Category Archives: 本の紹介

本の紹介1220 ある日突然40億円の借金を背負う-それでも人生はなんとかなる。#2(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間お疲れさまでした。

今日は本の紹介です。

5年前に紹介をした本ですが、再度、読み直してみました。

みなさん、ある日突然40億円の借金を背負うことになったらどうしますか?

普通なら自己破産です。

この本では、著者が16年かけて家業を再生した話が紹介されています。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

原因を自分に探すこと。起こることはすべて必然であり、偶然ではない。そしてそれは私の考え方や行動が基になっている-と考えた。『自分が源』という考えである。・・・どんな状況でも、自分が考え方や行動を変えることで道は開ける、と信じてきた。」(178~179頁)

このブログで何度となく書いていることですが、自分の身に起こったことを会社や社会のせいにしても、結局のところ状況は何も変わりません。

自分の考え方や行動を変えるほかないのです。

断言しましょう。

自分の考え方や行動を変えずに居酒屋で愚痴を言っていても状況は1ミリも変わりません。

つまるところ、今の自分は、これまでの自分の選択の総体です。

人生を変えたければ、自分の考え方と行動を変えるほかありません。

言うは易し。

凝り固まった自分の考え方と行動を変えることは至難の業です。

だからこそ、人生はそう簡単には変わらないのです。

本の紹介1219 お客を増やす努力をやめなさい!(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。

サブタイトルは、「安売り、ブラック化から抜け出すたった1つの売り方」です。

キーワードとして「エンゲージメント」という言葉が登場します。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

価格競争に打って出たら、あなたも従業員も疲弊してしまう時代。人件費を節約しようと思ったら従業員が集まらない時代。こう述べると、サービス業のマネジャーにとって暗黒時代のようですが、そうではありません。あなたは『良い利益』を追求すること、お客様や従業員と温かい関係を築くことを任されているのです。もう、昨日までのようなレッドオーシャンでの商売をやめて、全く新しいビジネスを展開していいのです。」(56頁)

価格競争なんてしてもろくなことになりません。

価格競争をするということは、価格以外に他との差別化ができないことを自認するようなものです。

正確には、差別化なんていくらでもできるのですが、正しい差別化のしかたがわからないというところでしょう。

いずれにせよ価格競争は百害あって一利なしです。

本の紹介1218 勉強の価値(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間お疲れさまでした。

今日は本の紹介です。

帯には「子供が勉強しないのは、大人が勉強していないから。」と書かれています。

「勉強しなさい!」ってどの口が言っとんねん、と子どもたちは思っているのでしょうか(笑)

実際、大人になって毎日勉強している人がどれほどいるでしょう。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

いずれにしても、大人は子供に対して正直に語る必要があるし、大人自身が、もう少し勉強というものを正しく理解した方が良い。しかし、ほとんどの大人は、大学までのどこかで勉強から落ちこぼれた人たちなので、子供にきちんと勉強の説明ができない。そういうときは、まず自分が勉強をすること、再び学び始めること、子供を説得するには、それくらいの努力(勉強)は必要だろう。自分が嫌いだったものを、子供には好きになってほしい、というのも、虫が良すぎる。自分ができなかったことを子供には実現してもらいたい、と考えるような親の言うことを聞く子供はいない。」(89~90頁)

日本の社会人の勉強のしなさ加減は有名な話ですが、本をろくに読まない大人が子どもに「本を読みなさい」と説教するのはまさに滑稽です。

肥満体型の医師から「健康のために痩せなさい」と言われているようなものです。

仕事のできない上司から「営業成績を伸ばせ」と言われているようなものです。

ドノクチガイットンネン(笑)

小さい頃に勉強の習慣が身に付けられると、その後のスタディーライフが非常に楽ですね。

本の紹介1217 無理ゲー社会(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。

今の社会の生きにくさや窮屈さや残酷さが鮮明に書かれています。

少し前から「親ガチャ」なる言葉が登場していますが、子は親を選べないということを意味するのだと思いますが、「無理ゲー社会」の1つの原因と解釈されています。

真実を言うと炎上するこの社会で、この本は燃料としては十分でしょう。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

