Category Archives: 本の紹介

本の紹介603 営業の魔法(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間がんばりましょう。

今日は、本の紹介です。
営業の魔法―この魔法を手にした者は必ず成功する

営業の心構えがまとめられている本です。

営業職の方はもちろんですが、それ以外のすべての対人サービス業に従事している人に意味のある本です。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

営業に必要な心構えは『先義後利』。利益は後で、まず正しい生き方が先ということです。論語にもある、『利を見ては義を思え』という道徳です。これが営業の基本です。自分の利(イエスにはやる心)をグッと抑え、しっかり、誰を幸せにしたいのかを思い続けてください」(158頁)

営業に限らず、すべての対人関係において妥当する考え方です。

常に相手に喜んでもらう方法を考えることが大切です。

「利」はあとからついてくるものです。

これを逆の立場から見るとこうなります。

相手の方に何かをしてもらった場合には、決してそのままにしないことです。

ちゃんともらったものは返さなければなりません。

これができないと長いお付き合いはできません。

「先義後利」という言葉はそれを端的に表しているのだと思います。

本の紹介602 億万長者の感謝力!(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
億万長者の感謝力!

感謝することの大切さを説いている本です。

タイトルはちょっとあれですけどね・・・。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

・・・なぜ彼らはこのような活躍ができるのか。それは、私がスタッフたちに、仕事の『やり方』よりも、心の『あり方』を重点的に教えてきたからです。感謝力を身につけるには、人としての考え方や価値観といった『あり方』が大事だと考えています。」(154頁)

「やり方」よりも「あり方」の問題であるというのは全くその通りだと思います。

どれだけ仕事のやり方を教えても、仕事に対する姿勢ができていないと、決してうまくいきません。

やり方なんてやってれば身につきます。

そもそもやり方なんて手取り足取り教えてもらうものではありません。

甘えん坊さんにも程があります。

受け身ではいつまでたっても力はつきません。

自分で見て、真似て、改良していく。そういう積極性があってはじめて上達していくのだと確信しています。

これが「あり方」なのだと思います。

本の紹介601 ユダヤ人億万長者に学ぶ「不屈」の成功法則(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
ユダヤ人億万長者に学ぶ「不屈」の成功法則

「不屈」という言葉からもわかるとおり、終始、あきらめないこと、屈しないことの大切さを説いています。

「不屈の執念」がいかに大切であるかがこの本を読むとわかります。

とても参考になります。 おすすめです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

商品を売りたいなら、顧客が電話に出るまで20回はかける必要がある。その際、自社の商品を買うべき理由を準備しておくべきだ。私の経験では、商品について質問すると、9割の確率で『調べて折り返し連絡します』という答えが返ってくる。自社の商品に関する質問に答える準備ができていない営業マンから買う理由がどこにあるだろうか。自分が提供している商品について情熱をもっていないなら、その職業に就くべきではない。それくらい献身的な姿勢がなければ、セールスでの成功はおぼつかない。」(127頁)

みなさんはいかがですか?

同じ商品を買うのであれば、自分が尊敬できる人から買いたいと思います。

その人が仕事に対してどのような思いをもっているかというのはとても重要です。

仕事に対して情熱を持っている人から私は買いたいし、そういう人とお付き合いをしたいと思います。

たいした準備をせずに「時間をつくってほしい」と言われるのが一番しんどいです。

本の紹介600 成功の条件(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間お疲れ様でした。

今日は本の紹介です。
成功の条件―「人」と「お金」と「選択の自由」

著者が考える成功の定義は、「人とお金と選択の自由を手に入れること」だそうです(9頁)。

最後に「選択の自由」というワードが入るのがいいですね。

物語を通じて、成功の条件を伝えています。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

人間は誰もが自分の慣れ親しんだ環境の中で生きてる。そして、その中から出ようとしない。『成長したい』という思いと、『いまのままがいい』っていう相反する思いが綱引きしてるんだよ。・・・その心の綱引きで『成功したい』の思いが大きければ、成功に向かって歩き始めるし、『変わりたくない』という思いが勝てば、結局努力をあきらめて、いまのまま生きていくことになる。そしてほとんどの人は現状維持という選択肢を選ぶ。」(110頁)

