Category Archives: 本の紹介

本の紹介645 世界最強の商人(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間お疲れ様でした。

今日は本の紹介です。
世界最強の商人 (角川文庫)

物語形式になっており、ストーリーを通じて、成功するために必要な要素について教えてくれています。

結局、いつの世も、成功するために必要な要素は変わらないことを確認させてくれます。

おすすめです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

成功するためには障害はつきものだ。なぜならば、物を売るとき、他の重要な仕事と同じように、勝利は多くの努力と数えきれないほどの敗北の後にしかやってこないからだ。しかし、一つひとつの努力とそれぞれの敗北が、お前の技術、強さ、勇気、忍耐力、能力、自信を磨き上げてくれる。そして障害物の一つひとつがお前をよりよくするための・・・・・・またはあきらめさせるための同志なのだ。挫折こそ前進するチャンスなのだ。そこから逃げ出し、そこを避けようとすると、お前は未来を捨ててしまうことになる」(46頁)

挫折こそ前進するチャンスなのだ。そこから逃げ出し、そこを避けようとすると、お前は未来を捨ててしまうことになる

いい言葉ですね。

仕事でもスポーツでもそうですよね。

挫折・失敗を経験することなく成功・勝利することなどありません。

そう考えると、挫折や失敗は、ある意味、成功・勝利の必要条件とさえ思えていきます。

必ず挫折や失敗を経験しなければゴールにはたどり着けないと信じることがとても大切です。

このように考えれば、挫折や失敗をしても、あきらめる理由にはなりません。

辛い状況から逃げ出さず、また避けようとせず、見城さんの言葉を借りるならば、「正面突破」しかありません。

もうそれしかないと覚悟を決めるのです。

本の紹介644 アイデアの接着剤(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
アイデアの接着剤 (朝日文庫)

著者は、アートディレクター、クリエイティディレクターの方です。

タイトルからもわかるとおり、アイデアとアイデアのくっつけ方のお話をしています。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

主観で何かをつくったら、必ず客観性で答え合わせをしましょう。
感覚で生み出したものは、理論で再確認。
理論で構築したものは、感覚でとらえ直してみる。
客観性と主観性。
左脳と右脳。
理論と感覚。
両方を行き来することで、より幅広く、深みのあるものがつくれるようになります。」(51頁)

頭でわかってもなかなかすぐにできるものではありません。

自分がとても良いと思っているものも、1日、2日寝かせて、改めて別の角度から見直してみると、さらによくなる視点が見つかることがよくありますよね。

1日、2日寝かせることによって、冷静に見返すことができるからなのでしょうね。

見返すときには、あえて意識的に別の視点で検証してみるということが大切なのでしょうか。

本の紹介643 自分を変える言葉(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間がんばりましょう。

今日は本の紹介です。
自分を変える言葉

いい言葉集めた系の本です。

こういう本は1つでも「いい言葉」に出会えればそれでよしです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

「ネイティブアメリカンの言葉に、こういうものがあります。
変えられるものを変える勇気と、
変えられないものを受け入れる広い心と、その違いがわかる知恵をありがとうございます。」(141頁)

シンプルだけど、ぐっときますね。

変えられないものを変えようとして苦しんだり、

変えられるにもかかわらず、変えられないと勝手決めつけてしまったり。

両者の区別をつける習慣を持っている人は、無駄なことに悩んだりしません。

悩んでもしかたがないことに悩んでもしかたがないからです。

これもまた、私は習慣の問題だと思っています。

決して性格の問題ではありません。

本の紹介642 インビジブル・インフルエンス(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
インビジブル・インフルエンス 決断させる力

帯には「あらゆる行動を方向づける影響力の科学」「知らず知らず影響される決断のメカニズムに迫る」と書かれています。

自分の意思で決断したように見えて、実は、見えない影響力により決断させられている、という現実を知るにはとてもいい本です。

おすすめです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

人には、親しみの感覚に心地よさを覚える一方で、同時に目新しさを求める矛盾した気持ちもある。」(233頁)

あまりにも斬新だと、親しみが感じられない。あまりに親しみすぎると、退屈になる。だが、その中間であれば、ちょうどよい。」(240頁)

