Category Archives: 本の紹介

本の紹介546 IBMを世界的企業にしたワトソンJr.の言葉(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
IBMを世界的企業にしたワトソンJr.の言葉 (Eijipress business classics)

今から約15年前の本です。

ユニクロの柳井社長の本の中で紹介されていたので、読んでみました。

非常に具体的な経営方針が書かれています。

大企業に限らず、すべての会社が参考にすべき本です。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

良好な人間関係とそれによってもたらされる士気の高さに代わるものは、何もない。利益目標を達成するために必要な業務を行うには良い社員がなくてはならない。ただし、良い社員がいればよいというものではない。どんなに良い社員であろうとも、もし社員が事業を本当に好きでなければ、もし社員が事業に全面的に関わっていると感じていなければ、あるいはもし社員が自分たちは公正に扱われていないと考えるならば、事業を軌道に乗せるのはおそろしく困難である。」(97頁)

会社は人の集まりである以上、会社の力は、会社のメンバーの力で決まるのだと確信しています。

個の力、チームとしての力のいずれもが高い会社は、恐ろしく強いですね。

従業員個々人が、自らの力を高めていくことにより、会社に貢献する、社会に貢献するという志を持てると最高ですね。

会社としては、多くの従業員がそのように考えられるような社風を目指すべきだと思います。

逆に、従業員は、決して会社や自らの置かれた環境のせいにするのではなく、今置かれている場所でどうしたら自分の力を高めることができるのか自ら考え、日々、成長を目指すべきです。

奇跡が起きるのを待つのではなく、自分の力で奇跡を起こすくらいの気概が必要です。

本の紹介545 君は、奇跡を起こす準備ができているか。(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
君は、奇跡を起こす準備ができているか。: 実力以上の結果が出せる人になる66の言葉

まず、この本のタイトルで学ぶべきなのは、奇跡は起こるものではなく、起こすものだという考え方ですね。

起こるの待っている時点で完全に他力本願です。

奇跡は自分で起こすものだと考えることにしましょう。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

成功を目指すと、一発野郎で終わる。
今の時代、2年以内に成功の賞味期限は切れる。
5年成功し続けたら、サラリーマンの生涯賃金は稼ぎ終わる。
2年以内で消える人は、ずっと”成功”を目指していた人。
5年以上続く人は、途中から”成長”を目指すことに切り替えた人。」(36~37頁)

「成功」ではなく、「成長」を目指すというのは、このブログで紹介した他の書籍でも述べられていることです。

成功という到達点に辿り着くまでのプロセス自体を人生の目標とする。

こう考えると、「燃え尽きた」という状態にはならないのではないでしょうか。

人生は死ぬまで成長です。

40歳、50歳あたりで「もうこれ以上成長できない」ということには到底ならないでしょうね。

どこまで成長できるのか、これこそが自分の人生の目標です。

本の紹介544 ハーバード×MBA×医師 目標を次々に達成する人の最強の勉強法(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間お疲れ様でした。

今日は本の紹介です。
ハーバード×MBA×医師 目標を次々に達成する人の最強の勉強法

タイトルにも書かれているとおり、著者は、医師であり、ハーバード大学医学部を出て、ボストン大学でMBAを取得したという、まさに努力の方です。

普通の人では、そもそも挑戦する前からあきらめてしまいそうなことを達成しています。

英語の勉強法や向き合い方についても書かれており、参考になります。

素晴らしいですね。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

目標を効率良く達成するには、『勉強に対する考え方や姿勢』『勉強のスキルやプロセス』『勉強以外のネットワーキング』といったものが良循環する必要があります。そのなかでも私が最も気をつけているのは、『人生で達成したいことを見据えて目標を立てる』ことと、『何をやらないかをはっきりと決める』ことです。・・・人生は一度きりです。しかし、挑戦したいことや知りたいことは山のようにあります。その限られた時間というパイの中で、効率良く学び、目標を達成するためには、『ムダを省いて、やるべきことに100%時間を集中する』必要があります。」(3頁)