遺伝なのか、環境なのか どちらが正しいかは、(認めるかどうかは別として)現在ではほぼ決着がついている。・・・ほとんどの項目で遺伝と非共有環境の影響が圧倒的に大きく、共有環境の影響はほとんどないか、きわめて小さい。」(111~112頁)

記載のとおり、「認めるかどうかは別として」です。

認めたって、認めなくたって、僕たちにできることは、日々、努力をすることくらいなものです。

努力しても変わらないこともあるでしょうが、努力しなければ変わるものも変わりません。

遺伝のせいにするのも環境のせいにするのも自由ですが、そこから人生は1ミリも変わりません。

努力するか、諦めるか。

ただそれだけの話。

本の紹介1216 金持ち列車、貧乏列車(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間がんばりましょう。

今日は本の紹介です。

なかなかのタイトルですが、内容はど正論が書かれています。

サブタイトルは「成功者だけが持つ『切符』を手に入れる方法」です。

日頃、どのようなことをすればいいのか、また、どのようなことをすべきではないのかがよくわかります。

おすすめです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

多くの親は、子どもたちを間違った列車に乗せています。本当は起業したいと思っている子どもがいたとしても、親は『安定しているから』という理由で『公務員列車』に乗せます。・・・お金持ちになれない人の9割は、ほかの人が『乗れ』と言った列車に乗っています。そもそも、自分の目的地に向かわない電車に乗っているのです。・・・乗っている列車がお金持ち列車ではないことに気づいたら、一刻も早く降りてください。何より怖いのは、間違った電車に乗り続けることによって、降りる気持ちがなくなってしまうことです。」(32~33頁)

可愛い子には旅をさせよとはよく言ったものです。

旅をせずに20年、30年と「安定」列車に乗り続けてきた人が、ある日突然、リスクテイクできるでしょうか。

まさしく列車を降りる気持ちもなくなり、また、列車の乗り換えのしかたもわからなくなってしまうのではないでしょうか。

私個人もしくは私の周りを見る限り、親の安定に対する考え方・教育方針が子に与える影響は計り知れません。

失敗しないことを重視するのか、チャレンジすることを重視するのか。

この価値観の違いこそが子が乗る列車の種類を決める大きな要素となっているのでしょう。

安定とは対極の生活をしていると、リスクを取らないことが最大のリスクだということがわかります。

価値観こそがその人の生き方を決定するのです。

本の紹介1215 戦略は「1杯のコーヒー」から学べ!(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。

7年前に紹介した本ですが、再度読み返してみました。

セブンイレブン、マック、スタバ、ブルーボトル、ドトール、ネスレで提供しているコーヒーに着目して、各社がどのようなビジネス戦略に基づいてビジネスを展開しているのかをわかりやすく解説しています。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

今の言葉でいえば、ブルーオーシャン戦略そのものだ。競合同士が血で血を洗う死闘を繰り広げるレッドオーシャンから、競合とは異なる価値を提供してライバルのいない青い大海原、ブルーオーシャンという新市場を切り拓いた。そのためには、従来提供していた価値に『何を加え(足し算)』『何を捨て(引き算)』『何を増やし』『何を減らす』かを明確にしなければならない」(43頁)

ブルーオーシャンという響きがなんとも懐かしいですが、書かれていることは、今でも通用します。

詰まるところ、ビジネスは他との差別化です。

どこが違うのか、他より何が良いのかをわかりやすく示すことがとても大切です。

差別化は、売る物だけの話ではありません。

売り方、売る人でも、差別化はいくらでもできます。

ただ、これまで長きにわたり、他と同調・協調することを徹底的に叩き込まれてきているため、社会に出て、いきなり差別化と言われても、何をどうしていいのかわからないのです。

