Category Archives: 本の紹介

本の紹介208 あなたの潜在能力を引き出す20の原則と54の名言(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間がんばっていきましょう!!
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←土曜日に、月一恒例の用宗海岸の掃除に行ってきました。

目の前に落ちているゴミ1つ拾えない者が世の中を変えることなんてできませんから。

今日は、午前中は、証人尋問の最終準備です。

午後は、ずっと証人尋問です。

今日も一日がんばります!!

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さて、今日は本の紹介です。
あなたの潜在能力を引き出す20の原則と54の名言

2年ほど前の本ですが、もう一度読み直してみました。

よくある感じの本ですが、とてもいいことが書かれています。

言葉にはとても強い力があることを再認識させられます。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

・・・残念ながら、『今すぐに欲しい』というメンタリティは、多くの人を挫折に導いています。『今すぐに欲しい』という衝動を抑え、将来的に最大の恩恵を得るのに必要な代償を進んで払おうとする人はごくわずかしかいません。しかし、それができれば、長期的な成長と幸せを手に入れる可能性は飛躍的に高まります。」(243頁)

コンスタントに成果をあげるためには、まず必要なことは、「楽して成果を出したい」「楽して儲けたい」という邪念を捨てることではないでしょうか。

少なくとも私は、楽してコンスタントに成果をあげる方法を知りません。

あったらこっそり教えてください。 あ・・・邪念が・・。

もう1つ。

仕事でも勉強でもそうですが、あまり短期的に成果を出そうと思わず、根気強く、地味な努力を続けることができる人というのは、本当に強いですね。

こういう人を、私は、人としてとても信頼できます。

こういう人は、周りの人の心を動かす力を持っているからです。

本の紹介207 たくさん失敗した人ほどうまくいく(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

さて、今日は、本の紹介です。
たくさん失敗した人ほどうまくいく

10年程前の本ですが、もう一度読んでみました。

タイトル通り、失敗は決してマイナスではないということを、さまざまな方法で説いています。

このブログでも、これまで同様の内容について書かれている本を多く紹介してきました。

実際、失敗を恐れずに挑戦し続けることができるかどうかが人生を充実したものにする大きなカギになると確信しています。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

起業家には興奮を追い求める気質がある。おだやかな晴天よりも、不吉な暗雲と雷鳴に吸い寄せられる。起業家の意識調査を見ると、こうした冒険者にとって、秩序だった環境は混沌とした環境よりも苦痛になるようだ。・・・混乱の最中には力を発揮し、平穏になると集中力を失う人間がいる。・・・こうしたリスクを追い求める人たちは重圧にうまく対処しているのではない。重圧を渇望しているのだ。」(34~35頁)

進歩が安穏をもたらすことはめったにないし、そうなるべきでもない。安穏に暮らす人たちが新しい可能性に挑戦するとは考えられない。・・・求めているのは挑戦である。挑戦の結果が、いわゆる成功か他人が失敗と呼ぶものになるかどうかは問題ではない。『高くつく失敗』という言葉をしばしば耳にする。だが、現状に甘んじる代償はそれ以上に大きい。人は失敗を経験しながら少しずつ前進する。」(61頁)