ここでも「ホメオスタシス」の力の話が出てきます。

毎日、弱い弱い自分との戦いですから。

もし自分の背中に「オン」と「オフ」のスイッチがあったとして、

僕はスイッチを「オフ」することができません。

一度「オフ」に入れてしまうと、もう「オン」にすることができないのではないかという恐怖心がその理由です。

弱い自分に負けてしまうのではないか・・・と。

ワークライフバランスという言葉を聞く度にいつも思うわけですよ。

「・・・あたし、ワークライフアンバランスの典型例だ」

アンバランスなことはわかっていますが、もうこういう生き方しかできないのです。

本の紹介599 思うは招く(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
思うは招く ~自分たちの力で最高のロケットを作る!

ロケット開発で有名な植松電機専務取締役の植松さんの本です。

植松さんの本はこれまでにも数冊読んできましたが、今回の本もとても良い本です。

おすすめです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

ニッチは自分でつくるものです 見つけるものではありません」(158頁)

既存の市場で戦うときに必要なのは資本力です。価格競争です。だったらうちが勝てっこないです。だからこそ、相手と四つに組まない戦い方が必要です。世の中にないものを考えるのです。試すのです。そうしたら、自動的に小さい市場が生まれます。自分でつくり出した市場です。・・・そうやって、くさびを打ち込んで必死につくった市場がニッチになります。同じものを安く作っている場合じゃないです。」(159頁)

いい言葉ですね。

大企業との戦い方が書かれています。

「ニッチは自分でつくるものです」

このくらいの気持ちをもたなければてっぺんにはいけません。

他社が真似しようと思ってもそう簡単には真似できない「何か」を取り入れることがキモですね。

ここで大切なのは、1発目から成功することを狙わないことです。

思いついたら試してみる。

どんどんやってみる。 やってみなければわからないから。

100個トライすれば、1個や2個はうまくいきます。 

大丈夫。 ほとんどの人は本を読んでも、行動には移しませんから。

本を読んだり、人の話を聞いて刺激を受けたら、行動に移す習慣をつくりましょう。

それだけで9割は成功したようなものです。

本の紹介598 限界の正体(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間がんばりましょう。

今日は本の紹介です。
限界の正体 自分の見えない檻から抜け出す法

為末さんの本です。

為末さん、同級生なんですね。

為末さんが考える「限界の正体」とその克服法について書かれています。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

今いる世界で限界を感じるのなら、横を向いてみる。そこには、さらに上に続く階段があるかもしれません。限界とは、今いる世界での限界なのです。自分は、どの世界の、どんなルールだったら戦えるのかに気づいた人ほど、限界の檻から脱出できると思います。」(135頁)

・・・ただし、方向転換にも注意が必要です。僕がハードルではなく、砲丸投げに転向していたら、メダルは取れなかったでしょう。路線転換をするときは、ゼロからまったく新しいことをはじめるよりも、今の自分が持っている本質的な要素を60~70%引き継ぐほうが、限界から抜け出すのに役立つのだと思います。」(137頁)

まずは、限界を感じるところまで圧倒的な努力を積み重ねることです。

多くの場合、私たちが感じる「限界」は、為末さんが言うところの「限界」よりもかなり低いところにある「限界」です。

「今いる世界で限界を感じる」というのは、言うほど簡単ではないのではないでしょうか。

自分の力のなさを感じながらも、日々、もがきながら進んでいくしかないようにも思います。

才能がない以上、自分ができるのは、唯一、人よりも多く努力をし続けることだけです。

本の紹介597 男が人生で捨てていいもの いけないもの(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
男が人生で捨てていいもの いけないもの (だいわ文庫)

さまざまな著名人の名言を引用しながら、「男はかくあるべし」という男道を説いています。

私は非常に共感する人種ですが、草食系のみなさんには違和感がある内容かもしれません。

とてもいい本です。 おすすめです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

・・・たしかに、現実に出世願望を口にすると、とたんに周囲の風当たりは強くなる。『あいつは、出世しか頭にないんだから』ビジネスの世界でさえ『そんなにがっつくなよ』という、悪しき馴れ合いがまだ幅をきかせている。上昇志向を持つことで顰蹙を買うならどんどん買ったらいいと私は思っているのだが、最近のビジネスマンは妙にお行儀がよすぎて、顰蹙を買う手前で尻込みしている。ビジネスマンが出世競争を自粛してどうするのだといいたい。」(132~133頁)

