Category Archives: 本の紹介

本の紹介318 世界のエリートの「失敗力」(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間がんばっていきましょう!!
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←週末の早朝は、海までのジョギングから始まります。

この時期の朝は、ちょうどいい気温で、とても気持ちがいいですね。

継続は力なり。

今日は、午前中は、裁判の打合せが1件入っています。

午後は、婚費調停が1件、新規事業の打合せが1件、ラジオの打合せが1件入っています。

今日も一日がんばります!!

さて、今日は本の紹介です。
世界のエリートの「失敗力」 (PHPビジネス新書)

この本を読むと、最前線で働いている人たちの多くは、何らかの大きな挫折を経験し、そこから必ず何かを学んでいることがよくわかります。

失敗を積極的に評価するという環境がいかに大切であるかもよくわかります。

日本が、今よりも、失敗に対して寛容な社会になることを願いばかりです。

挑戦に失敗はつきものですから、もっと果敢に挑戦できる社会であったほしいと思います。

もっとも、社会や環境を理由に挑戦しない(できない)人は、社会や環境が失敗に寛容になっても、結局、挑戦しないんですけどね。

挑戦する人は、どんな社会だろうと、どんどん挑戦していますので。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

スタンフォードのミッションは、『人々の生活を変え、組織を変え、世界を変える人材を育成すること』。・・・そのミッションを象徴するかのように、スタンフォードのホームページには、「Comfort Zone」(コンフォートゾーン)という言葉が多く出てくる。・・・コンフォートゾーンとは、自分が楽だと感じる領域のこと。例えば、生まれてからずっと同じ町に住んで、同じ友人とだけつきあっている人。例えば、上司から言われるままに、同じ仕事をし続けている人。こういう人たちはコンフォートゾーンの中にいる人。しかし、それでは、組織に変革をもたらせない。そこから飛び出す勇気を持つ人がスタンフォードでは評価されるのだ。」(50~51頁)

決してスタンフォード大学に限りません。

この日本の社会においても、あえてコンフォートゾーンを飛び出す勇気を持っている人を高く評価すると思います。

少なくとも私は、このような一歩踏み出す勇気を持った人を心から尊敬しますし、応援したくなります。

安定的な「楽」を求めるのではなく、刺激的な「楽しさ」を求める人のほうが、人間的な魅力を感じます。

自分がこれまで経験したことのない領域に踏み込んでみる。

考えただけでもわくわくしますね。

私も、次の領域に入れるようにがんばろうと思います。

本の紹介317 ワン・シング(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

さて、今日は本の紹介です。
ワン・シング 一点集中がもたらす驚きの効果

サブタイトルは、「一点集中がもたらす驚きの効果」です。

二兎を追う者は一兎をも得ずということをいろんな例をあげながら説いています。

成功したければ、一点に的を絞れ!ということです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

・・・そして成功の最も重要な条件、素晴らしい秘訣がここにあります。-エネルギー、思考、そして資本を従事しているビジネスに集中させるのです。ある仕事を始めたらそれをとことんやり抜き、そこでトップに立ち、あらゆる改善を取り入れ、最高の機械を備え、その機械については誰よりも熟知するのです。
失敗するのは資本をばらまいてきた、つまりはとことん突き詰めて考えることを放棄した企業です。彼らはあれやこれや、あちらこちら、いたるところに投資してしまう。『多角経営』というと聞こえはいいが、どれ一つとして精通できない。これでは失敗することは目に見えています。ビジネスで成功したければ一つに賭けて、そこにすべてのエネルギーを注ぎ、細心の注意を払うべきです。」(108頁)

