Category Archives: 本の紹介

本の紹介1011 迷路の外には何がある?(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間お疲れさまでした。

今日は本の紹介です。

「チーズはどこへ消えた?」その後の物語です。

30分もあれば読めてしまう物語です。

とりあえず読んでおくにこしたことはありません。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

彼がホーと一緒にチーズを探しに出かけなかったのはなぜか?・・・そのまま動かないでいつづければ、事態は好転すると信じていた。ホーはばかげた理由で立ち去り、自分はもっと分別があると信じていた。そんな信念のせいで自分の物の見方から抜け出せなくなってしまったのだ。それがホーと一緒に出かけなかった理由だ。」(47頁)

昭和、平成、令和と時代が変わり、今の時代ほど変化が激しい時代がこれまでにあったでしょうか。

10年後どころか3年後だって、この世の中がどうなっているかなんてわかりません。

にもかかわらず、高度経済成長期を生きてきた親世代の教育を鵜呑みにした「安定生活」という幻想を抱いている方が山ほどいます。

35年間、年功序列、終身雇用の社会が続き、定年まで解雇されず、かつ、年齢とともに給料が上がっていき、自分の町が限界集落にならないという前提にいるということでしょうか。

変化が激しいときには、できるだけ柔軟に対応できる準備をしておくことです。

あまり重たい荷物を持たないことこそが身軽に対応するコツです。

仕事上も私生活上も。

本の紹介1010 DEEP WORK(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。

サブタイトルは、「大事なことに集中する」「気が散るものだらけの世界で生産性を最大化する科学的方法」です。

メール、ライン、SNS、ネット・・・気が散るものを挙げたらきりがありません。

そんな時代だからこそ、1つのことに集中するための工夫が必要になってきます。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

『私は常にインターネットに接続し、メールをチェックしていた。抑えられない衝動だった。』ベンは金融機関を辞めるまでそうだったと言った。彼は与えられたプロジェクトのことを明かす。『事業プランをつくるよう求められた』がつくり方を知らなかったので、これまでの五つのプランに目を通した。だが、問題があった。『集中できなかった』。ほぼ一分ごとにネットをチェックしていた。プロジェクトは新人として彼が頭角を現すチャンスだったのに、失敗した。」(12頁)

こういう人、いますよね(笑)

1日に何百回、ラインをチェックしているのかと(笑)

3分おきに携帯をチェックしていたら、集中なんてできるわけがありません。

とはいえ、もはや携帯をチェックするという「くせ」が完全に身体に染みついてしまっているので、強制的に携帯をいじれないようにする以外に改善することはほとんど不可能ではないでしょうか。

習慣というのは良くも悪くも強力なものです。

わかっちゃいるけどやめられない。これこそが習慣です。

集中力の差がそのまま成果に表れているような気がします。

本の紹介1009 GIG WORK(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間がんばりましょう。

今日は本の紹介です。

タイトルからすると、「働き方」に関する本のように思えますが、実際には、それを超えた「生き方」に関する本です。

今の時代をどう見るべきか、どう生きるべきかという著者の考えが詰まっています。

とても参考になります。

おすすめです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

結局は『何を言うかより、誰が言うか』だ。今の時代は簡単にコピーが可能だ。コピー&ペーストが簡単だからこそ『何を言うか』というのは重要でなくなってきてしまっている。『誰が言うか』というのは、すなわちコンテクストをつくる重要な構成要素なわけだ。コンテンツの価値を決めるのはコンテクストで、その中の重要な構成要素の一つが『誰』だということ。」(138頁)

まさにそのとおり。

もはや情報、知識は溢れかえっているわけです。

溢れかえっているからこそ、どの情報を選択したらいいのかがわからなくなっているのです。

だからこそ、道しるべになる人が何を言うかこそが価値を持つのです。

セカンドオピニオンを聞かれているようでは話にならないのですよ(笑)

本の紹介1008 ファイブ・ウェイ・ポジショニング戦略(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。

少し前の本ですが、今読んでもとても参考になります。

タイトル通り、いかにして競争優位のポジションを確立すればよいかが書かれています。

すべての項目でトップを目指す必要はないという発想は非常に参考になります。

おすすめです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

今の時代、ほとんどの車はちゃんと走る。それも、安定した走りっぷりだ。冷蔵庫は食品をきちんと冷やすし、ステレオの音だって良好だ。洗剤は服の汚れを落としてくれるし、ホテルの部屋は清潔で静かである。成熟した経済の消費者は、商品の品質は当然、一定レベルをクリアしているものだと信じている。今日、究極の差別化とブランド構築、ブランドロイヤルティ確立のチャンスを生み出すのは、商品やサービスの提供を通して示される、人としての価値観なのだ。」(38頁)

私たちの仕事も例外ではないと感じています。

法律的な知識を知ること自体は、もはや弁護士がわざわざ回答するまでもなくインターネットで得ることができます。

結局、私たちが提供しているのは、いくつかの選択肢をあるなかで、当該弁護士の価値観・人生観に基づき選択すべき道を助言するというサービスです。

だからこそ、弁護士によって助言内容が異なるのです。

お金が最も大切であるという人もいれば、時間が最も大切であるという人もいます。

相手を赦せる人もいれば、憎み続ける人もいます。

他人に迎合するのではなく、自分が大切だと思っている価値観を商品やサービスを通じて表現すればいいのだと思います。

本の紹介1007 1440分の使い方(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。今週も一週間がんばりましょう。