非常にいい文章ですね。

私も間違いなく平穏や安心よりも、混沌、混乱、リスクということばを好みます。

「現状維持」ということばが死ぬほど嫌いです。

成功も失敗も経験した上で、次のステージに行きたいです。

ところで、私は、物事にはすべてやりかたや秘訣があると思っています。

目的を達成するためにも秘訣があります。

それは、「失敗してもあきらめないこと」と「成功者の真似をすること」です。 これに尽きると思っています。

「なんだ、そんなことか・・・」と思う方も当然いると思います。

しかし、真理は常にシンプルです。

あとは、どれだけ愚直に実行に移せるか。

私の周りには、同世代の多くの挑戦者がいます。

そういう人は、全力で応援します。

本の紹介206 経営は何をすべきか(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

さて、今日は本の紹介です。

経営は何をすべきか

著者は、ロンドン・ビジネススクールの教授です。

イノベーションについて改めて考える機会を与えてもらいました。

非常に良い本です。 おすすめです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

妥協したり、他社が無条件に従うトレードオフを受け入れたりしたのでは、偉業など達成できない。トレードオフから抜け出す、つまり、二者択一を拒んで二兎を追うことによって、偉業は生まれる。・・・ここからは、『競争相手と同じトレードオフを受け入れたのでは、優位に立つことはできない』という大切な教訓が得られる。聞き分けのよい人々は、ブレークスルーを起こせないのである。」(121頁)

「聞き分けのよい人々は、ブレークスルーを起こせない」

心に突き刺さる言葉ですね。

業界の常識では、無理だとされていることに果敢に挑戦することからブレークスルーを起こす。

「うちの業界では・・・」なんて恥ずかしいことを言っている間は、枠からはみ出すことはできません。

常識を常識として受け入れるのではなく、「本当にそれって当たり前なの?」と疑問に持つことが大切ではないでしょうか。

周りに無理だと言われることに挑戦することに喜びを感じられる人種が世の中を変えていくのだと確信しています。

本の紹介205 上司はキミのどこを見ているのか?(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます 一週間お疲れ様でした。
__←先日、スタッフを連れて「おか穂」に行ってきました
 
同級生の大将ががんばっています。
 
いつ行っても混んでいます。すばらしいですね。
 
今日は、午前中は、損保会社の方と打合せです。
 
午後は、打合せが1件、弁護団会議が1件入っています。
 

今日も一日がんばります!!

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さて、今日は本の紹介です。

上司はキミのどこを見ているのか?

まさにタイル通りの内容です。

非常にいい本です。

部下のみなさんだけでなく、上司のみなさんも非常に参考になると思います。

おすすめです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

そもそも世の中には2種類の人しかいない。自分の話したいことを話す人と、相手が聞きたいことを話す人だ。自分の話したいことを話す人は常に自分視点。相手が聞きたいことを話す人は常に相手視点。この差はビジネスにおいてものすごく大きい。ビジネスとは、いかに顧客の要望をつかみ、いかに顧客の望みを解決するか。それにかかっている。・・・だからこそ、部下がデリカシーなく自分の話したいことばかりを話していると、『上司相手に自分の話したいことを話している人は、顧客相手にもそうするだろうな』『相手視点になれない人には、仕事を任せられないな』と、上司からダメの太鼓判を押されてしまうんだ。・・・相手は何を知りたいだろうか、何を聞きたいだろうかと考えて話をしていくと、顧客視点で考えることができるようになるんだ。」(155~156頁)

とてもわかりやすいですね。

相手の視点に立つことにより、どのような動きをすればよいかが見えてきます。

外資系生命保険会社のトップセールスマンが、先日、こう言っていました。

「成功している営業マンに話し上手な人はほとんどいないよ。みんな聞き上手。」

自分のことばかり話をする人は、気をつけましょう。

自分のことを話すよりも、相手に質問をしてあげる。

自分よりも相手が話す時間のほうが長くなるように意識する。

自分のことは、相手から質問されたときに、質問された範囲で話しをする。

つまり、相手が関心を持っていることを話す。

こういうことを意識するだけで、かなり変わると思います。

仕事でもプライベートでも、意識し、習慣化することが大切です。

本の紹介204 本当に頭がよくなる1分間勉強法(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます
__←先日、SEの会社の社長と2人で「チェリビ」に行ってきました(笑)
 
おっさん2人でチェリビ。なかなかこの選択はありません。
 
もっとも、話している内容は、今後の社団の運営等、とても真面目なのです。
 
久しぶりに食べました。青春の味です。今日は、午前中はラジオの打合せです。午後はずっと御前崎で法律相談です

夜は、新規相談が1件入っています。

今日も一日がんばります!!