「今は、多角経営の時代だ」と仰る経営者の方もいれば、この本の内容と同じことを仰る経営者もいます。

実際には、どちらの選択をした経営者も、うまく行っている方もいればそうでない方もいる。

だから、どちらが正しいということはなかなか言い切れない。結局は、やり方の問題である、というのが現時点での個人的な意見です。

ただ、この本に書かれていることは、非常に説得力があり、素直に理解できる内容でした。

実のところ、人間、あれもこれも手を出す方が、1つことだけをやり続けるよりも楽なのだというのが私の考えです。

好奇心に任せて、いろんな分野に手を出すというのは、それ自体、楽しいことですし、会社を拡大しているような感覚を覚えやすいのではないでしょうか。

それに対して、1つの事業を脇目も振らずやり続けるというのは、相当な覚悟が必要ではないでしょうか。

「いろんなおいしい話が舞い込んでくるが、今やっているこの事業をやり切る」と決める。

そんな覚悟を持った経営者にお会いすると、本当に感動します。

本の紹介316 「権力」を握る人の法則(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 あっという間に一週間が過ぎていきますね。 今週も一週間お疲れ様でした。
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←先日、上石町の「五月庵」にお昼ごはんを食べに行ってきました。

部活帰りではありません(笑)

ごはんとみそ汁を注文し、あとは自分で食べたいおかずをケースから自由に取ると、こうなってしまいます。 おいしゅうございました。

今日は、午前中は、新規相談が3件入っています。

午後は、新規相談が1件、修習生の事務所訪問が入っています。

今日も一日がんばります!!

さて、今日は本の紹介です。

「権力」を握る人の法則 (日経ビジネス人文庫)

著者は、スタンフォード大学ビジネススクール教授です。

まず、切り口が非常に興味深いです。

「権力」と聞くと、それだけで反発心を抱く方もいると思いますが、読み物としてはとてもおもしろい本です。

出世街道に乗るためにはどうしたらいいか、権力を印象づけるふるまいと話し方など、ちょっと興味をそそられませんか(笑)?

ビジネススクールの教授が真面目に、どうやったら「権力」を握ることができるのか、をたくさんの例を交えながら、説明しています。

非常に参考になる、いい本です。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

社会心理学者のディーン・キース・サイモントは、さまざまな分野で天才と呼ばれる人々が成し遂げた業績を四半世紀にわたって調べた結果、大事なのは『準備期間に労力を注ぎ込むこと』だという結論に達した。『個人の業績の差は結局のところ、知識とスキルの習得に直接費やした時間数でおおむね説明がつく。(中略)研究者の中には、生まれながらの才能や天分という概念は幻想だと主張する人さえいる』。天才が幻想かどうかはともかく、長時間がんばり続けるエネルギーがあれば、目標に人より早く近づけることはまちがいない。」(71頁)

「そりゃ、そうだ」という感想です(笑)

でも、四半世紀にわたって調査した結果、出した結論が「長時間がんばり続けることが、成功への近道だ!」と言われると、それはそれで説得力が出ますね。

多くの人は、お金儲けでもダイエットでも、なんでも楽して目標を達成したいと考えがちです。

そんなに働きたくない、けど、お金はほしい。

そんなに運動はしたくない、けど、痩せたい。

気持ちはよくわかります(笑)

でも、やっぱり、努力が必要なんですって。

結局、いつもブログに書いているように、努力自体をいかに楽しむか、その方法を知っている人は、目標を達成するプロセスを楽しめる人なので、何をやってもたいていうまくいってしまうのではないでしょうか。

「努力を楽しもう!」

本の紹介315 リーダーになる人の38の習慣(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。__

←先日、金融機関でのセミナー後の懇親会で鷹匠にある「さんきゅう亭」に行ってきました。

写真は、「豚串カツカレー」です。

平日なのに、満席です!

コスパの高さに驚きます。やはり流行るのには理由があるのですね。

今日は、午前中は、交通事故の裁判が1件、建物明渡しの裁判が1件入っています。

午後は、交通事故の裁判が2件、修習生の事務所訪問が入っています。

夜は、労働事件の交渉が入っています。

今日も一日がんばります!!

