Category Archives: 本の紹介

本の紹介583 自分の時間(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
自分の時間 (単行本)

著者は、イギリスの方です。

サブタイトルは「1日24時間でどう生きるか」です。

皆に平等に与えられている1日24時間をどう使うべきかについて説かれています。

まずは自分に与えられている時間が無限ではないことを意識することが大切です。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

実際のところ、あなたが『やりたい』と思っていたことが何であれ、楽なやり方、王道などといったものは存在しない。聖地への道は非常に険しいのだ。そして、何よりも悪いことは、結局そこへは決してたどり着けないことだ。24時間という与えられた時間の中で、充実した快適な1日を過ごせるように生活を調整する際に心得ておくべき最も重要なことは、そうすることがいかに至難のわざであるか、そのためにいかに多くの犠牲を払い、倦まずたゆまず努力しつづけなければならないかを、冷静に悟ることである。このことは、声を大にして強調しておきたい。」(47~48頁)

だからこそあれもこれも手を広げても、結局、すべてが中途半端に終わってしまうわけです。

思いついたことをすべて実行に移していたら、いくら時間があっても足りません。

やるのはとても簡単です。

やらないという決断のほうがむしろ難しいわけで。

時間が有限であるという事実を十分に理解したうえで、何を優先すべきかを考える必要があります。

自分は何を目指しているのか、5年後、10年後、どうなりたいのか。

そのために必要なことにできるだけ時間を注ぐべきではないでしょうか。

本の紹介582 大富豪が実践しているお金の哲学(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間がんばりましょう。

今日は本の紹介です。
大富豪が実践しているお金の哲学

よくある感じの本ですが、考え方はとても参考になります。

一般の人、小金持ち、大金持ちという3つの分けて、あるべき考え方を伝えています。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

せっかく社会人になって自分でお金を稼げるようになったのに、遊びに使わず自分の成長のためにお金を使えと言われても普通の人には酷です。でも同世代で自己投資にお金を惜しまない人もいるのです。その違いは、目線が『今』か『将来』かの差です。」(108~109頁)

みなさんは、5年後、10年後のために何か準備をしていますか?

1日のうち、朝30分だけ、5年後、10年後のための準備にあてるということを習慣化している人はいますか?

毎朝わずか30分です。

6時に起きているのを5時30分にするだけです。

1年後、どれだけの差になっているか。

日々の小さな積み重ねを続けられるかどうか、本当にそれだけの差なのです。

本の紹介581 99%の絶望の中に「1%のチャンス」は実る(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
99%の絶望の中に「1%のチャンス」は実る

著者は、宮城県山元町生まれで、日本、インドで6つの法人のトップを務める経営者の方です。

私より1つ年上のようです。

復興のため、「日本一のイチゴ」を作ることに挑んだ話が書かれています。

多くの人が「どうせ無理」と思ったことでしょう。

結果、どうなったかについては是非、本を読んでみて下さい。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

やっかみを受けるくらいのことをやらないと、閉鎖的な社会に対して、新しい変化をもたらすことはできないのも事実だ。経営者としては、ある程度の覚悟を持ち、批判を受けやすい状況に身を置かねばならない。やっかみが起きてきたら、『これは、なにか新しいことが起きるシグナルだ!』と考えた方がいいのだ。やっかみが起こらないようなことは、毒にも薬にもならない。大事なことはポジションを取ること。極を取ることだ。自らを敢えて批判にさらす。それによって自分の考えを研ぎ澄ませ、人間力を鍛えるのだ。」(178頁)

注目されるために、あえてみんなと逆のことをやってみる。

埋もれていては注目されることはないからです。

この判断をするときに必要なのは、勇気と行動力。

批判されたくない、やっかみを言われたくないという気持ちを捨てる勇気を持たないと新しいことにチャレンジすることはできません。

著者が言うように、うわさされる、やっかみを受けるくらいのことをやらないと、そもそも新しい変化をもたらすことなどできないわけです。

本の紹介580 成功は一日で捨て去れ(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
成功は一日で捨て去れ (新潮文庫)

ユニクロの柳井社長の本です。

タイトルからもわかるとおり、経営に対する厳しい姿勢を学ぶことができます。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

ぼくは常日頃から会社というのは、何も努力せず、何の施策も打たず、危機感を持たずに放っておいたらつぶれる、と考えている。常に危機感を持って会社経営することが正常なのである。『正常な危機感』とでも言おうか。会社経営をしたことのない人は、危機感がなく順風満帆なことが正常だと勘違いしている。危機感を持ちながら経営しない限り、会社は継続しないし、『いつも危機』と考えて経営しないと維持や継続さえもできない。」(45頁)

