おはようございます。
今日は本の紹介です。
産業廃棄物処理会社の2代目社長の本です。
もうタイトルだけでいいですよね。
サブタイトルは「とことん考えぬいて人のやらないことをやる」です。
さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。
「人材派遣会社などからは、『安い賃金で使えるからどうですか?』とか、『最低賃金で大丈夫だし、ちょっとぐらいケガさせても責任持つから』とまで言われたことがあった。俺はそういうスタンスで外国人を見るのが、本当に大嫌いだ。・・・当たり前だが、彼らは奴隷ではない。日本で生活する水準も、祖国にお金を入れるための賃金の水準もあるはずだ。それを無視している会社がいいとは思えない。・・・綺麗事かもしれないが、綺麗事でいいと思っている。俺は綺麗事を貫こうと思う。」(212~213頁)
外国人労働者に対する不当な扱いを続けてきた日本ですが、需要と供給の関係が逆転すれば、早晩、今までの対応ではやっていけないことを自覚することになります。
買い手市場の場合には、厳しい条件を提示できますが、今後は、徐々に売り手市場になるでしょう。
外国人の労働力なくしてはもはや成り立たない状況を考えると、早晩、外国人労働者の労働条件は飛躍的に上昇するでしょう。
今までと同じような労働条件で雇用をしようとしても、有能な方は見向きもしなくなるでしょう。