さて、今日は本の紹介です。

 リーダーになる人の38の習慣 (成美文庫)

タイトルのとおり、リーダーに必要とされる資質について書かれています。

やはりここでも「習慣」という言葉が使われていますね。

習慣がいかに大切かがよくわかります。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

あきらめるということは、クセになるものです。一度でもあきらめてしまうと、あきらめグセがついて、『もうこれ以上はムリ』と、それ以上の努力をしなくなります。このあきらめグセが身についてしまうと、『やっぱりダメだった』『どうせできるわけがない』という負けグセにつながり、始める前から白旗を揚げていることになりかねません。しかもあきらめるクセが身についてしまうと、なかなか抜け出すのが難しい。・・・もしあなたがリーダーとして結果を残したいのであれば、やはりあきらめてはならないのです。リーダーであるあなたがあきらめていないのに、その背中を見ている部下があきらめることができるでしょうか。まさに『勇将の下に弱卒なし』で、あなたがあきらめない姿勢を貫く限り、部下もまたあきらめずにコツコツ仕事に取り組むはずです。」(57~59頁)

「あきらめるということは、クセになる」

いい言葉ですね。

あきらめるクセがついている人は、あきらめたことを正当化する理由を考えるのが得意です。

途中であきらめる方が楽です。 そんなことは誰でも知っています。

これまでずっといろんなことをあきらめてきた・・・という方は、どこかで「クセ」を変える必要があります。

そのためには、いきなり大きな山を制覇しようとするのではなく、小さな山から順番に制覇していくことが大切です。

徐々に目標の高さを高めていく。

そうすることにより、あきらめないクセをつけるのです。

あきらめるクセをつけるより、あきらめないクセをつけたほうが、人生はもっとよくなります。

すべてはクセ=習慣だというわけです。

本の紹介314 億万長者チームの作り方(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間お疲れ様でした。

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←先日、顧問先会社の社長と両替町の「入船鮨」に行ってきました。

このお店は個室でゆっくりお話できるのでいいですね。

今後の会社経営の方針、法的リスク等について、じっくりお話をすることができました。

社長、全面バックアップ体制で応援していきますよ!!

今日は、午前中は、島田の裁判所で離婚調停です。

午後は、新規相談が1件、裁判員裁判の打合せが1件入っています。

明日は、終日、スタッフの採用面接です。 いいご縁があるといいです。

今日も一日がんばります!!

さて、今日は本の紹介です。

 億万長者チームの作り方 6ステップで爆発的成功をつかむ (角川フォレスタ)

タイトルのとおり、成功するチームの作り方について書かれています。

一人だけで成功するのは難しいという前提に立っています。

単なるチーム作りのやり方について書かれているのではなく、成功するために必要なことがたくさん書かれています。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

自分への投資なくして、大きな夢を実現することはできない。億万長者にはなれない。自由に自分の時間を使えるようにもなれない。自分への投資こそ、夢を実現するいちばんの近道であり、唯一ともいえる道であることを理解してほしい。
投資には、不動産や株式などいろいろな投資があるけれど、世の中に数ある投資の中で最も重要で、最も価値があり、最も有効性が高い投資は、自分自身への投資だと僕は思っている。」(87頁)

みなさん、自分への投資、していますか?

不動産や株式ではなく、自分自身の成長・向上のために、お金と時間を使っていますか?

プライベートな時間を単なる余暇として過ごすのではなく、自分自身への投資のために使うという発想を持つ。

「仕事で疲れているんだから、休日くらい、ゆっくり休ませてよ~」と思う気持ちもよくわかります(笑)

それはそれでいいのですが、私の周りには、プライベートこそ、自分を磨くためにお金と時間を使っている方が少なからずいます。

当然、苦痛などとは思わず、むしろ、それを楽しんでいる方が実際、いるのです。

こういう人は、自分をひとつの「商品」「ブランド」と考えているところがあります。

商品価値を高めるために、是非、自己投資をしてみてはいかがでしょうか。

本の紹介313 凡人でもエリートに勝てる人生の戦い方。(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

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←先日、いつもお世話になっている社長と「焼肉・ホルモン 六番町」に行ってきました。

写真は、特上の「ミスジ、カイノミ、ザブトン」です。

お肉のクオリティが秀逸です。

いつもおいしいお肉を提供してくれます。すばらしい!

