Category Archives: 本の紹介

本の紹介517 最強営業メソッド(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
保険の神様が教える最強営業メソッド

生命保険業界の世界では超有名なトニー・ゴードンさんの本です。

今回の本は、生命保険の営業のノウハウが主な内容なので、業界が違う場合には、文脈から応用する力が求められます。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

恐れを感じるのは、成長の代償、つまり成功の代償です。山の頂に生きることを選んだならば、強風に直面するのは当然です。恐れから逃げるなら、成長することをやめればいいのです。成長するのをやめれば、恐れはなくなります。しかし、これだけ多くのチャンスを与えられる仕事に就きながら、『自分はどこまで行けるのか』という問いに答えを見つけようとしないのは、悲しいことではないでしょうか。」(226頁)

いい言葉ですね。

仕事を通じて、成長すること、成功することが人生の目標としている方であれば、共感できる内容だと思います。

自分の仕事が多くのチャンスに溢れているのかどうかって、結局のところ、主観の問題なのではないかと思います。

チャンスに溢れているのか、それとも不安要素でいっぱいなのかなんて、客観的に決まるものではないと思うのです。

チャンスなんてないと思う人は、目の前にチャンスが到来しても、きっと見逃すのでしょう。

成長したい、成功したいという気持ちを強く持っている人にだけチャンスが到来するのではなく、そういう人は、チャンスを見逃さないだけなのだと思います。

そのための準備を怠らないという日々の習慣の差が出ているのだと思います。

本の紹介516 チームのことだけ、考えた。(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
チームのことだけ、考えた。―――サイボウズはどのようにして「100人100通り」の働き方ができる会社になったか

サイボウズの青野社長の本です。

社長就任前からの挑戦、苦悩、失敗が赤裸々に書かれています。

最近読んだ本の中で一番おすすめです。

組織作りに対する経営者の苦悩が伝わってきます。

経営者になろうとしている方は是非、お読みください。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

振り返ってみれば、今までの私は『それなりに頑張ればなんとかなる』人生だった。・・・『私は運が強い。才能もある。それなりに頑張ればなんとかなる』。どこかでそんな風に考えていたのだと思う。しかし、ここから先は違う。・・・勝負できる一点に絞り、命を懸ける想いで取り組まなければ、ここから先には進めない。『頑張る』のと『命を懸ける』のではレベルが違うことを理解した。私はこれから真剣に取り組む。社長として、この会社の成功に命を懸ける。失敗したら死んでもよいと覚悟を決める。そう考えた途端、気持ちに迷いがなくなった。私は覚悟を決めるということを学び、自分の真剣スイッチを生まれて初めてONにした。」(41~42頁)

覚悟を決めた人には、勝てません。

「真剣スイッチ」はきっと多くの人に付いているのでしょうけど、いろんな理由からONにすることができなかったり、ONにできても、それが長続きしないのです。

著者の言葉を見ると、「真剣に取り組む」ということと「一生懸命にやる」という状態では、やはり気持ちが全く異なりますね。

いろんな苦労や挫折を経験したからこそ辿り着いたのだと思います。

どんな仕事でもそうですが、自分の仕事に命を懸けて挑んでいる人は尊敬します。

そういう人たちが、世の中を変えていくのだと確信しています。

本の紹介515 BtoBマーケティングの基本(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間お疲れ様でした。

今日は本の紹介です。
BtoBマーケティングの基本

いくつかのBtoBマーケティングの手法を解説してくれています。

流行に乗っかる必要はありませんが、何が流行っているのかを知っておくことは無駄ではありません。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

成果を上げるマーケティング策を継続的に実行している会社とそうでない会社との明確な違いは、たった一つ。それは、『目的とする成果を達成するためのプランを事前に設計しているかどうか』という一点なのです。のべつ幕なしのマーケティング活動で時間を浪費するのではなく、目的達成のための具体的な手段を事前に設計することにこそ、もっと時間をかけるべきです。成功するマーケティングは、実は、事前に設計されているものなのです。」(171頁)

言うは易く行うは難し。

プロのマーケッターの方は、そうなのでしょうね。

素人には真似できる自信がありません。

どちらかというと、ほぼノープランで思いついたことをやってみて、成果が上がらなければやめるというスタイルでこれまで来てしまいました。

そもそも計画したり、設計するだけの引き出しを持っていないのです。

マーケティングの素人なりに、こういう本を参考にしながら、自分であれこれやるのが楽しいわけです。

本の紹介514 人は感情でモノを買う(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
人は感情でモノを買う

人は理屈ではなく感情でモノを買うことを前提とし、どのようにすれば選んでもらえるのか、ということが説明されています。

マーケティングの本が好きな人には特別目新しい内容ではありませんが、とてもわかりやすくて良い本だと思います。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

