Category Archives: 本の紹介

本の紹介674 ハードワーク(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
ハードワーク 勝つためのマインド・セッティング

ラグビー元日本代表ヘッドコーチのエディー・ジョーンズさんの本です。

エディーさんの目から見た日本・日本人の長所・短所が書かれています。

とても参考になります。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

日本人は、自分の長所に気付くことが、非常に不得手だと思います。そこへ内向きでシャイな資質が加わり、『どうせうまくいくはずがない』と、マイナス思考を凝り固まらせている人が、とても多いのではないでしょうか。『自分はどうせダメだ』というマイナス思考が、成功を阻んでいるのです。それを取り除きさえすれば、誰でも成功を手に入れることができます。」(5頁)

エディーさんが言うとおり、日本人には「どうせうまくいかない」と考える人がとても多いですよね。

どうしたら自信が持てるのでしょうか。

人よりも多くの時間、準備するしかないのではないでしょうか。

人と同じだけ休憩していて、それでいて自信を持つ方法を私は知りません。

なんとなくそれなりに生活できればいいというのなら、それでいいでしょうが、

結果を残したいと考えているのであれば、人よりもハードワークを続ける覚悟を持つ以外にないと思います。

本の紹介673 ありえないレベルで人を大切にしたら23年連続黒字になった仕組み(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間お疲れ様でした。

今日は本の紹介です。
ありえないレベルで人を大切にしたら23年連続黒字になった仕組み

10年以上離職率ほぼゼロという会社の社長が書いた本です。

離職率の高い会社というのは必ず理由があるのと同じように、離職率が低い会社というのにも必ず見習うべき理由があります。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

赤字になるかどうかは、社長の意識の問題です。円高だから儲からない。中国が安い製品をつくるから儲からない。国の施策が悪いから儲からない。取引先に値切られたから儲からない・・・と、経営者が他責の発想になった時点で会社は赤字へ転落します。そして、社員も『社長が悪い、上司が悪い、取引先の担当者が悪い』と人のせいにして、努力をしなくなります。」(208頁)

先日のブログにも書きましたが、「他責」ではなく「自責」の意識を持つことが大切です。

結果・成果が出ないことを他人や環境や制度のせいにしてはいけません。

理由は、他でもなくダサいからです。

結果を出す人は、どんなに不景気だろうがどんなに競合が多かろうが、そんなこと関係なく結果を出しています。

結果が出ないのは不景気のせいでも競合が多いからでもありません。

顧客に選ばれるだけの価値を提供できていないからです。 ただそれだけです。

どれだけ不景気でも、どれだけ競争が激しくても、お客さんが並んでいるお店があるという現実を受け入れなければなりません。

本の紹介672 人生ドラクエ化マニュアルⅡ(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
人生ドラクエ化マニュアルII

第2弾ですね。

ドラクエ世代は、タイトルだけで買ってしまう本です。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

『見栄、世間体』などというものは自分の妄想、自意識過剰の産物以外の何ものでもないのだ。つまり、『見栄、世間体』は幽霊と同じで、この世に実在していない、ということだ。それにもかかわらず、この世に存在していない『見栄、世間体』の視線に怯えて、ヤリタイコトを諦めるなど少し痛い人のやることなのだ。」(100頁)

判断の第一基準を見栄や世間体としている人は、この本では「少し痛い人」と評されています(笑)

本当はやりたくないんだけど、世間体もあるし・・・みたいな感じですね。

この本でも述べられているとおり、そんなもんは自意識過剰以外の何ものでもありません。

やりたいようにやればいいし、生きたいように生きればいいのです。

自分が思っているほど他人は自分のことなんて興味がありませんから。

見栄や世間体だけで生活するなんて窮屈で退屈でちっとも楽しくありません。

本の紹介671 できる男は金を呼ぶ!(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。今週も一週間がんばりましょう。

今日は本の紹介です。
できる男は金を呼ぶ!  ― 金を使うな 頭を使え

船瀬俊介さんの本です。

船瀬さんの本といえば、医療や食べ物に関するテーマが多いですが、今回の本はいかに生きるべきかを説いています。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

『逆境の中には、すべて、それ相応か、それ以上の、大きな“利益の種”が潜んでいる』
ナポレオン・ヒルも、やはり『ピンチこそ、“利益”を生む』と明言しています。彼は、次のように強調しています。
『この文言は、カードに書き、それをいつもポケットに入れておきなさい』
それほど、『成功原則』つまり『大切な言葉』なのです。」(115~116頁)

