Category Archives: 本の紹介

本の紹介872 サービスマンという病い(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
サービスマンという病い

著者は、中国料理店Wakiya総括支配人の方です。

一流のサービスマンが日頃どのような点に着目しているのかがよくわかります。

言うまでもなくすべての仕事に応用可能な話が書かれています。

おすすめです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

・・・ではどうやって判断しているのかというと、私が思うに、これはやはりずっと続けてきた『観察と想像』の賜物なのではないでしょうか。・・・これは、もともと私が人の様子をよく見ている子どもだったことにも関係があるのかもしれません。周囲の人を観察する習慣は、仕事に関係なくあったようにも思います。」(101頁)

「観察と想像」はいかなる仕事においても極めて重要な能力です。

この能力がある人とない人では、仕事のしかたが天と地ほど異なります。

求められていることを先回りできる人

細かい点まで配慮が行き届く人

こういう人は、観察力と想像力に長けているので、だいたいどんな仕事をやってもうまくいきます。

みなさんの周りの「仕事ができる人」をよく観察して、真似をしてみましょう。

本の紹介871 空気を読んではいけない(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
空気を読んではいけない

青木真也さんの本です。

著者の考え方とこの本のタイトルはまさにぴったりですね。

おすすめです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

あなたが買った服は本当にあなたが欲しいものですか?今晩飲みに行く友達は本当に大事な人ですか?僕から見ると、多くの人は不要な人やものを抱え込み、自らの価値観を見失っているように思える。隣の芝生が青く見えてしまって、何が自分にとっての幸せなのかぼやけてしまっていないだろうか。」(151頁)

著者はこうも言います。

一度しかない人生で、世間的な『幸せ』に惑わされている時間はない。」(148頁)

その通りです。

世間的に「幸せ」とされているレールに無意識に乗っていることが、必ずしも本当の幸せではないということはよくあることです。

結婚したら家を建てるとか、社会人になったらゴルフをやるべきだとか、いろんな団体に加盟するだとか・・・。

自分が本当にそれをしたいのならそれはそれでいいのでしょうけど、「普通、そうするでしょ」的なわけのわからない理由で時間を無駄にすることだけは死んでもやりたくないわけです。

いかに無駄なことに時間を奪われないようにするか。

そのためには、自分がやりたくないことはやらないと決めて生きることが求められます。

いろんな大人の理由から、これができる人はそれほど多くはありません。 仙人のような生活をしている人は別ですが。

でも、たいしてやりたくもないことに時間を割くほど人生は長くありません。

年々、こういう考えが強くなっていくのは、年々、着実に死に近づいているからにほかなりません。

本の紹介870 弁護士の情報戦略(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間がんばりましょう。

今日は本の紹介です。
弁護士の情報戦略─「新説」創造力が信用を生み出す─

弁護士の髙井先生の本です。

「弁護士の経営戦略」に続いて情報戦略に関する本を出されました。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

この姿勢は、弁護士としても重要で、自身のことのみならず依頼者が克服できるリスクか克服できないリスクか適切に見極めることが求められています。・・・明確な判断の下に、克服すべきリスクを克服する。これは、修羅場を何度もくぐって、自分の責任において問題を解決した者でなければ、身に付けられない能力です。」(138頁)

それもそうですが、克服できないリスクについていちいち悩まないことがとっても大切です。

こういうことでいちいち悩む人は、自分の考え方のクセを直さないと何歳になってもこういう考え方をします。

自分の力ではどうしようもないことについて悩んでもしかたありません。

つまり、過去のことを後悔しても始まらないし、遠い将来のことを不安に思ってもしかたないのです。

今、自分ができることに集中するだけでいいのです。

本の紹介869 「勉強脳」をしつける勉強法(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
「勉強脳」をしつける勉強法―――一撃で成果を出す黄金の法則

10年程前の本ですが、再度読んでみました。

細かなテクニックに関する内容ではなく、大局的な話になっており共感できます。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

目標はなぜ実現しないのか、についてはじめにまとめます。その原因は四つあります。本気でないということ。設定自体が間違えている場合。そして、イメージする力が弱いということ。さらに、目標設定しただけで終わっているということです。」(136頁)

個人的には、4つ目が一番大きいと思います。

目標設定しただけで、あとはたいして努力しないというパターン。

三日坊主で終わり。

だからいつまでたっても結果が出ない。

もうそのくせが染みついているため、もはや体が言うことを聞かなくなっているのです。

継続は力なり。

もう本当にそれだけの話です。

本の紹介868 マーケティングとは「組織革命」である。(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
マーケティングとは「組織革命」である。 個人も会社も劇的に成長する森岡メソッド

タイトルにあるとおり、「組織革命」に関する本です。

本の後半には対談が掲載されており、とても参考になります。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

企業にとって全く特徴がないというのは一番まずい状態です。しかし、何十年も存続している会社でそういうケースはほとんどありませんよね。・・・経営者や社員の方々に延々と”問診”していくと、必ず『らしさ』に繋がるキーワードが見つかります。」(325頁)

