Category Archives: 本の紹介

本の紹介961 売上を、減らそう。(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。

営業時間はわずか3時間半。

どんなに売れても100食限定。

だから飲食店でも残業ゼロ。

こんなお店を実現している経営者の本です。

売上至上主義からの脱却を考えるいい本です。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

・・・これは、国が定めた『国民が適切に働ける条件』です。それなら、この基準内で、そもそも就業時間内に利益を出せない商品とか企画ってダメじゃないですか。基準を大幅に超えて、従業員が必死に働いて維持している商品やサービスは、たとえ多くの人に支持されて、たくさん売れたとしても、『誰かが犠牲になっている』という事実は消せません。就業時間内に利益が出せない事業なんてやめてしまえばいい、と思います。」(168頁)

これからますます労働時間を削減するように求められます。

月100時間も残業しないと成り立たないような仕事は、もはや存在を許されなくなってきます。

今なお、長時間労働によるトラブルが後を絶ちませんが、そろそろ本気で働き方を変えることが求められています。

そのためには短い時間で利益を上げるような仕事のしかたに変えていくことを考えるしか道はありません。

時間ばかりかかって、利益はほんの少し。こんな仕事からは手を引くという決断が求められます。

本の紹介960 ぼくたちに、もうモノは必要ない。(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間がんばりましょう。

今日は、本の紹介です。

ミニマリストのメリットがたくさん書かれています。

私のように物欲0の人は、ミニマリストに簡単になれますね。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

ある水準以上に豊かになった人は『自分の価値』をモノを通して伝えようとする。だから『これは本当に自分が好きで持っているモノだろうか?』『モノを通して自分の価値を伝えたいためにも持っているモノだろうか?』と一度内省してみることはとても有効だ。他人から自分がどう見られているかは誰もが気になる。その目線のためだけに持つことで、自分が消耗してしまっているようなら手放すべきだ。」(111頁)

物欲は承認欲求を埋め合わせるために生じるのでしょうか?

どこから物欲というものが生まれるのかよくわかりません。

少なくとも私は、いい車を乗ったり、いい時計をして、他人からそれに対してすごいと言われたいという欲求が0です。

車は走ればなんでもいいですし、最近では時計はもうつけていません。

まあ、そんな感じですので、何かが「足りない」というストレスを感じることがありません。

それはモノに満たされているからではなく、モノを必要としていないからなのです。

本の紹介959 自分のことは話すな(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。

みんな自分の話を聞いてほしいですからねー 笑

まあ、聞いている側は、ほぼ興味がないのですけどね。

みんな、「へー、すごいですねー」って興味を持っているかのように演じるので必死です 笑

ビジネスの場では、いかに話すかよりもいかに聞くかのほうが100億倍大切です。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

・・・いずれの例も、『相手から一切、求められていない話』という共通点があります。『自分が話したいことだから話す』『一生懸命な自分をわかってほしい』などといった勝手な思いからくる雑談です。そんなことばかり話していると、大事な場面で選ばれる機会を失うことになります。このようなタイプの人たちは、自分の立場しか考えずに話をしているため、周囲の状況を見る余裕がない人、あるいは自己陶酔している傲慢な人と思われかねません。相手にストレスを感じさせているかもしれないといった気配りがほとんど感じられないことも非常に残念です。」(47~48頁)

話し方はその人の性格や人となりがいやでも出てしまいます。

いろんなタイプの人がいますが、中でも話が長い人は嫌われます(笑)

興味のない話を長々聞く側に対する想像力がないんだろうなと考えてしまうわけです。

仕事ができる人は、たいてい話が端的で、ポイントをおさえているため、とてもわかりやすいです。

その逆もまたしかり。

聞き手の時間を奪わないように、日ごろから端的に話をするくせをつけるといいですね。

本の紹介958 カネに洗脳されるな!(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間がんばりましょう。

今日は本の紹介です。

「闇金ウシジマくん」のエピソードに絡めて堀江さんの考え方が書かれています。

お金だけではなく今の時代の生き方全般について書かれている本です。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

