Category Archives: 本の紹介

本の紹介89 議論に絶対負けない法(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

さて、今日は本の紹介です。

議論に絶対負けない法: 欲しいものを手に入れる「必勝のセオリー」
議論に絶対負けない法: 欲しいものを手に入れる「必勝のセオリー」

アメリカの弁護士が書いた本です。

この本は、今から15年以上前に出版された本を再編集したものです。

内容的には、かなりすっきりしたため、とても読みやすくなりました。

もっとも、最初に出された本を読んだことがある人は、この本を読むと、少し味気なく感じると思います。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

『一に準備、二に準備!』 私がそう言うと、若い弁護士は当てがはずれたような顔をする。彼らは労働を迂回できるような、楽な方法を知りたくて仕方がないのだ。しかし、本当の準備は労働などではない。
準備とは、創造する喜びだ。準備とは人生を苦労して前進すること、悩みながら生きていくこと、波にもまれながら生きていくこと、人生を生きることだ。
並はずれたIQを持っているが準備をするチャンスに恵まれなかった人よりも、力強い議論の準備を整えているふつうの人になりたい。
結局、天才とは脳細胞を決定したDNAのことを言うのではない。天才とはエネルギーだ。天才は準備で作られる。
」(101~102頁)

心に響きますね。

準備とは、創造する喜びだ。

準備とは、人生を苦労して前進することだ。

準備とは、悩みながら生きていくことだ。

準備とは、人生とは波にもまれながら生きていくことだ。

準備とは、人生を生きることだ。

悩みながら進んでいくこと自体を楽しめるようになったら、もうひとつ上のステージに上がれるような気がします。

早くこの問題から解放されたいと考えるのではなく、徹底的に問題と向き合うことで見えてくることがあります。

問題から目を背けても何の解決にもならないことは経験上よくわかっています。

徹底的に向き合うしかないわけです。

もうひとつ上のステージに上がるチャンスと捉えることができれば、あとはやるべきことをやるだけです。

本の紹介88 コンフィデンス・シンキング(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 

さて、今日は本の紹介です。
コンフィデンス・シンキング ~成功のための7つの絶対原則~
コンフィデンス・シンキング ~成功のための7つの絶対原則~

コンフィデンス・シンキング・・・?

自信思考・・・?

帯には、「自信に根拠はいらない。その『自信』がすべてを可能にする。」と書かれています。

全体を通して、根拠のない自信の重要性が説かれています。

わかりやすいことばでいいことが書かれています。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

『絶対的な自信』を持つことを阻む要素が、あなたのすぐ身近に存在します。それは『他者の声』です。悪いことに、そして多くの人がこの事実に気づいていないのですが、家族、恋人、友人など、身近な人であればあるほど、ドリームキラー(夢の殺し屋)となって、あなたが自信を持つことを阻むのです。
・・・『無理に決まっているだろ!』『夢みたいなこと言って。ちゃんと現実を見なさい。』・・・というふうに、完全否定されるケースが圧倒的多数を占めます。
」(34~35頁)

他人の声に揺れて自信を失うことが、ひいては、自分の人生を他人に支配されることが、いかに自分の無限の可能性を自分で狭めることになるか分かると思います。根拠はなくてかまいません。」(39頁)

自信を持つ、自信を持たせることの大切さは、よくわかります。

自信を持つことにより、自分の選択がぶれなくなる気がします。

根拠のない自信でも構わないとは思いますが、やはり、根拠のある自信の方がよりいいですよね。

自分で自分はごまかせないですから。

単に「僕はできる!僕ならできる!」と念仏を唱えていても、心の中では、「失敗したらどうしよう・・・」と不安に思っているのです。

そうではなくて、根拠のある自信、つまり、これまでの経験や成功体験に裏づけられた自信を持つべきだと思います。

そのためにはどうしたらよいか。

やはり、小さな成功を繰り返すしかないんだと思います。

小さな目標を設定し、着実に達成していくことが最も効果的だと思います。

大きな問題は、できるだけ小さい問題に分けて、解決できるところからどんどん解決していくということを習慣化すれば、自ずと「根拠のある自信」が生まれてくると信じています。

本の紹介87 仕事は99%気配り(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

さて、今日は本の紹介です。
仕事は99%気配り (朝日新書)
仕事は99%気配り (朝日新書)

かばんはハンカチの上に置きなさい」の著者川田さんの本です。

川田さんの具体的な気配りのしかたが書かれており、大変勉強になります。

どんどん取り入れていきたいと思います。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

相手をよく観察して、自分にできることは何かを考え、その人のために役に立てることが、ビジネスにおいての『気配り』になるのではないでしょうか?」(180頁)

自分の思いを正直に伝えて、契約をゴールとして考えず、『ご縁』を育てることをゴールとして考えたことが、10年以上経ってから、とんでもなく大きな花を咲かせてくれたのです。人の縁というのは、様々な花の咲かせ方があるんだと思います。」(206頁)