必要は発明の母です。

不足や不十分さを感じたときに、単に嘆いているだけでは状況は変わりません。

決して満たされているところからは利益は生まれません。

日々の生活で感じる小さな不足、不十分さをそのまま受け流さないことが大切です。

本の紹介670 伝え方の極意(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間がんばりましょう。

今日は本の紹介です。
“トークの帝王"ラリー・キングの伝え方の極意

「ラリー・キング・ライブ」で有名なラリー・キングさんの本です。

50年間に5万人と対談した著者が、上手な会話のしかた、作法を教えてくれています。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

エイブラハム・リンカーンがいい例だ。1863年11月、リンカーンの有名なゲティスバーグ演説は、実は5分にも満たない短い演説だった。当日、リンカーンの前には、当時“最高の演説者”と言われていた政治家エドワード・エヴァレットが2時間に及ぶ大演説を行っている。だが、今日どちらの演説が人々の記憶に残っているかは言うまでもない。・・・私たちは、戦争や平和や国家の存亡についてスピーチをする機会はまずないが、スピーチで偉大な成功を収めた政治家から学ぶことはできる。彼らから学ぶべき最大のポイントは『簡潔に話す』ということだ。」(166~169頁)

できるだけ簡潔に伝えるということはとっても大切なことです。

話がまわりくどい人、とにかく話が長い人を好きな人はいません(笑)

特に仕事中は端的にポイントだけを伝えるようにするべきです。

とはいえ、仕事のときだけいきなりやれと言われてもできるものではありませんよね。

日頃から「結論から言う」「ポイントを押さえる」ということを意識して話す訓練をすべきですね。

あれもこれも話した挙句、「で、結局、何が言いたいのですか(苦笑)?」と言われないように日頃から心がけましょう。

本の紹介669 一流の魅せ方(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
会う人すべてがあなたのファンになる 一流の魅せ方

著者は、元国会議員秘書、選挙戦略家の方です。

どのような話し方、身だしなみ、気づかいにすれば人に好かれるのか、ということが書かれています。

印象がいい人というのはちゃんと理由があるのです。

『あんた、あのとき、よく『自分の判断でやりました』と言えたな。俺はな、あのときのあんたの言葉で、こいつは信用できるなと思ったんだよ。あのお局さんの指示だろう。そのくらいわかるよ」と言って笑ったのです。・・・どんなに苦しい失敗をしたときも、それを誰かや何かのせいにしたら、せっかく失敗した経験の意味を無くしてしまうという話でした。人のせいにせず、矢印は自分に向ける。そうすることで、嫌な出来事は、経験となって自分の力になる。信頼を高める要素とすることができる、という話でした。」(194~195頁)

他責ではなく自責の意識を持つということですね。

人のせい、環境のせい、制度のせいにしたくなることもありますが、それを口にした時点でダサいですよね(笑)

リーマンショックのせいでお客さんが減っているという飲食店とか(笑)

弁護士の数が増えてきたから依頼者が減っているという弁護士とか(笑)

ダサっ。

どれだけ不景気でも、どれだけ競争が激しくても、お客さんが並んでいるお店があるという現実を受け入れなければなりません。

本の紹介668 最速で結果を出す人の「戦略的」時間術(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
最速で結果を出す人の「戦略的」時間術 (PHPビジネス新書)

タイトル通り、「結果を出す」人の特徴や行動傾向などがまとめられています。

結局、やるかやらないかの違いですので、どれだけ本を読んでもやらない人はいつまでたっても結果は出せません。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

私は25年間のビジネス人生において、多くの『結果を出せる人』を見てきたが、その多くの人に共通する条件として『結果を出すことに対する貪欲さ』というものがある。もちろん、結果を求めてがむしゃらに働くということもあるが、むしろ重要なのは『最後の一押し』であることが多い。つまり、ある程度頑張ったからといって納得してしまうのではなく、最後の最後まで手を抜かない、という姿勢である。」(53頁)

