Category Archives: 本の紹介

本の紹介49 天才!成功する人々の法則(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

さて、今日は本の紹介です。
天才! 成功する人々の法則
天才! 成功する人々の法則

この本のもともとの題名は、「OUTLIERS」です。

「OUTLIER」とは、外れ値のことで、「中心やその近くの集団から、著しくかけ離れた地点や、まったく異なる分類に属する存在」を指します。

少し前の本ですが、本棚に並んでいるのが目に留まり、もう一度読んでみました。

この本で「いいね!」と思ったのは、こちら。

成功とはまた、人間が自分のために行う決断や努力の単純な総和でもない。それはむしろ贈物(ギフト)である。アウトライアーは好機を与えられた者、そしてそれをつかむ強さと平常心とを兼ね備えた者だ。」(303頁)

著者は、さまざまな成功者を例に挙げて、このような結論を導いています。

そして、「よりよい世界を築くためにわれわれに求められることは、・・・すべての人間に好機を与える社会を築くことだ」(304頁)と訴えます。

話が大きくなりすぎますので、自分の身近な問題として捉えることにします。

著者の考えでは、成功する(何を成功と考えるかは置いておく。)ために必要なものは、

(1)決断や努力

(2)チャンス

(3)チャンスをつかむ強さと平常心

ということのようです。

チャンスさえ与えられると、ぐんぐん伸びる方っていますよね。

チャンスが回ってきたときに、力を発揮できる方と一緒に仕事をしたいです。

チャンスが回ってくるのを待ちつつ、そのときに備えて、日々準備をする。

「俺には全然チャンスが回ってこない」と嘆く前に、たくさんやるべきこと、できることがあると思います。

むしろ、周りの方からチャンスをいただけるように日々、精進をするという感じでしょうか。

僕も「こいつに任せてみよう」と思われるように、毎日、フルスロットルで仕事をしています。

本の紹介48 差別化するストーリーの描き方(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

さて、今日は、本の紹介です。
「差別化するストーリー」の描き方
「差別化するストーリー」の描き方

元博報堂制作部長の方の本です。

コンセプトメイキングのやり方やアイデアの発想法等が実際の例とともに説明されています。

この著者の他の本をもう少し読んでみたくなりました。

早速、アマゾンで数冊注文しました。

この本で「いいね!」と思ったのは、著者のマーケティングプランニングのスタイルです。

著者は、以下の順番でものごとを考えるそうです。

1 「集める」→情報収集する テーマ関連・他領域の事実のストック

2 「書く」→大きな白い紙に書く 群れをつくりながら絵を描く気分

3 「眺める」→遠くから眺める 関係性を探る・可能性を楽しむ

4 「組み合わせる」→新しい関係性を発見 仮説を何案か立てる・言葉化する

5 「発酵させる」→A41枚、1案、キーワード 数枚、候補を壁に貼って寝かせる

6 「閃く」→来た!いけそう! 閃きがくる

7 「まとめる」→戦略化 具体的に仕組みをつくる。計画案に。 (99頁)

私は、日々、思いついたアイデアや本を読んでいてひらめいたことを手帳の余白部分にどんどん書き込んでいます。

「手帳」というのがポイントなのです。

なぜ手帳か、というと、つまらない会議等に参加している際、手帳を眺めていたり、メモをとっていてもあまり違和感がないからです。

「早くこの会議終わらないかな・・・」とただ会議が終わるのを待っているくらいなら、日頃ためこんだアイデアを眺めて、結びつけて、新しい切り口を考えているほうがよほど生産的です。

読書するわけにもいかない、ただぼーっとしているだけなのはもったいない、という時に、おすすめです。

日々の繰り返しが、大きな成果を生むのだと信じています。

本の紹介47 売れるもマーケ 当たるもマーケ(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

さて、今日は本の紹介です。

売れるもマーケ 当たるもマーケ―マーケティング22の法則
売れるもマーケ 当たるもマーケ―マーケティング22の法則

少し前の本ですが、昨年5月時点で27刷ですから、結構売れているわけですね。

内容がわかりやすくていいです。 納得する部分が多々あります。

この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

一般に会社は、あまりにもナンバーワン企業をまねしすぎるきらいがある。『あの連中は何が有効か知っているに違いない。だから、それと同じことをしてみよう』と考える。だが、これはいい考え方ではない。
ナンバーワンと張り合えるような正反対の属性を探してみるほうが、はるかに利口なやり方だ。
」(148頁)