人間はもともとそれほど合理的な動物ではないと考えることが合理的だと思っています。

みんないろんな矛盾した思いを抱えているのです。

新しいものが好き。でも新しすぎるのはいや。

これは仕事でもまさに同じことが言えると思っています。

あまりにも斬新すぎる、あまりにも今までのサービスと違いすぎると、手を出すのが恐いんです。

「ほどよい」新しさがちょうどいいのです。

その「ちょうどいい」ものを提供できるかどうかが腕の見せ所です。

ちょっとずつバージョンアップしていく。少しずつ新しさに慣れてもらう。

こういうやさしさが必要なのだと思います。

本の紹介641 人生のプロジェクト(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
人生のプロジェクト (Sanctuary books)

目標を達成するために必要なことは何かを教えてくれています。

どこまでいっても「知る」ことと「できる」こととの間には高い高いハードルが存在します。

やる人はやるし、やらない人はずっとやりませんよね。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

行動は気分に左右されてしまう。動かなければいけないのに、動きたくないときがある。しかし自分の気分を左右できれば、自分の行動をコントロールすることができる。風呂に入ったり、焼肉を食べたり、ある曲を聴いたり、ある場所に行ったり・・・。自分のやる気を引き出すスイッチをいくつも見つけておこう。」(155頁)

著者は、このように「やる気を引き出すスイッチ」を見つけておくことを薦めています。

それ自体を否定するつもりはありませんが、私は少し違う考えを持っています。

私もみなさんと同じように、動かなければいけないのに動きたくないとき、

朝、起きなければいけないのに置きたくないときなどが当然あります。

そんなときは、いつも同じ言葉を口に出しています。

「くせになる」

例えば、当初、ボクシングに行くことを予定していた日に、仕事が忙しい、昨晩飲み過ぎて体がだるいということがあります。

行かない理由はいくつもあるわけです。しかも行かなくても誰にも怒られません。

でも、こんなときに1度ボクシングに行かないという選択をしてしまうと、それが「くせになる」のです。

それが嫌で嫌でたまらないのです。

行くと言ったら行くのです。じゃないと、いとも簡単に行かなくなります。

人間はやらない理由探しのプロですから(笑)

やる気スイッチもへったくれもなく、行くと決めたから行くのですよ。 ただそれだけですわ。

本の紹介640 UXの時代(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間お疲れ様でした。

今日は本の紹介です。
UXの時代――IoTとシェアリングは産業をどう変えるのか

UXとは「User Experience」のことを指しています。

サブタイトルにもあるとおり「Iotとシェアリングは産業をどう変えるのか」について書かれた本です。

近い将来、私たちの働き方、生活のしかたが大きく変わることはほぼ間違いないでしょう。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

この20年間、日本で多くの企業が会社を変えようとして失敗してきたが、その失敗にはひとつの共通点があるように見える。会社を変えようと考えながら、いざ変えるための具体案が出てくると、それを潰してしまう力が働くことだ。つまり自己矛盾に陥っているだ。・・・経営者がすべきことは、今すぐ社員を古い呪縛から解放し、『ユーザー・消費者だけを見てビジネスを変えろ、新しいビジネスを創れ』という指令を発することだ。」(84~85頁)

よくある現象です。

「現状を変えたい」という願望も基づいて、アイデアが出たとしても、途中で頓挫する。

現状を変えたいという願望とともに、現状を変えたくないという相反する願望がぶつかるのです。

矛盾しますが、人間なんてそんなものです。 どんなときも矛盾を抱えて生きています。

新しいことにどんどんチャレンジするくせがついていれば、こんなことは問題になりません。

どんどんやってみて、少しずつ調整をする。

どれだけ綿密な計画を立てても、結局やらない。 そんな生き方はつまらないですよね。

どんどんやればいいんですよ。 別にうまくいかなくたって、たかが知れているわけですし。

・・・と思って生きています。

本の紹介639 スーツに効く筋トレ(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
スーツに効く筋トレ (星海社新書)

Testosteroneさんの新しい本です。

以前、著者の「筋トレが最強のソリューションである」を紹介しました。

今回の本でも筋トレ最強説と唱えています。

全く同感です(笑) 

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

ジムに通って筋トレをすると、強固な自信が培われる。自信とは成功体験の積み重ねによってできていくもの。一度でいい、限界まで重いバーベルを持ち上げ、限界まで筋肉をいじめてみてくれ。努力の結果は、たくましい筋肉としてちゃんと返ってくる。輝かしい成功体験であり、勲章であり、自信の具体化だ。あなたを包む頼もしい筋肉は、ちょっとやそっとは失われない。」(145頁)