私が感じる「結果を出せる人」の特徴は、「継続する力」を持っているということです。

言い換えれば、人よりも仕事に対する情熱を多く持っているということです。

このブログでもよく書いていることですが、人は何かを継続することがとっても苦手です。

ある程度の期間であればなんとか続けることができるのですが、5年、10年と続けられる人はほんの一握りです。

途中で飽きちゃったり、疲れちゃったり、他のことに目移りしちゃったり・・・。

スポーツでも勉強でも仕事もなんでもそうですが、継続しなければ結果は出ません。

結果を出すために必要な準備を継続できる人は、必然的に結果を出していますね。

はっきり言って、もうそれだけの差なんだと思います。

本の紹介667 「リスト化」仕事術(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間お疲れ様でした。

今日は本の紹介です。
リスト化仕事術 毎日使えて一生役立つ

多くの方が、言われるまでもなく、日常生活や仕事において、大切なことを「リスト化」することが習慣になっていると思います。

この本では、「リスト化」の重要性のほかにいろいろなリスト化が紹介されています。

むしろこちらの方が参考になります。とてもおもしろい本です。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

人を動かす6つの影響力
・返報性ー人は、他者から何かを与えられたら自分も同様に与えるように努める。
・一貫性ー人は、自分の言葉、信念、態度、行為を一貫したものにしたい(あるいは他の人にそう見られたい)という欲求がある。
・社会的証明ー人は、他の人々が何を信じているか・どう行動しているかを見て、自分が何を信じるべきか・どう振る舞うべきかを決める。
・好意ー人は、自分が好意を感じている知人に対してイエスと言う傾向がある。
・権威ー人は、権威に服従しやすい。
・希少性ー人は、機会を失いかけると、その機会をより価値あるものとみなす。」(68頁)

それぞれの項目について身近な例がいくつも思い浮かびますね。

一般的に人はどのようなものを信用するのかということを知っておくことは大切です。

もっとも、あまりに露骨にやると胡散臭くなるので注意が必要です。

それとなくさらっと取り入れるのがいいですね(笑)

本の紹介666 レバレッジ時間術(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
レバレッジ時間術―ノーリスク・ハイリターンの成功原則 (幻冬舎新書)

10年前に読んだ本をもう1度読んでみました。

「レバレッジ」という言葉からもわかるとおり、いかにして効率化を図るか、という内容です。

ゲーム感覚で取り組むとおもしろいですね。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

知識労働社会で求められているのは『時間内はまじめに働く』働き方ではなく、『同じ時間で、より効率的に働く』『同じ時間内で、より多くの成果を出す』働き方です。」(114頁)

私には、『Doing More With Less』というモットーがあります。日本語に訳せば『少ない労力でより多くの成果を』という意味です。・・・この言葉を目にするたびに、『時間を有効に使っているか』『どこかにムダはないか』と自分自身に問いかけています。」(146頁)

いわゆる「できる人」は、とにかく仕事が早いですね。

どうしたらもっと早く仕事が進められるかということを常に考えているような人たちです。

時間が有限であることを知っている人は、無駄をできるだけ省こうと工夫をします。

人生に無駄なことはないと言いますが、本当にそうでしょうか(笑)?

無駄なことをする言い訳に思うのは私だけでしょうか。

意識をしないと、多くの時間が無駄なことで埋まってしまう気がします。

だからこそ必要性を感じないことはできるだけ省き、また、そのような誘いは断る。

Time is money.

Life is short.

本の紹介665 インテリジェンストレーニング(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間がんばりましょう。

今日は本の紹介です。
インテリジェンス・トレーニング (青春文庫)

インテリになるためのトレーニング本です(笑)

サブタイトルは「魅力ある大人になるために」ですから内容はいたってまじめな本です。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

ちょっとパラドキシカル(逆説的)ですが、『自分を表現しようと思ったら、自分のことを言うな』ということがある。つまり、一番疲れるタイプの人というのは、常に自分のことばっかり話している人で、それも、自分だけでなくて、自分の子どものこと、自分の夫のこと、自分の親のこと、自分の会社のこと・・・まずは相手に話してもらうことが肝心です。相手の興味のあるポイントを話題に持ってきて、相手に好きなだけ話してもらう。それをうまく相づちを打ちながら聞く。」(14~15頁)

「話をしていて楽しい」と言われる人の特徴の1つがこれです。

会話のボールを持ちすぎないということです。

卓球やテニスのようにラリーをすることを意識している人は、総じて好印象です。

逆に、とにかく話が長い人、回りくどい人、結局何が言いたいのかよくわからない人(笑)は、話を聞いていて疲れます。

とはいえ、これはプライベートでのこと。

ビジネスにおいては、あくまで相手にできるだけ話をしてもらうように心がけます。

イメージとしては、ボールのポゼッション率は、相手8:自分2くらいがちょうどいいと思っています。

ビジネスにおいて求められる力は、聞く力8割、話す力2割というイメージです。