Category Archives: 本の紹介

本の紹介1224 人生を変えるアウトプット術#2(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。

2年前に紹介をした本ですが、再度読み返してみました。

私は、成長はアプトプットの量に比例すると考えているので、まさに人生を変えたければアウトプットの量を増やすことです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

副業が本業を超えた場合、どちらが本業でどちらが副業かわからなくなってしまうが、そのほうが自分の思い通りの人生を創造できることに気づかされたのだ。現在の私は独立して10年と少し経つが、三足の草鞋を履いている。・・・トータルの労働時間は減っているのに、トータルの収入は増え続けている。」(139頁)

人類が誕生して、これほど自由な生き方が許容されている時代があったでしょうか。

自分が選択さえすれば、どのように生きることも可能です。

仕事のしかたも例外ではありません。

労働法の適用がある人を除けば、いくつ職業を持ち、何時間働こうが自由です。

本業も副業もなく、ただやりたいことをやる。

そんな生き方が許容されている時代です。

本の紹介1223 富を築く技術#2(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間がんばりましょう。

今日は本の紹介です。

3年前に紹介をした本ですが、再度読み返してみました。

まさに王道の内容が書かれております。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

何ごとにもすぐ取りかかろう。必要なら、昼も夜もなく、時季を問わず、あらゆる手を尽くしていまできることを、1時間たりともぐずぐず引き延ばしてはならない。・・・やるべきことを徹底的に実行して富を築く者もいれば、ものごとを中途半端にしかできず、貧乏にとどまる者もいる。意欲や活力に満ちていること、勤勉であること、粘り強いことは、ビジネスで成功するために不可欠な要素である。」(85~86頁)

「秘訣」なんてものは、いつだってシンプルです。

「そんなこと知ってるよ」という内容です。

結果が出ないのは、その当たり前とされていることをやり続けないからです。

途中で辞めてしまうから結果が出ないのです。

この事実もまた、多くの人にとっては「そんなこと知ってるよ」という内容です。

結果を出す方法は簡単です。

その方法をやり続けるのが難しいのです。

本の紹介1222 それ、勝手な決めつけかもよ?(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。

サブタイトルは、「だれかの正解にしばられない『解釈』の練習」です。

さまざまな理由から同調圧力に屈しながら生活せざるを得ない方は決して少なくありません。

だれかの正解や正義を押し付けられない生き方こそが「自由」というものです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

ペストの流行があった1665年。ケンブリッジ大学が一時休校。結局、2年間に及ぶ休校となった。ニュートンはその間に、万有引力の法則を発見した。さらに僕が驚いたのは、ニュートンが『休校期間』のことを『創造的休暇』と呼んでいたことだ。今はこの先に向けて、何かを創造する時間でもある。」(15頁)

これは、著者がコロナ真っ只中で書いた内容です。

タイトルにもあるとおり、「それ、勝手な決めつけかもよ」ということに気付けるかどうかがとても大きいです。

「自分にはどうせできない」という決めつけが多くの場合、見えない首輪となっています。

ほんとはそんな首輪、存在しないのに。

ある人は「どうせ無理」と思い、ある人は「どうせできる」と思うのです。

どうせ勝手な決めつけをするのなら、自分の価値が向上する解釈をしましょう。

「どうせ無理」と考えて、何か物事が好転することはありません。

本の紹介1221 自信は「この瞬間」に生まれる#2(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。

今から7年前に紹介をした本ですが、再度読み返してみました。

今読んでもとても良い本です。

日頃からどのような準備をすればよいのかが明確になります。

おすすめです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

実力主義が徹底しているアメリカ社会では、『昔取った杵柄』で生き残れるほど甘くはない。たとえハーバードでMBA(経営学修士)を取得しようが、高額年俸は保障されていない。完全に本人の実力次第。おまけに、ひとたび政権が替われば、4000人近い官僚が入れ替われる国。雇用の流動性が、日本に比べてはるかに高いのです。だから、みんないくつになっても、自分の価値を高めようと必死に学ぶ。」(184頁)