今日は、午前中は、不動産に関する裁判が1件入っています。

午後は、離婚調停が1件、労働事件の裁判が1件、債権回収の裁判が1件入っています。

夜は、労働事件の弁護団会議です。

今日も一日がんばります!!

さて、今日は本の紹介です。

凡人でもエリートに勝てる人生の戦い方。

元電通マン、今、教師という著者が、「才能やスキルがなくても勝負できる方法」をまとめています。

星野先生は、私の母校、静岡聖光学院で、現在、教頭をされており、ラグビー部の総監督をされています。

本のタイトルのとおり、凡人がエリートと勝負して勝つコツが書かれています。

非常に参考になります。 おすすめです!

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

方程式を発展させるひとつめのコツ。それは、言葉の反転です。選手には『うちは練習外の時間が日本一長いチームなんだ!それをウリにできるチームを俺たちは目指そう!』と伝えています。・・・この『練習外の時間が日本一長いチーム』というコピーは、元々は『練習時間が日本一短いチーム』という言葉が出発点になっています。」(81~82頁)

星野先生は、本の中で、発想にしかたについてコツを伝授してくれています。

そのひとつが、「言葉の反転」です。

「練習時間が日本一短い」というマイナスの事実を「練習外の時間が日本一長い」とプラスの発想に変えているのです。

事実は同じですが、発想を逆にするだけで、違うものが見えてきます。

考え方ひとつで、状況がプラスにもマイナスにもなるといういい例です。

成功する人は、環境に不満を言わないとよく言われます。

それは、置かれた環境それ自体を変えることはなかなか難しいけれど、置かれた環境をプラスに評価する習慣が身についているおかげで、決して不満に思わないのです。

不満どころか、むしろその状況を「自分の力が試されているんだ」「これを乗り越えればさらに向上できる」と評価することにより、わくわくすることさえあります。

決して強がりではなく、本心でそう思える人がいるのです。

環境の問題ではなく、評価の問題であることに気づくことが幸せへの第一歩だと確信しています。

本の紹介312 エリートの条件(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間がんばっていきましょう!!

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←休日の朝は、海までのジョギングから始まります。 

その後は、ジムで体を鍛えるのがお決まりのコースです。

継続は力なり。 続けることが自信につながります。

今日は、午前中は、裁判が2件入っています。

午後は、裁判が2件(うち1件は証人尋問)、成年後見の関係で金融機関との打合せが1件入っています。

夜は、認定司法書士の先生を対象としたセミナーです。

テーマは、「認定司法書士が押さえておきたい証人尋問を効果的に行うための8つのポイント」です。

今日も一日がんばります!!

さて、今日は本の紹介です。

 エリートの条件

著者は、東京大学名誉教授、開成中学校・高等学校の校長先生です。

ご自身も開成高校、東大、東大大学院博士課程修了されています。

東大のほか、ハーバードの教授もされていたそうです。

いわゆる巷で言うところの、みごとなエリートです(笑)

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

『ギフテッド』として開花するには『執着心』が欠かせません。この執着心がなければギフテッドとしての本来の能力を発揮できませんし、社会の中でエリートとみなされることもありません。傍から見ている人は、『何時間も同じことに執着して大変ではないだろうか?』と思うかもしれません。でも本人は面白いと思ってやっているのですから、つらいなどとは感じていないはずです。このように、時間を忘れて没頭できる分野を見つけられた人は、ギフテッドとして飛躍できる大きな可能性をもっているのです。」(13頁)

