Category Archives: 本の紹介

本の紹介942 会社は「1人」で経営しなさい(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。

今の時代は、人材確保の大変さ、労働時間規制の強化等から、雇用を増やすことはとてもストレスフルな選択です。

飲食店がわかりやすい例ですが、従業員を雇用せず、1人で回せる規模で経営するのが最も安定しており、リスクが少なく、幸福度が高い方法のような気がします。

近い将来、「雇用」に対する考え方の大転換期が来ると確信しています。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

『1人経営』のメリットは本当にたくさんあります。そのうち一番大きなものは、『小回りや方向転換が容易』ということです。大きい企業を小さくしていくのは大変難しいと述べましたが、小さい会社は売上を下げながら利益を増やしていくやり方もできます。・・・重しを乗せながら生きていくのではなく、気持ちを軽くして生きていくことが可能です。」(45頁)

全く同感。

どれだけ「重し」を取り除けるかがこれからの時代を生きる上でのキーワードだと考えています。

身軽でいること、依存度を下げること。

経済的、精神的負担をどれだけ取り除けるか。

自分たちの両親の時代の価値観とは真逆かもしれません。

でも、もう35年もローンを支払い続けるなんて私にはできません(笑)

お金あげるからと言われてもいやです。

そのときに住みたい場所に住みたいですし、引っ越したいときに引っ越したいです。

プライベートも仕事も、どれだけ「重し」を取り除けるか、自由でいられるかが人生のテーマです。

本の紹介941 あり金は全部使え(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間お疲れさまでした。

今日は本の紹介です。

いつもながら極端なタイトルですが、まあ、そんなことを批判してもしかたありません。

言わんとしていることはよくわかります。

やりたくても、今の生活環境からは実現困難な人が多い内容のオンパレードです(笑)

逆に、できる環境にある人は、この本に書かれている内容程度のことはすでにやっているかと思います。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

やりがいのある仕事をしたい、でも家族サービスの時間も欲しい。遊びや旅行にかける時間は減らしたくない、でももっと収入は欲しい。SNSの世界で有名になりたい、でも批判や嫉妬は受けたくない・・・。多く人は相反する願いをいくつも抱えて、悩んでいる。総じて言うと、すべてにおいてバランスを取りたいのだ。それは欲張りすぎるというか、ずるい!と思う。
現状を変えることなく、バランスを整え、物事のいいとこどりをしようというのは不可能論だ。」(178頁)

そう。こういうのを「わがまま」と言います。

堀江さんが言う「ずるい」と同じ意味です。

何の犠牲も払わず、もっとお金がほしい、もっと自由な時間がほしいと願っても、一生手にすることはありません。

よくこのブログでも書いていますが、僕たち凡人がこのようなものを手にするためには、人が寝ているとき、休んでいるときに努力をするしか方法はありません。

やるべきことはわかっているのに、体が言うことを聞かないだけなのです。

毎日、寝る前、起きてから各1時間、勉強を続けられる人がどれほどいるでしょうか。

毎週休日に半日、勉強することを続けられる人がどれほどいるでしょうか。

まあ、ふつうは半年も続きません。

でも、実際、こういうことをやり続けている人がいるのです。

習慣化する方法が身についている人にとってはそれほど難しいことではありません。

あとはやるかやらないか。 否、やり続けられるか途中で投げ出すかです。

本の紹介940 イやなやつほど仕事がデキる(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。

サブタイトルは「なぜルールに従わない人が成功するのか」です。

帯には「習慣を打ち砕け!破壊的に生きろ!反逆心こそ成功の原動力だ。」と書かれています。

確かに既定のルールに従っている限り、ディスラプティブなものは作れません。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

私たちは誰しも意欲をもってものごとにとりくむことに喜びを感じる。・・・だが人間は不思議なことに、自分のためにならない習慣、たとえば同調圧力に屈する傾向がある。私たちは『他人に受け入れられたい』という強い願望をもつ社会的動物だから、同調することで安心を感じる。だがそうすることによって、仕事であれ人間関係であれ、意欲のレベルも下がってしまうのだ。」(217頁)

同調圧力とは無縁の生活をしていると本当によくわかります(笑)

1ミリもやりたくないけれど、やらないと嫌われるとか評価が下がるといったことを気にして、惰性で行っていることが多すぎます。

いやなことをいやといえるようになると幸福度は劇的に上がります。

しかし、それをするためには、それでもなお生活(仕事)ができるように自分に力をつけなければいけません。

まずは力をつけて他者への依存度を低くすることが大切です。

いつの世も、自由を獲得するためには自分に力をつけることです。

本の紹介939 お金はいつも正しい(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間がんばりましょう。

