Category Archives: 本の紹介

本の紹介2185 仕事ができる人できない人の成功心理術(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。今週も1週間がんばりましょう!

今日は、本の紹介です。

今から20年以上前に出版された本ですが、再度、読んでみました。

いわゆる仕事ができる人とそうでない人でどのような思考の傾向があるのかということがとてもわかりやすく書かれています。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

小さなミスをするたびに『同じミスはくり返さない!』と反省する人はいい。しかし、根拠もないのに『小さいミスだから大したことはない』とか『上司の指示が悪かった』などと言い訳してしまう人は自分を変えるきっかけを失っている。こういった心理を専門用語で『合理化』という。」(33頁)

私は少し違う意見です。

人間は誰しも大小様々なミスをします。

ミスをしたときに「同じミスはくり返さない!」と反省したところで、どうせまた同じミスをします。

人間なんてせいぜいその程度の不完全な生き物なのです。

反省をするのではなく、どのような仕組みを作ったら、同じようなミスが起こる確率を少しでも減らすことができるか、を考えるほうがはるかに有益です。

それでも、ミスは起こるのですから。

みんな、他人に期待しすぎなのです。

本の紹介2184 外資の流儀#2(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は、本の紹介です。

今から6年前に紹介した本ですが、再度、読み返してみました。

サブタイトルは、「生き残る会社の秘密」です。

もう外資とは、何から何まで企業文化が全く違うことがよくわかります。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

人の生産性が問われるサービス業において、日本企業の低い生産性を悪い意味で支えているのが、日本企業独特の習慣です。
新卒採用
年功序列
終身雇用」(8頁)

もうこれはかなり前から言われていることですね。

生産性が上がるわけがない制度であることは誰もが認めるところかと思います(笑)

いつまでもあると思うな、親と会社と年金制度。

有名な大企業でも気づけば倒産しているという例は決して珍しくありません。

どんな環境においても、最後は「自分」という武器で戦っていけるように、日々、研鑽・準備を続けていくことが大切です。

本の紹介2183 ドラッカーのリーダー思考(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は、本の紹介です。

リーダーシップとは何かということについて説かれています。

今の時代にどう落とし込むかを考えると悩ましい点がいくつもあります。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

コマギレの時間を積み重ねたって、何ら実のある成果は生まれない。一日のうちで本当に有意義に使える時間は、せいぜい一時間そこそこ。しかも、人間にとって気力、体力ともに充実している時間は、一日のうちでよくて1~2時間。そうしたゴールデンタイムをAクラスの貴重な課題に向けて、中断されることなく、ドカーンとまとめて使わない限り成果は生まれないのだ。」(130~131頁)

断然おすすめなのは、早朝です。

毎朝4時に起きて、勉強と運動と栄養補給を続けていれば、知力・気力・体力ともに万全の状態をキープできます。

年齢は関係ありません。

自分の商品価値を継続的に向上させるためには、日々の準備と鍛錬が必要です。

ローマと成功は1日にしてならず、ですから。

本の紹介2182 究極のドラッカー#2(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も1週間お疲れさまでした。

今日は、本の紹介です。

今から14年前に紹介した本ですが、再度、読み返してみました。

経営のために読む本としては、極めて硬派な内容です。

今、改めて読むと感じ方が全く違いますね。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

特に企業は自社の目的を達成するための最低限の利益を認識しておく必要があります。意図そのものは善意に根差し高潔だったとしても、経済的になりたたないことを勧めたり、身の丈を超えた責任を請け負ったりすると悲惨な結果に終わるだけだとドラッカーは言います。」(154頁)

「意図そのものは善意に根差し高潔だったとしても、経済的になりたたない」

これ、初期の頃にやってしまいがちですよね。

ビジネスですから、まずはお金を稼ぐ必要があります。

そうでなければ、事業を運営できません。

崇高な理念はその後で十分です。

本の紹介2181 金のなる人#2(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。今週も1週間がんばりましょう!

今日は、本の紹介です。

今から5年前に紹介した本ですが、再度、読み返してみました。

サブタイトルは「お金をおんどん働かせ資産を増やす生き方」です。

株や投資信託もいいですが、自分への投資がもっとも確実にリターンを得ることができます。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

意味のない飲み会へ受動的に参加するのではなく、刺激のある飲み会を能動的に開催していくべきだ。」(139頁)

いつも同じメンバーで飲み会に行っても、得るものはほとんどありません。

愚痴を言い合い、他人の噂話をして、終わりです。

もちろん、それでもいいという方もいると思いますので、好きにすればいいですが、現状に甘んじることなく、向上したいという気持ちを持っている方は、一緒にいて自分をインスパイアしてくれる人と時間を共有しましょう。

そういう会食・飲み会を通じて、自分が井の中の蛙であること、上には上がいることを認識し、もっとがんばろうと思うのです。

傷をなめ合っているだけの飲み会は、気楽でいいでしょうが、生産性はありません。

本の紹介2180 おカネは「使い方」が9割#2(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は、本の紹介です。