多くの人が右に行っているときに自分は左に行く勇気が必要なのです。

批判されたくない、嫌われたくない、仲間外れにされたくないという気持ちが強いとなかなかできませんが。

本の紹介1214 心理的に正しいプレゼン(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。

プレゼンやセミナーをする機会が多い方には参考になる本です。

どのような点にフォーカスするのかがはっきりします。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

人はあなたが言ったことは忘れるかもしれないが、あなたにどんな気持ちにさせられたかということは絶対に忘れない。」(203頁)

これは決してセミナーに限った話ではありません。

仕事でもプライベートでも同じことがいえます。

発言それ自体は覚えていなくても、感覚として、エネルギーをもらえたのか、イライラさせられたのか等、そのときにその人から受けたプラス・マイナスの印象はしっかり覚えています。

日々、一緒にいなくとも、その人のことを思い出しただけで頑張れる・イライラするといった「印象」こそが、その人の好き嫌いを決めているのです。

本の紹介1213 君にはもうそんなことをしている時間は残されていない#2(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間お疲れさまでした。

今日は本の紹介です。

今から5年から前に紹介した本ですが、再度、読み返してみました。

タイトルのとおりです。

Time is not money.

Time is life.

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

返事のレスポンスとその人の好感度は見事に比例している。レスポンスが速い人は、周囲のすべてが応援してくれるようになる。レスポンスの速い人にチャンスは一極集中する。結果として、出世してお金持ちになっていく。
レスポンスの遅い人は、周囲のすべてから嫌われる。レスポンスの遅い人からチャンスはどんどん奪われていく。結果として、出世できずに貧乏になっていく。
わずか1秒にも満たないこの差で、人生が決まってしまうのだ。」(41頁)

真理です。

決して大袈裟な話ではありません。

私の知る限り、仕事ができる人は、電話もメールもラインもとにかくレスポンスがめちゃくちゃ速いです。

類は友を呼ぶという法則からすれば、レスポンスが速い人がレスポンスが遅い人と仕事をすることはありません。

いわゆる「合わない」のです。

のんびりしているほど人生は長くありません。

本の紹介1212 破戒のススメ(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。

堀江さんの新刊です。

サブタイトルは「我慢の奴隷から脱出する44の行動哲学」です。

「我慢の奴隷」になっている方は読んでみるといいと思います。

読んだだけでは何も変わりませんが。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

未来を想像していいことなどあるだろうか?多くの人は保険をかけたり、家族のために家を買ったり、未来に備えて準備すると思うが、予想通りの未来が進んでいく保証など、どこにもない。逆に、社会情勢や経済の変化によって、思わぬトラブルに遭う確率の方が高いだろう。・・・先のことは、わからない。いまこの瞬間だけを考え、走り続けながら改善を重ね、やりたいことをやるのが本当の幸せだ。」(51頁)

頭ではわかっていても、多くの人が「将来」や「老後」の不安を解消するべく、せっせと預金をし、生命保険に入るのです。

そして、できるだけ損をしないように、リスクを冒さないように生きることを選択します。

ただ、どうでしょう。

人生の終盤のために、人生の大半をやりたいことも我慢し続ける・・・。まるで老後のために生きているような気がしませんか?

ずーっと我慢に我慢を重ねて年老いていくなんて、考えただけで萎えます。

楽しく生きても、我慢して生きても、どちらにせよ、人生は一度きりです。

本の紹介1211 あたえる人があたえられる#2(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間お疲れさまでした。

今日は本の紹介です。

今から7年前に紹介した本ですが、再度、読み返してみました。

タイトルそのまんまです。

帯には「『Get』から『Give』へ 本物の成功者に共通する5つの法則とは?」と書かれています。

まあ、そういうことです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

あなたの収入は、あなたがどれだけ多くの人に、どれだけ奉仕するかによって決まる。」(83頁)

真理です。

この意味が正確に理解できれば、お金に困ることはありません。

自分の単価を上げるための努力をし、他者への貢献度を高める。

あとは日々準備をするか否か。

ただそれだけのことです。