目先の利益だけを追うのではなく、長くお付き合いをすることが大切です。

長くお付き合いをする上で大切だと思うのが、まずは相手の利益を考えることです。

自分だけ得をすればいいという発想では長いお付き合いはできません。

相手にどうしたら喜んでもらえるかを考え、相手のためにできる限りの「気配り」をする、これが王道だと思います。

お互いにそのように思える方と仕事をしているととても気持ちがいいです。

「自己犠牲からしか信頼は生まれない」ということなんだと思います。

本の紹介86 自分の秘密-才能を自分で見つける方法-(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

さて、今日は本の紹介です。
自分の秘密 才能を自分で見つける方法
自分の秘密 才能を自分で見つける方法

そそられる題名だったので、買ってしまいました。

帯には、

誰にも『才能』はある。・・・成功者だけが知っている『秘密』を学べば、どんな人でも、無理なく、『自分の才能』に気づき、上手に活かすことができるのだ。

と書かれています。

才能はみんなあるんだけど、それを活かしていないという発想です。

確かにそうかもしれませんね。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

多くの人が行動しようとしてもできないのは、自分の『感情』『思考』に沿わない行動をしようとしているから。『頭でわかっていてもできない』理由です。あなたとは違う『才能の源泉』『能力の源泉』を持つ人を真似ようとしても、それは無理なもの。信じていることが違うからです。
・・・自分と異なる『才能の源泉』『能力の源泉』の人物を真似るのは、まるで別人になろうとするようなもの。・・・自己啓発書をむさぼり読んでも、やる気や行動につながらないとしたら、自分に合った本を選べていない可能性があります。
」(192~193頁)

自分が「こういう人になりたい」と思う人の行動、考え方を真似することは、とても有益だと思います。

それは、複数の人を対象にしてもいいと思います。 1人に限定する理由はありません。

自分が「こういう人になりたい」と思う以上、無理なく真似することができるのではないでしょうか。

ただそれだけの話だと思います。

「こういう人になりたい」と思える人が身近にいる人は、幸せですね。

私のまわりには、そのように思える先輩が何人もいます。 とても幸せなことです。

そういう先輩からはどんどんいいところを吸収しなければ、後輩として損です。

一緒にごはんを食べて、話をして、どんどん吸収しましょう。

きっと、そういう先輩もその先輩から、同じように吸収してきたのですから。

本の紹介85 イノベーション5つの原則(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

さて、今日は本の紹介です。

イノベーション5つの原則
イノベーション5つの原則

これまでも、「イノベーション」本を多く読んでみましたが、この本もその一種です。

世界最高峰の研究機関SRIが生みだした実践理論」だそうです。

題名のとおり、イノベーションを起こすためには、5つの原則が大切なんだそうです。

顧客に対する価値提案をポイントが示されており、参考になります。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

価値提案は、価値創出の核であり、顧客価値を生み出す際に検討しなければならない4つの基本的ポイントに答えるものである。4つのポイントとは、以下のとおりだ。
N 重要な顧客と市場のニーズ(Need)とはどんなものか?
A そのニーズに応えるための独自のアプローチ(Approach)とは?
B そのアプローチの費用対効果(Benefits per costs)はどうなのか?
C 費用対効果は、競合(Competition)や代替品と比較して、どのくらい優れているか?
」(102頁)

新しい価値提案は、競合の提供する価値を格段に上回る」(102頁)

このNABCの4つの視点から、新しい価値が提案するに値するものかを検討する必要があるということです。

どれか1つでも欠けているとうまくいきません。

あとは、実践あるのみですね。

たとえば、1枚の大きな紙に、NABCの視点を書き込み、新しいアイデアがどの程度の価値があるかを判断するわけです。

また、新しいアイデアを具体化したけれど、うまくいかない場合、NABCのどの視点が欠けているかを分析するというやり方も考えられますね。

欠けていると考えられる部分を修正しながら、再チャレンジするわけです。

一度、失敗したくらいであきらめているようでは、何一つうまくいかないんじゃないですかね。

すべて試行錯誤の連続です。 そう思えれば、あきらめるという判断はまずしなくなります。

本の紹介84 勝ち続ける経営(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 
写真 12-05-22 16 12 04
←マット、クリアファイル、切手、いいことばんくノート、飲み物リスト、オリジナルノートに続きまして、第7弾!

