本の紹介937 エクスポネンシャル思考(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。

エクスポネンシャルとは、「指数関数的な」という意味です。

帯には「デジタル・ディスラプション時代の突き抜ける力」と書かれています。

今の時代に沿った生き方、働き方に関する本です。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

これからの数十年で人類は単純労働から解放されます。あらゆるモノはありふれており、最低限の生活に必要なものは簡単に手に入る時代です。ある意味、私たちからは日常生活が消滅します。新たな時代においては、一言でいうと『個が野に放たれる』のではないかと考えています。つまり、限りなく小さい単位である『個』や、個に近いレベルの小さなプロジェクト単位で事を起こし、テクノロジーを駆使し、周りを巻き込んで、世の中に大きなインパクトを与えることができるのです。」(202頁)

抽象的な書き方をされているので、読者によって解釈にしかたが分かれるところですが、1つの例として、今、しきりに言われている「働き方改革」が挙げられると思います。

もっとも、今言われている「働き方改革」は雇用を前提とするものですが、雇用という契約形態は徐々に減っていき、より自由な働き方が登場することは目に見えています。

これだけルールにがんじがらめにされている「雇用」をあえて選択する必要はもはやなく、アウトソーシング(業務委託)でより自由に仕事を依頼できる形が進むはずです。

20年後には「終身雇用」なんて言葉は死語になっているかもしれません。

だからこそ自分に力をつける、自分の価値を高める努力と工夫を日々しなければいけないのです。

「商品として選ばれる」ための準備を今からしていくことが大切です。