日本には「雇用の流動性」は良くも悪くもほとんど存在しません。

良くも悪くも雇用が強く保障されていますので、いまだに実力よりも終身雇用・年功序列が重んじられています。

多くの従業員にとっても、給与に高いボラティリティは求められていないため、結果、「安定」こそが最優先されるわけです。

決して悪い話ではありませんが、若くて優秀な人材にとっては、組織に属している理由を見出すことは極めて困難でしょう。

優秀な若手人材が集まらない、すぐに退職してしまうという嘆きをよく耳にしますが、雇用条件、雇用システムを見れば必然というほかありません。

本の紹介1220 ある日突然40億円の借金を背負う-それでも人生はなんとかなる。#2(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間お疲れさまでした。

今日は本の紹介です。

5年前に紹介をした本ですが、再度、読み直してみました。

みなさん、ある日突然40億円の借金を背負うことになったらどうしますか?

普通なら自己破産です。

この本では、著者が16年かけて家業を再生した話が紹介されています。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

原因を自分に探すこと。起こることはすべて必然であり、偶然ではない。そしてそれは私の考え方や行動が基になっている-と考えた。『自分が源』という考えである。・・・どんな状況でも、自分が考え方や行動を変えることで道は開ける、と信じてきた。」(178~179頁)

このブログで何度となく書いていることですが、自分の身に起こったことを会社や社会のせいにしても、結局のところ状況は何も変わりません。

自分の考え方や行動を変えるほかないのです。

断言しましょう。

自分の考え方や行動を変えずに居酒屋で愚痴を言っていても状況は1ミリも変わりません。

つまるところ、今の自分は、これまでの自分の選択の総体です。

人生を変えたければ、自分の考え方と行動を変えるほかありません。

言うは易し。

凝り固まった自分の考え方と行動を変えることは至難の業です。

だからこそ、人生はそう簡単には変わらないのです。

本の紹介1219 お客を増やす努力をやめなさい!(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。

サブタイトルは、「安売り、ブラック化から抜け出すたった1つの売り方」です。

キーワードとして「エンゲージメント」という言葉が登場します。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

価格競争に打って出たら、あなたも従業員も疲弊してしまう時代。人件費を節約しようと思ったら従業員が集まらない時代。こう述べると、サービス業のマネジャーにとって暗黒時代のようですが、そうではありません。あなたは『良い利益』を追求すること、お客様や従業員と温かい関係を築くことを任されているのです。もう、昨日までのようなレッドオーシャンでの商売をやめて、全く新しいビジネスを展開していいのです。」(56頁)

価格競争なんてしてもろくなことになりません。

価格競争をするということは、価格以外に他との差別化ができないことを自認するようなものです。

正確には、差別化なんていくらでもできるのですが、正しい差別化のしかたがわからないというところでしょう。

いずれにせよ価格競争は百害あって一利なしです。

本の紹介1218 勉強の価値(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間お疲れさまでした。

今日は本の紹介です。

帯には「子供が勉強しないのは、大人が勉強していないから。」と書かれています。

「勉強しなさい!」ってどの口が言っとんねん、と子どもたちは思っているのでしょうか(笑)

実際、大人になって毎日勉強している人がどれほどいるでしょう。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

いずれにしても、大人は子供に対して正直に語る必要があるし、大人自身が、もう少し勉強というものを正しく理解した方が良い。しかし、ほとんどの大人は、大学までのどこかで勉強から落ちこぼれた人たちなので、子供にきちんと勉強の説明ができない。そういうときは、まず自分が勉強をすること、再び学び始めること、子供を説得するには、それくらいの努力(勉強)は必要だろう。自分が嫌いだったものを、子供には好きになってほしい、というのも、虫が良すぎる。自分ができなかったことを子供には実現してもらいたい、と考えるような親の言うことを聞く子供はいない。」(89~90頁)

日本の社会人の勉強のしなさ加減は有名な話ですが、本をろくに読まない大人が子どもに「本を読みなさい」と説教するのはまさに滑稽です。

肥満体型の医師から「健康のために痩せなさい」と言われているようなものです。

仕事のできない上司から「営業成績を伸ばせ」と言われているようなものです。

ドノクチガイットンネン(笑)

