Category Archives: 本の紹介

本の紹介666 レバレッジ時間術(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
レバレッジ時間術―ノーリスク・ハイリターンの成功原則 (幻冬舎新書)

10年前に読んだ本をもう1度読んでみました。

「レバレッジ」という言葉からもわかるとおり、いかにして効率化を図るか、という内容です。

ゲーム感覚で取り組むとおもしろいですね。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

知識労働社会で求められているのは『時間内はまじめに働く』働き方ではなく、『同じ時間で、より効率的に働く』『同じ時間内で、より多くの成果を出す』働き方です。」(114頁)

私には、『Doing More With Less』というモットーがあります。日本語に訳せば『少ない労力でより多くの成果を』という意味です。・・・この言葉を目にするたびに、『時間を有効に使っているか』『どこかにムダはないか』と自分自身に問いかけています。」(146頁)

いわゆる「できる人」は、とにかく仕事が早いですね。

どうしたらもっと早く仕事が進められるかということを常に考えているような人たちです。

時間が有限であることを知っている人は、無駄をできるだけ省こうと工夫をします。

人生に無駄なことはないと言いますが、本当にそうでしょうか(笑)?

無駄なことをする言い訳に思うのは私だけでしょうか。

意識をしないと、多くの時間が無駄なことで埋まってしまう気がします。

だからこそ必要性を感じないことはできるだけ省き、また、そのような誘いは断る。

Time is money.

Life is short.

本の紹介665 インテリジェンストレーニング(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間がんばりましょう。

今日は本の紹介です。
インテリジェンス・トレーニング (青春文庫)

インテリになるためのトレーニング本です(笑)

サブタイトルは「魅力ある大人になるために」ですから内容はいたってまじめな本です。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

ちょっとパラドキシカル(逆説的)ですが、『自分を表現しようと思ったら、自分のことを言うな』ということがある。つまり、一番疲れるタイプの人というのは、常に自分のことばっかり話している人で、それも、自分だけでなくて、自分の子どものこと、自分の夫のこと、自分の親のこと、自分の会社のこと・・・まずは相手に話してもらうことが肝心です。相手の興味のあるポイントを話題に持ってきて、相手に好きなだけ話してもらう。それをうまく相づちを打ちながら聞く。」(14~15頁)

「話をしていて楽しい」と言われる人の特徴の1つがこれです。

会話のボールを持ちすぎないということです。

卓球やテニスのようにラリーをすることを意識している人は、総じて好印象です。

逆に、とにかく話が長い人、回りくどい人、結局何が言いたいのかよくわからない人(笑)は、話を聞いていて疲れます。

とはいえ、これはプライベートでのこと。

ビジネスにおいては、あくまで相手にできるだけ話をしてもらうように心がけます。

イメージとしては、ボールのポゼッション率は、相手8:自分2くらいがちょうどいいと思っています。

ビジネスにおいて求められる力は、聞く力8割、話す力2割というイメージです。

本の紹介664 使う!論語(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
使う!「論語」 (知的生きかた文庫)

著者は、ワタミの元社長の渡邉美樹さんです。

文字通り、論語について著者の考えが書かれている本です。

わかりやすく解説されていて参考になります。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

冉求曰く、子の道を説ばざるに非ず。力足らざるなり。子曰く、力足らざる者は、中道にして廃す。今汝は画れり。
ー孔子の弟子である冉求が言った。『私は力不足で先生の説く生きかたを実行するのが難しいのです。』孔子は言った。『力の足りない』者が、途中で挫折して中止することになるのはやむをえない。しかし、今の君は、自ら見切りをつけている」(72頁)

できないと考える人の多くは、力がないのではなく、やる気がないのです。

単につらい、面倒くさいからやりたくないだけなのです。

でも、そうも言えないので、もっともらしい「できない理由」を言っているにすぎません。

人間は、できない理由、やらない理由を考える天才ですから(笑)

やらない、途中でやめる理由なんて10個くらい簡単に思いつきませんか?

