Category Archives: 本の紹介

本の紹介991 勝つために9割捨てる仕事術(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。

著者は、元日テレのプロデューサーの方です。

タイトルからわかるとおり、強者に勝つための「一点突破」術を伝授してくれています。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

戦略の効果を高めるために、一点を正確に捉える『精度』にこだわること。それがミッション達成を確実にする。…戦略を定めて一点突破を目指したはいいが、その一点が正しくミッションクリアに向かっていないと、結果的に遠回りになってしまう。そのためにも、実績データを常に監視して、戦略が効果をあげているかを確認し、必要であれば『一点』のポイントを修正する必要がある。この精度を高める取組は、多くの場合、トライ&エラーを繰り返す地道な作業だ。」(89~90頁)

「選択と集中」というフレーズは知っていたとしても、それを自分の仕事に落とし込んで正しく実行している人がどれほどいるでしょうか。

何を選択すべきか、どこに集中すべきかを正確に捉えることが極めて重要です。

自分の強みを理解し、それをわかりやすく提示する。

言うは易し。

だからこそ何度も微調整を繰り返しながら精度を高めていくしかないのです。

本の紹介990 CoCo壱番屋 答えはすべてお客様の声にあり(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。

今から10年程前の本ですが、ココイチの成功の理由が書かれています。

顧客の本音から何を学び、どう活かしてきたかがよくわかります。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

人はともすると繁盛しない理由を立地のせいにする。『こんな辺鄙な場所ではお客に来いといっても無理ですよ』『いくらがんばっても立地の良いところにはかないません』そういう面がないとは言わないが、ほとんどは言い訳である。」(119~120頁)

静岡を代表するうなぎの「瞬」さんに一度でも行けば、立地は言い訳でしかないことはすぐにわかります。

立地、不景気、天気・・・もう言い訳をしようと思えば、いくつも出てきます。

しかし、繁盛していない理由は本当にこれらの外的要因にあるのでしょうか。

どんな山奥にお店があっても、繁盛しているお店はいつだって繁盛しています。

理由はいつだって自分自身と自分が提供するサービスなのです。

本の紹介989 400のプロジェクトを同時に進める佐藤ナオキのスピード仕事術(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。

タイトルのとおり、ハイスピードでいくつもの仕事を進める仕事術が紹介されています。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

プロジェクトの結果を求めるなら、アイデアはできるだけスピーディーに出したほうがいいのです。『仕事に時間をかけることは貴い』という考えはバッサリと切り捨て、常に『この仕事は時間をかけることによって質が高まるものかどうか』ということを意識する視点を持っておくことが重要だと思います。」(118頁)

私は、決断力の問題として捉えています。

何を決めるのも早い人というのは、意識して日常の小さな決断を早くしているのです。

レストランのメニューをずっと見て、なかなか決められない人が、どうしてビジネスにおける判断だけ速やかにできるのでしょうか。

優柔不断とは、詰まるところ、時間の無駄遣い以外の何物でもありません。

本の紹介988 ストレスゼロの生き方(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間お疲れさまでした。

今日は本の紹介です。

Testosteroneさんの本です。

今回の本は筋トレに関するものではなく、ストレスをなくす思考方法について書かれています。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

死ぬ気でやるな。殺す気でやれ。死ぬ気でやるってのは負けること前提の弱者の思考だ。やる前から負ける覚悟してどうするよ?・・・人生は常に強気でいかねばならない。世の中には食う側と食われる側がある。食う側になれ。弱々しい奴はあっという間に食われる。食われる側に回るな。弱気など道端に捨ててしまえ。」(172~173頁)

素晴らしい。

何事も弱気で取り組んでいるようでは、結果など出るわけがありません。

当然、成功するに決まっていると思うくらいがちょうどいいのです。

強気を支えるのは、「根拠のない自信」などといった意味不明なものではなく、「努力の継続」です。

多くの人が途中で投げ出す中で、愚直に準備をし続けることこそが強気を支えるのだと確信しています。

本の紹介987 ズラシ戦略(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。

サブタイトルは、「今の強みを別のマーケットに生かす新しいビジネスの新しいつくりかた」です。

これを著者は「ズラす」と表現しています。

複数の具体例が挙げられており、参考になります。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

『スキル等を含めた自社の本質的なアセット(資産)を見つめ直し、新たなビジネスを展開して、これまでとは異なる顧客をつかまえること』これが、私の考える『ズラシ戦略』の基本概念です。」(2頁)

著者が言うところの「ズラシ戦略」自体は、さまざまな分野で行われていることです。

こういうことをするときに陥りがちな思考としては、100戦100勝を想定してしまうことです。

そんなことになるわけないのに(笑)

いろいろと試してみて、途中で形を変えて、ということをやっていく過程を経るのが普通です。

すぐに結果が出なくても辞めてしまわないことが大切です。

本の紹介986 たとえば、謙虚に愚直なことを継続するという習慣(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間がんばりましょう。