私は、「根拠のない自信」という言葉を信じていません。

根拠のない自信など何の役にも立たないからです。

自信をつけることをとっても大切です。

自信をつけるためには、人の何倍も努力して、成功体験を積み重ねていくしかないと思います。

努力はしたくない、でも成功したい。 これをわがままといいます。

そんなことを身近に感じることができるのが筋トレです。

強靭な肉体は強靭な精神をつくるというのは真実だと確信しています。

本の紹介638 成功の掟(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間がんばりましょう。

今日は本の紹介です。
新装版 成功の掟

物語を通じて、成功哲学、成功するための心構えが伝わってきます。

小手先のハウツー本では全くありません。とてもいい本です。

おすすめです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

わしはこれまで大勢の百万長者に出会ったが、みんな仕事の虫だった。連中には、仕事が趣味と同じように楽しいのだ。だから金持ちというものは、めったに休暇などとらん。わざわざ好きな仕事から離れる必要などないからな。休むのはかえって苦痛といってもよい。さんざん金を儲けていながらまだ働き続けるのもそのためじゃ。」(22頁)

私も見ていて思うのですが、仕事で成功している人で、仕事が嫌いな人を見たことがありません。

仕事自体は、苦しいことが多くですし、決して楽しいばかりではありませんが、やりきったときの達成感・満足感を知ってしまうと、やめられなくなります。

仕事を生活費を稼ぐための手段と考えている人と、仕事を自己実現の手段と考えている人では、仕事に対する向き合い方が大きく異なります。

成功している人の多くは、後者ですよね。

こういう人たちは、もはや生活費には困らない生活をしているので、仕事に対する向き合い方が違うのです。

労働時間についてますます規制が厳しくなってきますので、労働基準法の適用がある方の中では「仕事の虫」はもはや死語でしょうが、幸い私のように労基法の適用がない人は、これからも自由に好きなだけ仕事をしていけます。

わたしは死ぬまで仕事の虫でしょうね。

本の紹介637 戦略がすべて(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
戦略がすべて (新潮新書)

「僕は君たちに武器を配りたい」の著者です。

帯にはでかでかと「バカは市場で勝ち残れない」と書かれています(笑)

いいですね~。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

不確実で厳しい未来においては、『自分の労働をコモディティ化させないこと』が重要になる。」(87頁)

・・・自らの能力を高め、優れた人材として評価を受け、高い報酬を得たいという者だけがこの競争に参加すればいい。こうした競争が嫌ならば、『コモディティ化』された人材として、大きな夢は見ず、賃金や条件の不満は飲み込んで、こつこつ働くしかない。」(23頁)

心では多くの人が感じていることをここまでストレートに言ってしまうところがいいですね。

「わかっちゃいるけど、やらない」というのが世の常です。

やる人はやるし、やらない人はやらない。 ただそれだけの差です。

日頃から臨戦態勢を取り続けていないと、平穏な生活慣れして、いざというときに体が言うことをきいてくれません。

圧倒的努力を続けられるかどうか。

やると決めたことを途中で投げ出さずに最後までやり続けられるか。

それだけです。

本の紹介636 スピード・ブランディング(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は、本の紹介です。
スピード・ブランディング

パーソナル・ブランディングについての本です。

どのようにしてブランディングしていくのが正しいのかが書かれています。

ブランディングを意識している人にとっては、基本的な内容です。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

・・・そんなある日、私に大きな転機が訪れます。それは、ある大富豪との出会いでした。その南カリフォルニアに住む大富豪は私にこう言ったのです。
『David, for things to get better, you have to get better.』
「あなた自身が価値ある人間にならなければ、あなたの人生は一向に良くなりませんよ」ということです。・・・これを機に、私はその『価値』を作るために自己投資に目覚め、自分で自分の人生を舵取りできるようになろうと決意しました。」(2頁)

商品が売れない理由はその商品の価値が低いからではありません。

自分の価値が低いからだと思うのです。

実際はどうかはわかりませんが、そう思わなければ、先へは進めません。

特に多くの給与所得者の方の場合、取り扱う商品やサービスそれ自体は自分の力では変えることはできません。

与えられたモノを売るほかありません。

同じモノを売っても、売れる人と売れない人がいますよね。

これって、運の問題ですか?

そんなはずありませんよね。

売っているモノの価値の差ではありません。

売っている人の価値の差です。 

さて、みなさんは自分の価値(ブランド)を高めるために毎日どんな準備をしていますか?