「ギフテッド」とは「天賦の才能が備わった」という意味です。

天賦の才能というと、生まれ持ったもので、本人の努力では如何ともしがたいように感じてしまいます。

しかし、この本によると、天賦の才能を開花させるためには、「執着心」が必要なのだというわけです。

1つのことに何時間も没頭できる集中力こそが大切なのですね。

自分が没頭できる何かを見つけられた人は、本当に幸せです。

幸い、私は、没頭できる職業に就け、毎日、時間を忘れて、仕事に没頭できています。

本当に幸せなことです。

決して楽な仕事ではありませんが、辛い、苦しいという側面をはるかに超える達成感を味わえる仕事だと思います。

仕事に対する「執着心」を忘れたら、そのときが引退するときなのでしょう。 当分先ですね。

本の紹介311 嫌われる勇気(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

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←先日、呉服町にある「松葉」に行ってきました。

松葉といえば、串揚げが有名ですが、実は、お刺身のレベルが尋常ではありません。

居酒屋のレベルははるかに超えています。

是非、松葉に行かれた際は、お刺身を注文してみてください。 おすすめです!

今日は、午前中は、ビジネス雑誌の打合せとHPの打合せが入っています。

午後は、交通事故の民事調停が1件、裁判の打合せが1件、顧問先でのセミナーが1件入っています。

今回のセミナーのテーマは、「第6回 契約書作成に必要なリーガルマインド習得講座」です。

今日も一日がんばります!!

さて、今日は本の紹介です。

 嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

自己啓発の源流「アルフレッド・アドラー」の教えをまとめた本だそうです。

アドラーさんとは、表紙の説明によると、フロイト、ユングと並び「心理学の三大巨頭」と称され、カーネギーなど自己啓発のメンターたちに多大な影響を与えた方だそうです。

本の内容は、哲人と青年との会話を通じて、さまざまな教えを伝えてくれています。

ナポレオン・ヒルの「悪魔を出し抜け!」と同じ形式です。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

人は常に自らのライフスタイルを選択しています。いま、こうして膝を突き合わせて話しているこの瞬間にも、選択しています。あなたはご自分のことを、不幸な人間だとおっしゃる。いますぐ変わりたいとおっしゃる。別人に生まれ変わりたいとさえ、訴えている。にもかかわらず変われないでいるのは、なぜなのか? それはあなたがご自分のライフスタイルを変えないでおこうと、不断の決心をしているからなのです。」(51~52頁)

あなたが不幸なのは、過去や環境のせいではありません。ましてや能力が足りないのでもない。あなたには、ただ”勇気”が足りない。いうなれば『幸せになる勇気』が足りていないのです。」(53頁)

いかがでしょうか。

変わりたいと強く願っているのに、そのための行動は起こさない。

それでは変わるわけがないですよね。

この本によれば、現在、自分が不幸であると感じている方は、過去や環境や能力が足りないことが原因ではないそうです。

ただ勇気が足りないのだと。 「幸せになる勇気」とこの本では書かれていますが、私が思うに、「幸せになるための行動を起こす勇気」が足りないのだと思います。

幸せになるために、また、成功するために必要なのは、お金でも時間でも能力でも経験でもなく、「今の自分から変わる」勇気なのだとも言い換えられるのではないでしょうか。

幸せになりたい、成功したいと心で願っているだけでは、何も変わりません。

幸せになるため、成功するためには、勇気を持つことがなにより大切なのだと教えてくれています。

不当労働行為88(大阪YMCA事件)

おはようございます。

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←先日、勉強会のあとに、みんなで両替町の「焼肉 十々」に行ってきました。

鹿児島県産の黒毛和牛を出してくれます。

おいしゅうございました。

今日は午前中は、弁護士会での法律相談と裁判員裁判の公判前整理手続が入っています。

午後は、離婚訴訟が1件、新規相談が1件、裁判の打合せが1件入っています。

夜は、金融機関でのセミナーです。

今日も一日がんばります!!

