Category Archives: 本の紹介

本の紹介543 リーダーになる前に20代でインストールしておきたい大切な70のこと(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
リーダーになる前に20代でインストールしておきたい大切な70のこと

ここ最近、著者の本を手当たり次第にアマゾンで購入して読んでいます。

内容としては、徐々にかぶってくるのは仕方がないことです。

その点は別に批判されることではありません。

むしろ、同じような内容でも、角度を変えて、本を出し続けるということは、簡単なことではありません。

1冊につき、1つの気付きがあれば、十分元が取れるのが、本のいいところです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

上からご馳走になったら、下にご馳走する。上から育てられたら、下を育てる。・・・一番ダメなのは、上から授かったものを一人占めしてせき止めてしまう人だ。人体がインプットとアウトプットのバランスをとりながら生存しているのと同様、恩返しも流通させていかなければ淀んで腐ってしまう。」(67頁)

このような教えは、私たちも先輩から受けてきました。

先輩と食事に行って、お金を出そうものなら、本気で怒られたものです(笑)

懐かしいですね。

若いうちは、先輩にかわいがってもらい、できるだけ多くのことを教えてもらう。

そこで、社会や仕事のルールを学ぶわけです。

徐々に自分が先輩になっていき、今度は、後輩にご馳走しつつ、先輩からの教えを下に伝えていく番です。

これがまさに恩返しならぬ恩送り。

かっこいい先輩に巡り会えた後輩は、本当に幸せです。 一生の財産です。

本の紹介542 折れないハートをつくる7つの秘訣(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間がんばりましょう。

今日は本の紹介です。
折れないハートをつくる7つの秘訣―メヴィウスの翼

著者は美容室やネイルサロン等を展開するフォルテさんの社長です。

お食事にご一緒させていただいたこともありますが、鈴木社長の人柄、人間力に触れると、多くの人がファンになってしまうのがよくわかります。

本についても、とてもわかりやすく、これまで社長が勉強を重ねてきたことが凝縮されています。

おすすめです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

美容師のカリスマブームが訪れる以前、人手不足で非常に苦労していた時代があった。新卒といわれる学生さんは、僕のような小さな美容室にはなかなか就職してくれない。当時は僕も、早朝からいくつもの美容学校をまわり、先生にご挨拶をする毎日だった。・・・ある日、求人に大成功しているサロンの噂を聞きつけた。さっそく僕はそのサロンの経営者に会いに行き、話を伺うことにした。
『すごいですね。毎年、50人以上、入社されると聞きました。僕も毎日走り回って頑張っているんですが・・・なんでうまく行かないんでしょうかね?』
『ハハハ。それで何校ぐらいまわったの?』
『30校ぐらいでしょうか』
『鈴木君、それじゃあ、やっているうちに入らないよ。僕は北はオホーツクから南は西表島(沖縄県)まで行ったよ。まわった数は・・・そうだなぁ、各種学校も含めて、400校くらいかな』
”バットで頭を殴られた感じ”・・・という表現があるが、その時の僕の気持ちを表現するなら、まさにそれだった。僕は、自分が恥ずかしかった。『本気のつもり、やっているつもり』の落とし穴とはこういうことか!本気にも、『レベルと質』があるのだ。・・・」(66~67頁)

「本気のつもり、やっているつもり」の落とし穴について、ご自身の経験を交えて説明されています。

近くに圧倒的な努力をしているメンターがいる人は、本当に幸せなことです。

自分では本気でやっている「つもり」でも、近くに、自分の何倍も努力している人がいるのを見ると、「もうダメだ」という言葉が「まだダメだ」に変わります。

今の自分を変えたいという人は、今のレベルの努力では足りないということを自覚させてくれるメンターに話を聞きに行きましょう。

刺激を受けまくって、翌日から日々の習慣、考え方を変えるのです。

本の紹介541 1日ひとつだけ、強くなる。(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
1日ひとつだけ、強くなる。

著者は、日本初のプロゲーマーの方です。

以前にも、著者の本である「勝ち続ける意志力」「勝負論」を紹介しました。

勝負に対する心構えは、職業を超えてとても参考になります。

さて、この本で「いいね」と思ったのはこちら。

僕は対戦において得意不得意を作らないようにしているけれど、それにはこういった背景もある。何でもできるようにしておかないと、いざとなったときに変化ができない。そういう意味で『僕には得意技がある』というのは恥ずかしいことだと思っている。得意ではないことを、放置しているような側面があるからだ。得意なことだけやっていると、いつかは行き詰まる。・・・そして、得意なことというのは伸びしろに欠けることが少なくない。ついついそこに頼るし、普段からそこに力も入れている。気がついたら幅がなくなっていて、いざ対応されると、それっきりとなることもある。」(251~252頁)

