Category Archives: 本の紹介

本の紹介537 人生の9割は出逢いで決まる(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間がんばりましょう。

今日は本の紹介です。
人生の9割は出逢いで決まる

まさにタイトルのとおりですね。

帯には「出逢いを探すな。出逢いは活かせ。」と書かれています。

人脈を広げたいと躍起になっている人には多くの気付きを与えてくれる本です。

探すのではなく、活かすのです。

とてもいい本です。 おすすめです。

さて、この本で「いいね!」と思っているのはこちら。

出逢いがないか、出逢いの質が低いのは、今のあなたが輝いていないからだ。出逢いに対して愚痴るのではなく、自分が勝てる土俵で勝つ努力をすることだ。そうしてあなたが輝くようになれば、自然と成功者との良い出逢いのチャンスは訪れるはずである。」(57頁)

まさにそのとおりです。

「あなたが輝く」というのは、言い方を換えれば、「力をつける」ということです。

著者も言うように「自分が勝てる土俵で勝つ努力をする」ことがとても大切なのだと思います。

人が休んでいるときにこそ努力を続けるのです。

自分に強いモチベーションがあれば、屁でもないことです。

一生懸命に努力している人を、周りの人は放っておきません。

ひたむきな姿を見たとき、周りの人が手を差し伸べてくれます。

これこそが本当の「出逢い」です。

今、自分にできることを精一杯やる。

力をつけることが「出逢い」への近道なのだと信じる。

継続こそが成功への必要条件であることを胸に刻む。

そういうことなのだと思います。

本の紹介536 情熱・熱意・執念の経営(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
情熱・熱意・執念の経営 すぐやる! 必ずやる! 出来るまでやる!

日本電産の永守社長の10年以上前に出版された本です。

仕事に対する情熱・熱意・執念が本当に伝わってきます。

経営者に限らず、経営者を目指している人は、必ず読んでおくべき一冊です。

おすすめです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

三十年以上の間にたくさんの社員を採用してきました。その中で、つくづく感じることは、人間の能力には大差がないということです。人の総合的な能力の差というのは、天才は例外としても、秀才を含めてせいぜい五倍、普通は二、三倍程度の違いしかありません。しかし、やる気、意欲、意識の差は百倍の開きがあると感じています。つまり、高い能力を持っていても、やる気や意識の低い人を採用するより、多少能力は劣っていたとしても、やる気や意識の高い人を採用するほうが、はるかに戦力になります。」(103頁)

私は、その人のパフォーマンスの出来不出来を決めるのは、能力だけではなく、また、やる気、意欲、意識だけでもないと思っています。

これらの要素を足し算するのではなく、かけ算することにより結果が決まってくるのだと思います。

「能力」+「やる気、意欲、意識」ではなく、「能力」×「やる気、意欲、意識」。

だから、いくら能力が10だとしても、やる気、意欲、意識が1だと10にしかならず、

逆に、能力が2でも、やる気、意欲、意識が10の人は、20になるのだと思うのです。

私を含め、自分には天才的な能力がないと思う人は、やる気、意欲、意識で勝負するのです。

能力がなく、やる気、意欲、意識もないのでは、どうにもなりません。

人の2倍働き、3倍努力する。 脳神経外科医の福島先生の言葉が思い出されます。

本の紹介535 田中角栄100の言葉(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間がんばりましょう。

今日は本の紹介です。
田中角栄 100の言葉 ~日本人に贈る人生と仕事の心得

田中角栄さんの言葉を集めた本です。

リーダーシップの塊みたいな方です。

とても魅力的な方です。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

戸別訪問3万軒、辻説法5万回、これをやれ。やり終えたら改めてオレのところに来い。」(164頁)

これは、選挙に出馬したいという新人の立候補希望者が角栄さんの事務所にやってくると、必ずこの言葉をかけたそうです。

まずはやるべきことをやれ、ということです。

やるべきことをやらずに成功したいと願う人が多すぎると言いたいのではないでしょうか。

いかに楽をするかばかりを考える癖がついていると、地道な努力ができない体質になってしまいます。

一度身についた癖・習慣を変えるのはとても大変なことです。

最初が肝心なのです。

本の紹介534 なぜ、成功者たちは「フシギな習慣」を持っているのか?(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
なぜ、成功者たちは「フシギな習慣」を持っているのか? ~すぐできる医科学的にも正しい成功法則44

タイトルの通り、成功者のみなさんの習慣を集めた本です。

なかにはどんな意味があるのかよくわからない習慣もありますが、多くは納得できる習慣ですね。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

一日の時間の98%は今日、明日と繰り返される毎日の本業のために使い、あとの2%は10年または20年先のために使いなさい」(糸川英夫)(83頁)