今日は本の紹介です。

堀江さんの8年近く前の本です。

今、これを読むと、当時からロケット開発をしていたことがわかります。

当時の本に、今後、間違いなくこうなると書かれていて、当時からしたら未来である今の社会を見るのは本当におもしろいですね。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

・・・さらに結婚や持ち家、定職に就くなどの従来の常識を疑えば、人間はもっと自由に、無駄なコストを使わずに生きられる時代です。決まった時間に決まった仕事をする生活から解放されれば、新しい発想ができるようになります。自由に時間を使えればたくさんの人と交流して新しい発想を得られるかもしれません。それこそがお金に縛られない生き方と言えるのではないでしょうか。」(183頁)

結婚をすることやマイホームを持つことがその人にとって幸せなことであれば、他人がとやかく言う話ではありません。

しかし、結婚願望がない人、マイホームなんてむしろお願いされてもいらないという人が、世間体や体裁からそのルートを突き進んでも、幸せにはなりません。

何物にも縛られたくない、生きたいように生きたい、やりたいようにやりたいという、そんな自由な生活を送りたい人は、どうぞそういう生活を送ってください。

いろんなことを我慢する生活の何が楽しいのでしょう・・・。

自分の人生なのですから、生きたいように生きればいいのです。

本の紹介938 最高の生き方(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。

『あれ、私なんのために働いてるんだっけ?』と思ったら読む」と書かれています。

なので、私はこの本を読む必要はありませんが、とりあえず読んでみました(笑)

また、この本を読んでも、働いている意義なんてわかりはしませんのであしからず。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

みな、価値あることをやるということに焦点をおきがちだ。しかし同時に“価値がないことをやらない”という“消極的自己実現”も、世のため、人のため、そして自分のために、等しく重要なのだ。・・・個人的にやりたくもなく、社会的にも迷惑がられているのにお互い義理で行っている“相互価値破壊行為”を、極力削減していかなければならないのである。」(361頁)

日常生活からどれだけ「相互価値破壊行為」を削減できるかが、幸福度と密接に関連しています。

個人的には、無駄な会議、会合が典型例だと思っています。

だから、極力、こういうのには出席しません。

人生は本当に短いです。あっという間に終わってしまいます。

自分の人生なのですから、世間体だの体裁だのを理由に行きたくもない、やりたくもないことに時間を使わないことです。

こういうのをやらなくするだけでストレスは大幅に減り、幸福度が上がります。

本の紹介937 エクスポネンシャル思考(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。

エクスポネンシャルとは、「指数関数的な」という意味です。

帯には「デジタル・ディスラプション時代の突き抜ける力」と書かれています。

今の時代に沿った生き方、働き方に関する本です。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

これからの数十年で人類は単純労働から解放されます。あらゆるモノはありふれており、最低限の生活に必要なものは簡単に手に入る時代です。ある意味、私たちからは日常生活が消滅します。新たな時代においては、一言でいうと『個が野に放たれる』のではないかと考えています。つまり、限りなく小さい単位である『個』や、個に近いレベルの小さなプロジェクト単位で事を起こし、テクノロジーを駆使し、周りを巻き込んで、世の中に大きなインパクトを与えることができるのです。」(202頁)

抽象的な書き方をされているので、読者によって解釈にしかたが分かれるところですが、1つの例として、今、しきりに言われている「働き方改革」が挙げられると思います。

もっとも、今言われている「働き方改革」は雇用を前提とするものですが、雇用という契約形態は徐々に減っていき、より自由な働き方が登場することは目に見えています。

これだけルールにがんじがらめにされている「雇用」をあえて選択する必要はもはやなく、アウトソーシング(業務委託)でより自由に仕事を依頼できる形が進むはずです。

20年後には「終身雇用」なんて言葉は死語になっているかもしれません。

だからこそ自分に力をつける、自分の価値を高める努力と工夫を日々しなければいけないのです。

「商品として選ばれる」ための準備を今からしていくことが大切です。

本の紹介936 選ばれる条件(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。

サブタイトルは、「こうやれば、突き抜けられる」です。

毎日毎日、投げ出さずにやるべきことをやり続ければ、たいていのことはうまくいきますよ。

特に種も仕掛けもなく、継続できるかどうか、ただそれだけです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