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さて、今日は本の紹介です。
本当に頭がよくなる1分間勉強法

少し前の本ですが、もう一度読んでみました。

「勉強法」という言葉がタイトルについている本を片っ端から読み直しています。

この本は、いわゆる勉強法とは異なり、速読法に近いものです。

いかに素早く学習するか、という点を強調したものです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

よく、『専門家になりたいので大学に通います』という人がいるのですが、それは『時間のムダ』であるケースが多いです。図書館に行って、その分野の本を200冊近く読破したほうが、専門家になるには手っ取り早いのです。・・・アインシュタインもエジソンも、学校で勉強したわけではなく、自分で勉強をしました。」(89~90頁)

予備校やセミナーに通うことで、勉強した「つもり」になっていませんか、という話です。

学んだことを実践しなければ、意味がありませんよね。

セミナーを受けて、「ためになりました」「目から鱗が落ちました」と言い、そのまま行動に移さないのであれば、時間の無駄になってしまいます。

99%の人は、実行に移さないのではないでしょうか。

いいと思ったことは、間髪入れずに行動に移すという習慣が身についている人こそ、インプットをする意味があるのではないでしょうか。

特に20代、30代は、行動力が命だと思います。

やってなんぼ、みたいな感じです。

本の紹介203 仕事頭がよくなるアウトプット勉強法(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます 久しぶりの雨ですね。たまにはいいですね。 今週も一週間がんばりましょう!!
__←先日、スタッフを連れて、「organico」に行ってきました

写真は、「4種のチーズのピザ」です。おいしゅうございました。

最近、オルガニコにはまっています。おすすめですよ。

今日は、午前中は裁判の打合せが1件入っています。

午後は、顧問先会社で打合せです。

今日も一日がんばります!!

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さて、今日は本の紹介です。
仕事頭がよくなるアウトプット勉強法

前の本ですが、もう一度読んでみました。

タイトルに「勉強法」という言葉が使われていますが、勉強の方法に関する記述はそれほど多くありません。

むしろ勉強や仕事に対する向き合い方、考え方が書かれています。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

採用試験の面接で中心に見ているのは『成功体験』です。一番重視しているのは、『成功の再現性』。つまり、そのやり方でもう一回やったら、同じような結果が出せるのかという点。方法論を確立しているかどうかが、勉強したことを生かして仕事で成果を確実に出せるか否かのカギとなります。・・・単なるラッキーかもしれませんし、もしかしたら天才なのかもしれません。しかし、ビジネスで求められるのは天才ではなく、継続して成果を出せる人。一発屋よりはコンスタントに成果を出せる努力家がいいのです。」(185~186頁)

いわゆる「一発屋」ではなく、ヒットを連発できることが事業をしていく上では必要になってきます。

まぐれ当たりでは、長く続かないわけです。

継続して成果を出せる人というのは、やはり基本ができている人なんだと思います。

基本がしっかり身についていれば、状況が変わっても柔軟に対応できるので。

ちなみに学校での勉強の出来、不出来は、仕事で成功するか否かに全く関係ありません。

これだけは断言できます。

例外がありすぎて、法則化するのは無理なのです。

むしろ、社会に出てからも、学ぶことを止めない人こそが成功に近い人なのではないでしょうか。

20代、30代で勉強するのは当たり前ですが、40代以降も、ずっと向上心を持って、生涯、勉強していたいと思います。

本の紹介202 世界のエリートはなぜ歩きながら本を読むのか?(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます
__←先日、事務所の近くの「天盛楼」に行ってきました

写真は、「つぶ貝のねぎソースがけ」です。 味付けがたまりません。

青島ビールとよく合います。

今日は、午前中は、富士の裁判所で労働事件の裁判です

午後は、富士の顧問先会社で打合せです。

今日も一日がんばります!!

