Category Archives: 本の紹介

本の紹介753 「言葉」が人生を変えるしくみ その最終結論(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
「言葉」が人生を変えるしくみ その最終結論。(スピリチュアルの教科書シリーズ)

タイトルの「言葉が人生を変える」というのは真実です。

そのくらい言葉には力があります。

どのような言葉に出会い、どのような言葉を信じているかで人生が決まるとさえ思います。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

私たちにとって大切なのは、外側にいいものを探し続けることではなく、自分の住む世界が最高になることです。幸せかどうかは常に自分で選択できます。『すべては自分次第』とは、罪悪感や被害者意識を持ちましょうということではもちろんなく、いつでもこの瞬間から、自分次第で幸せになれるんだという『自由』を持つことを意味するのです。」(217頁)

「すべては自分次第」という表現は、換言すれば、「すべては解釈次第」ということです。

いろいろな本に書かれていることですが、物事それ自体には意味はありません。

人が物事に意味を付けているだけです。

だから、何が起きても「ラッキー」と喜ぶこともできれば、その逆もできるわけです。

まさに「幸せかどうかは常に自分で選択できます」。

幸せかどうかは解釈の問題だからです。

環境や条件の問題ではなく、自分の考え方の問題なのです。

本の紹介752 己を、奮い立たせる言葉。(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間お疲れ様でした。

今日は本の紹介です。
己を、奮い立たせる言葉。 (NewsPicks Book)

みなさんも己を奮い立たせる言葉、ありますよね。

なにかと話題の著者ですが、著者が出会ってきた言葉たちの中からいくつかを紹介し、解説しています。

特に奮い立たせる言葉は見つかりませんでしたが、こればかりは人それぞれですのでね。

さて、この本の中で「いいね!」と思ったのはこちら。

壁は『高い』とわかれば超えられる。
難易度の高い課題に直面した際、よく『壁が高すぎて超えられない』なんて表現を使う。でももし、仮に壁の高さや厚さが認識できているのであれば、それはかなり突破に近い。
・・・課題の正体がわかれば、解決は近い。故に、課題が何かを正しく認識するところから、課題解決の仕事は始まる。」(98~99頁)

たしかに。

多くの場合、「できない」ではなく「やりたくない」のです。

でも、やりたくないとは言えないので、なんだかんだうまいこと言って「できない」としたいわけですよ。

特に仕事で一見すると難しい課題に直面したときに、すぐにできない理由探しをする人とどうやったら克服できるかを考える人に分かれるわけです。

もうこれは能力うんぬんの話ではなく、くせ・習慣の問題です。

一度身につけてしまうと、もう体が言うことを聞かなくなるのです。

手ごわいバッターとの対決のときに、敬遠することを覚えるとくせになるのです。

ホームランを打たれるかもしれませんが、敬遠するくせがつくよりましですよ。

本の紹介751 はしゃぎながら夢をかなえる世界一簡単な法(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
はしゃぎながら夢をかなえる世界一簡単な法

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

どうしたら楽しく幸せな人生を送れるか、ということを説いています。

タイトルはあれですが、一つの参考意見としては理解できます。

・・・だから全員を大事にしなくていいんです。それより一緒にいて気持ちが盛り上がる人、夢やビジョンを共有できる人を大事にしたほうがいいと思います。同じ立場に立てない人は潔く切ってしまう。僕はそちらに賛同します。」(222頁)

私もこれと同じ考え方です。

人生は本当に短いです。

どうでもいい会議や会合、一緒にいてプラスにならない人とともに時間を過ごすほど人生は長くありません。

最も大切なのは時間です。

どうでもいいことにどれほど時間を無駄にしていることか。

というわけで年を重ねる度に、どんどんどんどんこのような考え方が強くなっていきます。

自分が大切だと思う人とだけ、大切な時間を共有したいと思います。

本の紹介750 天才の証明(企業法務・顧問弁護士@静岡)

あけましておめでとうございます。

本年もよろしくお願い申し上げます。

本日より事務所の営業を開始いたします。

今日は、本の紹介です。
天才の証明

自分が戦って勝てる場所で戦おう、という話です。

東進ハイスクールの林先生も同様のお話をされていますね。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

どこかの国に、『優れるな、異なれ』とのことわざがあるそうです。クオリティーの優劣で勝負したら、優秀なものや人は存在するし、たとえ最高のクオリティーになれたとしてもいつかは抜かれます。でも、オリジナリティーはどこまでいっても、唯一無二のもの。そんなふうに、私はこのことわざを解釈しています。」(64頁)