『技術力がある=選ばれる』という方程式は成り立たない。いつの時代も、予約帳の埋まった美容師が正義であり、そのための方法は、テクノロジー発展やその人がいるステージによって変化していく。時勢を読み、求められる価値を提供し続けることこそが、『選ばれ続ける人』になるための条件だ。」(206頁)

繁盛している同業者の悪口を言って傷の舐めあいをするのはやめましょう。

みっともないので。

お客さんに選ばれるには必ず理由があります。

嫉妬して悪口言っている暇があったら、うまくいっている理由を探りましょう。

そして真似をしましょう。

プライドだオリジナリティだってしょうもないことを言っているからいつまでたっても繁盛しないのです。

本の紹介935 売らない売り方(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。

タイトルから推測できるとおり、ブランディングに関する本です。

ほんの少し工夫するだけで売り上げが2倍、3倍になるなんてことはよくある話です。

業種を問わず参考になる本です。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

小さな会社やお店が『独自化のポイント』を見つけるには、メインで提供する商品やサービスが、オンリーワンであることが一番てっとり早くなります。そのために有効な手段が『見せ方・魅せ方』を変えるということです。『見せ方・魅せ方』とは、言い換えると『見た目』『意味づけ』『提供方法』『演出』などのことです。同じ商品であっても、これらが変わると、お客さんに与える印象や期待感は大きく変わりストーリーが生まれます。」(191頁)

すべてのビジネスは、ショービジネスですので、「見せ方・魅せ方」抜きには成り立ちません。

この本にも書かれているとおり、「見た目」「意味づけ」「提供方法」「演出」など、あらゆる要素でいかに見せるか(魅せるか)を考えるべきです。

ブランディングは、何冊か本を読んで考え方の基本を理解した後は、とにかく場数と応用力です。

0から何かを生み出さずとも十分効果のあるブランディングはできます。

他人に任せるのではなく、自分で試行錯誤を繰り返すことが大切です。

本の紹介934 10年後の仕事図鑑(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間お疲れさまでした。

今日は本の紹介です。

堀江さんと落合陽一さんの共著です。

これから先、社会がどのように変わっていくのか、それに伴い、私たちの「仕事」はどう変わっていくのかが書かれています。

これだけ社会が激変している以上、今までの仕事がそのまま変わらないなんてことはあるわけがありません。

どう生きるかを今から考えて準備・行動することがとても大切です。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

神戸にある寿司屋『寿志 城助』の卵焼きがめちゃくちゃ美味しいのだが、レシピはパティシエのスイーツ作りにルーツがあるそうだ。様々な料理を『研究』した上で、たどり着いた作り方なのだという。こうした事例をみれば、むしろ修行期間を長く積めば積むほど型にはまり、『それしか作れない』事態が起こるのではないか。」(67~68頁)

ここでも大切なのは、「業界の常識」とか「暗黙のルール」みたいなものにとらわれないことです。

そこから抜け出せなくなってしまうからです。

「〇〇はこうあるべきだ」という型を無視することで、これまでになかった新しいサービスが生まれます。

それによって業界の人からは嫌われるかもしれません。

でも、そんなこと別にいいじゃない。

それによって顧客が喜んでくれるなら。

人生は短いのです。

最初から最後まで誰からも批判をされないように一切枠からはみ出さない仕事をして、何が楽しいのでしょう・・・。

そんな生活、息が詰まりそうで僕にはできません。

本の紹介933 小さな会社の社長の戦い方(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。

資金力もマンパワーもない会社がどうやって戦えばいいのかが書かれています。

多額のコストをかけずにいかに収益を上げるかを考えるヒントになります。

おすすめです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

成功しない人はとにかく『手段』に固執します。自分が考えた方法へのこだわりが強く、それ以外は受け付けない、やりたくないというタイプです。『お客さんはほしいけど、駅前でチラシなんて配るのは自分の流儀に反する』『よい方法だとは思うけれど、私はこの方法でしかやらない』こういう手段にこだわる人はまず成功しません。伸びる人はみな、手段に対して非常に素直です。『なるほど、じゃその方法を試してみよう』といった感じで、手段への柔軟さが際立っています。」(194頁)

そうかもしれませんね。

こうあるべきだ、みたいな理想が強いと手段に固執しがちですが、結果が出るなら手段なんてなんだっていいのです。

うまくいきそうな方法を試してみて、だめならやめればいいのです。

前例がないだの業界の常識だの言っている人の忠告を聞かないところからはじめるのが一番手っ取り早いのではないでしょうか。

前例がないからこそやるのです。

業界の常識に反するからこそやるのです。