1つのことを達成するのでも、大変な努力を要するところ、同時に複数の目標を達成している人の共通点は、モチベーションの持続力と計画遂行能力の高さだと思っています。

多忙な日常生活の中で、いかにして勉強する時間を捻出するか。

限られた時間の中で、いかにして少しでも効率よく勉強をするか。

てっぺん目指して下克上を計画している若手は、是非、この本を読んで刺激を受けまくるといいと思います。

99%の人は、本を読んで終わり。実行には移しません。

だからこそ、本を読んで学んだことを実行に移す習慣を付けることで結果が、人生が変わるのです。

本の紹介543 リーダーになる前に20代でインストールしておきたい大切な70のこと(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
リーダーになる前に20代でインストールしておきたい大切な70のこと

ここ最近、著者の本を手当たり次第にアマゾンで購入して読んでいます。

内容としては、徐々にかぶってくるのは仕方がないことです。

その点は別に批判されることではありません。

むしろ、同じような内容でも、角度を変えて、本を出し続けるということは、簡単なことではありません。

1冊につき、1つの気付きがあれば、十分元が取れるのが、本のいいところです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

上からご馳走になったら、下にご馳走する。上から育てられたら、下を育てる。・・・一番ダメなのは、上から授かったものを一人占めしてせき止めてしまう人だ。人体がインプットとアウトプットのバランスをとりながら生存しているのと同様、恩返しも流通させていかなければ淀んで腐ってしまう。」(67頁)

このような教えは、私たちも先輩から受けてきました。

先輩と食事に行って、お金を出そうものなら、本気で怒られたものです(笑)

懐かしいですね。

若いうちは、先輩にかわいがってもらい、できるだけ多くのことを教えてもらう。

そこで、社会や仕事のルールを学ぶわけです。

徐々に自分が先輩になっていき、今度は、後輩にご馳走しつつ、先輩からの教えを下に伝えていく番です。

これがまさに恩返しならぬ恩送り。

かっこいい先輩に巡り会えた後輩は、本当に幸せです。 一生の財産です。

本の紹介542 折れないハートをつくる7つの秘訣(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間がんばりましょう。

今日は本の紹介です。
折れないハートをつくる7つの秘訣―メヴィウスの翼

著者は美容室やネイルサロン等を展開するフォルテさんの社長です。

お食事にご一緒させていただいたこともありますが、鈴木社長の人柄、人間力に触れると、多くの人がファンになってしまうのがよくわかります。

本についても、とてもわかりやすく、これまで社長が勉強を重ねてきたことが凝縮されています。

おすすめです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

美容師のカリスマブームが訪れる以前、人手不足で非常に苦労していた時代があった。新卒といわれる学生さんは、僕のような小さな美容室にはなかなか就職してくれない。当時は僕も、早朝からいくつもの美容学校をまわり、先生にご挨拶をする毎日だった。・・・ある日、求人に大成功しているサロンの噂を聞きつけた。さっそく僕はそのサロンの経営者に会いに行き、話を伺うことにした。
『すごいですね。毎年、50人以上、入社されると聞きました。僕も毎日走り回って頑張っているんですが・・・なんでうまく行かないんでしょうかね?』
『ハハハ。それで何校ぐらいまわったの?』
『30校ぐらいでしょうか』
『鈴木君、それじゃあ、やっているうちに入らないよ。僕は北はオホーツクから南は西表島(沖縄県)まで行ったよ。まわった数は・・・そうだなぁ、各種学校も含めて、400校くらいかな』
”バットで頭を殴られた感じ”・・・という表現があるが、その時の僕の気持ちを表現するなら、まさにそれだった。僕は、自分が恥ずかしかった。『本気のつもり、やっているつもり』の落とし穴とはこういうことか!本気にも、『レベルと質』があるのだ。・・・」(66~67頁)