この本全体を通じて、自分の勝てる場所で人と違うことをやろう、という考え方が貫かれています。

このこと自体は結構言われていることなので頭では理解している人も多いと思います。

でも、実際には行動には移さない。

どこまで行っても、やる人はやるし、やらない人はやらないのです。

自分が勝てる場所がわからない。

人と違うことのやり方がわからない。

なーんてことを言いながら、結局、何もやらないのです。

だから結果も変わらない。

こんなにもやりたいことが実現できる時代はこれまでなかったはずです。

やるか、やらないか。

動くか、動かないか。

今年も来年も再来年も100年後も、成功するか否かは、結局、この違いです。

本の紹介749 革命のファンファーレ(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
革命のファンファーレ 現代のお金と広告

キングコング西野さんの本です。

サブタイトルの通り、現代のお金と広告について西野さんの考え方が書かれています。

物の売り方に関する考え方がこれまでとは全く異なっています。

まさに革命のファンファーレが聞こえてきます。

おすすめです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

『信用持ち』は現代の錬金術師だ。ここからは、信用が力を持ち、『信用持ち』が時代を獲る。『好感度ランキング』なるものがあるが、これからの時代は、あんなものには何の価値もない。これからは『信用度ランキング』の時代だ。
まもなく、物質ではなく、サービスでもない、個人の信用そのものが売り物となる職業が世に出てくるだろう。当然の流れだ。」(262~263頁)

ここだけを読んでも正確に理解することは難しいかもしれませんが、西野さんの仰るとおりだと思います。

「まもなく、物質ではなく、サービスでもなく、個人の信用そのものが売り物となる職業が世に出てくるだろう」

この意味がわかるどうか。

仮に西野さんの意見が正しいとすれば、今後、何をすればいいのか。

時代は間違いなく、かつ、ものすごい勢いで変わっています。

これまでの「当たり前」が気づいたら、いつの間にか当たり前ではなくなっています。

こんなエキサイティングな時代に生きられて、本当に幸せですね。

本の紹介748 一生モノの勉強法(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間がんばりましょう。

今日は、本の紹介です。
一生モノの勉強法―京大理系人気教授の戦略とノウハウ

京大の鎌田先生の勉強法に関する本です。

久しぶりにもう一度読み直してみました。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

『ああなりたい』と思うことからすべてが始まるのです。何かにつき『こんなときに、その人ならどうするか』と自問して、ふるまうようにしてみます。極端にいえば、一挙手一投足を真似するということです。実在の人物をお手本としてみることで、これから取ろうとする行動が具体性を帯びてきます。」(198頁)

これが一番手っ取り早い成長のしかたです。

自分がお手本とする人の仕事のしかた、立ち居振る舞いを真似してみるのです。

いきなり自己流でやりたくなる衝動を抑えて、まずはうまくいっている人を忠実に真似してみるのです。

成功するのは決して偶然やまぐれではありません。

必ず理由があるのです。

本の紹介747 人と競わない勉強法(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
人と競わない勉強法

著者は弁護士の方です。

「人と競わない」というのは他との差別化を図る上でとても有効です。

この本はいわゆる勉強法の細かい手法みたいなことではなく、人生設計という意味で参考になります。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

すでに繰り返し主張している点ですが、まず移動は絶対に一人で敢行します。同僚や上司との移動は、自分の大切な時間をすべてドブに捨てるようなものです。あらゆる理由、口実を考えて便をずらすか、一日早く出発するか(先乗りを認めさせる)画策して、自分ひとりでの移動を確保しましょう。」(79頁)

思っていてもなかなか口に出せないことですが真実です(笑)

移動時間をいかに過ごすか。

たかが移動時間、されど移動時間です。

すべては「ちりも積もれば」の問題です。

私の場合、常にかばんの中に4~5冊の本が入っています。

移動中や待ち時間等を無駄にしたくないからです。

「忙しくて本なんて読めない」というみなさん、1日のうちに何時間ラインをやって、フェイスブックを見ていますか?

