Category Archives: 本の紹介

本の紹介507 あなたがもし残酷な100人の村の村人だと知ったら(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は、本の紹介です。
あなたがもし残酷な100人の村の村人だと知ったら

今の日本の状態を知るにはとてもよい本です。

さまざまな数値が掲載されており、今後日本がどのように進んでいくのかがよくわかります。

この本を読んで「このままではまずい」と思わない人はいないのではないでしょうか。

1度読んでおいたほうがいい本です。おすすめです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

所有ということで、私の立場で言える端的な変化は、成功者やお金持ちのタイプが変わったことだ。5年、10年前までは、所有した人がお金持ちの代表的なタイプだった。邸宅を持ち、別荘を持ち、高級車を所有し、会社を所有した。会社には社員がいた。所有を重ねて、成功者が生まれた。しかし、いまは所有しない、身軽な人が成功し、お金持ちになっていく。お金持ちのタイプが変わってきているのだ。」(148頁)

同感です。

あえてできるだけモノを所有しないと考える方って、以前よりも増えてきている気がします。

典型例は、マイホームですかね。

あえて家は持たないという選択をする人、いますよね。

所有することのメリットとデメリットやリスクを考えたときに、あえて所有しないと判断するわけです。

これは良い悪い、正しい間違っているという話ではなく、完全に価値観の問題です。

これまで当たり前とされてきたことの逆を行く価値観かもしれませんが、持つことによる制約や負担、持たないことの身軽さを考えると、できるだけモノを持たないということは十分に意味のある選択だと個人的には思っています。

みなさんはいかがでしょうか。

本の紹介506 数こそ質なり(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間お疲れ様でした。

今日は本の紹介です。
数こそ質なり 「人の10倍の手術数」の心臓外科医が実践するプロの極意 (角川書店単行本)

著者は、心臓血管外科医で埼玉医科大学教授の方です。

元ローソン社長、現サントリー社長の新浪剛史さんの弟さんです。

兄弟の対談も掲載されています。

人の10倍の手術数」を誇る著者のすごさがこの本から伝わってきます。

脳神経外科医の福島先生と同じくすごいドクターですね。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

多くの手術をしているほど、手術に臨む際にどういうやり方ができるかという選択肢が広がる。前で書いたことにもつながるが、年間二十例や三十例くらいの手術しかしていない医師と、年間三百例の手術をしている医師との差はそうしたところでついてくる。医師のなかにも、夜はできるだけ定時にあがりたいし週末は好きなことをやって羽を伸ばしたいと考えている人もいるだろう。そういうことを優先的に考えているのなら、絶対にできないのが心臓外科医という仕事である。私たちの仕事にゴールはない。」(85~86頁)

誰かを助ける、誰かを守るとは、そういうことなのです。

毎日定時に帰宅し、週末は趣味をしながら、人の10倍の手術などできるわけがありません。

この本の著者に限らず、一流は、みなワークライフアンバランスです。

労働基準法が適用される方以外は、とにかくハードワークを続け、人よりも多くの場数を踏み、1日も早く一人前になろうと努力するのが普通です。

プロとはそういうものです。

誰に言われるのでもなく、強い覚悟と高い志を持って仕事に臨む人だけが選ばれ続けるのだと確信しています。

本の紹介505 斎藤一人の道は開ける(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
斎藤一人の道は開ける (PHP文庫)

斎藤一人さんに関する本です。

久しぶりに読んでみましたが、学ぶべき点が多いですね。

ファンが多いのも頷けます。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

僕は自分より優れた人間に出会うたびに、批判的な目で分析し、アラさがしをしてきたような気がする。一人さんが言ってくれたように、『負けん気が強い』といえば元気よさそうだけれど、そこにはたぶん嫉妬や劣等感ってやつも混じっている。たとえば、『あいつは自分より勉強や仕事ができる』とか、『自分より頭がよさそうだ』なんて思いながら、その劣等感を誤魔化すために、どこかに欠点はないかとさがす。そしてその欠点を見つけて安心する。これじゃ伸びるわけがない。さがさなければいけないのは、反対にその人の優れたところだったのだ。そして、それをさっさと自分のものにしろと一人さんは言う。」(145~146頁)

こういうことを素直に言える人って素晴らしいと思います。

探さなければいけないのは、他人の欠点ではなく、その人の優れたところなのです。

特に成長著しい人やうまくいっている人を前にすると、嫉妬や劣等感から無意識のうちに、その人の悪いところ探しをしてしまうのです。

そんなことをしていても今置かれている状況は変わらないのです。

いいところはいいところと素直に評価し、しっかり盗み、真似するのです。

そこからしか先へは進めません。

本の紹介504 常識をひっくり返せばメシの種はいくらでもある(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間がんばりましょう。

今日は本の紹介です。
常識をひっくり返せばメシの種はいくらでもある

残業禁止、ホウレンソウ禁止など、ユニークな経営で知られている未来経営創業者の本です。

著者の本は、これまでにも何冊かこのブログで紹介してきましたが、今回の本もこれまで同様、常識の逆を行く発想、「差別化」の大切さが参考になります。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