今から7年前に紹介した本ですが、再度、読み返してみました。

コスパや損得だけで生きていると、わからないことがたくさんあります。

お金は何にどう使うかがすべてです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

信用というのは、たとえば約束の時間に遅れない。言ったことは実行する。何事も公明正大、ズルは絶対しない・・・といった日常の処し方の積み重ねで築いていくものだ。カネにたとえれば、小銭をコツコツと貯めるような努力が求められる。カネは使って生かし、信用は貯めて築く。」(100~101頁)

これまでの人生において、時間とお金を何にどれだけ投下してきたのかが、今の自分を形成していると言っても過言ではありません。

人生を階段を上っていくイメージを持っている人とずっと平坦な道を歩いていくイメージの人では、日々の過ごし方が大きく異なると思います。

投資するか、消費するか。

時間もお金も同じことです。

人生をいきなり大きく変えることはできません。

すべては日々の小さな小さなの積み重ねの結果です。

本の紹介2179 ラクをしないと成果は出ない(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。今週も1週間お疲れさまでした。

今日は、本の紹介です。

タイトルは非常にキャッチーですが、言わんとするところは理解できると思います。

ただがむしゃらに仕事をすればいいわけではなく、「Do more with less」の発想が大切なのだと思います。

時間は限られていますので。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

期待値を下げる 
過剰な期待は、不満の原因になります。理想が高すぎると、何一つ行動できず、身動きがとれなくなります。」(74頁)

「期待値を下げる」「過剰な期待は、不満の原因になる」ということは、私がパワハラに関するセミナーでずっと言い続けていることです。

過度な期待と現実とのギャップが大きければ大きいほど、不満(怒り)が生じ、結果、パワハラにつながるというのが私の見解です。

怒りをぶつけたところで、人の能力は向上しません。

現実のレベルを引き上げるのではなく、期待のレベルを引き下げることこそがパワハラやカスハラの予防につながるのだと考えています。

多くの人は、人の能力を過信しすぎのように見えます。

本の紹介2178 ビジネスは30秒で話せ!#2(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も1週間がんばりましょう!

今日は、本の紹介です。

今から10年前に紹介した本ですが、再度、読み返してみました。

簡潔に話ができるか否かは、日々のトレーニングによるところが大きいです。

とはいえ、人はそう簡単に変わりませんので、実際のところはなかなか難しいです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

このコミュニケーション不協和音の中で、自分の主張を確実に相手へ伝えなければならないのである。では、どうすればいいのだろうか?
●話を簡潔にする。
●自分の言いたいことをしっかり理解して、それをできる限り簡潔に話す。
-これに尽きる。」(22頁)

話が長い人というのは、根本的に、他者への想像力が低い傾向にあります。

延々と自分が話したいことを話し続け、聞き手のことなんてそっちのけです。

悦に浸って終わりの見えない武勇伝・自慢話をしてしまう方は気を付けましょう。

太鼓持ちの皆さんが、「へ~、すごいですね~」「さすがですね」と心にもないことを言ってくれますが、鵜呑みにしてはいけません。

心では「また始まったよ」「もうその話聞くの何回目だろ」と思っているのですから。

偉くなればなるほど、自分のことを話すのではなく、若い世代に質問をし、話を聞いてあげるくらいがちょうどいいのです。

本の紹介2177 JUST KEEP BUYING#2(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は、本の紹介です。

自動的に富が増え続ける『お金』と『時間』の法則」が書かれています。

脱法行為やトリックではなく、極めて健全かつ確実な方法が紹介されています。

この本に限りませんが、書かれているとおりにやり続けられるかどうかが問題です。

実行に移せる人は1%弱でしょう。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

お金は後からでも稼げる。だが、時間は取り戻せない。」(388頁)

この発言の賛否は、つまるところ、「お金と時間、どっちが大事?」という問いに帰着します。

お金を払って、時間を節約するか、

時間を使って、お金を節約するか。

日常生活もビジネスも健康も、すべての分野において、この問いがあてはまります。

本の紹介2176 引き算する勇気#2(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も1週間お疲れさまでした。

今日は、本の紹介です。

今から10年前に紹介した本ですが、再度、読み返してみました。

帯には、「シンプルは、パワフル!」と書かれています。

まさにタイトルのとおり、足し算ではなく、不要なものを削ぎ落していくことを推奨しています。

あとは、それをやる「勇気」があるか、だけですね。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

企業体の中にあって、何をやめるべきかが、非常に大切なことである。新しいよい分野に展開する秘訣は、必ず捨てなければならない分野のものを捨てることであろう。資力に限界があり、スペースに限度があり、特に能力のある人に限度があることを知らなければならない(ソニー創業者 井深大)」(63頁)

やるべきことを決めるよりも、やらないことを決めるほうが勇気が必要です。

限られたリソースで何かを成し遂げようとするならば、あれもこれも手を広げている余裕はありません。

今後ますます人手が足りなくなってきます。

今ですら、もう余計なことに人を割ける余裕は全くない状態ですから。

これまでのような過剰とも思えるサービスの提供は、早晩、考え直すときがくるものと思います。

無駄を削ぎ、やるべきことを絞り、本質に専念する、ということです。