最後の「ビジネスマンが出世競争を自粛してどうするのだといいたい」はいいですね。

私も同感です。

営業マンが営業成績トップを目指さないでどうするのか、と思います。

これは営業マンに限りません。

日本は今後ますます残業時間の規制が厳しくなり、ワークライフバランス重視になってきます。

限られた時間で成果を出すことがより一層求められていることを意識する必要があります。

私たち弁護士のように、やりたいだけ仕事ができる職種にはあまり関係のない話ですが、労働基準法等が適用される方にとっては、これまで以上に成果を出す「工夫」が求められるでしょう。

つまりは、戦い方を変えていかなければ勝ち残れない日がくるわけです。

本の紹介596 大切なことだけやりなさい(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間お疲れ様でした。

今日は本の紹介です。
大切なことだけやりなさい

ブライアン・トレーシーさんの本です。

原書は「Focal Point」です。

本当に大切なことに「焦点」を合わせることの重要性を説いています。

いかに効率よく今以上の成果を上げるべきかということを日頃から考えるくせが身につきますね。

おすすめです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

個人も企業も、ビジネスで成功をおさめる出発点は『価値観の明確化』にある。幸せで満ち足りた瞬間とは、心の奥にある信念や価値観と、現実の生活とが一致したときにあなたに訪れる。高い成果をあげる人は、自分が信じることや意図することを自覚していて、これらの価値あるものから目をそらすことはない。・・・自分の価値観を自分自身の行動で説明しよう。口に出して言うのではなく、本当に信じているものは何なのか、自分自身や周囲の人に行動で示すのだ。」(155~156頁)

自分の心の奥にある信念や価値観を行動によって示す。

自分が本当に信じていること、成し遂げたいことを口に出すだけではなく、日々の行動で表現する。

この日々の行動に共感し、感動するからこそ、その個人や企業を信頼するのだと思います。

自分がこうありたい、こうなりたいと思うことと反する時間の使い方はできるだけしないことです。

日々の過ごし方を変えることからしか、結果を変えることはできないと確信しています。

本の紹介595 ニャンコと学ぶマーケティング(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
ニャンコと学ぶマーケティング

著者は、パナソニックの社員研修所でマーケティングを中心とした研修を担当する方です。

パナソニックに受け継がれるマーケティングのDNAについては参考になります。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

マーケティング戦略を立てるときには、『昨日の成功は、今日の失敗のもと』『昨日見つけた新発見は、今日はもう誰もが知っている』を肝に銘じていました。マーケティングは日々進化しています。競争相手も進化しています。市場だって日々変化しています。」(177頁)

そうですね。

どうしても、過去の成功体験に引きずられてしまいがちです。

この前、このやり方でうまくいったのだから、今回も同じようにやればきっとうまくいくと思ってしまうのは無理のないことです。

しかし、進化のスピードが速い分野でそれをやってしまうと、「何年前のやり方しているの・・・(失笑)」ということになってしまいます。

ついこの前まで斬新だったやり方も、あっという間に陳腐化してしまうわけで。

変化することに体と頭を慣れさせておかないと、流れの速さについていけなくなってしまいますね。

本の紹介594 本音で生きる(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間がんばりましょう。

今日は本の紹介です。
本音で生きる 一秒も後悔しない強い生き方 (SB新書)

本音で生きることが難しい時代だからこそ堀江さんのこの本が売れているのだと思います。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

飛びついた結果がどうなるかなどわからないが、確実にいえることがある。ノリのよい奴には、あちこちから声がかかるようになり、加速度的にいろんな経験ができるようになっていくのだ。」(98頁)

たしかにそうかもしれませんね。

周りを見わたしてみても、ノリがいい人にはお誘いがかかります。

ノリが悪くて、かわいげがない人を積極的に誘う人はあまりいませんよね(笑)

声がかかるということは、それだけいろんな経験ができるということですし、いろんな人に会えるということです。

どれだけ仕事ができても、お呼びがかからなければしかたがないわけです。

ノリのよさやかわいげというのは、思っている以上に大切な要素なのだと思います。