プロのコピーライターが肝に銘じている言葉に、『お客さまは読まない(聞かない)、信じない、行動しない』というものがあります。・・・だから、お客さまの興味を突いて、読んでもらうための工夫をします。アメリカの伝説のコピーライターと言われるジョセフ・シュガーマンは、『広告の第1センテンスの目的は第2センテンスを読ませること。第2センテンスの目的は第3センテンスを読ませること』と言いました。すべての文は、次の文を読ませる目的を持っているということです。」(171~172頁)

自社のホームページ内の文章を自分で作った経験がある方でしたら、よくわかると思います。

また、自分が、他の会社のホームページ等を読んでいるときを想像すればわかると思います。

そうです。 閲覧者(お客様)は、じっくり文章を最初から最後まで読んではくれないのです。

「これだけがんばって書いたのだから、きっと一生懸命に読んでくれるだろう」は通用しないのです(笑)

基本、最後まで読んでくれない前提で、いかに最後まで読んでもらうのかを必死に考え、工夫しなければいけません。

広告の第1センテンスの目的は第2センテンスを読ませること。第2センテンスの目的は第3センテンスを読ませること

この言葉をしっかり頭に入れておくことが大切ですね。

本の紹介513 イーロン・マスク 未来を創る男(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間がんばりましょう。

今日は本の紹介です。
イーロン・マスク 未来を創る男

イーロン・マスクの「初の公認伝記」だそうです。

超有名なイーロンさんですが、この本を読むと、多くの挫折や苦悩を乗り越えてきたことがわかります。

また、周囲の人の評価がいいものばかりでないこともまた、この本を読むとよくわかります。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

・・・だが、マスクはいつも純粋な視点で語る。デザインと技術を選ぶときは、理想型のクルマに少しでも近づける方向で考えなければならない。ライバル各社がどのくらいダメかは、マスクが決めることで、常に二者択一だ。妥協せずに優れたものを作ろうと努力するか、しないかしかないのである。努力していなければ、マスクは遠慮なく失敗とみなす。外部の人間には理不尽か馬鹿げていると映るが、それが彼の哲学なのである。」(248頁)

普通に考えると、トップだけがイーロン・マスクさんのような超完璧主義で、他の役員・従業員がそれを理不尽で馬鹿げていると考えている場合、会社は決してうまくいきません。

意識や方向性を統一する必要があると言われるのは、そうしないと、会社内で足の引っ張り合いが起こるからです。

変化をしたくない、難しいことをやりたくない、楽をしたい、今のままでいい・・・

組織の難しさですが、これを克服しなければ、先へは進めません。

本の紹介512 わりきりマネジメント(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
わりきりマネジメント

サブタイトルは、「最少の労力で120%の成果を生む中間管理職の仕事術」です。

これからのマネジメントは『やりくり』ではなく『わりきり』」だと著者は言っております。

逆転の発想系です。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

『頼まれ事は、試され事だよ』 マネージャーが部下に頼み事をするシチュエーションで口にする一言です。仕事を任せるからには、相手は基本的に『コイツならできる』と信頼している部下です。・・・内心はマネジャーも『本当にできるかな?』と不安に駆られています。実務をこなすのは部下でも、結果に対して責任を負うのはマネジャーですから。そこで、マネジャーも部下を試そうとする。頼み事をした時の、部下の受け取り方を観察しているのです。」(189~190頁)

仕事を上司から振られているうちは、なかなか気がつかない発想ですね。

自分が仕事を部下に振る立場になるとよくわかります。

上司は、仕事の重要性、難易度と部下の能力、性格、向上心等を総合的に考慮して、誰に仕事を任せるのかを決めているのです。

つまり、部下としては、ハードルの高い仕事を任されているうちが花なのです。

そのようなハードな仕事を任されなかった方は、「ラッキー、自分じゃなくてよかった」ではないのです。

あなたにはいろんな理由で任せられないと判断されているだけなのですから。

ラッキーでもなんでもないのです(笑)

自分が上司や会社からどのくらい信頼されているのかは、日々、任される仕事の内容からおおよそ判断することができるわけです。

仕事を依頼されているうちが花だということを理解して、日々、努力するほかないのです。

本の紹介511 カエルにキスをしろ!(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間がんばりましょう。

今日は本の紹介です。
カエルにキスをしろ!

有名なブライアン・トレーシーさんの本です。

人生や仕事をポジティブに考える秘訣がいくつも紹介されています。

もっとも、こういう本は、人生や仕事をポジティブに考えている人しか読まないのが世の常です(笑)

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

ともに暮らし、働き、つきあう人たちをどう選ぶか。それが、あなたの感情や成功を、ほかのどんな要因よりも大きく左右する。
成功者や前向きな人、幸せで楽観的な人、成功しようと懸命に頑張っている人たちとつきあうことを、今日、決意しよう。ネガティブな人々は、何としても避けよう。不幸の大半は、彼が主な原因なのだ。今日は、あなたの人生にストレスのもとになる人、ネガティブな人を引き入れないと心に決めよう。」(192~193頁)