時間はあるのです。

すべては習慣の問題なのです。

本の紹介746 ハーバード×MBA×医師 目標を次々に達成する人の最強の勉強法(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。

ハーバード×MBA×医師 目標を次々に達成する人の最強の勉強法

前回の岩瀬さんの本に引き続き、勉強法の本です。

こういう方を単に「地頭が良い別次元の人」と片付けるのではなく、何か盗めることはないかな、という視点で接するのがよいと思います。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

自分の能力は、限界を超えることによってのみ、限界値を引き上げることができます。限界を超える経験をすることでしか、自分の作った限界を超えることはできないのです。・・・私が当時所属していた肝胆膵移植外科では朝6時には採血を始め、手術が終わると深夜0時過ぎ。同科に配属されていた3ヶ月間は、病院でほぼ寝泊りしていました。結論からいうと、この数ヶ月のおかげで、以後、多少の仕事では忙しいと感じなくなりました。これは、移植外科での忙しさを経験したことで、体に耐性ができるように、私の限界値が引き上げられたのだと思います。」(244頁)

同感です。

もっとも、法律的に見れば、「修行論」で片付けられない問題です(だからこそ全国各地で病院における医師や看護師の残業代の裁判が起こされているわけです)。

仮にこのような問題を度外視するのであれば、または、私のように労働基準法上の労働者でない者に関してのみ言うのであれば、著者の考え方は全くそのとおりだと思います。

特に私が思うのは、「最初が肝心」だということです。

最初に厳しい修行をしているかどうかで、その後の耐性の強弱が決まるからです。

最初のうちに、自分の中で「楽な常識」を作ってしまうと、後からその常識を変えることは至難の業です。

それともう1つ。

人間とはとてもとても弱い動物です。

厳しい修行のときと同程度のハードな仕事をやり続けていないと、あっという間に堕落してしまうのです。

運動をしている人はおわかりいただけると思います。

ほんの少し時間を空けるだけで、体が動かなくなってしまうのです。

運動も仕事も全く一緒です。

怠けることなく、日々、修行を続ける覚悟がある者だけが成功するのだと確信しています。

本の紹介745 東大×ハーバードの岩瀬式!加速勉強法(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間お疲れ様でした。

今日は本の紹介です。
東大×ハーバードの岩瀬式!加速勉強法

著者は、現ライフネット生命社長の岩瀬さんの本です。

東大、在学中に司法試験合格、ハーバードMBAを上位5%の成績で卒業と、勉強法の本を書くにはぴったりの方です。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

『おまえの話は正しい。正しいんだけど、面白くないんだよな・・・』BCGに勤めているころ、先輩に指摘された言葉です。『正しいのに・・・勘弁してくださいよ』と反論すると、『いや、もっと工夫しなきゃ。正しいだけでは、提案は受け入れてもらえないよ』と強く諭されたのでした。・・・人の心を打つ提案は、チャーミングでなければならない、それが先輩の伝えたかったことでした。」(186~187頁)

提案に限った話ではなく、仕事全般に言えることですね。

「IQ」だけではダメなのです。

そこに「愛嬌」がないとうまくいかないのです。

正しいけど全然かわいげのない人の話を誰が聞くのでしょうか。

「IQ」と「愛嬌」は車の両輪なのです。

どちらが欠けても車は走りません。

本の紹介744 コトラーのマーケティング4.0(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
コトラーのマーケティング4.0 スマートフォン時代の究極法則

サブタイトルは、「スマートフォン時代の究極法則」です。

生産主導のマーケティング(1.0)→顧客中心のマーケティング(2.0)→人間中心のマーケティング(3.0)と来て、3.0をさらに深化、拡大させたものが4.0というわけです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

デジタル化が進む世界でマーケティング4.0に移行すると、人間を中心にすることの重要性はますます高まると予想される。・・・人間中心のマーケティングは、デジタル時代にもやはりブランドの魅力を高めるカギになると、われわれは確信している。議論の余地はあるものの、人間的性格を持つブランドが、最も差別化されていることになるからだ。」(163頁)

よくわかります。

デジタルが進めば進むほど、アナログが大切になってくるのです。

人に会わないで仕事ができるようになればなるほど、人に会うことが大切になってくるのです。

AIが仕事の中心になればなるほど、人間的な温かみが大切になってくると確信しています。

本当に大切なのは「AI」ではなく、人間的な「愛」なのです。