私の解釈では、親ほど信用ならない人種はいない。古い価値観や常識で頭が固まっていて、間違った情報に振り回されている。特に地方に暮らすITリテラシーの低い親は最悪だ。主な情報源はテレビ。新聞に書いてあることがぜんぶ、真実だと思いこんでいる。就職しろだの結婚しろだの、うるさく子どもに言ってくる。基本的に彼らの頭で考える指摘や判断は、子どもにとっては害悪であることが少なくない。親子の情愛まで否定するつもりはない。しかし、実の親は、何かの知見を得る相手として、信用するに足るものではないと断言できる。」(129頁)

堀江さんの実体験からくる意見ですかね。

親の生きてきた時代と子が生きている時代がこれだけ違うともはやこれまでの常識はあてになりません。

だからこそ、親は子に自分たちの古い常識を押し付けないことです。

子は親を選べませんので、どのような親のもとでいかなる教育を受けるかはもはや運命としか言いようがありません。

だからこそ、選択の自由を制限されずに育ててもらえた子は、それだけでラッキーなのです。

本の紹介957 両利きの経営(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。

サブタイトルは、「『二兎を追う』戦略が未来を切り開く」です。

両利きの経営とはそういうことを指しています。

さまざまな成功事例が示されており、参考になります。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

マネジメントは現状を維持し改善する。組織内に浮上する多くの『間違った』考えを回避するのだ。しかし、リーダーシップをうまくとっていくには、隅々まで見渡し、現状を不安定にさせることもあるが実験を行っていかなくてはならない。上級リーダーたちが優秀なマネジメントになったとき、組織は危険にさらされる。・・・変化に直面して成功するためには、組織は両方を兼ね備える必要があるのだ。」(168~169頁)

会社の規模が大きくなるとそうかもしれませんね。

私たちのように10人規模の小さな集団で仕事をする場合、マネジメントはそれほど必要ありません。

この規模では、圧倒的にリーダーシップが重要になります。

変化に直面するという言葉自体、今の時代ではもはや日常茶飯事のことなので、当然の前提となっています。

だからこそ5年後、10年後の計画なんて立てたって意味がないのです。

1年先のことだってあんまりわからないのに(笑)

今やるべきこと、やりたいことを一生懸命やればいいのです。

本の紹介956 君に成功を贈る(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間がんばりましょう。

今日は本の紹介です。

中村天風さんのお話をまとめた本です。

成功というよりもいかに生きるかということが書かれていると感じました。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

同じ集りで、同じ話を聴いて、非常にぬきんでて偉くなる人と、いつまでたっても偉くならない人との差が、そこに出てくるんです。その原因は、人間のもって生まれた素質にあるように考えている人が多いかもしれませんが、そうじゃありません。ではどうして、偉くなる人とそうならない人と、差が出てくるかっていうと、同じ話を聴いても、聴き方、受けとり方がぜんぜん違うからなんです。そして、受けとったことを自分の人生に、どう応用していくかということだけの差なんです。」(102頁)

同じようにセミナーを受け、同じように本を読んでも、結果は大きく異なります。

なぜか?

それは行動する人もいれば、行動しない人もいるからです。

99%はセミナーを受けっぱなし。本も読みっぱなし。

知識は増えていきますが、人生は変わりません。

実際に行動に移すこと。それを継続すること。

仕入れ(Input)をしたら、ちゃんと売上げ(Output)に変えなければ意味がありません。

行動こそが人生を変える唯一の方法です。

他人のことを批評しているうちは何も変わりません。

本の紹介955 事実VS本能(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。

サブタイトルは「目を背けたいファクトにも理由がある」です。

不都合な真実はとりあえずなかったことにして都合のいい事実を作り出す時代をどう生きればいいのかを考える本です。

どこかの国の行政が統計の数値を都合よく変えてしまうのも無理はありません。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