これは、著者と佐藤可士和さんとの対談における佐藤さんの言葉です。

自分の長所・短所というのは思っている以上に難しいことです。

一見すると何の特徴もないように思える場合であっても、突き詰めて考えると何かしら出てくるものです。

思いつくキーワードをメモしていき、それらを眺めるというプロセスが役に立ちますので、是非、やってみてください。

本の紹介867 運のいい人の法則(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間お疲れ様でした。

今日は本の紹介です。
運のいい人の法則 (角川文庫)

タイトルのとおり、運のいい人、悪い人は何がどう違うのかを分析しています。

実力だけでは説明のできない現象が現実では起こります。

運・不運が結果に少なからず影響していることを認めざるを得ません。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

世の中ではとかく、金を儲けることが重視されすぎている。金儲けに頭は使わない。私の知り合いのなかでも、優秀とは言えない人ほど裕福だ。成功の95%は幸運、5%は能力だ。私を見ればわかる。わが社の社員のうち、私と同じくらい経営能力がある人は何人もいる。ただ、彼らは運をつかめなかったー彼らと私の違いは、そこだけだ。」(18頁)

運命論者からすれば、生まれたときからいかなる人生を送るのかは最初から決められているのでしょう。

世の中には、運・不運でしか説明ができないことがあります。

著者は、「成功の95%は幸運、5%は能力だ」と言います。

そうかもしれませんが、仮にそうだとしても、日々、努力を重ねるのです。

努力は裏切らないと信じて継続することで結果を出していくのです。

本の紹介866 ハイスコア(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
ハイスコア 人生は最大限を目指すゲーム

サブタイトルは「人生は最大限を目指すゲーム」です。

減点方式ではないから、失敗しても大丈夫。

どんどん挑戦してハイスコアを目指せばいいと。

おすすめです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

学びの多い場所は、得てして、居心地が悪いものです。・・・成長したいのなら、自分のステージをを引き上げてくれる人と一緒に居るのがカギです。いつもと違う。その違和感・ギャップを、成長の伸びしろと捉えて、勇気を出してステージの高い人と一緒に居ることを、強く強くお奨めします!」(206頁)

まったくそのとおり。

特に若いうちは、自分のステージを引き上げてくれる人と時間をともにすることが大切です。

居心地が悪いですが、その居心地の悪さこそが今の自分と次のステージとの距離なのです。

居心地が良いところでのんびりするのは、引退後にやればいいのです。

本の紹介865 バカと付き合うな(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間がんばりましょう。

今日は本の紹介です。
バカとつき合うな

堀江さんと西野さんの本です。

いろいろな「バカ」を紹介してくれています。

自分がそうならないこと、また、そのような人と付き合わないことが大切です。

おすすめです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

2013年に他界した元イギリス首相のマーガレット・サッチャーは、かつでこう言いました。『金持ちを貧乏人にしたところで、貧乏人が金持ちになるわけではない』。金持ちや成功者を嫉妬で攻撃しても、そうする人の財布が潤うわけがない。それと同じで、『行動している人に文句を言っていても、文句を言う人間が行動できる人間になれるわけがない』。」(167頁)

多くは、嫉妬心からくる批判・非難です。

世の中、こういうのが本当に多いです。

自分には全く関係がないことに対して批判・非難があまりにも多い。

そんなことしたって自分の人生、変わらないのに。

逆に言えば、無関係な人からの批判・非難を気にしないことです。

やりたいようにやればいいのです。

本の紹介864 瞬発力の高め方(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
瞬発力の高め方

ユーチューバ―のジョーブログさんの本です。

先日のボクシング企画はとてもよかったです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

誰でも生きていれば、知識や経験がついてくる。若いときのような突破的な意識や、行動力は次第になくなってくるやろう。やりたいことには賞味期限、消費期限があり、その期限すぎたらやらなくなったり、落ち着いちゃったりする。だから、ダッシュできるときにしまくる。
なんでか? 知るか! 
ごちゃごちゃ考えるな。やらなきゃ、なんも言えん。やればわかる。やってみろや。その先を全部あるわ。」(191頁)

堀江さんもとにかく行動するということの大切さを説いています。

いろいろ考えて結局やらないということが多すぎるような気がします。

取れるリスクはどんどん取ってチャレンジしていかないと、あっという間におじいちゃんになってしまいます。

世間体だの周りの評価だのを気にし過ぎて縮こまっているなんてつならなくて死にそうです。

本の紹介863 一生お金に困らない「華僑」の思考法則(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
一生お金に困らない「華僑」の思考法則

「華僑」に関する本は複数出版されています。

当然、共通点が数多くありますね。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

華僑ビジネスにおいても『致命傷だけは負うな』が合い言葉です。致命傷を負わないために”まず手を挙げて”慣らしていく。そして死なない程度の失敗をしながら身をもって危険を学ぶ。これを繰り返すうち、ビジネスに対する免疫力が上がり、瞬時に危険を回避する判断力が磨かれ、大きなチャレンジに耐えうる丈夫な心と勇気が備わっていくのです。」(47頁)

いきなり大きな仕事はできません。

小さな仕事を積み重ねて、場数を踏んでいく。

徐々に扱える仕事の種類が増えていきます。

その過程で、試行錯誤を繰り返し、力をつけていくのです。

人が休んでいるときに刀を磨く。 そういう地道な努力が実を結ぶと信じています。