マーケティングはアイデアの戦いである。だから、もしあなたが成功したいと思うなら、独自のアイデアや属性を用意して自分の努力をそこに傾注しなくてはならない。」(149頁)

言っていることは、ポジショニング理論と同じことです。

チャレンジャーがやるべきことは何か、ということです。

リーダーと同じことをやっていても勝てませんよ、ということです。

ただ、個人的には、場合によっては、「ナンバーワン企業」の模倣も必要だと考えています。

異業種のナンバーワン企業から学べることもあります。

形を少し変えて、自分の業界に取り入れることで、新しいサービスが提供できることもあります。

異業種の常識が、現時点で、自分の業界の非常識の場合には、どんどん取り入れます。

本の紹介46 ストーリーとしての競争戦略(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

さて、今日は本の紹介です。
ストーリーとしての競争戦略 ―優れた戦略の条件 (Hitotsubashi Business Review Books)
ストーリーとしての競争戦略 ―優れた戦略の条件 (Hitotsubashi Business Review Books)

題名だけ読んでも、何のことかさっぱりわかりません。

帯には、「戦略の神髄は思わず人に話したくなるような面白いストーリーにある。」と書かれています。

まだよくわかりません。

「まえがき」を読むと、著者が言わんとしていることがわかります。

さて、この本で「いいね!」と思ったのは、こちら。

賢者の盲点を衝くためには、まずその時点で業界の内外で広く共有されている『信念』なり『常識』を疑ってみるという姿勢が大切です。・・・一般的に『良いこと』と信じられている常識の『逆を行く』という思考様式が求められます。」(471~472頁)

賢者の盲点を見出すためには、日常の仕事や生活の局面で遭遇する小さな疑問をないがしろにしないことが大切です。」(472頁)

「常識の逆を行く」という発想を常に持っていると、アイデアのとっかかりになることが多いです。

ただ、言うのは簡単ですが、常識の中にどっぷり浸かっているとそもそもこういう発想をしなくなってきます。

「相談者が事務所に来て、弁護士が相談にのる」というのは弁護士業界では「常識」です。

「別に簡単な相談なら電話でもいいんじゃない」というのが「常識の逆を行く」ということです。

今、頭の中に「常識の逆を行く」アイデアがいくつかあります。

どんどんやりたいのですが、なかなか時間をとることが難しい状態が続いています。

「もう少し練りなさい」ということなのかもしれません。

本の紹介45 経営戦略の教科書(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

さて、今日は、本の紹介です。
経営戦略の教科書 (光文社新書)
経営戦略の教科書 (光文社新書)

題名どおり、経営戦略に関する本です。

基本的には、ポーターさんのポジショニング理論を中心とした内容となっています。

私が興味を持ったのは、「講義7 チャレンジャーの戦略」という章です。

以前にもブログに書きましたが、チャレンジャーは、リーダーと同じような戦い方(経営戦略)をしてはいけません。

勝てるわけありませんから。

私を含め若手弁護士は、まさしく「チャレンジャー」です。

弁護士になって20年といったベテラン弁護士と同じような仕事をしていていいわけがありません。

常に新しいサービスを提供しつづけることこそが「チャレンジャー」の使命だと思います。

また、私もいつか「ベテラン」と呼ばれる日が来ます。

その時であっても、決して「チャレンジャー」の心を忘れることなく果敢に新しいことに挑戦していきたいです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

チャレンジャーにとってひとつの大きな武器となりえるのは、スピードです。リーダーはとかく組織の肥大化とともに、動きが鈍重になりがちです。『大企業病』的な症状も表れてきます。スピーディな一点突破は、チャレンジャーの大きな武器となりえます。つまり、チャレンジャーはリーダーの弱点や盲点をつくことが肝要です。従来の『定番』とは全く異なる差別化された価値を創造し、一点突破的にスピーディに攻める。それこそがチャレンジャーの戦略の要諦と言えます。」(104頁)

確かに組織が大きくなればなるほど、一般的には意思決定が遅くなります。

スケールメリットならぬスケールデメリットというやつです。

この点、チャレンジャーは、身軽であることが多いため、自分で決断すればあとは実行するだけです。

協議や決裁などという煩わしい手続はすっとばすこともできます。

スピード命です。 

もう一つ。

「一点突破」について。

チャレンジャーがリーダーと挑む際、全ての分野でいきなり勝負しようとするのはあまりにも無謀です。

まずは、一点集中です。 それでもリーダーに張り合うのは大変です。

自分の強みは何なのかをよく考え、それを徹底的に押し出すというのが、チャレンジャーのあるべき姿だと思います。

若手弁護士のみなさん、私たちは、チャレンジャーです。

お互いがんばりましょう!!