これは見落としがちですが、本当に本当に大切なことです。

みなさん、これまで、自分がどれだけ周囲の環境に影響されてきたでしょうか。

言うまでもなく、環境は、良くも悪くも自分に非常に強く影響します。

自分の力ではどうにも変えようがない環境に文句を言っても仕方がないですが、変えることができる環境ならば、自分に良い影響を与えてくれる環境を選択するべきです。

それによって、価値観、考え方、生き方が大きく変わります。

一緒に食事に行くのなら、成功している人、前向きな人と行くべきですよね。

仕事が辛いと嘆いていたり、人の悪口ばかりを言って楽しんでいるような会に参加して何の得があるでしょう。

付き合う人を選ぶというのは、本当に大切なことです。

本の紹介510 稚拙なる者は去れ(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
稚拙なる者は去れ 天才心臓外科医・渡邊剛の覚悟

心臓外科医渡邊剛医師に関する本です。

これまでにも何名かの一流の医師の本を紹介してきました。

みなさん、本当にすばらしいプロフェッショナルだと思います。

いつも仕事に対する姿勢を勉強させていただいております。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

膨大な本数のメールを介した渡邊と患者たちの交信記録から読み解けるのは、自分の都合、自分の時間を犠牲にすることもいとわず、病と闘う人たちに寄り添うことを哲学とする渡邊のひたむきな生きかたにほかならない。・・・『手術について不安を持たれている方、詳しく知りたい方は、または心臓の病気で悩んでいらっしゃる方、どのような内容でも構いませんので、お気軽にご相談下さい』と結んだ言葉には、万人に門戸を開いて全身全霊を傾ける覚悟が宿っていると思えてならない。」(42~43頁)

本当に素晴らしいことですね。

みんながみんな、できることではありません。

「覚悟」を持った、ほんの一部の人だけの世界なのかもしれません。

まさに別次元と言っていいと思います。

自分の仕事に全身全霊を傾ける「覚悟」がなければとてもできません。

一流のプロフェッショナルになりたいのであれば、誰に言われるでもなく、この次元で日々戦う覚悟が必要なのでしょう。

本の紹介509 7つの法則 ビジネスを成功させる正しいコツ(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
7つの法則 ― ビジネスを成功させる正しいコツ

有名なマーク・トンプソンさんとブライアン・トレーシーさんの本です。

タイトルのとおり、ビジネスを成功させるために必要な考え方が網羅的に書かれています。

ポイントが非常にコンパクトにまとめられているので、とても読みやすいです。

おすすめです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

『ナンバーワンを狙う二番手か三番手の企業が、イノベーションのための提携にもっとも積極的であることが多い』とSSABのオロフ・ファクサンダーCEOは言う。『どんな業界でも、ほぼ必ずと言っていいほど、二番手や三番手の企業のほうがトップの企業よりも貪欲だ』『現状に甘んじている者はこれを教訓にしたほうがいい』とファクサンダーは警告する。」(153~154頁)

どの業界でも、全く同じことが言えるのではないでしょうか。

現状のままでいいと言っている会社がある一方で、トップランナーに追いつき、追い越そうとする貪欲な二番手、三番手がいるわけです。

革新的なサービスは、貪欲な二番手、三番手が生み出さなければ話にならないのです。

トップランナーと同じ商品、同じやり方では、いつまでたっても追いつくことはできません。

トップランナーが決して真似できないようなサービスで勝負するべきです。

貪欲さこそ、二番手、三番手のエネルギーですから、がむしゃらに頂点を狙っていかなければ勝負にならないのです。

本の紹介508 カエルを食べてしまえ!(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間お疲れ様でした。

当事務所は、明日から1月3日まで冬季休暇をいただきます。

顧問先会社様は、明日以降も栗田の携帯電話にご連絡いただければ、通常通り対応いたします。

今日は本の紹介です。
カエルを食べてしまえ!  新版

有名なブライアン・トレーシーさんの少し前の本です。

「カエル」とは、「一番大きく重要なこと」を指します。

背表紙には、こう書かれています。

なぜ人はどうでもいいことから先にやってしまうのだろう?

時間に追われる日々において、いかに成果をあげるかについて書かれています。

おすすめです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

成功するために最も有効なのは、何を優先させるべきかを見きわめることである。毎日、少し時間をとって、何にもじゃまされないところで静かに考えよう。リラックスしてストレスやプレッシャーのない状態で、自分の仕事や活動のことだけを考えてみるのだ。静かに考えをめぐらすことで、素晴らしいひらめきやアイデアが得られるはずだし、それによって多大な時間が節約できるだろう。あなたの生き方や仕事のしかたを変える突破口が開けることも多いだろう。」(57頁)

毎日、気づけば時間に追われている、という方は少なくないはずです。

意識して「考える時間」をつくらなければ、いつまでたっても、時間に追われる生活から抜け出せません。

私は、毎朝6時頃に事務所に来て、仕事をするのですが、この朝の2~3時間が「考える時間」となっています。

電車通勤をしている方などは、通勤時間の使い方を変えるだけで大きく習慣が変わります。

是非、みなさん、日常生活の小さなところから変えてみてはいかがでしょうか。