私たちの感覚からすると、得意分野があることは決して悪いことではなく、むしろ良いことだと考えますが、、著者の考え方は違うようです。

得意ではないことを、放置しているような側面がある」と捉えているようです。

自分の得意な形に持って行ける場合には勝てるけれど、不得意な形になったらとたんに弱い、というのは、勝負に対する心構えとしてはまだまだなのかもしれませんね。

もう1つ。

得意なことだけやっていると、いつかは行き詰まる」という考え方。

あるレベルまで来ると、以前のような伸びを期待することができなくなります。

その壁を乗り越えるために必要なのは、自分が蔑ろにしてきた「不得意分野」における知識や経験、視点なのかもしれません。

そういう意味で、やはり自分の不得意分野を放置することは勝負の世界では「弱さ」につながるのでしょう。

本の紹介540 友だちをつくるな(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
友だちをつくるな

友だちをつくるな、だそうです(笑)

別につくってもいいと思いますけど。

著者の言いたいことをこのタイトルだけから読み取るのは難しいですね。

中身を読めば、言いたいことがわかります。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

「人間関係で独り相撲を取って悩んでいる人の共通点は、みんなに好かれようとしていることだ。古今東西問わず、これまでにみんなに好かれることに成功した人間はただの一人もいない。みんなに好かれようとするのは、自然の摂理に反する行為なのだ。」(65頁)

人間の悩みの多くは、人間関係に関するものだと言われます。

これだけ人がいるのですから、好きな人、嫌いな人はいますよ。

また、何をやっても、何を言っても、全員から共感されることなどありません。

そもそもそれを期待することが間違っているのです。

他人に共感されないといてもたってもいられない人には辛い現実かもしれませんが、受け入れざるを得ません。

別にいいじゃないですか、みんなにわかってもらえなくても。

自分がやりたいようにやって、分かってほしい人にだけ分かってもらえたら、それで十分幸せですよ。

本の紹介539 柳井正 わがドラッカー流経営論(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間お疲れ様でした。

今日は本の紹介です。
柳井正 わがドラッカー流経営論

柳井社長が、ドラッカーの本を読み、どのように経営に活かしてきたのかがよくわかります。

読み込みのレベル自体が勉強になります。

もう一度、ドラッカーの本を読んでみたくなるのではないでしょうか。

早速、本棚からドラッカーの本を引っ張り出してきました。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

働き方に関する提言としてドラッカーはこんなことも言っています。『成果をあげる者は仕事からスタートしない。時間からスタートする。計画からもスタートしない。時間が何にとられているかを明らかにすることからスタートする』(『経営者の条件』)。つまり、時間は無限ではない。自分の時間を常にチェックして自分の潜在能力を発揮するためには集中することが大切だ、というわけです。・・・だから『いつまでに達成する』という明確な時間の目標をあらゆるシーンで考えて集中するべきだと思うんです。」(113~114頁)

時間も人生も有限です。

年齢を重ねるごとにこのことを認識するようになります。

若い頃は、時間も人生も無限に存在するような錯覚がありましたが、それも20代までですね。

周りがやっているから自分も仕方なくやる・・・といったことはすべてやりたくなくなってきますね。

何とは言いませんが(笑)。

限られた時間の中でできることは、もともとそんなに多くはないはずです。

経営者に限らず、人生の目的を「自身の成長」に置いている人は、その目的に反する行為はあえて「時間の無駄」だと割り切ってみてはいかがでしょうか。

本の紹介538 仕事の技法(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
仕事の技法 (講談社現代新書)

帯には、「相手からの『言葉以外のメッセージ』を感じ取る この一つの技法を身につけるだけで『仕事力』は、圧倒的に高まる」と書かれています。

本の内容も、帯に書かれていることの重要性が説かれています。

結果を出している人は、もはや無意識のレベルでやっていることではありますが。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

我々が、顧客から仕事を得るとき、買って頂くのは、実は、『商品』ではない。買って頂くのは、我々自身の『人間』である。そして、我々がどのような『人間』であるかは、優れた人物には、その面構えや身のこなしから、自然と伝わってしまう。それは、『言葉以外のメッセージ』として、自ずと伝わってしまう。」(190~191頁)

人を外見で判断してはいけない、という価値観があることは承知していますが、

多くの場面で、人は人を外見で判断していることは事実です。

特に若い頃は、「面構え」や「身のこなし」だけで何がわかるんだ、と感じてしまうかもしれませんが、わかる人にはわかってしまうということをまず受けとめる必要があります。

例えば、私たち弁護士も例外ではありません。

司法試験の合格順位と弁護士としての活躍度合いは当然のことながら比例していません。

自分の仕事は、顧客に何を売る商売なのかということを考えることはとても大切なことです。

この答えがずれていると、いくら努力をしても的外れのため、結果は出ません。

うまくいっている人とできるだけ時間を共有し、その人の一挙手一投足を観察し、「この人は顧客に何を売っているのだろうか」を掴むことはとても勉強になると思います。

是非、やってみてください。

本の紹介537 人生の9割は出逢いで決まる(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間がんばりましょう。

