Voice【セミナー受講者様感想64】しずおか焼津信用金庫様主催セミナー

日時 令和4年3月22日
主催 しずおか焼津信用金庫
テーマ 「90分でまるわかり!改正育児介護休業法のポイントと実務上の留意点」

受講者様の感想
・「金庫として、人事担当者として、また一職員として各々違う観点から今回の制度改正を捉える良い機会となりました。理想と現実間の葛藤を日々感じていますが、『常識』を作り上げていくにはまず枠組み作りを根気強く周知していくことがファーストステップになると思いますので、担当者としてあるべき感覚と知識を会得する努力をしたいと思います。
・「これまでは育児・介護・病気を抱えず、常に仕事のために時間・パワーを注ぐことができる人材を中心に何とか職場運営ができてきましたが、労働力不足、業種として金融機関の総体的な魅力・人気の低下、Z世代などを勘案すれば、育児・介護・病気などと両立しながら働くロールモデルにもう少し比重を置いて人事制度を見直していくことが必要であると、本日のセミナーに参加して改めて認識しました。貴重なお時間を割いてセミナーを開催いただき、ありがとうございました。
・「今回の法改正への対応については、社内の制度を整えることよりも、その後の男性が育休を取りやすい仕組み作りのほうが難しいと改めて感じました。欠員をどうカバーして業務を運営していくか、早急に検討したいと思います。育児休業や時短制度の利用は、元々、子育てが大変な時期に自身のキャリアをつなげるために利用し、制度が終われば従来のパフォーマンスをフルで発揮することが求められるのではないかと思っていましたが、現在は、利用できなくなったら退職する、制度の拡充を求めるなど、主旨と違った運用になっていると感じています。職員の権利である制度利用の周知を進めつつも、果たすべき義務や周囲への気遣いについても理解してもらうよ働きかけていきたいと思います。ありがとうございました。
・「お忙しい中、ありがとうございました。先生の講義のとおり、形を整えることだけではなく、体制をどうするのか、手が挙がったときにどう対応するのかを、シミュレーションして、対策を考えたいと思います。今後ともよろしくお願いします。
・「本音と建前が難しく、未だ人事部内でも詳細な対応が決まっておらず、初動がかなり遅れたことで心配な面は多いです。正直なところ、私自身の考え方が古いこと、実際に子供がいないことなどもあって実感が湧かない面も多いですが、『産後パパ育休』を取得する方がいることを前提に現状の諸規程などとの整合性、人員計画、職務内容の見直しなどを検討していきたいと思います。本日はありがとうございました。
・「育児・介護について、今回の法改正により枠組みを整えることは簡単ですが、本来考えなければならないことは、金庫全体の意識を変えることが一番重要なことだと思います。女性が活躍できる社会を目指すこと、働き方改革などが背景にある中で、すべての女性が働くことを希望していないことも事実であり、他方では、産後1年以内の女性の死因の1位が自殺であることを考えると、単純に育児によるメンタル不調を減らすために、男性の育児と仕事を両立させることにスポットライトを当てて考えることが必要なのかと思います。とても難しい問題だと感じています。