オリジナル傘です。

突然、雨が降ってきたときに、傘をお貸し致します。

 

さて、今日は本の紹介です。
勝ち続ける経営 日本マクドナルド原田泳幸の経営改革論
勝ち続ける経営 日本マクドナルド原田泳幸の経営改革論

原田さんの本です。「日本マクドナルド社長が送り続けた101の言葉」、「とことんやれば、必ずできる」に続き3度目の登場です。

僕は、原田さんの考え方が好きなので、飽きません。

この本もとてもいい本です。 勉強になります。

さて、この本で、「いいね!」と思ったのはこちら。

企業はどこにも強さと弱点がありますが、弱点はみんなよく目に付くものです。ですから経営者も『あれが悪い。これはよくしましょう』となる。でもそんなことをしたら、強いところが弱くなってしまいます。弱点をリカバリーする・強化するのではなく、強いところをもっと強化するべきです。弱点が弱点と見えないぐらい、独自の強さを強化するというところに気持ちを持っていかなければいけません。」(153頁)

弱点を強化するよりも、強いところをもっと強化することにより、独自の強さに磨きをかけるという発想です。

これだけ選択肢が多い社会で、他との違いをわかりやすく示すためには、強みをめいっぱい前面に押し出す方がいいのです。

弱点を強化すること自体は、決して悪いことではありませんが、弱点を強化しても、せいぜい平均まで押し上げるだけです。

やはり、まずは、強いところをより強くすることが大切だと思います。

そもそも時間に限りがある以上、あれやこれやと手を出してもいいことはありません。

あれもこれもと欲張らないことが大切です。 

本の紹介83 ONE to ONEマーケティング(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 また1週間が始まりましたね! がんばっていきましょう!
写真 12-05-18 9 50 05
←マット、クリアファイル、切手、いいことばんくノート、飲み物リストに続きまして、第6弾!

B5サイズのオリジナルノートをつくりました。

ご相談者等にお配りしています。

栗坊シリーズ、まだまだ続きます。

今日も一日がんばります!!

さて、今日は本の紹介です。
ONE to ONEマーケティング―顧客リレーションシップ戦略
ONE to ONEマーケティング―顧客リレーションシップ戦略

本の表紙には、小さな字でこのように書いてあります。

一人一人の顧客のニーズに応えるためには、顧客からの協力が不可欠である。個々の要求に取り組むためには、まずどんな要求があるのかを理解しなければならない。そのためには顧客の一人一人と対話し、彼らの個人的要求を十分満たすような製品やサービスを選んだりデザインしたりする必要がある。

ONE to ONEマーケティングって、そういうことを指すんですね。

これの対概念が「マス・マーケティング」です。

すべての人を対象に同じ商品を生産し、あらゆる店舗で販売し、幅広く宣伝を行い、共通のベネフィットを打ち出す」ということです。

マス・マーケティングからワン・トゥ・ワン・マーケティングに発想を変える必要があるというお話です。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

もはや『規模』は資産ではない。マス・マーケティングにおいて必要とされた規模の威力も、今は意味をもたない。・・・膨大な数の製品と顧客を抱える巨大組織は、企業間競争の複雑化にともない、製品管理を主体とした既存のマーケティング組織では対応しきれず、すでに苦戦し始めている。規模が小さく、余分な贅肉のない組織として急速な成長を遂げている企業が巨人たちを乗り越える。それは、そのような組織が単に敏速で柔軟性に富んでいるという理由からではなく、顧客により近いという理由から競争に有利なのである。」(273頁)

この本を読んだとき、以前、紹介をした「小さなチーム、大きな仕事-37シグナルズ成功の法則-」という本を思い出しました。

組織の規模が大きくなるにつれて、どうしても顧客との距離がどんどん遠ざかっていってしまいます。

今まで、すべて自分1人で対応していたのが、規模が大きくなるにつれて、それではまわらなくなってくるわけです。

地位があがるにつれて、部下が増えるにつれて、顧客との距離は離れていきます。

今の時代、組織の規模で組織の価値を見せつけるようなことをしても仕方がありません。

最大化を図るのではなく、あくまで最適化を図ることが大切です。

組織としての柔軟性、敏速性、安定性等の点で、いかなる規模や形態が最適なのかを常に考えながら運営しなければいけません。

大きくするのは簡単ですが、一度大きくした後で、小さくのは大変です。

大きくするときには、慎重に判断しなければいけませんね。

本の紹介82 君の歳にあの偉人は何を語ったか(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

さて、今日は本の紹介です。
君の歳にあの偉人は何を語ったか (星海社新書)
君の歳にあの偉人は何を語ったか (星海社新書)

コンセプトがとてもユニークで、すばらしいです。

野口英世は、20歳のときにこんなことを言っていましたよ。

ダーウィンは、22歳のときにあんなことを言っていましたよ。

といった具合に、総勢38人の偉人の言葉が集められています。

単なる名言集とは切り口が違うという点で、すでに参考になります。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

『忠告はほとんど役に立てません。自分自身のやってきたことと激励だけが役に立ちます』とアインシュタインは74歳で言った!」(212頁)