言うは易く行うは難し。

これを毎日毎日継続できる人は、5年後、10年後、間違いなく頭角を現しています。

わかっちゃいるけどできないのが人間です。

愚直にこれをやり続ける人にこそ成功が約束されているわけです。

毎日、必ず30分は日常の仕事とは直接関係のない勉強にあてる。

毎日、通勤電車の行き帰りの時間、スマホでゲームをするかわりに、資格試験の勉強をする。

やろうと思えば、誰でもできることですが、多くの人はなかなか続かないのです。

習慣の力を知っている人であれば、もはや特別な話ではありません。

あとはやるかやらないか。 やり続けるか、途中で投げ出すかだけです。

本の紹介533 心臓外科医の覚悟(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
心臓外科医の覚悟  角川SSC新書  医師という職業を生きる (角川SSC新書)

著者は、川崎幸病院の大動脈センター長の医師です。

いろいろな医師の本をこれまでにも紹介してきましたが、やはり一流の医師は心身ともにタフです。

本当に勉強になります。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

私のところに修業に来て、1年もしないうちに辞めていく外科医がいる。辞める理由は様々だが、共通しているのは『しんどい、つらい』ということ。・・・そもそも医者→外科医→心臓外科医→大動脈外科医という順番で過酷になることは、最初からわかっていたのではなかったのか。最初からわかってはいたが、『こんなに大変とは思わなかった・・・』となる。たとえば、自分があの山の頂上まで登ろうと決めたとき、それは条件をつけてから登り始めてはいないだろうか。口では『頂上まで登ります』と言っておきながら、自分の中では、『途中に大変な箇所がなければ、頂上まで行く』、という条件をつけて登る人間が多い。そのような人間は、途中で困難に出くわすと、頂上に行くことをあっさりあきらめてしまう。
そうではない。自分が頂上まで登ると決め、覚悟したからには、どんな困難があっても、目の前の壁を突破して、最後まで登り切らなければならない。その覚悟がないために、途中で挫折するのではないか。」(120~121頁)

この文章でキモとなるのは、「覚悟」という2文字です。

これは医師に限らず、弁護士もそうですし、どんな仕事でも同じです。

ハードワークをする覚悟もないのに、人を助けようなどと思うこと自体がそもそも間違っているのだと僕は思います。

自己犠牲を厭わず、自分を頼ってくれる人のためにどれだけ汗をかけるのか。

そのことを天職だと思えるのか。

そう思える人にとって、医師や弁護士という仕事は本当に天職です。

そう思えない人にかぎって、天職を探して転職を続けるのでしょうね。

職場を変えても、天職を探しているうちは永遠に天職など見つかりません。

天職とは探すものではなく、そう感じるものだからです。

本気で人を助ける覚悟がある人だけが患者さんや依頼者に選ばれ続けるのだと信じています。

本の紹介532 成功する人の考え方(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間お疲れ様でした。

今日は本の紹介です。
成功する人の考え方

成功している人たちを観察すると、一定の共通点が見つかりますが、

この本はそれらをまとめた本です。

いきなりすべてを真似することは難しいですが、たった1つでも真似をするだけでも、確実に力がつくように思います。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

戦国時代に山中鹿之助という武将がいた。・・・彼は自ら困難を望んだ。そしてこの有名な言葉を残した。
『願わくば、我に七難八苦を与えたまえ』
成功には必ず問題がついてくる。・・・問題があっても慌てる必要はない。問題は、キミを未来へと運ぶための通らなければならない階段なのだ。」(151頁)

いざ問題が起きたときの心構えとして、山中鹿之助さんのこの言葉はとても参考になります。

発生した問題について、直視し、慌てることなく、できる対応をとる。

問題から目を背けるのではなく、正面から対応することでしか先に進めないのです。

いかに問題が起こらないようにするかも当然大切ですが、それと同じくらい大切なのは、いざ問題が起こったときにどのように対応するか、なのだと思います。

本の紹介531 熱狂宣言(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
熱狂宣言

ダイヤモンドダイニングの松村厚久社長に関する本です。

自身の病気のことについても書かれています。

頭のてっぺんから足の先まで、100%仕事大好きな経営者です。

仕事が楽しくて仕方がないことが伝わってきます。

とても素晴らしい社長だと思いました。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

経営は現実を直視できなければ成り立たない。リアルワールドでの戦いです。夢想や現実逃避なんて許されるはずがない。上場して、100店舗100業態を達成し、株主やお客様や社員のために次の目標を掲げた自分が、自分で立ち上げた生業に反することをしていたらみっともないし、恥ずかしいですよ。そう思ったら、30代でパーキンソン病を発症する人生こそが自分のものだと素直に思えました。そこのボーダーを超えると、次には、この病気に罹ることにも意味があったはずだ、という気持ちになりました。・・・この病気がもたらす苦しさ、辛さを知ることでしか、できなかった何かがあるのかもしれない。そして、自分がその何かを探り当てることができたなら、今度はそれをテーマに取り組んでいきたい。ダイヤモンドダイニング社長の松村ではなく、パーキンソン病の松村に与えられたミッションが必ずあるはずです。いや、あります」(221~222頁)