経営に対する厳しさを知ることができます。

会社に規模にかかわらず、経営者は常に危機感を持って経営に取り組まなければならないと。

会社の調子がよくないときに危機感を持つのは当たり前のことですが、大切なのは、会社が絶好調のときにも危機感を持てるかどうかです。

むしろ調子がいいときこそ、気を引き締めて経営することを意識する必要があります。

油断や慢心から一気に状況が変わってしまうわけですから、経営者は常に危機感を持つことが求められますね。

本の紹介579 1日に10冊の本を読み3日で1冊の本を書くボクのインプット&アウトプット法(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間お疲れ様でした。

今日は本の紹介です。
1日に10冊の本を読み3日で1冊の本を書く ボクのインプット&アウトプット法

久しぶりに千田さんの本です。

インプット・アウトプットといっても、知識に関することだけではなく、人脈、仕事、お金、人生といったあらゆることに関するインプットとアウトプットについて書かれています。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

せっかく多くの人に出逢っても、人脈が長続きしない人が多い。長続きしない理由は簡単だ。あなたが退屈だからだ。この世で何が辛いかといって、一緒にいて退屈な相手と無駄な時間を過ごす以上に辛いことはない。」(65頁)

個人的にはこの「人脈」という言葉の響きが好きではないですが、ともかく人のつながりの根底には、「この人と一緒にいたい」という「好き」とか「楽しい」というプラスの感情が存在します。

単に打算的な考えのもとで人のつながりを保つのは、やはり無理があります。

さまざまな会に参加しても人のつながりがなかなか広がらない人がいる反面、一切会合には出席しなくても広範囲にわたる人のつながりを持っている人も存在します。

どこまでいっても最終的にはその人の人間力なのでしょうね。

本の紹介578 最強の時間(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
ブライアン・トレーシーが教える 最強の時間

ブライアン・トレーシーさんの本です。

一昨日、「最強の営業」という本を紹介しましたが、今回はタイムマネジメントに関する本です。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

人は習慣で行動する生き物だ。・・・効率の悪い人は、誤って悪い習慣を身につけてしまった人たちだ。そのせいで、彼らは悪い行動習慣に生活を支配されている。会社に着くと、時間の無駄でしかない何の価値もないことにとりかかる習慣が身についてしまっている人は多い。オフィスに入ったとたん、同僚を見つけておしゃべりする、新聞を読む、メールをチェックする、コーヒーを淹れる、といったことを行う。そういう人はたいてい、そのままダラダラと1日を過ごす。・・・残念ながら今日では、会社で働く人のほとんどに、組織や自身のキャリアアップにとって無意味なことに多くの時間を無駄にする習慣が身についている。あなたはそうなってはいけない。」(79頁)

オフタイムの時間の過ごし方については、個々の習慣が強く反映されますね。

もっとも、みんながみんな、成功したい、天下をとりたいと願っているわけではないので、オフに何をしようとそれは完全に自由です。

与えられている時間はすべて自分のスキルアップに使いたいと願う人ばかりではないからね。

反面、成功することを決意している人にとって、休日な平日の早朝等の時間をいかに使うかは重大な関心事です。

時間の流れの早さを嫌という程見せつけられ、その中で時間は無限でないことを学ぶのでしょう。

日々の10分を無駄に過ごすか、力をつけるための準備にあてるのか。

その習慣をつくれるかどうかで結果は大きく変わってきます。

本の紹介577 最強の営業(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間がんばりましょう。

今日は、本の紹介です。
ブライアン・トレーシーが教える 最強の営業

有名なブライアン・トレーシーさんの本です。

営業担当でなくても、とても参考になります。

仕事に対する向き合い方等、テクニックという言葉では片付けられない内容です。

おすすめです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

一流のセールスマンになると決意しよう。どんな代償も犠牲も厭うことなく、可能な時間をすべて費やし、上位10~20%に入るほど稼げるようになるまで努力するのだ。上位10%に一度も入れないのは、一度も入ると決意していないからだ。そういう人たちは、大金を稼ぎたいと思ったり、夢に見たり、そうなりたいと願ったりはするが、どんな犠牲を払ってでもトップセールスマンになってやると決意したことは一度もない。」(217頁)

