見ていて、本当に無駄が多いと思います。

代表例は会議の長さです。

会議をやること自体がもはや目的化しているため、無駄に長い。

しょっちゅう会議をしている。 それも長時間。

だから、本来やらなければならない仕事をやる時間がなくなり、無駄に残業をしなければならなくなる。

労働時間を減らさなければならない昨今、無駄な会議をやっているほど時間的余裕はないはずです。

会議が死ぬほど嫌いな僕の独り言でした。