ジム、英会話、ダイエット・・・何やっても長続きしない人はだいたいそうですよね。

物事を継続するコツを知っているかどうかだけなんですけどね。

本の紹介663 人生を変える習慣のつくり方(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
人生を変える習慣のつくり方

習慣の重要性を知っており、習慣の作り方を知っている人にしてみればいまさら感はありますが、習慣の作り方に知りたい人にとってはとてもいい本です。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

人は目標をもって行動する人の影響を受けやすい。それにより、他人の習慣をすぐに自分に取り入れようとすることがある。だから、自分の手本としたい人の近くにいることが自分のためになる。他人の影響は、あなたが思う以上に大きいこともあるのだ。」(350頁)

「自分の手本としたい人の近くにいることが自分のためになる」

まさにそのとおりです。

人は良くも悪くも近くにいる人の影響を受けるものです。

だからこそ可能な限り「この人のようになりたい」と思う人と近くにいるべきなのです。

その人の考え方や習慣を近くで感じ、影響を受けまくるのです。

本の紹介662 人生ドラクエ化マニュアル(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今日も一週間お疲れ様でした。

さて、今日は本の紹介です。
人生ドラクエ化マニュアル - 覚醒せよ! 人生は命がけのドラゴンクエストだ! -

小学生の頃、よくやったなー、ドラクエ。

勉強もせずに時間を忘れて没頭したなー。

ということで、タイトルだけで買ってしまう典型例のような本です。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

ドラクエでは、敵との闘いに勝った時だけ経験値が増える。一方、人生ゲームでは、経験値の増え方が、ドラクエとはかなり異なっている。具体的には、敵との闘いに勝った時だけではなく、負けても、さらには途中で逃げても経験値が増える。・・・にもかかわらず、負けることを恐れて全く闘おうとせず、結果、一向に経験値が増えず、レベルも一向に上がっていかない人が多い。」(130~131頁)

野球で言えば、三振しようがデッドボールになろうが、打席に立ち続けることが大切だということです。

場数をどれだけ踏むか、そこから何を学ぶかが重要なのでしょう。

三振やデッドボールを恐れるあまり、打席に立たないというのでは一向に経験値が増えていきません。

打率よりも打席数を重視して仕事をすることにより、結果として打率も上がっていくような気がします。

本の紹介661 カルロス・ゴーンの経営論(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
カルロス・ゴーンの経営論 グローバル・リーダーシップ講座

ゴーンさんが経営に対してどのように日頃考えているのかがよくわかります。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

成功している人と失敗している人の大きな違いは、物事がうまくいかなくなっていることに反応できるかどうかです。成功している人達は、うまくいかなくなっていることに対して敏感です。そして、すみやかに反応します。そのため、特に大きな失敗をしないのです。失敗している人は、物事がうまくいかなくなっていることに反応しようとしません。その兆しが出てきても、従来のやり方を続けてしまい、『時すでに遅し』といった状況に陥るのです。」(274頁)

確かにそうかもしれませんね。

うまくいっているときは時代の流れ等も手伝って、意外と何をやってもそこそこうまくいくものです。

問題なのは、潮目が変わったときです。

流れを敏感に察知して舵を切れるかどうかは経営者の手腕にかかっています。

ここで足かせとなるのが「過去の成功体験」です。

「俺はこの方法でここまでのし上がってきたんだ。」という自負があればあるほど舵を切ることが遅れます。

成功体験はとても重要なものですが、時として、自分の判断を誤らせる原因となるため、取扱い注意ですね。

本の紹介660 史上最強の人生戦略マニュアル(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間がんばりましょう。

今日は本の紹介です。
史上最強の人生戦略マニュアル

著者は、米国の訴訟コンサルタントの方です。

帯には「問題がひとりでに解決することは、絶対にない。」と書かれています。

文字通り、人生に関してどのような戦略を持つべきかが詳細に記載されています。

常にかばんの中に入れておきたい素晴らしい本です。

おすすめです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

人生は、見切りをつけたことに対して、見返りを与えてはくれない。・・・私があなたに要求しているのは、自分のためらいを厳しい目で見ることだ。新たな試みや追求に乗り出すのをあなたがイヤがるのには、本当に正当な理由があるのだろうか?それとも、理由のない恐怖に突き動かされて、足がすくんでいるだけなのだろうか?・・・恐怖と闘うのは、霧を袋に入れようとするようなものだ。恐怖も霧もつかみ所がない。恐怖に屈するのは、恐れていた結果に苦しむよりもたちが悪い。」(225~226頁)