小さい頃に勉強の習慣が身に付けられると、その後のスタディーライフが非常に楽ですね。

本の紹介1217 無理ゲー社会(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。

今の社会の生きにくさや窮屈さや残酷さが鮮明に書かれています。

少し前から「親ガチャ」なる言葉が登場していますが、子は親を選べないということを意味するのだと思いますが、「無理ゲー社会」の1つの原因と解釈されています。

真実を言うと炎上するこの社会で、この本は燃料としては十分でしょう。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

遺伝なのか、環境なのか どちらが正しいかは、(認めるかどうかは別として)現在ではほぼ決着がついている。・・・ほとんどの項目で遺伝と非共有環境の影響が圧倒的に大きく、共有環境の影響はほとんどないか、きわめて小さい。」(111~112頁)

記載のとおり、「認めるかどうかは別として」です。

認めたって、認めなくたって、僕たちにできることは、日々、努力をすることくらいなものです。

努力しても変わらないこともあるでしょうが、努力しなければ変わるものも変わりません。

遺伝のせいにするのも環境のせいにするのも自由ですが、そこから人生は1ミリも変わりません。

努力するか、諦めるか。

ただそれだけの話。

本の紹介1216 金持ち列車、貧乏列車(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間がんばりましょう。

今日は本の紹介です。

なかなかのタイトルですが、内容はど正論が書かれています。

サブタイトルは「成功者だけが持つ『切符』を手に入れる方法」です。

日頃、どのようなことをすればいいのか、また、どのようなことをすべきではないのかがよくわかります。

おすすめです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

多くの親は、子どもたちを間違った列車に乗せています。本当は起業したいと思っている子どもがいたとしても、親は『安定しているから』という理由で『公務員列車』に乗せます。・・・お金持ちになれない人の9割は、ほかの人が『乗れ』と言った列車に乗っています。そもそも、自分の目的地に向かわない電車に乗っているのです。・・・乗っている列車がお金持ち列車ではないことに気づいたら、一刻も早く降りてください。何より怖いのは、間違った電車に乗り続けることによって、降りる気持ちがなくなってしまうことです。」(32~33頁)

可愛い子には旅をさせよとはよく言ったものです。

旅をせずに20年、30年と「安定」列車に乗り続けてきた人が、ある日突然、リスクテイクできるでしょうか。

まさしく列車を降りる気持ちもなくなり、また、列車の乗り換えのしかたもわからなくなってしまうのではないでしょうか。

私個人もしくは私の周りを見る限り、親の安定に対する考え方・教育方針が子に与える影響は計り知れません。

失敗しないことを重視するのか、チャレンジすることを重視するのか。

この価値観の違いこそが子が乗る列車の種類を決める大きな要素となっているのでしょう。

安定とは対極の生活をしていると、リスクを取らないことが最大のリスクだということがわかります。

価値観こそがその人の生き方を決定するのです。

本の紹介1215 戦略は「1杯のコーヒー」から学べ!(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。

7年前に紹介した本ですが、再度読み返してみました。

セブンイレブン、マック、スタバ、ブルーボトル、ドトール、ネスレで提供しているコーヒーに着目して、各社がどのようなビジネス戦略に基づいてビジネスを展開しているのかをわかりやすく解説しています。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

今の言葉でいえば、ブルーオーシャン戦略そのものだ。競合同士が血で血を洗う死闘を繰り広げるレッドオーシャンから、競合とは異なる価値を提供してライバルのいない青い大海原、ブルーオーシャンという新市場を切り拓いた。そのためには、従来提供していた価値に『何を加え(足し算)』『何を捨て(引き算)』『何を増やし』『何を減らす』かを明確にしなければならない」(43頁)

ブルーオーシャンという響きがなんとも懐かしいですが、書かれていることは、今でも通用します。

詰まるところ、ビジネスは他との差別化です。

どこが違うのか、他より何が良いのかをわかりやすく示すことがとても大切です。

差別化は、売る物だけの話ではありません。

売り方、売る人でも、差別化はいくらでもできます。

ただ、これまで長きにわたり、他と同調・協調することを徹底的に叩き込まれてきているため、社会に出て、いきなり差別化と言われても、何をどうしていいのかわからないのです。

多くの人が右に行っているときに自分は左に行く勇気が必要なのです。

批判されたくない、嫌われたくない、仲間外れにされたくないという気持ちが強いとなかなかできませんが。