「経営は現実を直視できなければ成り立たない」

「夢想や現実逃避なんて許されるはずがない」

この著者の言葉は、経営者であればみな共感できるものではないでしょうか。

事業を継続し、従業員の生活を保障するという責任を経営者はみな負っているわけです。

気を抜けば、会社なんてあっという間に傾いてしまいます。

落ち込んだり、現実逃避をしている暇などないのです。

現状に満足することなく、常に成長することを目標に、前に進むことが求められているのです。

本の紹介530 君にはもうそんなことをしている時間は残されていない(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間がんばりましょう。

今日は本の紹介です。
君にはもうそんなことをしている時間は残されていない

とてもわかりやすい本です。

「人生に無駄なことなどない」と言われますが、私は別の考え方ですかね。

むしろ無駄なことだらけだと思っています。

帯には「時間は命の断片だ。」と書かれています。 そのとおりです。

成功している人たちの時間に対する感覚を知るにはとてもいい本です。

おすすめです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

電話で嫌われる人は、話の長い人だ。電話をかけられた相手は、いつも取り込み中だということを忘れてはいけない。・・・さっさと結論を述べてしまえば、後は相手に身を任せればいい。相手に時間があって興味を持てば、長時間話し続けるかもしれない。相手に時間がなくて興味もなければ、短時間で終わる。それだけのことだ。」(64頁)

結局は、「相手のことを考える」ということに尽きます。

長い時間、だらだら話を聞かされて、良い気持ちになる人がいるでしょうか。

特にビジネスにおいては気を付けなければいけません。

みんなただでさえ忙しいわけですから、できるだけ手短かに話をするのがマナーです。

すべてのことを最初から伝えようとしなくてもいいのです。

まずは結論だけを伝える。

相手がその理由に関心があるのであれば、「どうして?」と聞いてきますから。

会話の最初に「結論から言いますと」、「端的に言いますと」と付けるだけでかなり話し方は変わると思います。

「話が長い」とよく言われる人は、是非、やってみてください。

本の紹介529 ある日突然40億円の借金を背負う-それでも人生はなんとかなる。(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
ある日突然40億円の借金を背負う――それでも人生はなんとかなる。

相続により40億円の借金を背負った社長が見事、借金を完済したというお話です。

普通なら、とても返済できるような金額ではないと考え、相続放棄や自己破産を考えるところですが、

経営方針を考え直すにより、会社を復活させた素晴らしい経営者です。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

愛読書といっていいのかわからないが、私は長年にわたって、戦没学生の手記である『きけわだつみのこえ』に救われていた。何冊も購入して、事務所や自宅、電話の横、クルマの中など、さまざまな場所に置いていた。苦しくなるたびに、そのときその場で手に取って開けるようにするためだ。ここに書かれている方々の思いを考えれば、今の自分の苦難など何でもないと思えた。借金がでかくて、銀行から屈辱的なことをいわれたところで、それがどうした-この方々の無念に比べれば、自分の境遇を嘆くなんて甘えている。」(177頁)

「~と比べたら」、「あのときと比べたら」と、今の自分よりも大変な状況を思い浮かべることによって、今の困難な状況を乗り切る気持ちが湧いてくる、という発想はとても大切ですね。

最初が肝心と言われるのは、まさにこれと同じ感覚なのだと思います。

弁護士になりたてのころは、右も左もわからないので、何をやるにしても時間がかかります。

早く仕事を覚えたい、早く一人前になりたいと思い、誰よりも早く仕事を始め、誰よりも遅くまで仕事をする。

私は、圧倒的な努力を続けることでしか自信をつけることはできないと思っています。

5年間、これを続けられたら、仕事に対するスタンスが固まるのではないでしょうか。

5年続けたら、10年続けられますから。

本の紹介528 柳井正の希望を持とう(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
柳井正の希望を持とう (朝日新書)

特に理由はないのですが、これまで柳井さんの本をあまり読んでこなかったので、

ここにきて一気に読んでみました。

抽象的な理屈にとどまっておらず、指摘が常に具体的です。

とてもいい本だと思いました。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

私は夕方、会社を出ると、そのまま自宅に戻る。夜のつき合いや会合にはあまり出ることはない。人脈作りのために、夜のつき合いに励む人がいるけれど、そんなことをしなくても、普通に仕事をしていれば人との出会いもあるし、大酒を飲んだからといって、肝胆相照らすわけでもないでしょう。残念ながら、夜のつき合いに熱心で、立派な業績を上げたとか、すごい仕事を成し遂げた、出世した人を聞いたことはない。」(115頁)

仕事を始めたばかりのときは、人脈をつくるためにいろんな会に参加するのは、多くの方が経験されることだと思います。

その結果、運命的な出会いに巡り会うこともあると思います。

でも、これはあくまでも最初のうちだけです。

経験年数が増えてくれば、自然と仕事を通じて人の輪が広がっていきますので、無理にいろんな会に参加しなくても、つながるところは自然とつながるようになっています。

出会うべくして出会ったという感じです。

まずは自分に力をつけることです。 これが絶対条件です。

そうすれば、自然と出会いが舞い込んできます。