おはようございます。 今週も1週間お疲れさまでした。
今日は、本の紹介です。
サブタイトルは、「人は善でも悪でもなく弱いものだと考えてみる」です。
文脈的には「性悪説」という用語でも十分意味は通じると思いますが、あえて「性弱説」とする意図は理解できます。
さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。
「『そんなに大事なら事前にアドバイスしてくれればいいのに』という部下の思いは切実です。できる前提で何もしないのではなく、大事なことであればあるほど、漏れがないように確認すべきだというのが性弱説的な考え方です。そういうアドバイスをしないで後から怒る上司に限って、部下のほうから確認しようとすると『それくらい自分で考えて動け』と言うものです。」(80頁)
いつの世も、このようなコミュニケーションギャップが存在します。
「そのくらいわかるでしょ」という察する力を相手に期待しないことです。
お相手は、あなたのコピー人間ではないのですし、能力も考え方も異なります。
立場の優位性に乗じ、自身の言葉足らずを棚に上げるのはもうやめましょう。
そして、他人に対して、過度な期待をするのはやめましょう。
Expectation is the root of all heartache.
変えるべきは、他人ではなく、仕組みです。