本の紹介44 イノベーションのDNA(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

さて、今日は、本の紹介です。
イノベーションのDNA 破壊的イノベータの5つのスキル (Harvard Business School Press)
イノベーションのDNA 破壊的イノベータの5つのスキル (Harvard Business School Press)

ハーバード・ビジネス・スクール教授で、「イノベーションのジレンマ」という有名な本の著者が書いた本です。

この本の特徴は、題名通り、「破壊的」なイノベーションをいかに行うかという点が具体例を踏まえて述べられているところです。

この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

イノベータは人と違う考え方をするが、スティーブ・ジョブズがいうように、実はつながっていないものをつなげることによって、違う考え方をしているにすぎない。アインシュタインはかつて創造的思考を『組み合わせ遊び』と呼び、『生産的思考の本質的特徴』とみなした。」(47頁)

スティーブ・ジョブズ曰く、『創造とは結びつけることだ』。彼はこう続ける。『創造的な人は、どうやってそれをやったのかと聞かれると、ちょっとうしろめたい気持ちになる。実は何をやったわけでもなく、ただ何かに目を留めただけなのだ』・・・」(52頁)

いい言葉ですね。

「実はつながっていないものをつなげること」によって、新しい商品、サービスが生み出されているということですね。

「組み合わせ遊び」というのも、おもしろい表現ですね。

私は、どこにいても、何をしていても、この「組み合わせ遊び」をしています。

「あ、このサービス新しいな! でも、もうひと工夫ほしいな~。あれと組み合わせるとかなり斬新だな。」などとひとり遊びをしています。

いつも言うことですが、大切なのはここからなのです。

いいと思ったアイデアを実行に移すことをしなければ、単なる妄想で終わってしまいます。

いいアイデアは、実行に移しましょう!!

本の紹介43 ハイコンセプト-「新しいこと」を考え出す人の時代-(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 また一週間はじまりました! がんばっていきましょう!!

さて、今日は本の紹介です。
ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代
ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代

ダニエル・ピンクさんの本です。

以前、ダニエル・ピンクさんの「モチベーション3.0 持続する『やる気』をいかに引き出すか」という本を紹介しました。

ピンクさんの本の特徴は、とにかくわかりやすいということです。

業界の常識をぶち破りたいと考えている若手経営者の方におすすめです。

この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

この時代を生き抜くためには、あらゆる人も組織も、自分たちが収入を得るために行なっていることについて考えなくてはならない。次のように自らに問いかけてみよう。
① 他の国なら、これをもっと安くやれるだろうか
② コンピュータなら、これをもっとうまく、早くやれるだろうか
③ 自分が提供しているものは、この豊かな時代の中でも需要があるだろうか
」(102頁)

いかがでしょうか。

①と②は、考えやすいと思います。

場所を問わない仕事、誰がやっても同じ仕事、専門家がわざわざやらなくてもパソコンのソフトがあれば誰でもできる仕事は、当然のことながら、価格が安い方がいいわけです。

問題は③です。

③について、ダニエル・ピンクさんは、別の言葉で説明しています。

自分が提供しているものは、豊かな時代の非物質的で超越した欲望を満足させられるだろうか。」(346頁)

この本では、いくつかの例が挙げられています。

弁護士業界で、③とはどのようなことを指すのだろうか・・・と、この本を読んでからずっと考えています。

いくつかのアイデアが浮かんでくるのですが、まだまだ詰めが甘い感じです。

顧客の「非物質的で超越した欲望」とは何を指すのだろう・・・。

もう少し考えてみます。

本の紹介42 インターネットマーケティング最強の戦略(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます さ、さむい・・・
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昨夜は、労災の弁護団会議終了後、同期弁護士と「昭和ホルモン」に行きました

←昭和ホルモンの名物「ガラ揚げ」。 行ったら必ず注文します。

今日は、午前中、裁判が1件、刑事事件の判決が1件入っています。

午後は、浜松の家裁で、離婚調停です 

これで、今週は離婚調停3件目です。

夜は、静岡に戻り、同期の税理士S君と新年会です

今日も一日がんばります!!