今日は本の紹介です。
人生の9割は出逢いで決まる

まさにタイトルのとおりですね。

帯には「出逢いを探すな。出逢いは活かせ。」と書かれています。

人脈を広げたいと躍起になっている人には多くの気付きを与えてくれる本です。

探すのではなく、活かすのです。

とてもいい本です。 おすすめです。

さて、この本で「いいね!」と思っているのはこちら。

出逢いがないか、出逢いの質が低いのは、今のあなたが輝いていないからだ。出逢いに対して愚痴るのではなく、自分が勝てる土俵で勝つ努力をすることだ。そうしてあなたが輝くようになれば、自然と成功者との良い出逢いのチャンスは訪れるはずである。」(57頁)

まさにそのとおりです。

「あなたが輝く」というのは、言い方を換えれば、「力をつける」ということです。

著者も言うように「自分が勝てる土俵で勝つ努力をする」ことがとても大切なのだと思います。

人が休んでいるときにこそ努力を続けるのです。

自分に強いモチベーションがあれば、屁でもないことです。

一生懸命に努力している人を、周りの人は放っておきません。

ひたむきな姿を見たとき、周りの人が手を差し伸べてくれます。

これこそが本当の「出逢い」です。

今、自分にできることを精一杯やる。

力をつけることが「出逢い」への近道なのだと信じる。

継続こそが成功への必要条件であることを胸に刻む。

そういうことなのだと思います。

本の紹介536 情熱・熱意・執念の経営(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
情熱・熱意・執念の経営 すぐやる! 必ずやる! 出来るまでやる!

日本電産の永守社長の10年以上前に出版された本です。

仕事に対する情熱・熱意・執念が本当に伝わってきます。

経営者に限らず、経営者を目指している人は、必ず読んでおくべき一冊です。

おすすめです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

三十年以上の間にたくさんの社員を採用してきました。その中で、つくづく感じることは、人間の能力には大差がないということです。人の総合的な能力の差というのは、天才は例外としても、秀才を含めてせいぜい五倍、普通は二、三倍程度の違いしかありません。しかし、やる気、意欲、意識の差は百倍の開きがあると感じています。つまり、高い能力を持っていても、やる気や意識の低い人を採用するより、多少能力は劣っていたとしても、やる気や意識の高い人を採用するほうが、はるかに戦力になります。」(103頁)

私は、その人のパフォーマンスの出来不出来を決めるのは、能力だけではなく、また、やる気、意欲、意識だけでもないと思っています。

これらの要素を足し算するのではなく、かけ算することにより結果が決まってくるのだと思います。

「能力」+「やる気、意欲、意識」ではなく、「能力」×「やる気、意欲、意識」。

だから、いくら能力が10だとしても、やる気、意欲、意識が1だと10にしかならず、

逆に、能力が2でも、やる気、意欲、意識が10の人は、20になるのだと思うのです。

私を含め、自分には天才的な能力がないと思う人は、やる気、意欲、意識で勝負するのです。

能力がなく、やる気、意欲、意識もないのでは、どうにもなりません。

人の2倍働き、3倍努力する。 脳神経外科医の福島先生の言葉が思い出されます。

本の紹介535 田中角栄100の言葉(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間がんばりましょう。

今日は本の紹介です。
田中角栄 100の言葉 ~日本人に贈る人生と仕事の心得

田中角栄さんの言葉を集めた本です。

リーダーシップの塊みたいな方です。

とても魅力的な方です。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

戸別訪問3万軒、辻説法5万回、これをやれ。やり終えたら改めてオレのところに来い。」(164頁)

これは、選挙に出馬したいという新人の立候補希望者が角栄さんの事務所にやってくると、必ずこの言葉をかけたそうです。

まずはやるべきことをやれ、ということです。

やるべきことをやらずに成功したいと願う人が多すぎると言いたいのではないでしょうか。

いかに楽をするかばかりを考える癖がついていると、地道な努力ができない体質になってしまいます。

一度身についた癖・習慣を変えるのはとても大変なことです。

最初が肝心なのです。

本の紹介534 なぜ、成功者たちは「フシギな習慣」を持っているのか?(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
なぜ、成功者たちは「フシギな習慣」を持っているのか? ~すぐできる医科学的にも正しい成功法則44

タイトルの通り、成功者のみなさんの習慣を集めた本です。

なかにはどんな意味があるのかよくわからない習慣もありますが、多くは納得できる習慣ですね。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

一日の時間の98%は今日、明日と繰り返される毎日の本業のために使い、あとの2%は10年または20年先のために使いなさい」(糸川英夫)(83頁)

言うは易く行うは難し。

これを毎日毎日継続できる人は、5年後、10年後、間違いなく頭角を現しています。

わかっちゃいるけどできないのが人間です。

愚直にこれをやり続ける人にこそ成功が約束されているわけです。

毎日、必ず30分は日常の仕事とは直接関係のない勉強にあてる。

毎日、通勤電車の行き帰りの時間、スマホでゲームをするかわりに、資格試験の勉強をする。

やろうと思えば、誰でもできることですが、多くの人はなかなか続かないのです。

習慣の力を知っている人であれば、もはや特別な話ではありません。

あとはやるかやらないか。 やり続けるか、途中で投げ出すかだけです。