今日は本の紹介です。

著者は、株式会社シーラホールディングスの会長です。

著者のこれまでの経験に基づく考え方がとてもわかりやすく書かれています。

おすすめです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

みなさんは、どんな人生が幸せだと思っていますか。お金がたくさんあれば、それで幸せになれるでしょうか。・・・どんな高額の収入があろうとも、どんなに立派な家に住もうと、どんな高級車に乗ったところで、自分が幸せかどうかを決めるのは自分自身でしかありません。」(107頁)

お金はないよりもあったほうが便利ですが、お金があれば幸せかと言えば、それは別の問題です。

幸せは探すものではなく感じるものです。

同じ生活をしていても、幸せと感じる人もいれば、不幸だと感じる人もいます。

幸せは感じるものである以上、客観的な条件では決まるものではなく、完全に主観的なものです。

だからこそ、お金をどれだけ持っているかという客観的な条件と幸せ度は直接関連しないのです。

本の紹介985 旗を立てずに死ねるか!(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。

産業廃棄物処理会社の2代目社長の本です。

もうタイトルだけでいいですよね。

サブタイトルは「とことん考えぬいて人のやらないことをやる」です。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

人材派遣会社などからは、『安い賃金で使えるからどうですか?』とか、『最低賃金で大丈夫だし、ちょっとぐらいケガさせても責任持つから』とまで言われたことがあった。俺はそういうスタンスで外国人を見るのが、本当に大嫌いだ。・・・当たり前だが、彼らは奴隷ではない。日本で生活する水準も、祖国にお金を入れるための賃金の水準もあるはずだ。それを無視している会社がいいとは思えない。・・・綺麗事かもしれないが、綺麗事でいいと思っている。俺は綺麗事を貫こうと思う。」(212~213頁)

外国人労働者に対する不当な扱いを続けてきた日本ですが、需要と供給の関係が逆転すれば、早晩、今までの対応ではやっていけないことを自覚することになります。

買い手市場の場合には、厳しい条件を提示できますが、今後は、徐々に売り手市場になるでしょう。

外国人の労働力なくしてはもはや成り立たない状況を考えると、早晩、外国人労働者の労働条件は飛躍的に上昇するでしょう。

今までと同じような労働条件で雇用をしようとしても、有能な方は見向きもしなくなるでしょう。

本の紹介984 「行動」だけが奇跡を起こす(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。

帯には「PDCAからDDDDへ」と書かれています。

行動しなければ人生は変わらないという真理が書かれています。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

誰にでも特徴はあり、うまく生かせば勝算はあります。・・・アルベルト・アインシュタインは次のような名言を残したといいます。
『みなそれぞれ天才です。ただ、魚が自分を木登りの能力で判断したら、自分を一生ダメだと信じて生きることになるだろう』
さて、あなたはどんな特徴を持っていますか?どんな能力を持っていますか?」(132頁)

自分の長所が活きる土俵で戦うというのが鉄則です。

もっとも、自分は何が得意なのかということを正確に理解している人がどれほどいるでしょうか。

長所が何かを知り、それを伸ばす努力を日々続ける。

その長所が活きる土俵の上で戦うと決める。

これができれば、結果は出ます。

結果がなかなか出ないのであれば、上記のいずれかが足りないか間違っているのでしょう。

本の紹介983 人材業界の未来シナリオ(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間お疲れさまでした。

今日は本の紹介です。

タイトル通り、HR業界の未来シナリオに関する考察が書かれています。

人材不足とテクノロジーの進化によってどうなっていくのかが書かれています。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

売り手市場である希少性、専門性が高い価値ある人材にはいくら払っても来てほしいと思う反面、テクノロジーで代替可能な職種やスキルの人材は明らかに買い手市場となり、どんどんサービスの低価格化、無料化がすすんで行く可能性が高いと思われます。」(201~202頁)

早晩、こうなります。

多くの人がわかっていることですね。

今、何をどう準備すべきかを考えましょう。

多くの人は考えませんし、さらに多くの人は何の準備もしません。

準備をする1%になれれば、売り手市場がどれだけ進んでも、全く問題ありません。

本の紹介982 「人生の勝率」の高め方(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。

サブタイトルは「成功を約束する『選択』のレッスン」です。

サブタイトルのとおり、人生においていかに「選択」が大切であり、何を「選択」するかによって勝負の大半が決まることが説かれています。

人生はこれまで自分が選択したことの総体ですので、当然のことです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

ビジネスや人生は、ひとりで完結するゲームではありません。あくまでチーム戦であり、そのチームの総合力で勝敗が決まります。・・・だからこそ、成功したければ『成功確率の高い先頭集団と付き合う』ことが重要です。」(158頁)

先頭集団と付き合うには、自分の価値がそれに見合うものであることが必要です。

そうでないと付き合ってもらえません。

価値を上げるために最も近道なのは、「一芸に秀でる」ことです。

狭い分野で一番になること、これが先頭集団と付き合う最も効率的な方法です。