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さて、今日は本の紹介です。

世界のエリートはなぜ歩きながら本を読むのか?

本のタイトルは、とても大切だということを気付かされます(笑)

ほとんど題名だけで買ってしまいます。 「さおだけ屋はなぜ・・・」を思い出します。

僕は、この田村さんの本が好きです。

とにかく内容がおもしろいので、つい買ってしまいます。

これを読んで、僕も、早朝から筋トレをすることにしました(笑)

とても良い本です。 おすすめです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

・・・私は最高のパフォーマンスをコンスタントに出すために、常日ごろからコンディショニングに最大の配慮をして努力を積み重ねる彼らのひたむきさに大いに触発された。」(12頁)

・・・日本のリーダー層は運動が足らない。コンディショニングが今一つなのだ。一般のビジネスマンもしかり。・・・運動が足らないし、食事や心のケアへの配慮が不十分だから、疲れやすいし勉強や仕事に行き詰まる。そもそも文武両道は日本人の知恵であった。しかし、今や世界中で文武両道が当たり前なのだ。」(5頁)

確かに、「仕事が忙しくて、運動をする時間がない」という方は多いのではないでしょうか。

「運動する時間があったら、仕事を片付けたい」と。

気持ちはよくわかります(笑)

いかに運動を毎日の生活の中に組み込むかがポイントです。

私のおすすめは、この本にも書かれていますが、朝の時間を活用することです。

朝型の生活がしている人はわかると思いますが、朝の2~3時間というのは、1日の中で最も密度の濃い時間帯です。

この時間帯に最初は10分だけでもいいので、運動をする時間を入れるのです。

いきなり30分というと、間違いなく挫折します。

10分だけなら、続けられそうな気がしませんか?

大切なのは、1回あたりの時間を長くすることではなく、短時間でもいいので毎日続けることです。

勉強と同じです。

勉強や仕事で成功体験をしてきている人は、何か新しいことを始めるときのポイントを心得ています。

勉強も仕事も運動も、いかに習慣化するかという一点に尽きます。

人間が習慣を作れば、習慣が人間を作ってくれます。

本の紹介201 起業家(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

さて、今日は本の紹介です。

起業家

サイバーエージェント社長の藤田さんの本です。

藤田さんの本は、共著も含め、ほぼ全て読んでいます。

経営に関する考え方がとても参考になるからです。

今回の本は、これまでの会社経営について振り返る内容になっています。

私は起業家ではありませんが、大切なことは業界を問わず共通しているのだと思います。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

不可能を可能にするのが起業家です。皆の反対を押し切っても、逆風に晒されても、窮地に追い込まれても、それでも自分が本気で熱狂しているものなら不屈の精神で乗り越えなければならないのです。熱狂は、それを成し遂げるためであれば、さまざまな困難、孤独や憂鬱や怒りを乗り越える力を内包したものだと私は思います。」(288頁)

みなさんは、本気で熱狂できるものがありますか?

正直なところ、あまりないのではないでしょうか。

熱狂できるものがあれば、逆風に晒されても、窮地に追い込まれても、不屈の精神で乗り越えられます。

逆風に晒されたり、窮地に追い込まれて、あきらめるようでは、そもそも熱狂しているとはいえません。

起業家が熱狂できるものに基づいて起業することは、ある意味、当たり前なのかもしれません。

ただ、熱狂することは、起業家にしか認められていない特権ではありません。

ただ、日常の仕事の中に熱狂できることを見つけられる人は、それほど多くないように思います。

日常生活の中に熱狂できることを見つけられるかどうかが、生活を充実させるポイントになってくるのではないでしょうか。

本の紹介200 運をつかむ技術(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます 今週も一週間、お疲れ様でした。
__←先日、久しぶりに安東の「うなぎ亭」に行ってきました

写真は、「うな重 特上」です。

ベストは、うなぎでごはんが見えない状態ですが、やむを得ません。

このお店よりCPの高いうなぎ屋さんを僕は知りません。

すばらしいお店です。

今日は、午前中は、離婚訴訟が1件と顧問先会社でのセミナーが入っています

午後は、不動産関係の裁判が1件と新規相談が1件、打合せが1件入っています。

今日も一日がんばります!!