自分がどのような世界に生きているのかをまちがって理解しているひとも、自分や家族の人生について正しい判断をすることができないでしょう。世の中には、縮尺や方位のちがう地図を手に右往左往しているひとが(ものすごく)たくさんいます。そんななかで、正しい地図を持っていることはとてつもなく有利です。これが、事実(ファクト)にこだわらなければならないいちばんの理由です。」(6頁)

私たちが日ごろ接するのは「事実」そのものではなく、事実であると説く誰かの「解説」「解釈」です。

だから、実際の真実と解説・解釈が異なることなんて日常茶飯事です。

「~らしいよ」という程度の話を鵜呑みにし、自分が正しいことを信じて疑わない。

独善的で、自分の正義感を他者へ押し付ける。

こういう人とは関わらないことです。

本の紹介954 戦略と情熱で仕事をつくる(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。

著者は、ボードゲームソムリエの方です。

すべてのことが職業になるということを教えてくれています。

これからますます今までなかった職業が登場するでしょう。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

僕な好きな格言 やったことはたとえ失敗しても、20年後には笑い話にできる。しかし、やらなかったことは、20年後には後悔するだけだ。 マーク・トウェイン」(120頁)

生きている間にあと何回、チャレンジできるのでしょう。

もちろん何もチャレンジしなくても、日々の生活はできますし、何の支障もありません。

だから、みんながみんな、何かにチャレンジする必要はありませんし、いつも言うことですが、自分が生きたいように生きればいいのです。

何歳まで生きられるかわかりませんが、やりたいことがやれるうちは、何の我慢もせず、どんどん好きなことをやればいいのです。

老後の心配なんてしたところで、何の役にもたちません。今やりたいことを好きなだけやればいいのです。

本の紹介953 捨て本(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間お疲れさまでした。

今日は本の紹介です。

本当にそれは必要ですか?

1ページ目にはこの1文だけが書かれています。

所有している「モノ」の多くは、本来、たいして所有する必要のないものです。

所有から解放されると何物にも縛られない自由を手に入れることができます。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

『欲しいものがわからないと、本当は欲しくないモノに包囲されて暮らすことになる』『所有していたモノに、自分が所有されるようになる』だいぶ前にブラッド・ピット主演の映画化で話題になった、チャック・パラニュークの小説『ファイト・クラブ』の一節だ。・・・僕はモノの呪縛を解いて、動き続ける。安定じゃなく、刺激あふれる世界にいたい。しがらみや古い常識に、とらわれない。とらわれたくない。何かに縛られて、立ち止まりたくないのだ。」(292~293頁)

全く同感。

所有欲がない人の多くはこのように考えます。

しがらみとか世間体とかに囚われて生きたくないのです。

「~は~であるべきだ」みたいなのはすべて無視して、自分の生きたいように生きればいいのです。

好かれたい、嫌われたくないという他人の評価から解放されると、幸福度が一気に上がります。

生きたいように生きる。 これが一番です。

本の紹介952 外資の流儀(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。

サブタイトルは「生き残る会社の秘密」です。

年功序列とは真逆の世界で生きていることがよくわかります。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

私が転職者の面接をするとき、とくに重視するのは着目点とその順序です。
着目点は第一に『情熱』、第二に『人柄』、そして第三に『能力』です。この優先順位が大事なのです。いくら人柄が良く、能力的に優れていても、仕事で何かを成し遂げようとする強い情熱がなければ、何事も成功しません。また、情熱や能力があっても、仕事は必ず他人と関わるもので、チームを円滑に運営できなければ生産性は下がります。そのとき、もっとも大切なのが人柄です。」(195頁)

3ついずれも大切なのは言うまでもありませんが、どれだけ能力が高くても、前二者が備わっていないと能力を発揮することはできません。

もっとも、これらの着目点を面接時にどれほど把握できるかは個人的には疑問です。

実際に一緒に働いてみないとわからないのが実際のところではないでしょうか。

仕事は一時的なものではなく、長く継続するものなので、瞬間最大風速ではなく、平均風速が鍵となります。