著者はこうも言っています。

私たちがいちばん恐れているのは拒絶されることだ。」(224頁)

世間の反応、成果が出ないことなども広い意味では「拒絶」です。

霧のようにつかみ所のない「恐怖」の正体を知ることは恐怖を克服する上でとても大切なことです。

この本によれば、「恐怖」の正体は広い意味での「拒絶」だと。

拒絶されてもよい、と思えることがすなわち恐怖を克服することを意味します。

まあ、別にいいじゃん、拒まれたって。

一日も早くこんな考え方ができた人が勝ちですね。

本の紹介659 手ごわい頭脳(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
手ごわい頭脳―アメリカン弁護士の思考法 (新潮新書)

著者は、米国弁護士の方です。

弁護士がどのような思考をしているのかよくわかります。

米国も日本も弁護士の考え方に違いはないようです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

・・・弁護士はきっと、あたかも同情しているように、頷きながらこの話を聞いている。でも、実際には『雑音排除フィルター』的な本能が作動し、女性の話の大部分を聞き流しているだろう。法律的に有意義なものだけをピックアップすればよく、それ以外の話の内容は雑音としてフィルターにブロックされている。」(95頁)

「女性の話の大部分を聞き流しているだろう」(笑)

聞き流しているというと聞こえが悪いですね(笑)

話の中から解決に必要な情報をピックアップしている、というほうがいいでしょうか。

依頼者とすると、何が重要な情報であるかを判断することは難しいです。

だからこそさまざまな話をします。

その話の中に法的に重要な情報が含まれていればよいですが、含まれていないこともあります。

その場合には、重要な情報が出てくるまで根気強く質問を繰り返します。

重要な情報を依頼者から引き出せるかが弁護士には求められているわけです。

本の紹介658 禅の言葉(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
ふっと心がかるくなる禅の言葉 (コスモ文庫)

タイトル通り、禅の言葉が紹介されています。

読み進めていくうちに「ふっと心がかるくなる」のがわかります。

おすすめです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

木鶏鳴子夜(もっけいしやになく)
虚勢を張ってみせたり、威嚇したり、相手に惑わされているようでは本物ではない、いかにも強そうに見せているうちはまだまだで、どんなときも泰然自若として無為自然、じっと構えていられるのが本物の強さだということです。」(182~183頁)

本当に強いと自分を大きく見せる必要がありません。

見せようとしなくても強いことがわかるからです。

強い人は虚勢、威嚇とは無縁です。

逆に大きなことを言ってる人を見ると、「必死になって大きく見せようとしているんだろうな」と思ってしまいます。

大きなことを言えば言うほど自分の小ささが露呈するのにね。

本の紹介657 「言葉にできる」は武器になる。(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間お疲れ様でした。

今日は本の紹介です。
「言葉にできる」は武器になる。

著者は、電通のコピーライターの方です。

考えていることを適切に言葉で表現できる力というのは、文章をつくる仕事をしている人ならだれもが求められるものです。

文章をつくる仕事をしている人が読むと納得できる点が多い本です。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

『君の立場になれば君が正しい。僕の立場になれば僕が正しい』これはミュージシャンであるボブ・ディランが残した言葉であり、自分の視点だけでなく、相手の立場から物事を考える重要性を的確に表現している。・・・仕事のことならば、自分の上司や部下、同僚、その他にもクライアントや取引先の人に憑依してみる。そして、彼らが何を思いながら働いているかに思いを馳せる。」(128頁)

日頃、事務所のミーティング等でスタッフや同僚に伝えていることがこれです。

どんな仕事でも同じだと思いますが、「相手の立場に立って考える」ことこそがサービス業なのだと思います。

これが自然とできる人もいれば、なかなかそこまで思いが及ばない人もいます。

同じ仕事を見ていても、気が利く人というのは、配慮が行き届いています。

こういう人の仕事を見るととても気持ちがいいですし、「あ、この人、仕事できるな~」と好印象ですよね。

すべては「自分が逆の立場なら、こうしたほうがうれしいな」ということを先回りできるどうかです。

かゆいところに手が届くような配慮のできる人と一緒に仕事がしたいですね。