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さて、今日は本の紹介です。
運をつかむ技術: 18年間赤字のハウステンボスを1年で黒字化した秘密

HIS会長、ハウステンボス等の社長の澤田さんの本です。

いろんな会社の社長や会長です。

難問にチャレンジすることこそ生きがいなんだと思います。

勉強になります。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

・・・だが、繰り返すが、しようとしていることを反対されるとどうしても燃えてしまうのが、私のもうひとつの弱点だ。我ながら、賢くないと思う。難しい案件であればあるほど本気になる。周囲に何か言われると、結局火に油を注ぐことになる。生まれつきのあまのじゃくだ。・・・難問ほど面白い。だからこそ、チャレンジしてみたい。」(75頁)

このくらいの強い気持ちを持っている人と一緒に仕事がしたいです。

難しい案件であればあるほど面白い。

敵が強ければ強いほど燃える。

この感覚というのは、あらゆる仕事で重要なファイティングスピリットだと思います。

新しいことをやるときというのは、「あまのじゃく」精神が必要です。

みんながやらないことをやるのですから、完全にあまのじゃくです。

「あまのじゃく、最高!」という考えが習慣化されている人は、どんどん新しいことをやっていきます。

本の紹介199 君は、世界がうらやむ武器を持っている(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます
__←先日、スタッフを連れて、「Las Tapas」に行ってきました

写真は、「シャンピニオンとハモンイベリコのオイル煮」です。

定番メニューです。やみつきになります。

今日は、午前中は、家裁での裁判が1件、打合せが1件入っています。

午後は、労働事件等の裁判が2件、顧問先会社の社長との打合せが入っています。

今日も一日がんばります!!

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さて、今日は本の紹介です。
君は、世界がうらやむ武器を持っている
君は、世界がうらやむ武器を持っている [単行本(ソフトカバー)]

「これからは広い世界に出て行くべきだ」と唱える著者が、「世界に出られないわれわれはどうしたらいいのか?」という質問に答えた本です。

世界に出ないのであれば、徹底的に国内仕様の人間(スーパードメスティック)になるという結論なのですが、さまざまな示唆に富んだ本だと思います。

おすすめです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

『世界をよくする』『社会にインパクトを与えたい』『困っている人を救いたい』 志はとても立派だ。しかし、彼らに足りないのは、自分の土台を作り、しっかりと力を蓄えないとそんなことはできないという自覚だ。自らを救えない人間に他人は救えないし、社会にインパクトを与えるためにはそれなりの存在にならないといけない。・・・『日本人の若者の志やよし』と思う。しかし、それから一歩踏み出して『その志を実現させるための力を持て!稼げ!』ともいいたい。」(187頁)

僕のやっているのは慈善事業ではない。経済活動なんだ。こんなに利益を出していることに注目してほしい。儲からないと続かないし、たくさんの人を救い、社会にインパクトを与えることはできない。稼げない人間に世の中は変えられない」(ムハマド・ユヌス氏・ノーベル平和賞受賞者、グラミン銀行設立者)(187頁)

ボランティアで「世界をよくする」、「困っている人を救う」方法を考えるのは、実はそう難しくありません。

これでごはんを食べていこうと思うと、とたんにハードルがあがるのです。

つまり、事業として行うのはとても難しいということです。

慈善事業でやるほうがよほど簡単です。

事業の持続可能性を考えた場合、そこからいかに利益を生み出すかということがキモとなります。

ですから、いいアイデアを生み出すよりも、そこからいかに利益を生み出すかを考えるべきです。