さて、今日は、事業再編により変更される労働条件等を議題とする団交と不当労働行為に関する命令を見てみましょう。

大阪YMCA事件(大阪府労委平成25年10月23日・労判1082号95頁)

【事案の概要】

本件は、Y社が①事業再編にともなって、X組合組合員が多数所属する教育事業部を廃止したこと、②事業再編計画および同計画により変更される労働条件等を議題とした団体交渉に誠実に応じなかったこと、それぞれが不当労働行為であるとして申し立てられた事件である。

【労働委員会の判断】

いずれも不当労働行為にはあたらない

【命令のポイント】

1 そもそも法人がその事業部門を廃止するか否かということは、経営側の裁量に委ねられているというべきである。したがって、Y社が、収支状況、リスク、将来性等からの経営判断として、教育事業部を平成23年度限りで廃止したことが不合理とまではいえず、教育事業部の廃止が合理性に欠けるとする組合の主張も採用することはできない。
したがって、Y社が、教育事業部を平成23年限りで廃止したことは、労働組合法7条3号の不当労働行為に当たるとはいえず、この点に係る組合の申立ては棄却する。

2 Y社は、教育事業部を閉鎖とした理由について、本件団交申入れが行われる前の折衝の段階から、運営形態がいびつであり、トラブルが発生した時のrスクや将来性からして、今後伸ばしていきたい事業と考えていない旨説明していることが認められ、また、前記判断のとおり、事業部門の再編が原則として経営側の裁量に委ねられていることからすると、Y社が、教育事業部を閉鎖とした理由について、一定の説明を行ったとみることができる。また、前記判断のとおり、教育事業を閉鎖した理由はリスクや将来性と収益性の総合判断であって、財務上の理由のみによるものではないところ、財務資料についても組合の求めに応じて作成し、組合に示すとともに説明を行ったのであるから、これらの点について学校法人の対応が不誠実であったとはいえず、組合の主張を採用することはできない。

本の紹介310 世界で勝てるヒト、モノづくり(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

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←先日、「キャトル プレジール」に行ってきました。

写真は、新メニューの「ホタテ貝のガーリックオイル漬け 焼きリゾット添え」です。

これまではカキを使用していたのですが、時期は終了したため、ホタテに変わりました。

カキのようなパンチはありませんが、これはこれでおいしいです。

ホタテの下に敷かれている焼きリゾットと一緒に食べるとさらにおいしくなります。

今日は、午前中は、掛川の裁判所で破産の免責審尋期日が入っています。

午後は、静岡に戻り、交通事故の裁判が1件、刑事裁判が1件、新規相談が2件入っています。

今日も一日がんばります!!

さて、今日は本の紹介です。

 日経ビジネス経営教室 世界で勝てるヒト、モノづくり

経営教室シリーズ第5弾です。

今回は、世界1位の空調メーカーのダイキン工業の井上会長です。

実行力の重要性について強調しています。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

『一流の戦略、二流の実行力』と『二流の戦略、一流の実行力』とを比べれば、私は間違いなく後者を選びます。実行なき戦略は無に等しいからです。」(126頁)

先の見通しが立ちにくい時に、万全を期していたらスピードもタイミングも逸してしまうからです。経営判断で大事なのは『六分四分の理』。六分の理があれば、決定の権限を持つトップが思い切った経営判断をする。後は実行しながら、現実に合わせて絶えず戦略の軌道修正をすればいい。トップの役目は、答えのないところに答えを出し、現場を実行へと導くことです。」(130頁)

確かに準備段階で万全を期していたら、なかなか実行に移せませんよね。

実行しながら修正していくというくせがついていると、素早く決断できるのでしょうね。

「トップの役目は、答えのないところに答えを出し、現場を実行へと導くこと」であるという言葉は、肝に銘じておきたいと思います。

トップが優柔不断だと社員が困ってしまいます。

決断ができないのであれば、やはりトップに立つべきではないのでしょうね。