とにかくお客さんにウケるためには、知恵と手間とコストをかけることが鉄則だ。その労を惜しむようでは、”差別化”していくことなどできるはずがないのだ。そしてそれは、商品づくりに限ったことではない。個人個人が社会人として認められるためにも、また人として成長していくためにも知恵と手間とコストをかけるべきである。特に若いうちは、自分の対応力を高めるためにセミナーに参加したり、いろいろな人に会うことだ。あるいは、本を読むのもいいだろう。とにかく自分を磨いていこうという意識を持ち続けることだ。」(161頁)

自分自身を商品として考えられる人は、既に自分自身の「差別化」を図る準備をしているはずです。

これは意識の問題なのですが、自分が単なる一労働力と捉えているのと商品と捉えているのとではまるで準備のしかたが違うと思うのです。

プロのスポーツ選手がその良い例ではないでしょうか。

プロのスポーツ選手は、みな自分のことを商品として考えているため、オフシーズンにもいわゆる「自分磨き」をするわけです。

自分の価値を少しでも高めていこうと思うからこそ、徹底した準備を重ねることができるのだと思います。

本の紹介503 40歳からはカラダで差がつく!エリートの最強コンディショニング(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
40歳からはカラダで差がつく! エリートの最強コンディショニング

食事を中心とした生活習慣について、具体的に注意点をレクチャーしてくれています。

良かれと思ってやっている行動が実は誤解や間違いであることを指摘しています。

とても勉強になります。 おすすめです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

少し前に人気のホテルを手がける星野リゾートグループの求人広告が話題になりました。・・・『大変申し訳ございませんが、星野リゾートグループでは喫煙者は採用しておりません。それが企業競争力に直結している課題であるからです』 なぜ喫煙は、競争力の足を引っ張るのでしょうか?まず、血液中のニコチン含有量の減少により集中力を持続できないため、作業効率が悪い。そして社員の喫煙場所の維持に投資するのは利益を圧迫するから。そして喫煙社員だけが頻繁に休憩が認められることへの不公平感を挙げています。・・・どんな学歴や経歴があっても、タバコを吸っていたら一発アウトの時代の幕開けなのかもしれません。」(86~87頁)

喫煙者についてどうこう言うつもりはありませんが、私の事務所も喫煙者は採用しておりません。

この本で書かれているようなことまで深く考えてのことではありませんが、やはりタバコを吸わない人間からすると、頻繁にタバコ休憩をしている姿を見ると違和感を感じるのが正直なところです。

1時間に1度、5~10分のタバコ休憩(喫煙スペースまでの往復時間を含む)を考えると、タバコを吸わない人間が不公平感を感じてしまうのも無理はないように思います。

本の紹介502 神の手のミッション 福島孝徳(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
神の手のミッション 福島孝徳 すべてを患者さんのために捧げた男

私が陰ながら尊敬する福島先生に関する本です。

福島先生の仕事に対する情熱は、人に感動を与えます。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

Dr福島はとにかく休まない。『1週間8日働く』と宣言し、土日、祭日も仕事で、夏休みなし、暮正月も関係ない。集中力を要求される手術の連続で、疲れがどんどん蓄積しそうな毎日だが、Dr福島は『忙しくて疲れなんて感じている暇はない』と笑い飛ばす。『私が手術しないと治らない』患者さんがたくさん待っているのに、休むとかバカンスとか言っていられません。風邪なんかひいている暇もありません』」(182頁)

みなさん、福島先生の「忙しくて疲れなんて感じている暇はない」という言葉、理解できますか?

福島先生も人間ですから、疲れないはずはないと思うのです。

それでもなお、なぜこのようなことを言うのか。

それは、きっとこのような発言をすることで、自分を鼓舞しているのだと思います。

「1週間8日働く」という言葉も「風邪なんてひいている暇はない」という言葉も、また、「人の2倍働き、3倍努力する」という言葉もみんな自分を鼓舞するためなのではないでしょうか。

自分の力を頼り、自分のことを待っている患者さんがいるかぎり、休んではいられないという気持ちなのでしょう。

仕事こそ違いますが、本や映像を通じて、福島先生から「本当のプロフェッショナル」とはどういうものかを学んでいます。

本の紹介501 年収の伸びしろは、休日の過ごし方で決まる(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間お疲れ様でした。

今日は本の紹介です。
年収の伸びしろは、休日の過ごし方で決まる ズバ抜けて稼ぐ力をつける戦略的オフタイムのコツ34

タイトルがそのまま結論ですね。

帯には、「日曜日こそ早起きする」「趣味にコーチをつける」「枕と私服に投資する」と具体例が書かれています。

上の例を見る限り、異論がある方もいると思いますが、いずれにせよいかに休日を過ごすかで他の人との差が付くこと自体は間違いないでしょう。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