どの偉人の言葉を選ぼうか悩みましたが、アインシュタインさんのこの言葉にしました。

この言葉についてのエピソードがまとめられています。

・・・74歳の誕生日に記者とこんなやりとりがあった。
記者 『科学の研究を仕事としようとしている学生には、どういうことを忠告したいとお考えですか?』
アインシュタイン 『研究への意欲をもつ人はすでに自分の道を発見しているものです。忠告はほとんど役に立ちません。自分自身のやってきたことと激励だけが役に立ちます』
」(214頁)

応援だけしてくれればいいんですよね。

大切なのは、自分でいろんな経験をするということですよね。

あまりにも人の忠告に頼ってしまうと、いざというときに決断できなくなります。

自分で決断し、実行してきたことこそが、自信につながるのだと信じています。

本の紹介81 日本の心がマーケティングを越える(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

さて、今日は本の紹介です。
日本の心がマーケティングを超える: おかげさまの心 ぶれない心
日本の心がマーケティングを超える: おかげさまの心 ぶれない心

一瞬で題名にやられました。

興味をそそる題名ですね。

この本では、マーケティングを以下のとおり定義づけています。

マーケティングとは、消費者が持つ不満や欲求を知りその解決策を考え出して実践してこれまでになかった需要を創り出す『お役立ち』の競争です」(20頁)

どれだけ顧客に「お役立ち」のサービスを提供できるかがポイントになるわけですね。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

すべてのコストの負担者は顧客だ、顧客に関係ないコストが発生し始めた会社は潰れる。・・・顧客からいただいたお金を関係ないところに使うのは顧客への還元にならないので、いずれ競合に負けるわけです。・・・企業は利益が出始めると、次期商品の開発研究、新規事業への投資へと向かいます。顧客に関係ある費用です。ところが、時には社長室が豪華になり、車と運転手が付き、取引を有利にするための接待が増加します。それが社内の上から始まり全体にはびこります。これを止めようという者がいなくなります。徐々に顧客から遠いコストが発生してきます。・・・顧客からいただくお金を大切に顧客のために使う精神に戻れば、経営の道を踏み外すこともなくなることでしょう。」(85~86頁)

「顧客からいただくお金を大切に顧客のために使う」。

大切なことですね。

弁護士も同じです。

報酬を全てプライベートに使っていては、サービスは一向に向上しません。

設備投資をどんどん行い、顧客に還元することを忘れてはいけないと思います。

自分の会社や事務所をよくしたい、その結果、顧客の満足度を上げたいと思っていれば、自然とそのように思えるのではないでしょうか。

本の紹介80 小さく賭けろ!(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

さて、今日は本の紹介です。
小さく賭けろ!―世界を変えた人と組織の成功の秘密
小さく賭けろ!―世界を変えた人と組織の成功の秘密

帯には、

みんな小さく賭けて、素早い失敗、素早い学習を繰り返していた!

と書かれています。

「計画を延々と練っているよりも、失敗を恐れず試行錯誤を繰り返そう」

という内容の本です。

最初から優れたアイデアがあるわけではないのです。

試行錯誤をしているうちに、優れたアイデアが生まれてくるのです。

この本を読んだとき、すぐに「プランB 破壊的イノベーションの戦略」という本と、マクドナルド社長原田さんの「決定したら実行するではなく、決定しなくてもいいからすぐ実行だ!」という言葉を思い出しました。

新しいことをやろうとするときの心構えとして大変参考になります。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

「最後まで諦めずにあっちこっちつまずいて、失敗し続けるのが大切なんだ。ありとあらゆる失敗をして最後に残ったのが、正しいやり方。そこで初めて成功できる。・・・最初からあまりに正しいやり方を追い求め過ぎると、われわれは多くの可能性に対し、心理的に目を閉ざしてしまう。どんなエラーも、どんなリスクも冒さないようにしようと思いつめると、創造的な洞察の芽が摘まれてしまう。もっと心にゆとりを持ち、間違った方向にスタートしていたと気づいても、それを創造的プロセスの一環だと見ることが大切だ。」(60頁)

エジソンも同じようなことを言っていますね。

失敗について、このように成功へのプロセスの一環と捉えることができる人は、失敗を引きずることはありません。

「これでまた、一つ、進化できる」くらいにしか思っていません。

成功の前には、必ず失敗があると思っていれば、失敗をプラスのことと捉えることができます。

むしろ小さな失敗をすることが、軌道修正の機会を与えてくれます。

そもそも失敗を恐れるのはなぜなんでしょう・・・?

恥ずかしいからでしょうか。 他人の評価が下がるからでしょうか。

「もうそんなもん、どうだっていいじゃん。別に最初から評価なんて高くないんだし。」

と思える人は、強いですよね。

「この失敗のせいで」と考えるのではなく、「この失敗のおかげで」と考えられると、失敗は失敗ではなくなるのだと思います。