「本気のつもり、やっているつもり」の落とし穴について、ご自身の経験を交えて説明されています。

近くに圧倒的な努力をしているメンターがいる人は、本当に幸せなことです。

自分では本気でやっている「つもり」でも、近くに、自分の何倍も努力している人がいるのを見ると、「もうダメだ」という言葉が「まだダメだ」に変わります。

今の自分を変えたいという人は、今のレベルの努力では足りないということを自覚させてくれるメンターに話を聞きに行きましょう。

刺激を受けまくって、翌日から日々の習慣、考え方を変えるのです。

本の紹介541 1日ひとつだけ、強くなる。(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
1日ひとつだけ、強くなる。

著者は、日本初のプロゲーマーの方です。

以前にも、著者の本である「勝ち続ける意志力」「勝負論」を紹介しました。

勝負に対する心構えは、職業を超えてとても参考になります。

さて、この本で「いいね」と思ったのはこちら。

僕は対戦において得意不得意を作らないようにしているけれど、それにはこういった背景もある。何でもできるようにしておかないと、いざとなったときに変化ができない。そういう意味で『僕には得意技がある』というのは恥ずかしいことだと思っている。得意ではないことを、放置しているような側面があるからだ。得意なことだけやっていると、いつかは行き詰まる。・・・そして、得意なことというのは伸びしろに欠けることが少なくない。ついついそこに頼るし、普段からそこに力も入れている。気がついたら幅がなくなっていて、いざ対応されると、それっきりとなることもある。」(251~252頁)

私たちの感覚からすると、得意分野があることは決して悪いことではなく、むしろ良いことだと考えますが、、著者の考え方は違うようです。

得意ではないことを、放置しているような側面がある」と捉えているようです。

自分の得意な形に持って行ける場合には勝てるけれど、不得意な形になったらとたんに弱い、というのは、勝負に対する心構えとしてはまだまだなのかもしれませんね。

もう1つ。

得意なことだけやっていると、いつかは行き詰まる」という考え方。

あるレベルまで来ると、以前のような伸びを期待することができなくなります。

その壁を乗り越えるために必要なのは、自分が蔑ろにしてきた「不得意分野」における知識や経験、視点なのかもしれません。

そういう意味で、やはり自分の不得意分野を放置することは勝負の世界では「弱さ」につながるのでしょう。

本の紹介540 友だちをつくるな(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
友だちをつくるな

友だちをつくるな、だそうです(笑)

別につくってもいいと思いますけど。

著者の言いたいことをこのタイトルだけから読み取るのは難しいですね。

中身を読めば、言いたいことがわかります。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

「人間関係で独り相撲を取って悩んでいる人の共通点は、みんなに好かれようとしていることだ。古今東西問わず、これまでにみんなに好かれることに成功した人間はただの一人もいない。みんなに好かれようとするのは、自然の摂理に反する行為なのだ。」(65頁)

人間の悩みの多くは、人間関係に関するものだと言われます。

これだけ人がいるのですから、好きな人、嫌いな人はいますよ。

また、何をやっても、何を言っても、全員から共感されることなどありません。

そもそもそれを期待することが間違っているのです。

他人に共感されないといてもたってもいられない人には辛い現実かもしれませんが、受け入れざるを得ません。

別にいいじゃないですか、みんなにわかってもらえなくても。

自分がやりたいようにやって、分かってほしい人にだけ分かってもらえたら、それで十分幸せですよ。

本の紹介539 柳井正 わがドラッカー流経営論(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間お疲れ様でした。

今日は本の紹介です。
柳井正 わがドラッカー流経営論

柳井社長が、ドラッカーの本を読み、どのように経営に活かしてきたのかがよくわかります。

読み込みのレベル自体が勉強になります。

もう一度、ドラッカーの本を読んでみたくなるのではないでしょうか。

早速、本棚からドラッカーの本を引っ張り出してきました。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

働き方に関する提言としてドラッカーはこんなことも言っています。『成果をあげる者は仕事からスタートしない。時間からスタートする。計画からもスタートしない。時間が何にとられているかを明らかにすることからスタートする』(『経営者の条件』)。つまり、時間は無限ではない。自分の時間を常にチェックして自分の潜在能力を発揮するためには集中することが大切だ、というわけです。・・・だから『いつまでに達成する』という明確な時間の目標をあらゆるシーンで考えて集中するべきだと思うんです。」(113~114頁)