今日は本の紹介です。

1440分=1日。

いかに時間を大切使うかということを強く感じる本です。

おすすめです。

10代の頃は、人生が永遠に続くかのような錯覚に陥っていましたが、

気づけばもう41歳です。

何歳まで生きられるかわかりませんが、限りある時間をやりたくないことに使いたくないのです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

・・・それによれば、知識労働者の時間の41%は、必須でない活動、しかも個人の満足感に乏しい、他者でもできる活動に費やされているという。」(144頁)

これを回避するためにはどうしたらよいか。

この本では、「断念・委託・再設計」の3つの方法が紹介されています。

兎にも角にも、「時間をお金で買う」という発想を持てるかどうかです。

なんでもかんでも自分でやっていては、いくら時間があっても足りません。

限りある時間を、自分の得意分野に集中させることでこそ、仕事にエッジが効いてくるのだと思います。

本の紹介1006 医者が教える食事術2 実践バイブル(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。

以前紹介しました「医者が教える食事術 最強の教科書」の続編です。

著者は「健康に必要なのはうそを見抜ける『知性』だ!」と説きます。

多くの場合、誤った生活習慣は「無知」に起因します。

正確な情報を知り、実践し続けることができれば、人生が変わります。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

私たち人間の思考にはバイアスがかかっており、どうしても『自分の信じていることが正しい』という思いに引きずられます。誰だって、『それまで信じていたことが間違いだった』と知るのはつらいものです。・・・しかし、本当に健康にいい食事を摂ろうと考えるなら、そういう思考からは自由になるべきです。」(10~11頁)

これは食事に限ったことではなく、あらゆることに妥当します。

これまで当たり前だと思っていたことが、ある日突然、間違いだったとわかることがあります。

そんなときは、柔軟に思考や生き方を変えていくほうが、生きやすいです。

何かに縛られて生きるのは、息が詰まります。

その時にそうしたかったからそうしました、みたいな生き方のほうが楽しいのです。

本の紹介1005 金のなる人(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。

決して投資のみを薦める本ではありません。

お金の稼ぎ方、使い方等お金に関するさまざまな側面が書かれています。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

都会に住んでいる人に顕著だと思うが、ステータスにお金を使われている人はかわいそうだ。家や車、豪華な食事などは、心から楽しんでの消費というよりも、ステータスでやっているように見える。それで肝心の手元にお金がないというのなら、今すぐに考え直したほうがいい。」(53~54頁)

まあ、物欲なし夫君の私には関係のないことですが。

ステータスを気にして、ほしくもない物を買うなんて見栄っ張りのやることです。

全く興味がありません。

無理して見栄を張っても、全然幸せではないのですよ。

本の紹介1004 頭がいい人は脳を『運動』で鍛えている(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間お疲れさまでした。

今日は本の紹介です。

医学・科学的に実証された方法のみを紹介してくれています。

タイトルのとおり、運動をすると脳に対して良い影響を与えることが記載されています。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

『健全なる精神は健全なる身体に宿る』ローマの詩人ユベナリスの『風刺詩集』にある、『大欲を抱かず、健康な身体に健全な精神が宿るように祈らなければならない』の一部が訳され広まったこの言葉ですが、これほどまでに広まったのは、フィジカルとメンタルを切り離すことができないという実体験が、私たち人間には多いからだと思われます。」(48~49頁)

日頃からトレーニングをしている人はみなさんわかっていることです。

フィジカルとメンタルは密接に関連しています。

ジムで筋トレしている人でネガティブな人っているんですかね?

探せばいるか・・。

医学・科学のお話はさておき、実感としても、体を鍛えることと心を鍛えることは関連がありますので、やはりトレーニングは継続すべきということです。

本の紹介1003 もしも一年後、この世にいないとしたら。(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。

著者は、国立がん研究センター中央病院精神腫瘍科長の医師です。

帯には「人生の締切を意識すると明日が変わる」とあります。

有限だからこそ日々を大切に生きていかなければいけないと思うのです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

『must』の自分のほうが主役になり、常に『弱音を吐いてはダメだ』という声が『want』の自分を強烈に縛ってしまうようなあり方は、なかなか大変です。もしその努力により、たとえ社会的な成功を手に入れたとしても、『want』の自分が悲鳴を上げてしまい、こころの奥底には虚しさが漂ってしまうように思います。」(120~121頁)

社会的に成功しても幸せを感じられないのであれば、何の意味もありません。

mustが強すぎて、多くのことを我慢して生きているのは、本当にもったいないことです。

wantを全面に出して生きてもいいのです。

自分の人生なのだから。

どうせ人生なんてあっという間に終わるのですから。

ずっと我慢して気づいたらおじいちゃんなんて、まっぴらごめんです。

本の紹介1002 みんなで筋肉体操語録(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間お疲れさまでした。

今日は本の紹介です。

おなじみの「みんなで筋肉体操」での名言を取り上げた本です。

筋トレに限らず生きる上で力となる言葉が並べられています。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

自分ではできているつもりだけど、実際にはごまかしているだけで、ちっともできていない。筋トレ以外でも、そんなことって結構あると思います。そのふるまいは本当にごまかさずにきちんとできていますか?それは、浅はかなスクワットではありませんか?厳しい言い方ですが、自己評価が高い人ほど、また見栄っ張りな人ほど、そうではないでしょうか。」(32頁)

筋トレでも仕事でも「浅はかなスクワット」で誤魔化しながら回数を重ねて行っても何の成果も出ません。

だからこそ、誰も見ていなくたって、しっかり正しいやり方で筋トレをしなければ意味がないのです。

正しいフォームで適切な重量で筋トレをやった翌日は、筋肉痛のなり方が違います。

誤魔化したかどうかは自分が一番よくわかっているのです。