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さて、今日は、本の紹介です。
インターネットマーケティング 最強の戦略
インターネットマーケティング 最強の戦略

著者の小川さんは、世界的ヒット商品「プロアクティブ」を仕掛けたダイレクトマーケティングの世界的権威ダン・ケネディさんの日本唯一の代理人だそうです。

なんだかおもしろそうだったので買ってみました。

内容が具体的で、とてもわかりやすい本です。

この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

成功できない人は、新しい知識を得てから行動に移すまでの時間がやたらと長い。
・・・一方で、成功するタイプの人は、十分な情報がなくても、『良い』と思ったことはすぐに実行する。そして、失敗したり、壁にぶつかったりしながら、新しいことを実践に移す。
実際、やってみるとわかるんだけど、やらなければ決して理解できないゾーンというものがある。見たり聞いたりしただけでは理解できない部分があるのだ。ある特定のゾーンは経験からしか学ぶことができない。
そして、この経験から学べる部分こそが、成否を大きく分ける部分なのだ。
」(241~242頁)
 
そう。 そのとおり。

「そこまで考えているなら、どんどんやればいいのに。」と思ってしまうことがあります。

この著者は「完璧主義の罠」という言葉を使っています。

「完璧」な準備をしなければ実行に移せないことを指しています。

もちろん準備は大切です。 アイデアを出し、それが実現するに値するかを考えなければいけません。

しかし、それも程度問題です。 個人的には、「直感」の世界だと思っています。

「直感」を支えているのが、まさに日常生活の「準備」、つまり、いろんなことを考えるということなんだと思います。

情報Aと情報Bが、ばらばらの情報としてインプットされており、ある日、情報Cに出会った際、これに情報Aと情報Bを組み合わせれば、新しいサービスになるのではないか、と「直感」的に思うことがあります。

それは、日常生活において、情報A、B・・・といったものに意識して触れているからなのだと思います。

これこそが「準備」だと思うわけです。

どうでしょうか?

本の紹介41 「超」一流のサービス50のヒント(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

さて、今日は本の紹介です。

思わず誰かに話したくなる「超」一流のサービス50のヒント
思わず誰かに話したくなる「超」一流のサービス50のヒント

少し前の本ですが、読み直してみました。

以前読んだときに引いた赤線が残っていますが、今回読んだときと線を引く場所が異なります。

2~3年前に読んだときと今では、やはり感覚がかなり違うのだと再認識しました。

この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

お客様の目でビジネスを見つめると、これまで見えていなかったさまざまな問題点が見えてくる。些細なことをないがしろにせず、一つひとつ丁寧に解決策を見つけていくことが、『超』一流のサービスにつながる重要なポイントだ。」(93頁)

言っていること自体は、新しいことではありませんね。

この本の帯にも書かれていますが、

「特別なことはいらない。当たり前のことを100%やれ。それが伝説になる。」

というわけです。

同じ業界の人とばかり接していると当たり前のことが何なのかよくわからなくなってきます。

先日、顧問会社の社長から、アドバイスをいただきました。

同業者からは決して出てこない発想でした。

本の紹介40 コトラーのマーケティング3.0(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

さて、今日は、本の紹介です。
コトラーのマーケティング3.0 ソーシャル・メディア時代の新法則
コトラーのマーケティング3.0 ソーシャル・メディア時代の新法則

コトラーさんのマーケティングに関する本です。

3.0ということで、1.0から2.0ときて、さらにバージョンアップしたということです。

マーケティングは、モノを売り込む「製品中心」の「1.0」、顧客満足をめざす「消費者志向」の「2.0」を経て、「3.0」にバージョンアップしたようですよ。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

忘れてはならないのは、企業は変化を生み出す解決策を単独で提供することを期待されてはいないという点だ。企業は他の企業やステークホルダーと協働しなければならない。」(196頁)

これを士業で考えると、顧客に対して、他士業、他業界と連携してスムーズなワンストップサービスを提供できるように仕組みをつくりあげることなのだと思います。

他士業とのコラボはすでに動き出していますので、今年は、他業界とのコラボを重点的に取り組んでいこうと思います。

銀行、生保会社、損保会社、不動産会社等とのコラボを実現していきたいと思います。

また、新しいサービスの準備ができましたら、発表します。