時間も人生も有限です。

年齢を重ねるごとにこのことを認識するようになります。

若い頃は、時間も人生も無限に存在するような錯覚がありましたが、それも20代までですね。

周りがやっているから自分も仕方なくやる・・・といったことはすべてやりたくなくなってきますね。

何とは言いませんが(笑)。

限られた時間の中でできることは、もともとそんなに多くはないはずです。

経営者に限らず、人生の目的を「自身の成長」に置いている人は、その目的に反する行為はあえて「時間の無駄」だと割り切ってみてはいかがでしょうか。

本の紹介538 仕事の技法(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
仕事の技法 (講談社現代新書)

帯には、「相手からの『言葉以外のメッセージ』を感じ取る この一つの技法を身につけるだけで『仕事力』は、圧倒的に高まる」と書かれています。

本の内容も、帯に書かれていることの重要性が説かれています。

結果を出している人は、もはや無意識のレベルでやっていることではありますが。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

我々が、顧客から仕事を得るとき、買って頂くのは、実は、『商品』ではない。買って頂くのは、我々自身の『人間』である。そして、我々がどのような『人間』であるかは、優れた人物には、その面構えや身のこなしから、自然と伝わってしまう。それは、『言葉以外のメッセージ』として、自ずと伝わってしまう。」(190~191頁)

人を外見で判断してはいけない、という価値観があることは承知していますが、

多くの場面で、人は人を外見で判断していることは事実です。

特に若い頃は、「面構え」や「身のこなし」だけで何がわかるんだ、と感じてしまうかもしれませんが、わかる人にはわかってしまうということをまず受けとめる必要があります。

例えば、私たち弁護士も例外ではありません。

司法試験の合格順位と弁護士としての活躍度合いは当然のことながら比例していません。

自分の仕事は、顧客に何を売る商売なのかということを考えることはとても大切なことです。

この答えがずれていると、いくら努力をしても的外れのため、結果は出ません。

うまくいっている人とできるだけ時間を共有し、その人の一挙手一投足を観察し、「この人は顧客に何を売っているのだろうか」を掴むことはとても勉強になると思います。

是非、やってみてください。

本の紹介537 人生の9割は出逢いで決まる(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間がんばりましょう。

今日は本の紹介です。
人生の9割は出逢いで決まる

まさにタイトルのとおりですね。

帯には「出逢いを探すな。出逢いは活かせ。」と書かれています。

人脈を広げたいと躍起になっている人には多くの気付きを与えてくれる本です。

探すのではなく、活かすのです。

とてもいい本です。 おすすめです。

さて、この本で「いいね!」と思っているのはこちら。

出逢いがないか、出逢いの質が低いのは、今のあなたが輝いていないからだ。出逢いに対して愚痴るのではなく、自分が勝てる土俵で勝つ努力をすることだ。そうしてあなたが輝くようになれば、自然と成功者との良い出逢いのチャンスは訪れるはずである。」(57頁)

まさにそのとおりです。

「あなたが輝く」というのは、言い方を換えれば、「力をつける」ということです。

著者も言うように「自分が勝てる土俵で勝つ努力をする」ことがとても大切なのだと思います。

人が休んでいるときにこそ努力を続けるのです。

自分に強いモチベーションがあれば、屁でもないことです。

一生懸命に努力している人を、周りの人は放っておきません。

ひたむきな姿を見たとき、周りの人が手を差し伸べてくれます。

これこそが本当の「出逢い」です。

今、自分にできることを精一杯やる。

力をつけることが「出逢い」への近道なのだと信じる。

継続こそが成功への必要条件であることを胸に刻む。

そういうことなのだと思います。