オフタイムとオンタイムは表裏一体です。できる人、稼いでいる人は、オフタイムを完全なる機能停止状態の”ダウンタイム”にしません。ただ漠然と時間をやり過ごし、弛緩するだけのオフにしない。それは、そこから得られる経験値と情報の重要さを知っているからです。ならば漠然と楽しむだけ、頭と体を緩めるだけのオフから、『自己鍛錬』というプラスアルファを意識したオフへと切り替える。」(204頁)

こういう考え方、大好きです。

休日を「自己鍛錬」の時間に使うという発想、私は大賛成です。

休日こそ、日頃は忙しくてなかなかできない分野について自己鍛錬をするのです。

ジムに行って体を鍛えるのもいいでしょうし、全く違う分野の勉強をするのもいいでしょう。

とにかく1日中ぐーたらして、気づいたら夜になっていたという時間の使い方は避けたいわけです(たまにしたくなるときはありますが)。

そんなことをしている時間はないのです。

人生は思っているほど長くないのです。

本の紹介500 ストックビジネスの教科書(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
ストックビジネスの教科書

「ストックビジネス」、「フロービジネス」という言葉が登場します。

ビジネスのストック化を図りましょうというお話です。

リース事務機、携帯電話、スポーツクラブ、機械警備などなど。

ストックビジネスの例を挙げだしたらきりがありません。

ビジネスをフローからストックへ転換することが大切だと著者は言います。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

私には、ずいぶん前から習慣にしていることがあります。それは、電車に乗ったときに、必ず社内広告に目を通すことです。それも、漫然と目を通すわけではありません。広告のほとんどは、何らかのビジネスが絡んでいます。そのビジネスに『ストック性』があるかどうかを意識的にみるようにしているのです。」(68頁)

こういう意識を日頃から持つか持たないかで結果が大きく変わるというわかりやすい例ですね。

セミナーを受けるにしても同じことが言えるのではないでしょうか。

ある人は、会社からの指示でやむなく参加し、ある人は1つでもいいから現場に取り入れられるものはないかという意気込みで参加する。

セミナーに参加すること自体は同じでも、その効果が大きく異なるのは当然のことです。

結局は、意識・やる気の問題です。

意識・やる気の有無により必然的に差はどんどんどんどん広がっていくわけです。

本の紹介499 成功するために必要なシンプルな話をしよう(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間がんばりましょう。

今日は本の紹介です。
本多静六 成功するために必要なシンプルな話をしよう (知的生きかた文庫)

本多静六(1866-1952)さんは、東大教授にして大富豪の方です。

今も昔も成功するために必要とされていることに違いがないことがよくわかります。

著者は、その方法を実践し続けた結果、社会的にも経済的にも成功したわけです。

とても読みやすく、本当に参考になります。

いつも言いますが、あとはやるかやらないかだけです。

おすすめです!

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

私は以上のような体験から、どんな仕事でも努力を続けさえすれば、はじめは多少苦しくても、ついには道楽になる、そしてその道楽の面白さは努力の量に比例し、努力の大なるものほど愉快の大なることを自覚した。その結果、なんでも人の嫌がる仕事、人の困難とする仕事をやるようになった。・・・このように私は今日までの生活は職務だか道楽だかわからない。」(51~52頁)

著者は、「人生の最大幸福はその職業の道楽化にある」(42頁)と言います。

そして、「職業を道楽化する方法はただ一つ努力(べんきょう)にある。」(43頁)と。

仕事を道楽と考えるのには程遠い状況ですが、著者が言わんとしていることはよくわかります。

どんな仕事でも一定の年数、努力を続けなければ本当の意味での仕事の価値、おもしろさはわかりません。

最初は大変ですよね。その仕事に慣れないわけですから当然のことです。

でも、努力を続けることにより、次第に仕事がわかってきますから、大変な中にもおもしろさを感じることができるのです。

怠らず、努力を続けることこそが、仕事を楽しくする方法なのだと思います。

本の紹介498 ラストホープ 福島孝徳(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
ラストホープ 福島孝徳 「神の手」と呼ばれる世界TOPの脳外科医

私が陰ながら尊敬している脳神経外科医の福島先生の本です。

福島先生の仕事に対する情熱が本当に素晴らしいです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

時代遅れかもしれない表現ですが、『月月火水水木金金、一週間に八日働け』と言いたいのです。私はそうしてきましたし、その中でたくさんのことを学び、多くの人との出会いからも勉強をすることができました。」(206頁)

医療に携わるあらゆる人たちへ 
お金のために働くな。人のため、世のために働きなさい。挫折はあるだろうけれど顔で笑って心で泣いて。仕事は楽しく、患者さんには喜びと幸せを。持てるすべての力を患者さんのために生かしなさい」(242頁)

福島先生に限りませんが、多くの一流のドクターは、とてつもないハードワーカーです。

自分の能力を引き上げるためには、場数が絶対的に必要なことを知っているからです。

いろいろなことを犠牲にしていることは容易に想像できますが、多くの一流は、仕事と私生活が明らかにアンバランスです。

何の犠牲も払わずに自分に力をつけることなどできないことを知っているのです。

自分に力をつけなければ、誰かを助けることなどできないことを知っているのです。