成功しないのは、成功すると決意していないからだ。

願うだけでなく、決意する。

願うことは誰でもできますが、決意することは誰にでもできることではありません。

「どんな代償も犠牲も厭うことなく、可能な時間をすべて費やし」努力を続けることは、誰もができることではないです。

多くの人は、土日はゆっくり休みたい。夏休みは1日でも多いほうがいい。でも成功したいと願うのです。

願うのは自由ですが、それで成功できるのなら、それこそみんな成功できてしまいます。

周りが休んでいるときにどれだけ汗を流すことができるか。

今も昔も将来も、この原理原則は変わることはないと信じています。

本の紹介576 戦略は歴史から学べ(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
戦略は歴史から学べ―――3000年が教える勝者の絶対ルール

歴史上の偉人の発想をベースに、現在起こっている問題を見たときに、どのように対応するのがよいかが書かれています。

示唆に富む内容であり、とても参考になります。

おすすめです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

機会活用戦略を知る者は、ある情報やトレンドから事態の『行き着く先』を予測して勝利を待ち構えることができる場所を独占します。・・・今の情報による流れはどこに行き着くのか。最終的にどんな展開と結末になるのか。事態を傍観するだけでは、勝利は目の前を素通りしてしまいます。機会を上手くつかむためには、カエサルのように、流れに先回りして勝利を待ち構えることが不可欠なのです。」(53頁)

ある情報を触れたときに、「へー」と思って終わる人と、「ということは・・・」と先を考える人がいます。

「ということは・・・」と考える人の中にも、考えて終わる人と、実際に動く人がいます。

どのグループが成功する可能性が高いか。

当然、実際に動く人たちは、リスクを負ってやるわけです。

その分、うまくいったときのリターンは大きいわけです。

多くの人が気がつく前に、成功する人たちは先回りして、時代が追いつくのを待ち構えているのです。

世の中にはそういう人たちがいるのです。

本の紹介575 好きなことだけして生きていけ(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間がんばりましょう。

今日は本の紹介です。
好きなことだけして生きていけ

「好きなことだけして生きていけたらどれだけ幸せか・・・」と思う方がほとんどではないでしょうか。

タイトルからするとそんな感想を持ってしまいがちですが、本の内容はいたって真面目です。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

3時間かけて終わらせている人よりも30分で終わらせる人のほうが楽しそうに、しかも質の高い仕事をしている。傍からみたらどんなに単純作業にみえても、桁違いのスピードを目指した瞬間、知的作業になる。30分で終わらせる名人には、3時間かけて終わらせるその他大勢には一生かかってもみえないものがみえている。・・・仕事を好きになりたければ、仕事のスピードをアップさせることだ。周囲から浮いてしまうくらいのスピードに達した時、あなたの人生は一変する。」(106~107頁)

仕事をスピードを上げることは、決して雑になることを意味していません。

仕事が早い人は、一定の型を持っています。

どこから手をつければよいのか、どのような手順で進めていけば効率がいいのか、というのを経験からわかっているのです。

それともう1つ。

いかに早く仕事をするか、という意識を持ち、仕事が早い人の真似をすることですね。

よくこのブログにも書いていますが、独りよがりな仕事のしかたでは、一向にスピードは上がりません。

いわゆる「すごい人」の真似をするのですよ。

「すごい人」と一緒に食事をしながら、どういうところに気をつけているのかを聞きまくるのです。

また、実際に、その人が仕事をしている姿を見て、学ぶのです。

こういう日頃の準備ができれば、必ず状況を変わります。

是非、試してみて下さい。

本の紹介574 自分ブランドの教科書(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
自分ブランドの教科書

約10年前の本です。

自分というブランドをどのようにして築いていくか、という視点を与えてくれます。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

自分ブランドを進化させるべく、自分の武器にマイナーチェンジを加えていくとなると、必然的に、仕事の中身やあなたの立場にも何らかの変化が生じていくことだろう。・・・自分の仕事はいずれ手放していくもの。それが基本なのだと心得よう。・・・いまの仕事を手放したくないと感じるとき、そこに、いつの間にか『守り』に入ってしまっている自分の姿がないだろうか?守りに入らずにあくまでも攻める。」(128頁)

次のステージに行きたいと考える人は、今やっている仕事にしがみついていてはいけない、ということでしょうか。

長いこと同じ仕事をしていると、だんだん慣れてきて、それほどの苦労なくある程度の成果を出すことができる状態になります。

でも、それでは成長はありません。

そこから一段上に行こうと思えば、あえて慣れてきた仕事を捨てる勇気と覚悟が必要なのかもしれませんね。

今の時点では、とても想像できませんが・・・。